felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

ウクライナ侵攻で考える

2022-03-08 14:46:30 | 日記

   ウクライナへのロシアの侵攻は、まさに「国際法違反行為」だ。 ウクライナの喉元を絞り上げておいて、自分に有利な停戦を勝ち取ろうとする行為など、決して許されない。 民主主義的に選ばれた他国の大統領が気に入らないからと言って、他の独立国の民衆の声を無視して(もちろん、自国の国民の合意もなく)、突然ウクライナに侵攻した行為は、「侵略そのもの!」。弁解の余地など、全くない。

   ロシア国内でも、戦争反対の声が上がっているといわれ、その声がもっと大きくなることを私は期待している。だが、日本の大戦中と同じで、報道統制で国民には、ウクライナで住宅などまで攻撃され無実のウクライナの人々に犠牲がでていることや、ロシア軍が原発や発電所を占拠する暴挙が多くの国から非難の声が上がっていることなどを知らされていないようだ。

   若い人達はSNSで知り得ている人もいるようだが、プーチンは法律改正で独立系や外国の報道を押さえ込み、自分に都合の良い報道だけを垂れ流し、これを信じている国民も多いようだ(ココ参照)。プーチンの支持率は、2月の調査で69%。去年の調査より4ポイント上がっているという。(因みに、2014年のウクライナ南部にあるクリミア半島侵攻時にもプーチン支持率が上がったそうだ)

   そのクリミア半島併合の時、住民投票で大多数の賛成を得て併合された事実があるが、「多くのメディアが投票日当日の不正の様子を報道し、セヴァストポリでは、登録有権者数を99万も超える投票数があったことがわかっている。また、ロシア大統領直轄市民社会・人権発展評議会が後日行った報告では、実際の投票率は30-50%であり、そのうちクリミアのロシア併合に賛成したのは50-60%であったとしている国際社会が早々に同住民投票を認めないと発表する中、ロシアは、この住民投票の結果に従って3月17日に両者はウクライナからの独立と、ロシアに併合を求める決議を採択した」そうだ(ウィキのココから)。選挙は、香港の選挙でもそうだが、選挙の実施の仕方で国民の意志をしたものにはならない。

   そん中で、友人とこの問題についてやりとりした時に、「共産党一党独裁の恐怖」として、「党を批判すると突然消されてしまうような国。日本はそのような国になってはいけません」と反共意識をさらに強固に抱いたようなメッセージを送ってきたので、大変驚いた。私は、自分と同じ意見の人だけでなく異論を持つ友人と屈託なく話やメールのやりとりをするのが好きだ。人には人の意見があり、それは尊重すべきだと思うからだ。そして、このメールに私は、今回のロシアの侵略が、「共産主義」ゆえの暴挙と結論づけるのは間違いだ!と返事をした。

   確かに、現在、共産国と言われるロシア、中国、北朝鮮の一党独裁体制は軍備を強化し、他国を脅かし、ひどいというのは、私も彼とまったく同意見だ。だが、民間人に犠牲者を多く出した戦争は、共産主義国だけが起こしている訳ではない。 今、ロシアを非難しているアメリカも、アフガン戦争、イラク戦争、ベトナム戦争・・・他国に米軍を派遣して、「米国への9.11テロの犯人を許さない」「約束に反して核を作っているのは放置できない」などを口実に、多くの民間人の犠牲者を出しながらも他国の領土を攻撃し続けてきた当事国でもある。そして、その米国の戦争に同盟国として、「戦争放棄を宣言した憲法」を持ちながら加担してきたのが日本だ。

   さらに、日本の敗戦した最後の戦争を顧みれば、今回のロシアの侵攻の理由が、「嘘まみれのでっち上げ」であると、自国の反省抜きに簡単に非難できる立場か、知っておかないといけない。もちろん、ロシアの行為を認めることはできないが、日本だって軍事介入の理由を柳条湖事件で作り上げて、国際連盟から脱退し、太平洋戦争へとのめり込んで行ったのだ。よくあるやり方で、ロシアの今回のやり口は日本ととてもよく似ている。自国の歴史認識として記憶の継承が必要だ。日本は、その後孤立を深め、先の見えない泥沼にはまった。だから、友人のように「共産党一党独裁の恐怖」という表現で、他人事のように非難するだけでは片手落ちというものだ!!!

   まして、今、日本で長期政権を維持している自民党がしていることは、どうだ! 歴史教科書から、日本の過去の戦争の説明から「侵略」の文字をとり去り、終戦記念日の談話では「戦争を知らない世代になったので、謝罪はお終いにしよう」といい、アジアとの関係を悪化させた長期政権。軍備費を増強し、米国のいうママに兵器の大人買いを続けた政権。中には、イージスアショアのような自国民を危険にさらす馬鹿な買い物までして・・・。憲法改正で自衛隊を国軍化したい、個人の自由や基本的人権を制限するような非常事態宣言などを盛り込み、「国民を守るために、戦争ができる国に日本をすること」が目指されているのだ。

   そこで、問題なのは、「軍隊」という存在だ

   軍隊を動かすのが、「国民の意志」からかけ離れた「国家=独裁政権や長期政権」によって動くことが危険なのだ。友人もそうだが、まず、軍隊というものが、「国を守るための大事な組織」>と思うことが間違いなのだ!

   <軍隊は国民を守るものではなく、権力者の命令で動くもの>なのだ。

   思い出してほしい、。最近では、ミャンマーのクーデターで、自国民を国軍が殺害している衝撃の映像がニュースに流れたのを。

   兵士の中には民衆に銃を向けることを拒み逃亡したりする者も出たようだが、家族に被害が及ぶことを恐れて命令に従う兵士も多いと聞く。兵士は、命令に従って殺戮の訓練をする職業なのだ。「国民を守るために、自国に攻めて来る敵を倒すために殺戮の訓練をしている」と思ったら間違いだ。今後は、危険な兵士になり手はなくなり、AIに置き換えられていくとも言われるが、そうなると「恐怖はさらに倍加される」。心があるはずの人間の兵士ですら「良心や心を殺して、命令に従うことを強いられ殺戮を行う」それが、兵士なのだ。まして、命令に疑いを挟まないAIの兵士・・・絶句。

  ミャンマーで起きた自国民の殺戮は、他国の話なのだろうか?ミャンマーは元は軍事政権だったのだし、日本の自衛隊や警察はそこまでしない。日本ではそんなことは起こらない?

  ご存じでしょうか?戦中の話になりますが、日本軍も同じことが過去の戦争で起きていました。

  「軍隊は決して民間人の命を守らない」と語るのは、故沖縄県知事・太田さんの言葉(ココから)に、耳を傾けてみましょう。

    

 

  「細川護貞という近衛文麿首相の秘書官が、沖縄戦が終わっていよいよ本土決戦となったときに、大阪の軍司令官が「食料が不足してきたから女性や子供たちを殺せ」という命令を出したと書いているわけです。戦争がいかに大変なものであるかというのを本を読んで追体験していただき、平和というものを大事にしていただきたいと思います」など、語っています。上の写真をクリックすると動画で肉声で聞けます。

   戦争とは何か。世界の人々は、今、国を超えた人々が連帯して、自国政府を正しい速やかな停戦にウクライナを導くために、国連の力を強化して、すべての民衆を守る組織にしていくことが大切なのだ。その力を背景に、ロシア国民のプーチン打倒への力を発揮してほしい!

  情報統制が行われ、米欧のメディアも拘束を恐れ活動停止に追い込まれたようだが、このインターネットで世界が繋がっている現在の状況で、何も方法がないとは、とても考えられない。 プーチン政権が、非道な戦争で他国を侵略していることを、多くの映像と共にロシア国民に、情報発信のプロ達は、あらゆる手立てを使って伝える努力しなくてはならない。

  ウクライナに平和を! 国際社会は連帯して、このロシアの侵攻を止め、停戦させる力になろう。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私を空から助けてくれた月

2022-03-07 21:57:47 | 惑星・天体ニュース

 実は、朝8:29から昇っていたお月様。今日は、病院の付き添いですが、ちょっと大変。明るい空ではまだ見つけられない、まだやや細めのお月様に、(駐車場が便利な入り口に近いところに見つかりますように。長く待合室で待たされずに済みますように)とお願いしたところ、無事にいい場所に車を止めて、そんなに待たされずに診療してもらえました。

 そんなお月様を帰宅してしばらくしてから、青空の中に見つけました。

  

    「お月様、さっきは有り難う。助かりましたぁ~」

    いろいろな事が少しずつ動き出して、私の肩ひとつにかかっていた重みが軽くしてもらえそうです。

    介護保険制度は2000年から保険料の徴収が始まりスタートしたようですが、私の祖父母の時代は、お嫁さんが一人で介護を背負っていたのでしょうか。ただ、今より平均寿命が短く、介護が必要な期間も短く、子どもの数も多かったので、公的な介護がなくてもどうにかなっていたのでしょうか。

    父は介護保険が始まる前に、自分で検査のために病院に行き病院で急死したので、介護されることなく亡くなったので、今思えば大きな身体の父を母が世話せずに済んだのは、父の妻孝行だったように思います。そして、その15年後2010年に死去した母は、敷地内に兄家族がいたので、家にデイケアで作った作品があったりしたので、兄たちに世話になると同時に、すでに介護保険の恩恵も受けていたように思います。

    外国で始まったこの制度が、日本に導入されていて、これから高齢化が進む中、財源は大変だろうと思いながらも、何はともあれ、有り難いと思いました。

    

     月は、そんな我が家を静かにそっと手助けしながら、空をこんな美しい姿で西の地平に向かって降りて行きました。

        <21:03>

         今夜の月の入りは22:17。どんどん色を黄色くさせながら、22:17には沈んでしまったお月様。

         お陰様で、今日も無事に1日を終えられることを感謝します。

         ウクライナへのロシアの侵略はますます激しさを増しているようで、原発を占拠したり、あまりの暴挙に怒りが湧きます。離れた日本にいて何ができるのか。月に祈るのはもちろんですが、ウクライナ大使館が寄付を受ける銀行口座を開いたというツイッターを見たので、ささやかですが、応援の気持ちを込めて送金しました。

        ウクライナ大使館は「日本の友人の皆様! 在日ウクライナ大使館がウクライナへの人道支援のために特別銀行口座を開設して以来、ロシア侵攻による被害者を支援したいという約15万人の日本の方々から寄付をいただいています。3月7日現在集まった寄付金の合計は40億円近くなっています」とメッセージを発信。  さらに「本日、当館は三菱UFJ銀行様にご協力いただき、ウクライナに対して人道支援物資を提供している慈善基金に送金手続きを行いました。ウクライナ国民にとって困難な今の時期にご支援くださいました日本の友人の方々に、心から感謝しています」と連続ツイートしたようです(ココから)。

        

    

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日も月に癒やされて

2022-03-06 20:42:31 | 惑星・天体ニュース

    今日も夜中から忙しいやりとりに明け暮れ、どうにかほっとする暇のないまま時が過ぎた。それでも、ふと明るい空の気配に月が見えるような気がして外に出て見ると・・・

    <2023月3月6日17:09>

    雲がたくさんある中に、月が微かな弧を描いて浮かんでいるのを見つけた。泳ぐように雲の中を動いていくお月様。

    「今日も守ってくれてありがとう。どうにか、やっているから」

    中央の大きな雲の上に細いお月様、みつけてもらえましたか?

    

     日がどんどん長くなってきているのですね。5時半近くでも、まだまだ空が青いです。ご飯を作ったり、用事を済ませる度に外に出てみると、月は高い空からどんどん位置を下げていき、今、このブログを書く前に覗いてみると、もう電線に近づきながら、金色の舟のようになっている姿がきれいでした。

          

      おやすみなさい。お月様。

      今日も無事に過ごせた事に感謝します。どうか、ウクライナ、ミャンマー、香港、苦しんでいる多くの世界の人々に平穏で幸せな日が再び訪れるように、力を貸して下さい。

 

    

    

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しい月の巡りの第1歩

2022-03-05 22:58:24 | 惑星・天体ニュース

   残念ながら、昨日の夕方も月が見られるかと思いましたが、天気が悪く、今月の月の最初の登場は、今日の夕方でした。

  「低い位置にいたら、外に見に出ないといけないかもしれない」と心配しながらベランダに出てみると・・・月はあっけないほど直ぐに目の中に飛び込んで来てくれました。

    

     まで、電線より上にいてくれたので、バッチリ写真に撮らしてもらえました。上の写真では、地球照も見えていますね。そして、ズームしてみました。

       

       ズームしてみると、肉眼で見た印象以上に細く写って見えます。さあ、肉眼で見られる惑星が、みんな朝へと移動していくこん月の夕方の空。お楽しみは、お月様。それから、冬の星座たちというところでしょうか。

       最近は、めっぽう疲れることが多くて、それでも、多くの人に支えられて自分が生きている実感が強く感じられるこの頃です。

       そして、今日からは、またお月様も姿をみせて応援してくれています。頑張らないと。

       そして、私からは、ウクライナの方々に平和な日が訪れることを心から祈っています。

       人を殺して「正義」といえる人間は悪魔です。そんな人の言葉は、誰も信用しません。命を守るのが「正義」です。

       軍隊が国を守ってくれるというのは嘘です。軍隊を動かしているのは、ロシア国民ではない。ロシア国民がプーチンを選んだという意味ではそうかもしれないけれど、国民の意志を越えて権力者のプーチンがロシア軍を動かしているのです。ミャンマーでそうであったように、軍隊とは「権力」の意志に従って行動するものなのです。沖縄戦でも、沖縄の人たちの命を守るのではなく、逆に集団自決に追いやった例があると聞きます。命令に従って戦闘したロシア兵にも多くの戦死者が出て、ウクライナでは小さな子ども達の命も奪われている。

       許せません! 戦争は、絶対に許されません! 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2022年3月の惑星

2022-03-01 16:18:59 | 惑星・天体ニュース

    少し空気に春の暖かさが感じられるようになったと思ったら、今年も3月。ツグミやメジロにも先日出会えました。

    そして、個人的な話では、2月の惑星の予告を書いていた頃には予想もしない展開が我が家にはあって、そんな中のほんの少し残された時間の中で、今回はこの「3月の惑星」を書いています。日本の人口の多くが高齢化し、本人もしくは家族に介護の必要な老人や病人を抱えている今日。我が家も、もともとだいぶ前から例外ではありませんでした。そして、先日、とうとう本格的介護生活に突入?! 介護保険を受ける申請を出しました。

    そんな日々を、月が静かに見つめて私がちゃんと判断できるように見守ってくれ、友人や家族も力を添えてくれています。みなさん、有り難うございます。うまく乗り切れるように頑張ります。

    まずは、どうにか恒例の前回の月の巡りを纏めました。

    

    冬らしい晴天に恵まれて、しっかりお月見を楽しむことができました。ありがとう、お月様ぁ~!

    そして、「今月の惑星」です。最近のブログで朝に金星と火星、月がそこに加わって素敵な風景を見せてくれたことを書きましたが、残念ながら今日は細い月が最後に見られるかと期待しましたが、見られませんでした。明朝3月2日はさらに難しそうですので、3月2日がこの上の月の巡りの最後になりますが、上に2月28日で締め切り、公表しました。3月3日が新月となります。

    水星: すでに、朝の低い空に水星をみつけた人がいます(「銀河鉄道の月」のココを見せてもらいましょう)。早朝の日が昇る前、東の地平線近くまでがよく見える場所で、目に見えるかどうか、双眼鏡やカメラのズームなどで捉えられる水星を捕まえられるようです。ただし、春になってきたので、空気が冬のようにはいきません。肉眼ではとても見つからないと思います。

    金星: 肉眼でも、向こうから飛び込んでくるほど明るい金星。未明の空で「明けの明星」と言われ、東空で1番明るいので、すぐ金星と分かるはずです。3月20日に向けてさらに見やすい位置にきます。早起きさんは、楽しんで下さい。

    火星: 未明に、見つけやすい金星から、目を落とした下にいた火星ですが、これからだんだん位置が変わり、3月後半には金星の横に並びます。明るい金星に火星や土星を見つけましょう。

     

    木星: 太陽の方向にいるのでみられません。

    土星: 土星も現われ始めています。どんどん下旬に向けて見やすくなり、28日、29日は、上のような賑やか光景が未明の空で楽しめます。特に、この28日29日は細い月も加わるので、寝坊の私も起きて大集合を見ようと思っています。

    残念ながら、夕方以降の夜には、目で見つけられる惑星はいない寂しい3月ですが、未明は惑星達がどんどん賑やかに太陽の昇る前の空で集まります。早起きできる時は、ちょっと東空を眺めて金星を目印にその時の他の惑星の位置を「今日のほしぞら」などを参考に探してみましょう。

    お月様、どうか地球が平和を取り戻すことができますように、ウクライナの人々や虐げられたり、苦しみを感じている人たちに平和とやすらぎの時をお与え下さい。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする