峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

行く夏を惜しむ

2008年08月31日 | 私塾
昨日・土曜日の学力テストと模試で長かった塾の夏期講習会も終わった。
私の塾の夏期講習会はお盆休みを除き、夏休み期間中の月曜から土曜まで毎日行われる。通常の夜間の授業も本人が希望すれば毎日受けられる。昼間2時間半、夜間3時間、特に3年生は部活の試合で休まなければならない日を除き、ほぼ毎日通って来てくれた。そして、それぞれがいろいろと学び合えた。おかげで互いに濃密で意義あるひと夏を過ごせた。彼らに感謝したい。   サンキュ!

土曜の夜は佐々の夏を締めくくる「小浦夏祭り」に出かけた。先日の「おくんち」の説明会を欠席されていた東町の町内会長さんにことの経緯をお話したり、芳ノ浦町内会長さんを含め、互いの町内会の夏祭りを振り返ったり、久しぶりにお会いする方々と歓談したりと楽しいひと時を過ごすことができた。

お祭りも終盤に差し掛かったところで、しばしば意見を交換させていただいているある町議のお1人とどちらからともなく合併に関する話になった。
間もなく祭りが終わったが話は途中、誘われるままいつもの居酒屋へと向かった。それから延々議論は続き、それにつれグラスもすすみ、やがてはすっかり出来上がってしまっていた。
すでに就寝していた女房どのに電話をかけ迎えに来てもらったのがどうやら午前1時半頃だったらしい。

昨日は、ブログを訪れてくださった方が436IP、閲覧数は649PVにのぼり、久しぶりに1,081,711ブログ中895位にランクされたというのに、そのようなことで穴を開けてしまった。
お詫び申し上げると共に、あらためてこのような拙【つたな】いブログを訪れてくださるあなたに感謝申し上げます。

ところが酒席がそこで止まらない。きょうは先の夏祭りの慰労・反省会の日だった。

朝、8時半頃だったかある班長さんからの電話で起こされた。あれっ、女房どのの姿が見えない。買い物にでも出かけたのかなと思ったが、きょうは勤務先の学校の奉仕作業に出かけると言っていたのを想い出した。

食卓には女房どのが用意してくれた朝食が載っているが食欲が湧かない。梨とコーヒーだけいただく。
多少ふわふわ・ゆらゆらしていたが、トイレを済ませシャワーを浴びると、それまでのふわふわ・ゆらゆらが収まった。
それから洗濯を済ませ、正午からの宴席の用意のため公民館へ出かけた。最後に注文していた料理を取りにスーパーまで車を走らせたが、ふわふわ感が残っていた。
もしかしたら酒気帯び運転だったのかもしれない。

酒宴の準備をしている最中、さすがにビールはいらないと思っていたが、宴席が始まると、普段どおり美味しくいただいていた。
結局、正午に始まった宴がお開きとなったのは午後7時を過ぎていた。

今、こうしてこれを記しているが、もしかして酒気帯びブログ?
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大切なものの優先順位

2008年08月29日 | 暮らし
夜10時過ぎ、塾生を送り出し、夜空を眺めながら門扉【もんぴ】を閉め、玄関の施錠【せじょう】を済ませた後「とりあえずビール」から私の夕食が始まる。
その準備をしてくれた後、女房どのは、私の傍で横になりテレビの画面を眺めている。が、たいていほどなく寝息が聞こえ始める。そこから私の相手をしてくれるのはテレビだ。
テレビの無い時代はラジオが人々の心を慰【なぐ】めてくれていた。それは、懐かしい祖母や父の記憶と共にほのぼのとして私の心の深いところにある。

さて、そのテレビだが、このところ先の北京オリンピックのメダリストに関するものが多く目に留まる。偉大なことをやり遂げた人間の人となりをうかがい知るのはそれなりに興味深い。

それにしても「勝てば官軍」が世の習いとはいえ、メダリストばかりを誉【ほ】めそやし、結果を出せなかった者には冷ややかな視線を浴びせるマスメディアの在り方はどうなのだろう。
彼らの思惑を超えたところで、メディアによって醸【かも】し出される空気が大衆の心を操【あやつ】るのに彼らは気付いていないのだろうか。
いや、おそらく彼らはそんなこと知っちゃいない。そんなことより彼らにとって「大切なもの」は視聴率であり売り上げ部数なのだ。そんな所で、異なる「大切なもの」を持っている人間なんて、いやおう言う前に弾き飛ばされるのが落ちだ。

こうして私たちの社会の中枢【ちゅうすう】には、長い物に巻かれた人間だけが数字のみを追いかけうごめいている。

あ~ぁ、着地点が違ってしまった。
また、今度^^
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深浦王位に勝算あり

2008年08月28日 | 将棋
王位戦第5局、あわよくばここで決めてしまいたかった。が、そうは問屋が卸【おろ】さない。
これで我らが深浦王位の3勝2敗、次には決めてしまいたいところだ。

ところで、将棋ファンの間では深浦王位と羽生名人の対戦成績がこのところしばしば話題になっている。今回の王位戦第5局まで44局を戦い、深浦王位の21勝23敗、ほぼ互角なのだ。

この数字が何故話題になるのか、いかにすごいかは、羽生名人と今期A級リーグに在籍する他の棋士との対戦成績とを比較すれば容易に分かる。
羽生名人からして対森内九段戦が54勝43敗、対谷川九段戦が95勝62敗、それ以外はなんとダブルスコアなのだ。
何せ、羽生名人の通算勝率はここまで約7割3分、他のA級棋士が6割から6割8分台というのだから羽生名人の強さは圧倒的である。

ところが、そこに深浦王位のタイトル防衛の可能性をみる。
つまり、これだけ勝ちまくっている羽生さんにとって対戦成績が5分というのは、感覚的には大きく負け越しているのに等しいに違いない。

玲瓏【れいろう】の境地を目指すという羽生名人だが、第6局、あるいは最終局へと戦いが進み、勝負を意識したとき、果たしてその心境は、あくまでも透き通り、曇りないものであろうか。
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彼は何故 政治家を目指した

2008年08月27日 | 暮らし
太田農水相の秘書宅は「事務所」 団体経費2346万円(朝日新聞) - goo ニュース

どう言えばいいのだろう。
呆気【あっけ】にとられたというべきか、怖いというべきか、不気味というべきか、はたまた憐【あわ】れというべきか。

閣僚の事務所費問題は先の安倍内閣を崩壊に追い込んだ。閣僚を要請されたとき、それは太田農水相の脳裏を掠【かす】めやしなかったのだろうか。いや、きっと掠めたに違いない。おそらくは、松岡元農水相の自殺も赤城元農水相のあのバンソウコウ姿の痛々しい記者会見も彼の脳裏には浮かんだことだろう。

それでも、彼は閣僚のポストに就【つ】いた。いったい何故?

記者会見の席上、彼は「まったく問題はないと思っている」と胸を張り、辞任の意思を問われると「そういう質問は理解できない」と語気を荒げた。
しかし、その一方、表情は終始硬く、時折、弱々しい小声となり言葉を濁した。

「平然と同じようなことをやり続けていたことが理解できない」とある政治アナリストがコメントしていたが、私には彼の気持ちが分かるような気がする。

例えば、良心の呵責【かしゃく】を軽々と乗り越えさせてしまうような私たちの心の在り方が問われている。
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決戦のとき

2008年08月26日 | 将棋
朝、連合会長から出てきてくれないかとの電話で、もう1人の副会長宅へ出かけた。

佐世保市長のラブコールを受け、ここにきて合併問題が再燃している。
町長が「時期尚早、当面単独運営」と答えたのに対し、町議会の一部の議員がこれを不服として「佐世保市との合併を考える議員連盟」なるものを立ち上げた。これに呼応するように前町長の言動も活発化している。
なんとも唐突で、相変わらず町民不在といった感は否めない。

そこで、町内会連合会独自で勉強会を始めようではないかとの連合会長からの提案だった。
初めに合併ありき、あるいはその逆というような立場からではなく、私たちは合併について何も知らないではないかという観点から、この機会に能動的に合併について勉強しようということだ。
3人の考えは一致し、先ずは役員会に諮【はか】ることにした。

この夜は町内会の定例班長会が開かれる日、午後の夏期講習が済んだ4時から、そのための資料をそろえレジュメ作りに励んだ。

夜の授業は塾生に1時間の自習を頼み、7時から集会所で班長会を開いた。9月から10月にかけ、行事・活動が目白押しである。みんなで気持ちを合わせ、力を合わせ、楽しく乗り切りたい。

8時過ぎに教室に戻り、塾生と向き合った。彼らが愛おしい。

ところで、将棋・王位戦第5局がいよいよ始まった。ここまで我らが深浦王位の3勝1敗、タイトル防衛に王手がかかっている。
先ほど、ネット中継の画面で指し手を追ってみたところ、すでに駒がぶつかっている。明日は朝から激しくなりそうとの立会の小林九段の談話があった。

先の佐世保・万松楼の前夜祭で羽生名人と言葉を交わしてしまった。そう「交わしてしまった」のだ。そうでなくても「羽生さん、負けろと」は思えなかったが「ガンバレ・フカウラ!」と思うとき、羽生名人の笑顔が思い出される。

でも、ここは心を鬼にして「ガンバレ、フカウラ!」
あぁ、羽生さんのあの笑顔が…。
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青天の霹靂【へきれき】

2008年08月25日 | 町内会長
昨日午後2時から、各町内会の会長と氏子総代が集まり「おくんち」の打ち合わせ会が開かれた。
会の後は酒宴になるので、いつものように女房どのに車で送ってもらい15分ほど前に神社に着いた。
社務所に入ると、すでに大方【おおかた】おそろいだ。いつもの席に座り、周囲のみなさんと雑談を交わしていたが、隣席の浜迎の町内会長さんが「西町が外れとるよ」と、この日配られた資料の中の「おくだり」の道順が示してある地図を見せてくださった。
驚くことに、旧来の「おくだり」の道順が一部変更され、お隣の東町町内会と我が西町町内会を省くショートカットの順路になっているではないか。

間もなく会が始まり、宮司【ぐうじ】から順路ついての説明が行われた。それによると「おくだり」の休憩所となっている隣接する芳ノ浦町内会の集会所が新築移転したことから、私たちの町内会を通るといったん引き返さなければならず余計に時間がかかってしまうということと、急な坂道があるという2点から、いっそショートカットしようということになったようだ。

とてもじゃないが、この提案を黙って呑むわけにはいかない。「おくだり」が通るのを毎年楽しみにしている人がたくさんいらっしゃる。どの面【つら】下げて町内会に帰れるだろうか。
議長の「ご質問のある方は」の発声ももどかしく手を挙げ、私たち町内会に住む者がどんな気持ちで「おくんち」に協力をし、「おくだり」を楽しみにしているかをお伝えし、なにとぞ町内会を通っていただくよう一同に理解を求めた。

私の発言の直後、木場町内会の氏子総代さんから賛同する旨の発言をいただいた。木場町内会は「おくだり」が通らないのにだ。後に「あれが効いたよ」と執行部のお1人が言われた。
折衷案【せっちゅうあん】なども出されたが、最終的に私の主張は受け入れられ、執行部の提案は撤回された。

その後の酒宴で私は徳利【とっくり】を提【さ】げ諸先輩方の席をお礼にと回ったが、順路の変更には表向きとは異なった理由があったことをある方に伺った。
ともかくそのことを含め、今回のことを通して、つくづく日頃のお付き合いの大切さを感じた。
酒席も最後まで残り、連合会長に誘われ、もうお一方の副会長と木場町内会の氏子総代さんと4人で2次会に出かけ、結局3次会までお付き合いした。

先ほど、帰宅した女房どのによると11時ごろタクシーで帰宅した私は「久しぶりに酔っ払った~」と言っていたそうだ。だが、酔っ払っていたのだから、もちろん記憶にない。
相変わらず私は能天気な日々を過ごしている。
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地蔵祭り

2008年08月24日 | 町内会長
昨夜は、お隣の東町町内会の「地蔵祭り」にお招きをいただき出かけてきた。
今年で45回目を数える伝統的なお祭りなだけあって、町内会のみなさんのお祭りにかける意気込みが自然と伝わってき、私も誘われるまま「○×クイズ」や「ビンゴゲーム」に興じた。

体調を崩され、しばらく休養をとられていた町長と隣り合わせたが、すっかり回復されたご様子だった。
町内会の「広場」の件、合併問題について、清峰高校野球部の活躍について、吉田監督と清水部長を通してよき指導者とはについて等々、話を交えさせていただいた。

前日まで大雨で、お隣の町内会のお祭りながら、その準備・開催を心配していたが無事できてよかった。おかげさまで、私たちの町内会の夏祭りを考える上で参考になる点もいくつかあり、楽しい夏の夜のひと時を過ごさせていただくことができた。
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牙を研ぐ

2008年08月23日 | 暮らし
このところこちらは不順な天候が続いている。今朝もどんよりとした空だ。時折小雨が降っている。隣町では激しく雨が降っていたと、たった今、買い物から帰ってきた女房どのが話していた。

昨日は終日雨が降っていたが、午後の夏期講習中の時間にピカッと窓の外が光ったかと思う間もなくドッカ~ンという轟音【ごうおん】が鳴り響いた。
私も塾生も思わず飛び上がるほど驚くような音だった。きっと、遠くない所で落雷があったに違いない。去年だったか、落雷で集会所のアンプがやられた。

夜の授業時間、昼間の雷の話になった。
話の中で、自宅に雷が落ちたという体験を持つ塾生がいた。彼女の話によると、やはりエアコン・冷蔵庫などの家電製品がやられたという。具体的にどんな風だったのか尋ねると、エアコンが「バキッ」という音がしたと言って笑うので、へぇ~「バキッ」かと、こちらの想像を超えた擬音にみんなで大笑いした。
しかし、屋根から落ちた瓦【かわら】が車を直撃するなど、実際は笑えない損害を被【こうむ】っている。

自然は時として私たち人間に牙【きば】をむくかのようだ。あたかも、私たちが彼らを苦しめた仕返しのように。
折しも昨日、長崎県下には竜巻注意報なるものが出ていた。前代未聞の注意報だ。彼らは牙を研【と】ぎ澄まし始めている。
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火災報知機

2008年08月22日 | 町内会長
消防法、及び市町村条例により、すべての住宅に火災報知機の設置が義務付けられたが、私たちの町では悪質な訪問販売業者の横行を未然に防ぐと共に、なるべく廉価【れんか】で購入できるようにと行政の協力を得て、各町内会で希望者・個数を募った後、町内会連合会で一括購入することにした。
ついては、行政を窓口に入札を行うこととなっていたが、昨日午前中、入札に参加を希望していた業者からのものが出そろったので副会長にも立ち会ってほしい旨、会長から電話が入った。

約束の時間に役場に向かうと、すでに会長は到着していた。間もなく、この日、中学校で行われていた小中学生対象の自転車講習会を終えた総務課長と係長が到着し、早速4人立会いのもとに封書を開封し、最も安い価格を提示していた業者から購入することを決定した。

ところで、建物火災による死者のうち住宅火災によるものが67,8%、住宅火災による死者のうち逃げ遅れが原因とされるものが51,4%も占めるという。
そういうことから、逃げ遅れによる死者の発生を防ぐことを目的に火災報知機の設置が義務化されたというわけだ。
ご高齢者や小さいお子さんがいらっしゃるお宅は早目に取り付けられることをお勧めする。

器具の種類はいろいろあるようだが、一般的な品物で、いわゆる希望小売価格が7,8千円するようだ。電池式で取り付けも容易で10年は持つという。
ホームセンターなどでは3千円台から見かけるが品物の程度もある。海外製の粗悪な品物もあると聞くので、よく説明を受けてから購入されることをお勧めする。また、訪問販売で法外な値段のもの買わされたという例もすでに出ているようなので、特に気をつけたい。

私たちの町のように自治会で取りまとめているところもあるようだが、私たちの町内会でも回覧を見落とされているお宅がずいぶん多かった。班長さんにお願いして回覧を2度回したほどだ。自治会長さんなどに問い合わせて見られることをこれまたお勧めする。
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王位戦第5局を前に

2008年08月21日 | 将棋
19日に行われたA級順位戦の2回戦、深浦王位は谷川九段に勝ち1勝1敗の五分の星にした。
折しも王位タイトル戦真っ最中だが、深浦さんにとってA級残留は、おそらくタイトルを守るのと同じくらいの重要な位置付けではあるまいかと察する。

ともかく、早くも混戦模様を呈する今期のA級順位戦において、順位が最下位の深浦さんとしては連敗スタートはどうしても避けたいところだった。大きな1勝だ。

深浦王位がA級順位戦2回戦に臨んだちょうどその日、王位タイトル戦の挑戦者・羽生名人は渡辺竜王への挑戦権獲得を目指し、決勝トーナメントの一方の山の頂点を極めた。
依然、羽生さんの勢いは止まらない。新・羽生伝説のシナリオを幻のものとするのは我らが深浦康市王位しかいない。

オリンピック騒動が一段落した後の26日・27日、王位戦第5局は徳島県の渭水苑で行われる。

ガンバレ、フカウラ!
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