あけましておめでとうございます。
昨年1年間、「子育て日記」をご覧いただき、有り難うございました。
この春、おかげさまで絵理子さんは大学を、有紀さんは中学を、くるみさんは小学をそれぞれ卒業いたします。
絵理子さんは、このところ卒業論文制作の傍ら、OG訪問以来お世話になっている山口営業所に夏休みから今も、時間の許す限り研修に出かけているようです。最近は電話を取っての接客も行っているそうです。
昨年末のインドネシア・スマトラ島沖地震では、犠牲者が出たことに胸を痛めながら、会社を利用された200名以上のツアー旅行のお客さま全員の無事が確認されたと胸を撫で下ろしています。
いよいよ、春から社会人として新しい1歩を踏み出します。
有紀さんは、夏の学校説明会・体験入学を通して大村市にある橘香館(きっこうかん)という私立高校を第1志望に決め学業に励んできました。入試は今月23日、合格発表は27日です。
今年の有紀さんにきた年賀状に下級生からのものが目立ちました。いろいろと相談にのってやっているようです。中学に入学した頃から将来は臨床心理士として働きたいという希望を持ち続けています。
くるみさんは、姉たちの影響を強く受けています。また、長崎県内に昨年から県立の中高一貫校が2校できたことも彼女の進学についての意識を高めました。
くるみさんは、夏に絵理子さんが卒業した佐賀清和学園の中学校の学校説明会・体験入学に参加し、佐賀清和中への進学の希望を口にするようになりました。つい最近まで私の方は、あまり真に受けていませんでしたが、くるみさんは本気でした。入試は来週6日、合格発表は9日です。
写真は、大晦日にお一人暮しのご高齢者のお宅へおせち料理をお届けしているところです。
2005年1月1日(土)記
30日の夕方、絵理子さんが帰ってきました。
みんなで佐世保駅まで迎えに行きました。
そしてきょう夕方、歳末助け合い募金の補助を受けたおせち料理を、ご自身で料理することの困難なご高齢者のお一人暮らしのお宅・10世帯にお届けする役割を担うことができました。毎年の我が家の恒例行事になりました。
娘たち3人と大晦日の午後、町内会のご高齢者の皆さんのサンタクロースになれるなんて、こんな嬉しいことはありません。
2004年12月31日(金)記
過日、中2の男の子が生徒会の会長に立候補した際、その日学校の昼休みに行なったという「決意表明」を塾の時間、みんなと一緒に聞かせてもらいました。
いかにも形式的過ぎると非難すると、彼は、何を訴えればいいか教えてほしいとノートとシャープペンシルを持って私の前へ座り込みました。
かつて、同じようなことがありました。
当時、ひどい暴力教師がいて、その苦情をしばしば彼らから聞いていた私は、生徒間のいじめ、教師の体罰など、あらゆる暴力を校内から一掃(いっそう)しようなんていうのはどうだと話したところ、立候補した子はそれをそのまま全校集会で演説して、みんなを驚かせました。そう言えば、今度立候補した子は、当時の立候補者の親戚筋にあたります。
このたび生徒会長に名乗りを上げた子は以前「佐々中は潰(つぶ)れるばい」と言った子です。
彼にアドバイスを求められた時、かつて君はこう言ったことがあると、その言葉を彼につきつけて、続けました。今の佐々中はどうだ。もし、君が問題があると思うのならば、何とかしなければと思うならば、その解決に向けて、君は先頭を走るつもりがあるだろうか。推薦入試で合格したいなどという動機からの立候補だったら止めてしまえと。
その時、「生徒会の役員をしとると推薦での合格は間違いないとよ」「おまえ、推薦合格、狙っとるとやろ」等の声が挙がっていたのです。
私の話をメモしていた彼は、やがて納得したように席に戻りました。彼なりの心構えができたのを感じました。
2、3日前、生徒会会長への立候補者は彼しかいなく、信任投票後、彼に決まったと報告がありました。
きょうは、4・5・6時間目、北松浦郡南部地区中学校の生徒会交流会が行なわれるようです。
有紀さんも専門部の委員として出席するそうです。これで3年連続の出席になると、くるみさんにも誇らしげに話していました。
せっかくの子供たちの組織が、彼らの主体的な運営で活性化するようあってほしいと願ってやみません。
2004年12月14日(火)記
先週末から沖縄へ旅行に出かけていた研二くん・絵理子さん家族が今日帰って来たようだ。
一方、友人と北海道旅行を楽しんだくるみさんは今日から仕事に戻っているらしい。
お母さんと一緒の買物から帰って来た糸葉さんは、風呂場でしばし水遊び。
皆それぞれの夏を謳歌している。
学校が夏休みに入り、塾生たちが朝からやって来るようになった。
心身ともに伸び盛りの思春期の子供たちは、真夏の太陽の強い光を柔らかく受け止める庭の落葉樹の緑の葉のように眩いほど美しく生命力に満ちている。
きょうは、くるみさんの12回目の誕生日です。
朝、眠い目をこすって起きて来たくるみさんに、先ず女房どのが「誕生日、おめでとう!」と声をかけました。
続いて、私と有紀さんも「おめでとう!」
くるみさん、来春から中学生です。
大きく、大きく、大きくなあ~れ!
2004年12月9日(木)記
午後、山口に立つ絵理子さんを佐世保まで送っていこうとしているところへ、絵理子さんの母校である佐賀清和学園の校長先生が来訪されました。絵理子さんは、思いがけず、久しぶりに恩師のお顔を拝見することができました。
前回帰省していた折には、来訪されたかつての担任の先生にお会いすることができました。
楽しい高校時代を過ごせた絵理子さん、いつまでも清和学園の恩師とご縁があるのでしょう。
昼食を九十九島に面した「パールシー・リゾート」内にある「ピノキオ」というレストランでピザとパスタを食べました。
このところ、絵理子さんが山口に帰っていくのが決まって月曜日です。日曜日の夜まで家族みんなで過ごし、みんなが学校に出かけている時に私が駅まで送って行くというパターンです。
私は、家族みんな一緒に過ごすのが好きですが、家族それぞれと2人で過ごす時間も好きです。きょうも絵理子さんと2人で食事をしながら会社のこと、仕事のこと、結婚のことなどいろいろ話をしました。
午後2時40分、絵理子さんは福岡行きの高速バスに乗り込んでいきました。今度帰って来るのは年の瀬も押し詰まった頃です。
2004年11月29日(月)記