前日は和室に新聞紙を一面に敷き、宿題なのだろう絵を描いていた、くるみさんは、昨日から町内会子ども会のキャンプに出かけています。
くるみさんがいないと、女房どのの声が家の中に響きません。
有紀さんも、じゃれる相手がいなくて、なんとなく物足りなさそうです。
きょうは、佐世保で開かれる将棋大会に参加するため、くるみさんはキャンプに一緒に行った友達より一足早く帰らなければなりません。
今、学童農園まで女房どのが迎えに行っています。もうじき「ただいま～！」と元気よく帰ってくることでしょう。
2003年8月23日（土）記
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いつもいる人がいないというのは寂しいものだ。
昨日、くるみさんが四ヶ町デビューを果たしました。
小学５年生での四ヶ町デビューは、我が家の子どもたちの中では最も早い記録です。
有紀さんは未だです。一昨年、昨年と有紀さんと東京に滞在する機会がありました。どこか連れて行こうかと訊ねるもののホテルの部屋でゆっくりした方がいいと言うのです。都会は嫌いだともいいます。絵理子さんも田舎志向です。
四ヶ町とは、佐世保市の中心を走るアーケードの商店街のことです。日本で１番長いアーケード街だとも聞いています。
まあ県北で最もにぎやかな、華やかな場所なのです。
くるみさんは、一昨日、友達と電話で何やら連絡を取り合っているようでした。その後、女房どのに許可を求めていましたが、やがて私のところに回ってきました。
私は、吾子が何かをしてもいいかと訊いてきたらば、先ず、自身でゆっくり考えるよう促します。その結果、やっぱりしたいというのであれば、それが何であれ止めません。
昨日の朝、女房どのは、くるみさんに訊ねられた件について、いいとも悪いとも言わず勤務に出たようです。
くるみさんは、すでに支度を整え、私との最終的な意志の確認を待っています。
「で、行くの？」
「うん。」
「帰りは何時になるの？」
「５時には帰る。」
「何人で行くの？」
「３人。」
「気をつけていってらっしゃい。」
「はい！」
「いってらっしゃ～い！」
「行ってきま～す！」
オシャレな帽子を被り、オシャレなバッグを提げ出かけて行きました。
やがて夕方、５時過ぎ汗びっしょりになって無事帰ってきました。
「ただいま～」
「お帰り～」
「楽しかったね？」
「うん！」
「どこ行ったの？」
「マックと、ちょっとオシャレな店とか、後はブラブラ。」
さぞや、ドキドキ、ワクワクの１日だったことでしょう。
夏休みに入ってからは将棋、将棋で何度か友達と遊ぶ約束がつぶれたことがありました。
昨日は同級生とたっぷり遊ぶことができました。
よかったね。
2003年8月21日（木）記
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信じて、任せる。
私は、そう子供と向き合ってきた。
有紀さんの中学選抜の結果を町広報誌に載せたいので資料等を用意しておいてくれと役場から電話が入りました。
それが、なかなかないのです。有紀さんに写真を探させ、私は大会の資料を探すのですが、どこにいったらや・・・。
間もなく訪ねてきた役場の職員の方を玄関で待たせて、松山先生に電話をして参加人数を尋ねたり、写真はそれじゃ小さいとか、ずいぶん前のだとか、それはもう大変でした。
やはり、整理整頓は常日頃から心がけなければなりません。
2003年8月15日（金）
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相変わらず私は整理整頓が苦手だ。
しかし、子供たちそれぞれの家庭はきちんと片付いている。
整理整頓に限らず、子供たちは、うまいこと私の好ましくないところの逆をいっている。
絵理子さんは、帰省してからずっと有紀さんとくるみさんのものでした。
今日は、午後から女房どのが絵理子さんを誘って２人きりで佐世保へ出かけました。
有紀さんとくるみさんは、留守番です。
夕方、2人は何やら荷物をたくさん抱えて帰ってきたようです。女同士、いろいろな話をして楽しんできたことでしょう。
2003年8月15日（金）記
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姉妹それぞれ、親子それぞれの話があり、家族みんなでの話がある。
姉妹であることを喜び、楽しみ、親子であることを喜び、楽しむ。
有紀さんは、私以外の３人で借りてきたビデオとテレビの録画を朝から晩までずっと見ています。
普段は、夜に録画したビデオを朝早く起きて観ているようですが、絵理子さんが帰ってきているときの我が家は、何だかスペシャルなのです。
なんかこう、フンワカした明るく、華やいだ、ウキウキした空気が漂っています。
みんな、やらなければならないことを最小限にして、ノンビリ好きなことをやっています。
2003年8月14日（木）記
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絵理子さんは不思議な人だ。
彼女が嫌な顔をするのを見たことがない。
いつも笑みをたたえている。
絵理子さんは、人を惹きつけて止まない何かを備えている。
くるみさんは、絵理子さんが帰ってきているので嬉しくて、嬉しくてたまりません。
ただ、有紀さんがいるので３人の関係は微妙です。
午後、女房どのが昨年亡くなったクラスの子の初盆に出かけた後、絵理子さんに食べてもらおうと、くるみさんは、お得意の白玉作りを始めました。時折、有紀さんを呼んできてはアドバイスを求めているようです。
キャッキャッと弾けるような声が台所から聞こえてきます。
夕方、女房どの、絵理子さんも帰宅したところで、くるみさん特製の「白玉とみかん入りかき氷の溶けたもの」が出てきました。とにかく白玉と缶詰のみかんの存在は分かるのですが・・・。みんな一応食べました、有紀さん以外は。
2003年8月14日（木）記
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くるみさんも、有紀さんもお姉ちゃんが大好きだ。
絵理子さんは、朝から隣町のおばあちゃんの家へ帰省の挨拶に出かけました。
おばあちゃんは絵理子さんが大好きです。今か、今かと帰省を心待ちにしていました。
絵理子さん、今日は半日、おばあちゃん孝行でした。
2003年8月14日（木）記
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既に、その頃には私の父は亡くなっていた。
その後、絵理子さんをこよなく愛したおばあちゃんも彼方へ行ってしまった。
そして今、私があの頃のおばあちゃんの立場にいて、絵理子さんの子供たちが訪ねて来てくれるのを今か、今かと心待ちしている。
人は順番に役割を担い、やがて人生での役割を終える。
女房どのと子供たちのおかげで、十二分に父親役を楽しむことができた。
今は、やはり女房どのと子供たちのおかげでおじいちゃん役を楽しませてもらっている。
絵理子さんが、午前９:３０頃帰ってきました。
昨日は、佐賀で高校の同窓会があったそうで、そのまま大親友の竹下さんと『ジョイフル』という２４時間オープンのレストランで夜を明かしたそうです。こういうのを原口さんの言う「オールしちゃった」というのでしょうか。
絵理子さんが居間に１歩足を踏み入れるや否や、あれもこれもいっきに話をしました。
その中で、進路について迷っているというので聞いてみると、マスコミ関係に興味が出てきたが、今、１番なりたいのは絵本作家だと言うのです。何しろ絵本の絵で絵理子と名付けたくらいの子ですから、やっぱりそうかという感じです。
五味太郎さんの影響を受けたといいます。
さあ、どうなるのでしょう。
2003年8月13日（水）記
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世に魅力的な職業というのは様々ある。
先日、「情熱大陸」で製硯師（せいけんし）という職業に携わる方が紹介されていた。製硯とは、書道の際に用いる硯（すずり）を作ったり、修理したりすることを指すそうで、それを生業とする人を製硯師と呼称するようだ
やりたいことを仕事にしている人は生き生きとしている。
純粋に、やりたい仕事を考えていた絵理子さんを微笑ましく、また、好ましく思う。
将棋の順位戦が大詰めを迎えている。
A級9回戦の深浦九段対三浦九段戦が先週水曜日に指され、深浦九段が勝って4勝4敗とした。
この勝利で深浦九段は残り2局の内、1つ勝てば残留を確定することになり、他の棋士の勝敗次第だが2勝すれば優勝の可能性も出てきた。取り敢えず、次の対広瀬九段戦が重要な1局となる。
頑張れ、深浦九段！
師匠に続き、佐々木大地四段も大事な一戦に見事、勝利した。
C級2組8回戦、佐々木大地四段対増田康弘五段戦は先週金曜日に指され、1敗同士の勝負を佐々木大地四段が制した。
これで佐々木大地四段は7勝1敗とし、この日負けた今泉四段と並び、全勝の藤井聡太四段に続き2位タイにつけた。
C級2組の昇級枠は3人だから、残り2つ勝てば自動的に昇級となる。
過日、佐々木大地四段の昇段祝賀会の席上、頑張って昇級するようにと会場のみなさんと共に激励したのだったが、その後、見事に3連勝して1期での昇級を現実のものにしようとしている。
頑張れ、佐々木大地四段！
くるみさんは、もう朝からず～っとふざけっぱなしです。
我が家のやんちゃな豆台風です。もうみんなをず～っと笑わせてくれています。
きょうは午後から４人でお墓参りに行ってきました。
帰りに、スーパーに寄って、夕食は何にしようかという話になったのですが、有紀さんとくるみさんは焼肉が大好き！
結局、今季２回目のバーベキューということになりました。
買い物かごに白玉粉が入っていたのですが、くるみさんのスペシャルメニュー、白玉団子の材料です。お姉ちゃんが帰ってくるので腕をふるうことになったようです。
女房どのと有紀さんは、辟易（へきえき）しているのですが、くるみさんが好意でやろうとしていることなので、むやみに止められません。
女房どのは、やりなさい。白玉を究（きわ）めなさい。白玉だけで立っていけるように頑張りなさい、と励ましの言葉をかけているのでした。
2003年8月12日（火）
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くるみさんは、度々面白いことを言ってみんなを笑わせてくれるのだが、女房どのも負けていない。
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