今の時代、値段も安く、日本を平和の道に連れ戻そうとする「力こぶ」を感じる東京新聞を応援するために、このカテゴリー「東京新聞を応援」を作ったが、そうは言っても他にもよい記事を書いた新聞はお知らせしようとここに書きます。
朝日新聞の1月8日~10日に載った「深流 安倍氏銃撃から半年」という3回シリーズ。これも読み応えがあった。というか、特にこの8日の記事は、警察が、国政選挙を2日後に控えて、統一教会の名も聞いていながら、特定名称をどうするかの判断をした様子など、これまで聞いてない情報が入っていて興味深かった。あのとき、すべてを聞いたままに警察が公表していたら、選挙結果は大きく違っていただろう。
これについては、記事が大きくスキャンしづらいのと、ココでだいぶ読めるので、詳細は、1月8日の朝日の記事を直接読んでほしい。
2回目は、1月9日<「安倍派の問題」首相は見誤った>と1面では扱い、さらに、3面で<接点「全員実名」貫けず>のタイトルで、」なぜ、自民党の対応が後手後手に回り、山際大臣や他の議員の隠蔽、ごまかしが報道を後追いするカッコの悪さを露呈する羽目になったのかの顛末と、茂木氏が「名前は報道されている人だけ公表すればいいのでは」とか首相の足を引っ張り、世耕氏も「議員本人がより意思を持っている行動」を公表してはどうかなど、さらに足をひっぱり、党内の圧力に押された様子。12月10日の閉会までこぎ着けると、首相も「一つの区切りはついた。問題の本質は被害者の救済だ」と問題を教団の解散命令請求にもっていって、自民党の旧統一教会との腐れ縁、広告塔になった事にはホッカムリ、「各議員が点検し、説明すべき」と個人の責任にして、選挙で「教団票」を差配までしていたと証言されている安倍氏の調査はまったく手をつけていないことを読者に再度思い出させてくれていた。
3回目の今日は、<無理解 宗教2世の失望>「やめられるなら、とっくに」というタイトルで、統一教会の2世の方が、教会が、解決策として、教区長68人のうち20人を2世信者にするというのは解決にはならず、法律の制定も2世では「自らの被害に気づきにくい未成年が救われない」ということ。もし、2世の人がそばにいたら、常識的な答えや正論をいうよりまず、受け止めてくれる課程に癒される~などの声を伝えている。
今日の朝日ではふるさと納税について、「税収のはずが・・・消える寄付金」として、ふるさと納税で経費が46%で調達費、送料、仲介サイトにいくお金が負担になっている状況を伝えていて、これまで、テレビの宣伝をみては(こんなに宣伝をしていくら仲介手数料をとっているのかなぁ~、寄付になっているのか?)と疑問視していた私には納得の記事でした。
さらに、ついでに、伝説を生んだ、道ばたの「歩兵」 小2から通った将棋道場、席主が見つめた羽生善治の半世紀
も羽生さんの師匠が電気工事の仕事をしていて、ふと道ばたに落ちていた「歩兵」を拾わなかったら、羽生さんは家の近くに将棋道場がなく、将棋の道に進まなかったかも?という人間の不思議な巡り合わせを感じるいい記事でした。
けっこう、朝日新聞も頑張っていますね。よい記事を競って出してくれるなら、他の新聞でも応援します。