まずは、いつもの通りに3月~4月にかけての最新の月の巡りをお見せしましょう。
気づきましたか?3月から2月初旬にかけての月の巡り、天気がけっこう微妙で、しっかり姿をみせてくれなかったのを”頑張ってがんばって撮った”ケースがあった感じの巡りだったんです。
4-2(3)とあるのは、月が上る時間が遅くなって、見過ごした訳ではなくて、2日中にはみられずに日付を超えて3日になってみられたものです。そうなると、4日はというと、これも、4月3日の月が沈んで、4日の朝の沈む前の月を捉えているので、月を見損なったのではありません。
見損なったのは・・・(3月28日、31日、4月5日、4月8日~細い未明の月を見逃した)というところでしょうか。日付のつけかたにも工夫がいるんですよね。4日の月は、残念ながら拡大してお見せするのに耐えるほどには鮮明に撮れていません。そのため、見られた事実のお知らせのために入れた感じです。どんな見え方だったか様子を知りたい方はココからみられますよ(ハッキリ写っていませんが・・・笑)
* 4月2日のを実際は4-(2)3としたら、並ぶ順番がPCの判断でどうしても4月1日の前に来てしまうので、日付上は2日ではないのですが、上記の表現になりました。
さて、こんな苦労をしながらも楽しく、勇気や癒やしをもらえるお月見を皆様にご紹介した後は、今月の月のハイライト!!!5月26日の惑星の話題です。
皆既月食が全国のみなさんにみて頂けます。実は、赤銅色の皆既月食の時間がちょっと約20分と短いと天体関係者からはあまり注目度が高くないのですが、私は時間帯が一般の人や子ども達にもいい夜8時前後であること。経過時間が短いことは、一般のひとにはコンパクトに皆既月食が見られる大チャンス。飽きずに、みんなで楽しもう!!!と大声で、いろいろな人に伝えているところです。この皆既月食ではみなさんにいろいろなことを感じて頂きたくて、たとえば、皆既月食から「地球が丸いこと」「地球が自転していること」を是非感じてほしいので、またそれは、26日が近づいた時に別に書いていこう思うのでお楽しみに。この説明が実に難しく、ちょっとこれからどう伝えるかも考えていきます。
それまでは、国立天文台のサイトから、図だけは転載させてご覧にいれておきますので、詳細はココから知りたい方は見て下さいね。下の図をクリックでも、サイトに飛べるようにしました。(赤黒い時が皆既月食の月ですよ)
そして、ここでは、いつものように今月の惑星の様子をお伝えしましょう。
水星: 5月17日をピークに、夕方みえるようですが、水星は暗いし単独ではみつけづらそうです。5月29日に明るい金星のそばでみつけられるかもしれません。
金星: 金星は非常に見つけやすい惑星で、これから年末に向けてさらにどんどん1番星として目立ってくるのですが、今はまだまだ日没後の束の間、低い場所でみつけられるかどうか?29日、そしてその後も、金星はどんどん見えやすくなりますから、その変化も楽しみましょう。反対に、その後の水星は、さらに下がってみえづらくなります。
火星:夕方に唯一頑張ってくれていた火星ですが、以前のような明るさはありません。でも、冬の星座たちが西空に沈む中にいます。双子座の近くにいる赤い星、見つけられるでしょうか? 場所はすこしずつ変化するので、国立天文台の「今日のほしぞら」で確認してみて下さいね。
木星と土星:この2つの惑星、いつも一緒にいるわけではないのですが、去年から仲良く夜の空を一緒に行動して私たちを楽しませた上で、場所を交代して、今は未明の空で早起きの方に仲良く並ぶ姿をみせてくれているようです。「ようです」と言ったのは、私は夜更かし派で、早起きは月が早起きして未明に起きないと見られない時だけ限定なので、未明の惑星を見る機会がほとんどないからです。しかも、今の未明って・・・日の出時刻が5時前。木星、土星を見つけるには4時半前に起きないと見られない。これって、「半端ない早起きさん向け」! そして、6月の夏至に向かって日の出は早まるばかり。諦めましょう(苦笑)
となると、今月の惑星の楽しみは、まだちょっと寂しげですね。ただ、半月が木星と土星に近づく5月4日5日は祝日だし、4時起きしてみるとインスタ映えする景色になるかな?未明にお月見のために起きるだろう8日(土)以降?頃から早起きできたら忘れずに木星と土星もみることにしますよ~。そして、夕方の火星?
やっぱり今月のクライマックスは、5月26日の皆既月食ですねぇ~~~~!!!!カレンダーにマークを入れておきましょう!!!