昨夕4時頃に降り出した雪は、夜の9時を過ぎた頃にはしっかり積もるまでになっていた。
そして、今日。早朝5時過ぎに目が覚めた。昨夜、眠りに就くまで薪をくべていたおかげで寝所は、ほんのり温かい。すぐさま、その薪ストーブに火を入れる。
いい出会いがあり、薪ストーブを昨年11月に設置した。
薪ストーブを備えるためには、いくつかの条件を満たす必要がある。それに適うこの地で暮らす幸運を思う。
薪ストーブに火を入れた後、再び布団に潜り込み、テレビが伝える各地の雪の様子を見聞きしていたが、いつの間にかうとうとしていた。
1時間程そうしていたのだろうか。やがて、キッチンの方から聞こえてくる物音で目を覚ました。
寝床から起き出し、リビングに行き「おはよう」と女房どのに声を掛けると「おはよう。きれいよ!」と庭を望むキッチン横の窓に顔を向けた後、笑顔で応えてくれた。
朝食後、表に出てみた。所によっては膝下まである丈の長靴がすっぽり埋もれてしまうほどの積雪だった。測ってみると30㎝ばかりあった。
子供や犬のように、喜び駆け回る程のことはなかったものの、ときめきを覚えながら、敷地内を歩き回った。
大自然の創り出す造形と色模様に、女房どの同様、心を動かさずにはいられなかった。
大雪で思い出すのは、佐賀県の佐里温泉へ出かけた際のことだ。女房どのと、すぐにその話になった。
調べてみると14年前の出来事になる。その顛末の一部を「佐里温泉雪騒動」と題して、このブログに記している。
今日も、忘れられない1日となることだろう。