4月6日の東京新聞に「旧統一教会X地方政界」という見出しで、首長・議員3800人の統一教会との関係をDB化したという宗教2世「もるすこちゃん」の公開した議員データベースについての記事があった。
正直、独自に調べるというより、これまでの報道で表にでたデータを纏めたもので、無回答の議員が多いので予想したほどの力にはならないかと残念に思ったが、ちょっと見づらいサイトだが、その統一地方選挙のために設けたサイト(ココから)をみて、見捨てておけない重要なメッセージのひとつが、このブログのタイトルの「広島市議会、旧統一教会との決別宣言を否決」のニュースだった。
さっそく、広島市議会の記録から調べてみた。すぐ見つかった。
1番下の決議案「世界平和統一家庭連合及び関連団体と一切の関係を断つことを宣言する決議案」が、確かに、否決されていた。(画面クリックで広島市議会の画面で確認可)
△の下が読みづらいので拡大してみると、反対6退席1と書いてあった。つまり、本案に否決したのは、「自民党・市民クラブ」と「自民党・保守クラブ」の出席者の内の1人を覗く全員と「公明党」、「ひろしま清風会」(党派は不明)、「清流クラブ」(自民党*ココから確認)。
自民党と公明党の議員によって否決されたことが分かる。
オカシイじゃないか。岸田首相は、旧統一教会との決別宣言をしたのではなかったか?と思う方。良く注意してほしい。
自民党改革実行本部(本部長・茂木敏充幹事長)は10月6日、総会を開き、「旧統一教会および関連団体と一切関係を持たず、社会的に問題が指摘されている団体とも関係を持たない方針について、所属国会議員に順守を求める」とするわが党の基本方針を、ガバナンスコードに反映させ、党所属国会議員や都道府県支部連合会に順守を徹底していくことを確認しました。(自民党サイトのココから)
国会議員に順守を求めただけだから、地方議員にいいということだった。ということは、のっけから、地方議員には手をいれる気持ちがなかった自民党。早くもみ消したい思いが、ここにすでに表れていた!!!
東京新聞が、当時この自民党の旧統一教会の取り組みのオカシサを簡潔に下のように纏めていた。
まさに、これだ!!! 1番深く統一教会と祖父の岸元首相時代から縁をもっていた安倍氏が死去を理由にまったく調査の対象外とされたこと。細田議長も議長ということで対象外とされ、批判をあびて出したレポートはA4の紙1枚、批判を受けても追加2枚!?(ココから)
共同通信社は2023年11月、全国の都道府県議、知事、政令指定都市市長を対象に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係を尋ねるアンケートを実施した。教団や関連団体などと接点があったとした都道府県議は少なくとも334人、うち自民党が8割を超えた。知事は13人、市長は9人だった。自民は所属国会議員の半数近くに接点があったと発表したが地方議員は調査していない。教団側が地方政治にも浸透している実態が明らかになった。来春の統一地方選で焦点になりそうだ。
と去年書いていたが、このことを統一地方選前に、今、マスコミも声高にこの事実を伝えていない。一部が、最初の宗教2世のサイトについて書いているくらい?
報道が提示して選挙期間中に纏めて発表すると、選挙に妨害として公平性で追求を受ける?では、あなたが、自分の投票しようとする候補に確かめてみるしかありません。確かめましょう。街頭演説で直接きいても、選挙事務所に問い合わせるのでもいいでしょう。
みなさん。多くの宗教2世の貧困や苦しみが明らかになった統一教会問題、忘れていませんよね。韓国を敵視するような発言を一方でしていた自民党が、実は韓国に信者が多額の寄付をさせられていた宗教に、首相を筆頭に多くの議員が広告塔の役を果たして活動を支え、その代わりに選挙活動で支援を受けていた事実。
そんなご都合主義のやり方を白日の下に晒されながら、ごまかしにこそ腐心して、結局処分されて党を除名した人いましたか?地方議員は調査もせず乗り切ろうとしているのを許していいのですか?
明日は最初の地方選挙の投票日。あなたの投票する議員。大丈夫ですか?嘘をつき、不味いことにはさっさとフタをして、やれ「軍備拡張は急務だ」といい、支持率が下降すると途端に「異次元の少子化対策」といいだし、それに予算がいくらかかり財源の当ても言えないのに口先だけでリップサービスをいう党、そんな党を国民の半分近くが支持し続ける日本で大丈夫でしょうか。お金は、リップサービスした政治家が自分の給料を減らして出してくれるのではありません。自分たちの給料は、通信費問題で上乗せしていたのに、結局減らしていませんよ! お金は、増税か、社会保険料の値上げか、結局払うのは国民です。法人税を上げる?ソフトバンクが法人税を払っていないこと知ってますか?日経新聞にも書かれている事実ですよ。しっかり、この国の今を直視してみましょうよ。いま、考えないともう手遅れと、このブログではずっと伝え続けてきました。
統一教会問題の責任の取り方もあいまい。自党が中心に進めてきた原発事故の反省もあいまいなまま、核ゴミ処理問題の目途がたたないのに原発再稼働と言っている党を選びつつけて大丈夫でしょうか。まずは、ストップをかけましょうよ。オカシイと国民が思っていることを伝えましょうよ。