峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

雪の日に

2010年01月15日 | 夫婦
今週は寒い日が続いた。
一昨日は数センチメートルの積雪があった。その日の朝、雪に備え、いつもより早く起床していた女房どのに「雪だよ!」と声をかけられた。すぐに表に出てみると辺り一面銀世界だ。何であれ、非日常の世界は胸が高鳴る。
             
    (目覚めてすぐの頃の玄関横の夏椿の木の枝に積もる雪)                (同じ向きで午前7時頃に撮ったもの)
     
我が家は、国道から少し奥まったところにある。交通量の多い国道に出れば車を走らせるのに問題ない程度の積雪だったが、女房どのは無理をせずバスで出かけた。こんなことでもない限りバスで出勤することはない。車窓からの眺めでも楽しんだらいいとメールした。

しかし、夢のような景色も束の間、昼頃になると家の前の道路の雪もすっかり解けてしまい、午後1時半から開かれた町の民生児童委員協議会の定例会には、普通通りに車で出かけた。

会合から帰宅した後、間もなく女房どのを迎えに車で出かけたが、その頃になり再び雪が降り始めた。走り始めてすぐに車内の温度計は0℃から-1℃になった。去年の佐里温泉での出来事がいやでも脳裏をかすめる。

冷や冷やしながらも事なきを得た。やはり、去年のあの日の気象は特別だったのだ。無事、勤務を終えた女房どのを暖房の効いた車内に迎え入れ、帰途に着いた。
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成人の祝い

2010年01月09日 | 家族
夕方6時、女房どのが予約を入れておいた佐世保市天満町にある「馨【かおり】」という店で、有紀さんの成人の祝いに4人で食事をとった。

美食家の友人が多いのだろう。女房どのは、雰囲気があって美味しい料理を食べさせてくれる店を見つけてきては家族を連れて行ってくれる。
もっとも、私などからすれば、家で女房どのが作る料理を食べるのが一番のご馳走だと思っているが、くる日もくる日も家族のために料理を作っている女房どのからすれば、時にはいい雰囲気の店で、自分のために作ってくれた料理を食べたくなるのは無理からぬ話ではある。

この店も最近見つけたようだが、すでに絵理子さんとは天使が舞い降りてくる前に、有紀さんとは4日、福岡に戻る前にそれぞれとランチをとったそうだ。くるみさんと私は初めてだった。
実は、この夜、夫婦2人で訪れることにしていた。それがくるみさんの思いもかけぬ帰省からこうなった。

趣のある入り口をくぐると、和服姿の女性のお出迎えをいただき、早速個室に通された。
料理を始め全体的に和風なのだが、個室は畳敷きで見るからに堅牢【けんろう】なテーブルと椅子が置かれてあった。

飲み物を問われ、熱燗【あつかん】をお願いすると、杯をいくつ用意しましょうと言う。女房どのは一滴も酒を飲まないが、成人になったばかりの有紀さんはどうだろうかと聞いたが、要らないとのことだった。絵理子さんもだが、娘たちは家では飲まないし、外に出ても私とは飲まない。

美味しい料理だった。ところが、それより感銘を受けることがあった。
お造りが出された際、においが付くからと、それまで使っていた箸とは別に、もう一膳、箸が用意された。また、おしぼりが3度も交換された。

最後の抹茶もよかった。

会計を済ませ店を出る際には、板場のみなさんのお見送りをいただき、さらに、女将とおぼしき方には、すぐ傍の駐車場に止めてあった車に乗り込み、車を出すまでお見送りをいただいた。

店の方のこまやかな心遣いのおかげもあり、楽しい食事会となった。
食事を終え、席を立つとき女房どのが「1回目が済んだね」と誰に言うことなく語った。
有紀さんの成人を祝す食事会、今度は天使も一緒だろう。
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幸せって何だっけ

2010年01月08日 | 家族
正月、春になったら有紀さんの成人のお祝いに、あらためてみんなそろって食事をしようと話していた。
ところが、ひょんなことからくるみさんが帰って来た。今週末は3連休である。そこで、とりあえず4人で食事会を開こうよということになり、有紀さんの差し障りもなく話がまとまった。

午後、くるみさん宛てに小荷物が届いた。絵理子さんからの誕生日の贈り物だった。
12月に誕生日を迎えたくるみさんに、お祝いに何がほしいか尋ねた際、ウォークマンとデジカメを挙げた。2つは買ってやれないよと、私と女房どのからはウォークマンを贈ることにした。
そのことを絵理子さんに話すと「じゃあ、私がデジカメを買ってやろう」ということになっていた。

有紀さんは、佐世保駅着23時22分の電車で帰ってきた。
17時過ぎまで講義を受け、その後、ゼミの歓迎会に出席した後、福岡を発ったという。

思いがけず、家族と過ごす貴重な時間を与えられることとなった。
幸せって、特別なことなんかじゃない。
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くるみさんの流儀

2010年01月07日 | 父親と子
4日、大村に戻ったくるみさんだったが、翌々日の6日には帰ってきた。生徒の1人が新型インフルエンザに罹患【りかん】したらしい。センター試験が控えている3年生を残し、1・2年生はしばらく休みになるという。

くるみさんは12月9日に17歳になった。この4日、その誕生日のお祝いにと女房どのがウォークマンを贈った。
きょうは、居間でそのウォークマンで大好きな音楽を聴いたり、好きなテレビ番組を見たり、いつものようにケータイをいじったりしながら、それはそれは楽しそうに勉強していた。
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消防団魂

2010年01月06日 | 町内会長
午前10時から行われた出初式に出席した。
小雪が舞う中、スーツの上からコートを羽織って出かけた。1年を通して、たとえどんなに寒くてもスーツの上にコートを重ねることはないが、出初式だけは別だ。町内会長になって初めて出初式に参列した際、寒さが骨身に沁みた。寒空の下、1時間半ほどパイプ椅子に座っているのはさすがに参る。

受付でカイロをもらった。元より暑がりで、寒い日の外出でも、たいてい屋内から車、降りてすぐに屋内というパターンなので、まったく寒さ対策を考えたことがない。自宅にも買い置きのカイロがあるのだが女房どの専用で、私は1度も使ったことがない。
そのためカイロを持参することなどまったく念頭になかったが、後でこれに助けられた。

式中、ずっと、舞う雪に気を奪われていたが、佐々町消防団団長の団員に対する訓示が心に留まった。
それは二十数年前の災害時でのこと、若き日の団長の不注意から仲間が激流の中に落ちた。仲間は今にも激流に飲み込まれそうになっている。と、その瞬間、別の仲間がその激流に飛び込み、間一髪のところで仲間を助けた。

団長は、その経験を通し、いざ事に当たるときには細心の注意が必要であること、また、人の命を守るためには勇気が必要なことを学び、その後、それを肝に銘じ消防活動を行っていると穏やかに団員に語った。

彼らは、命がけで私たち地域住民の生命と財産を守ってくれている。団長の訓示は私の胸を打ち、彼らに対する感謝の気持ちと敬意を新たにしてくれた。

式典終了後、各分団は町の中心街をパレードする。他の来賓のみなさんと共に沿道に出、各分団の団員の勇姿に声援を送った。
その後、佐々川で7分団による一斉放水のデモンストレーションが行われた。

行き過ぎた資本主義と政治の貧困が地域社会までをも崩壊の危機にさらして久しい。ボランティアである消防団員の成り手も減少し、高齢化している。
私の住む町内会を管轄する第6分団で、ご商売をしながら親子2代に渡って消防団員を務めてこられているお宅のお父上お二人と話をしたが、お二人とも、ご子息の仕事のことを心配されていた。

尊い消防団員の心意気が大切にされるような社会であることを望む。
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二十歳の吾子

2010年01月05日 | 父親と子
朝から小雪が舞う寒い朝だった。
きょう1月5日、有紀さんが二十歳の誕生日を迎えた。
朝方「本当にやりたいことが何なのか、ゆっくり見つけていこうね」とメールを送っていたが、夕方「ありがとう!しっかり頑張ります」と応えてきた。

有紀さんは、春から大学3年になる。昨年末には所属するゼミが決まった。希望した臨床心理学が専門の教授の下で研鑽を積む。教育実習も始まる。

年末年始、有紀さんは時間を見つけては、くるみさんと机を並べていた。くるみさんには、医師になるという明確な目標があるが、有紀さんは、まだそれを確立させられずにいる。

有紀さんに「悪く言えば、なりゆきでいいさ」と言うと、有紀さんは「なんで、悪く言えばって言うの?私、なりゆきって好きだよ」と笑って返してきた。私は、予期せぬ有紀さんの反応に、いささかひるみながら、思いに、より適切な言葉を探した。
「そう。導かれるようにってことさ」
「ああ、そうだね。それでいく」
2人が現在、生活の拠点としているそれぞれの所へ戻っていく前日の夜、そんなことを話していた。

きょうは、午前10時15分から催された町の成人式に出席した。
有紀さんは、すでに福岡に戻っている。絵理子さんも、成人式には出席しなかった。我が家の子供たちは、このような晴れやかな場所を好まない傾向にある。

成人式後、塾に通ってきてくれていた子供たち、いや青年たちと久しぶりの再会を喜び合い、成人を祝した。

その後、正午から行われた町の新年祝賀会に出席した。しかし、午後1時半から冬期講習が控えており、エンジンがかかり始めたところで中座した。
再び、日常が始まっている。
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ハイボールをやりながら

2010年01月03日 | 夫婦
いつの頃からか、女房どのは大晦日の買出しの際、ビール・ウィスキー・ワイン・日本酒・焼酎と各酒類をそろえて求めてきてくれるようになった。
私が飲兵衛ながら、酒類にも銘柄にもこだわりは無く、しかし、気分で、あれこれ飲み分けることを承知で、さらに、女房どのが求めてきたものに、まぁ、そこそこいい反応を見せるところを、少しは楽しんでくれているのだろう、と勝手に解釈している。

ところで、今回は、まったく驚いた。
日本酒党には垂涎【すいぜん】の的であり「幻の酒」と呼ばれるあの「越乃寒梅」を提げて女房どのが買い物から帰った来たのだ。

帰宅するや否や、女房どのは早速、この幻の銘酒を取り出し、どう?とばかりに私に示した。
私は、情けないことに取り乱し、どうしてそのような高価な酒を買ってきたのか質【ただ】すのが精一杯だった。
今思えば、つまらないリアクションではあった。せっかくの女房どののフリに上手く応えられなかった。

淡麗辛口、さすがに「幻の酒」と呼ばれるほどの銘酒だ。正月2日には一升空けてしまった。研二くんはビール党だから、ほとんど私一人でいただいたことになる。

「いやぁ、さすがに美味いね。もう飲んじゃったよ」と、空になった一升瓶を女房どのに示すと「え~、飲んでしまったの」と女房どの。
「飲むために買ってきてくれたんじゃないの」と返すと「眺めるために買ってきたの」
チャン・チャン!
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囲碁・将棋大会のお知らせ

2010年01月02日 | 将棋
第4回目を迎える「佐々町社協 囲碁・将棋 高齢者・小中高生交流大会」のお知らせです。

1、趣旨 高齢者と小中高生が囲碁・将棋を通して交流を行う。
2、日時 2月13日(土)9:00~13:00
3、場所 佐々町社会福祉協議会
4、内容
 ◇囲碁・将棋とも高齢者及び小中高生に限ります。
 ◇Aクラス(有段者) Bクラス(1~8級) Cクラス(9級以下)
 ◇全員に参加賞あります。
 ◇大会の進行・審判は世話役が行います。
5、参加資格 佐々町在住の高齢者(おおむね65歳以上)及び小中高生
6、参加費 高齢者100円・小中高生50円(昼食【無料】を準備しています)
7、お問い合わせ・申し込み先 佐々町社会福祉協議会(TEL63-5900)

早いもので、この大会も4回目を迎える。今回も私は、将棋の方の手伝いをさせていただくが、毎回、日本将棋連盟佐世保支部長の松山さんと、各種大会でお世話をなさっておられる増本さんの手助けをいただいている。近年、この大会がお二人にお会いできる貴重な機会となっている。
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春風献上

2010年01月01日 | 家族
明けまして おめでとうございます

いいお正月をお迎えのことと拝察いたします。

当方は、天使と共に新年を寿【ことほ】いでいます。

本年も、お付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。
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