峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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行政評価市民委員会に出席して

2024年11月10日 | 移住
昨日、市役所にて午後2時から4時まで開かれた今年度2回目となる「備前市行政評価市民委員会」会議に出席した。
この日の評価対象施策は「防災・防犯体制の強化」と「スポーツ・レクリエーション活動の推進」の2点。

施策に対する評価を行う際、私が重要視しているのは、課題に対して十分な取り組みがなされているか。あるいは成果指標(達成したい目標)に対する達成の度合いはどうかではなく、きちんとした内部評価がなされているか。そして、課題に対する取り組みが当を得たものになっているか。また、成果指標は施策の目標に適っているものかだ。

施策に対する大まかな評価は、事前に届けられた資料により済ませてある。当日、確かめたいのは担当課職員の「やる気」度。
評価対象施策の担当職員を前に、7名の委員それぞれに与えられた時間は限られている。したがって重要と思われる点に絞っての質疑となる。

1つ目の施策・「防災・防犯体制の強化」では、消防団員の確保に向けた取り組みと自主防災組織の組織率向上・防災訓練等の活性化に向けた取り組みを取り上げた。
消防団員の定員充足率は徐々に下がってきている。自主防災組織の組織率も頭打ちだ。その活動も地域間で格差が大きい。
そんな状況にあるにもかかわらず、取り組みは従前からの相も変らぬものだ。これをこのまま続けても課題の解決には到底つながらないのは火を見るよりも明らかだ。全く新しい取り組みを始める必要性を例を引いて説いた。

あらゆる公共サービスを自治体主導で行うことが困難になってきている。市民が主体的に公共サービスの担い手となる「新しい公共」の創出が求められている。

2つ目の施策「スポーツ・レクリエーション活動の推進」では、運動施設利用、スポーツ大会等への参加における機会均等、公平・公正の観点から尋ねた。

私の住む地区は、世帯数が19で40名弱の方々が暮らしている。その中で、健康増進のため3人の女性が隣町・上郡町のフィットネスジム「カーブス」に通っておられる。車で片道15分程のところをご自身で車を運転し、通常コース月額7,920円を支払ってだ。ちなみに当地区から市役所まで車で40分ほどかかる。

当地区を含め、8地区一帯が吉永町三国となる。令和4年の調べで8地区合計で113世帯、119人が暮らしている。高齢化率は55,8にもなる。つまり、地域に暮らす半数以上が高齢者で、後はその予備軍ということになる。
フィットネスクラブ会費8千円程を払える人、自ら車を運転できる人は「カーブス」に通えるが、それ以外の人はスポーツを楽しんだり、健康を維持するためにどうすればいいのだろう。

市の運動できる施設は全て市の中心街にある。各スポーツ教室やスポーツ大会・フェスティバル等も市の中心部で開催されている。施設を利用したくとも、大会等に参加したくても事実上、出来ない市民は、当三国地区だけではなくその他の地域にも少なからずいらっしゃるだろう。

吉永町は20年ほど前、日生町共々備前市と合併したそうだ。地元のみなさんと酒を酌み交わす際、私はいつも申し上げるのだが、町は歯を食いしばってでも単独で生き延びる道を模索すべきだった。そういわざるを得ない程、私たちの地区は取り残されている。

スポーツ・レクリエーション活動の推進に当たり、障害をお持ちの方を含め、全ての市民に対し、機会均等、あるいは公平・公正をどのように担保していくのか重大な課題だと考えるが、いかがかと質した。
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