今日は連休の真っ只中の日でしたが、先生が「連休でも僕は関係ないから~」と言って下さり、私もコロナ禍で旅行もまったく無縁だったので、レッスンへ。
最初に弾いたのは、藤井英一さんの練習本「ステップアップ・ジャズピアノ」から"Day By Day" 聞いた事のある曲ですよね。これは、前回の「朝日のごとくさわやかに」より素直に弾けました。練習もどうにかできて、さて、初お披露目でした。 甘く見ていたらミスタッチをしたり、思ったほどには弾けませんでしたが、先生は「このアレンジは素直でいい感じですね」と「これは、いいんじゃないですか」と私のミスにはほとんど頓着しない感じでした。そして、意外にもあっさりと、「じゃあ、一緒にベースを弾くので、弾いてみましょう」と連弾へ。途中踏み外しそうになり右手だけになったりもありながらも、そのまま切り抜け、結構連弾の体裁がまずまず整い、楽しく演奏ができました。無事、卒業。楽しかったで~す。
次は、藤井さんの編曲のガーシュイン・イン・ジャズから"A Foggy Day" 前回が前半までだったので、今回は後半も練習して全部通しで弾けるように練習してきました。でも、右左がわざと1テンポ早めに出るところも多く、息がつけないほどの(休みなしでまくし立てるように弾くところ)もあり・・・の難関続出のアレンジです。くじけそうにもなりながら、でも、その難しさがチャレンジ精神をくすぐる?
頑張って練習時間を1番とって、長い曲ですが一気に最後まで、音が途中でおっこちても弾き切るようにしました。何か、中距離走のイメージ。息切れしそうな時もペースを落とさず、走りきる!!! 先生が途中で声を掛けかけたようにも思えたのですが、失速すると落ちてしまうので、最後まで駆け抜けました(笑) 「先生も、これは、わざと難しくしている感じのアレンジでしたね。素直に小節の頭で出すようにすると楽だったかもしれませんね」としきりに同情して下さいました(苦笑)。「変えてしまったところもあるのですが、少しは~と思って練習のつもりで残しました』と私。「左につられて右が崩れたりするところもあったけれど・・・まあ、これはここまでやれればいいんじゃないかなぁ」と先生。「確かに、頭では分かっているが弾けない部分というのもあるし、これ以上は難しそうです。指の練習とか、ジャズ風の音の取り方には訳だったので・・・」と、私自身もある程度まで頑張ったので、自分から終了宣言。次は他の曲へ移ることになりました。
さあて、と言うわけで、ほとんど弾き直しをしないで2曲がホイホイと進んできたので、今日は3曲目に到達した時間が、想定よりだいぶ早くなりました。
さあ、3曲目はというと、前回”INNER GARDEN"のPART1を卒業したので、新曲を頂く話になりましたが、「アレンジ物は歌手といっしょに演奏したりで主旋律が書いてないのが多いのですよね。だから、すぐ渡せる楽譜がないかも」と先生。「残っているのはアレンジ曲になると思うけど、僕のアレンジリストをメールで送りますから、その中から弾きたい曲を言ってくれたら、その楽譜を送るようにしましょう」ということで、前回はレッスンを終わり、その日の内にメールでリストを送ってもらいました。そこから、数曲の弾きたい曲の候補を選んで先生にお返事。
翌日には「では、まずはCarol King "Will you love me tomorrow" で行きましょうとの返事があり、その2日後には歌手の歌う主旋律をピアノで弾きながらどんなコードで演奏したらいいかの楽譜と、先生の模範演奏動画も見られるようにして送って頂きました。
それで、ここまでして頂いたからには、こちらも応えないと頑張っては見たのですが・・・。でも、動画では、私がいつも模範演奏を撮影するようには、はっきり先生の指の動きとかまでは写っておらず、コード譜と先生の模範演奏の音をたよりに、どうにか譜面を作ってみたものの、全部弾けるようにはなりましたが、何か決定的に違う!?!? 自分の演奏では、どうも「音楽になっていない」自覚が、ありました(苦笑)
それで、「弾けたには弾けたのですが、どこか全然違うような感じなんです」といいおいてから弾いてみました。弾き終わって、先生の第1声は、「弾くのが速すぎますよ。もっとゆったりと弾かないと・・・。あと、16ビートというか、細かい音を入れすぎているから、違う感じになったのでしょう。もっと歌に合わせて弾く感じに、メロディーをあまり変形しないで弾くのでいいんです。かえって。右手はもう書かれた譜面のメロディーをきっちり弾く方がいいかも」(やっぱり、どうも違っているとは思っていました)「音は、コードの理解とかは、間違ってないんだけれど・・・」それで、先生が再度模範演奏を弾いて下さることになり、今度はいつものように両手がしっかり写るように録画させて頂きました。しきり直しです。
メロディーを奏でる。難しいですね。弾く→音楽を奏でる の間の深い谷を感じました。
そして、先生に、「実は今度あれこれ古いWalkmanに溜まっていた録画された音源を聞いていたら、懐かしい曲がいっぱい出てきて、それをまた少し思い出して弾いてみることにしました」と伝えると、「ああ、それいいですねぇ。そういえば、他の生徒さんに”Eternal Circle"のアドリブ部分をしっかり知りたいと言われて、楽譜にしたのですがあるのですが、ほしいですか?」というので、「ほしいです!!!」というと、プリントしてきて下さることに。
そこで、待っている間に、今日はまだ練習不十分で弾くにはいたらなかったものの、楽譜を持ってきていた"Semi Forgotten Dream" の私が先生のアドリブを真似て楽譜にしたところを、なにげに取り出して弾きながら待っていると・・・ 先生が戻ってきながら「今のアドリブ、かなりうまく拾って弾いてましたよねぇ」といって下さいました。 「この前の、”Inner Garden Part 1”の譜起しをした生徒さんみたいに素養があれば、私も先生のアドリブを譜面かちゃんとできて他の生徒さんの役にたてたのかもしれませんが~~~」と残念さをお伝えしました。
先生のアドリブは、その場でどんどん変化していくので、模範演奏の時にもアドリブ部分も弾いて下さるのですが、それはいつもほとんどCDとは別のアドリブになります。過去はあまり振り返ってこなかった先生なので、アドリブをどう弾いたかも、あまり覚えていないケースも多いのです。
でも、CDで聞き慣れたアドリブを再現してみたいという生徒は多いようで、私も昔、一生懸命書けない譜を誤魔化しながら作っては、イントロやアドリブを譜にしていたのです。それが、Semi Forgotten Dream" の譜にも書かれて残っていたという訳です。
”Eternal Circle"のアドリブ譜面のコピーを下さったのも、生徒さんの希望でCDの演奏の時のを先生が聞き直して譜にしたものだそうです。私にも、アドリブの模範演奏まで聞かせて下さいました。さて、次回は、この先生のアドリブつき ”Eternal Circle"にするか?私の先生のアドリブの真似をつけた ”Semi Forgotten Dream"を練習してくるか。でも、どっちにしても、弾き直すといろいろな発見もありそうです。
ここのところは、藤井さんの練習曲を2曲。先生の曲またはアレンジ曲を1曲と3曲のレッスンでしたが、また、少しレッスンで教えて頂く曲数や、ジャズ理論の勉強なども復活してみようかと思っています。勉強って、終わりがないようですね。
今日は、結局、キャロルキングのアレンジ曲の模範演奏に、懐かしい”Eternal Circle"のアドリブ譜とその模範演奏。連弾も楽しくして、充実のレッスンでした。いつも、楽しいレッスンに感謝です~~~。