峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

有紀さんの日曜日

2017年10月31日 | 子育て日記

糸葉さんは、ほんのこの間まで母親以外の誰とも入浴するのを拒んだ。ところが、今回の来遊ではそれが一変している。
昨晩、私との入浴を望んだので一緒に入ることにした。
洗髪の際、ごく普通に頭の上から湯をかけても大丈夫と事前に聞いていた。その通りにしてみたが、思った以上に平気でいるのには驚いた。

昨日まで出来なかったことが今日はできる。
子供が自らやろうとする思いを尊重し、親が指導者がそれを認め、励まし、褒めることで人は、その可能性を高めるのだと考える。

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有紀さんは 今朝810に家を出た
小佐々町武道館での合同練習会に参加するためだ
佐々中・小佐々中・田平中の3校が集まる
2時間ほどの基本練習 その後1時まで練習試合が続いた
終了後 佐々に戻り 「春まつり」を友だちと見学
その後 コンビニでお茶を求め
剣道部の女子部員みなと「ハロー」で昼食(弁当持参)をとったそうだ
しばらくハローで遊び ヤマウチ(本屋)で立ち読み
帰宅したのが夕方500過ぎだった
剣道 どうだった?と訊ねると「自分から攻めて出ていたのは、峰野だけだったと先生から言われた。」と嬉しそうに話してくれた
けがをして精神的につらい時期があっただろう
しかし 3ヶ月ぶりの試合で先生や先輩に誉められて
それもすっ飛んだことだろう

右足の親指にソラマメ大の血豆ができていた
                     2003年5月18日(日)記

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合格の報

2017年10月30日 | 子育て日記

「子育て日記」に登場する有紀さんは当時中学生、時は流れ現在1児の母である。有紀さんの子が糸葉さんだ。

その糸葉さん、前回会った時はお母さんにべったりとまとい付いてなかなか抱っこするのさえも許してくれなかった。それがどうだ。1歳半を迎えた今、母親の傍を離れ、彼女の方から私や女房どのに抱っこをせがみ、散歩を誘う。既に自立への一歩を踏み出しているのだ。ここからは、親が上手に距離をとってやることが子供の自立をよりスムーズなものにする。

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正午過ぎ 有紀さんから電話が入る

受話器の向こうの声が弾んでいる
「おめでとう!!」と私
「ありがとう!」と有紀さん
剣道の検定・一級に合格したのだ

受かるも良し そうでなくても良しだ

昨日 最後におじゃまして スイカやお菓子をごちそうになった
80歳になられるご近所の磯田さんが春まつりに行って来たとお寿司のお土産を持って来られた
有り難いことだ
             2003年5月17日(土)

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将棋と剣道

2017年10月29日 | 子育て日記

昨日はラウンドしながら、また、夜の懇親会・二次会でと役場の中堅職員の方々と久し振りにあれこれ意見交換した。

来遊している糸葉さんが一昨昨日で1歳半を迎えた。既に、こちらの話すことは十分に理解できるようになっているし、決して十分ではないが、「アンパンマン」とか「おかあさん」「あばあちゃん」「おじいちゃん」など、言葉が出て来るようにもなっている。今日は、そんな糸葉さんとのコミュニケーションを楽しんでいる。

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有紀さんは 中学に入学と同時に剣道部に入った
その動機を記した作文で弟15回少年の主張佐々大会の優秀賞をいただき 佐々文化会館の壇上で発表の光栄に浴した
前年の14回大会も「将棋との出会い」という演題で発表する機会をいただいている
つくづく幸せな子だと思う
「将棋」と「剣道」何れも そのものが奥深い魅力を端から持っている
それと出会えるかどうかなのだ
もちろん それを携えているのが将棋と剣道だけではないことは言うまでもない
ともかく 有紀さんは将棋と剣道に出会った
親として その出会いをサポートしてやれたのが嬉しいし 何よりその役割を果たすことができたことを正直誇りに思う
この春から2年生になり 後輩が6人も入ってきたと喜んでいる
大好きな先輩がいて 自分もそうありたいと思うのだろう
この頃は新入部員に教えてやるのが楽しい 後輩の子らが可愛いという
今年の始めに足の疲労骨折がわかり数ヶ月練習ができずに情熱を失いかける時期もあったが 諭しながらきた
6月の中体連にも選手としては出場できないとわかったらしいが 剣道の道を歩み出そうと決意した あの少年の主張で述べたことに向き合わせた
大会に出て試合に勝つことだけが剣道の全てではない
だれもいない静寂とした道場で一人静かに型をなぞる
道場の畳に正座し ただ瞑想にふける
このような稽古ができるスポーツは他に数多くはない
そう諭した

今朝 一級の検定を受けるため出かけていった
受かるも良し そうでなくてもまた良しなのだ
                      2003年5月17日(土)記

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放送委員

2017年10月28日 | 子育て日記

今日は、役場の若手職員が中心のゴルフコンペに参加してきた。
朝から雨模様だったが、何とか1ラウンド回り終えることができた。
この後、成績発表会・懇親会だ。今夜は久し振りに職員のみなさんたちと語り合おう。

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くるみさんは 5年生になり放送委員会の仕事を担当しているらしい

週に何度かの当番があるようだ
今朝は その日だといつもより早く登校していく
その仕事に就くと聞いた日の私との会話
「あの言い方は 止めとけよ」
私は かねがね運動会での子どものアナウンスや学習発表会での子どもの台詞の あの独特の言い回しや抑揚が気になっている

「ふふふふふ・・・」
「もっと違った感じでやらなきゃ面白くないだろう?」
折に触れ言っているのでくるみさん ここは笑うしかないところ
「ハ~イ みなさん こ~んにちは! きょうも げんきか~い!!
みたいな感じ どう?」と私がそそのかす
「ふふふふふ・・・」
笑っている 
どんな調子でアナウンスしているのだろう

                   2003年5月16日(金)記

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ともだち

2017年10月27日 | 子育て日記

小鳥のさえずりしか聞こえてこない。静かだ。
時々、表を散歩する女房どの・有紀さん・糸葉さん3人の笑う声が交じる。
穏やかな秋晴れの昼前。
友人の結婚式に出席するため、次女の有紀さんが糸葉さんを連れて昨日帰って来た。

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有紀さんが昨晩古いアルバムをごそごそ引っ張り出していた
昼間 彼女の部屋にあったそのアルバムを開いてみたら
有紀さんの誕生からの幼い日々の彼女がそこにいた
そういえば 昨日 同じ保育園に通っていた子がもう一人いたことがわかったなどと言っていた
有紀さんが帰宅した際 「相浦保育園の子 覚えとらしたね」と訊ねたら
「いや 覚えとらっさんやった」と言っていた
その子の写っている写真でも探していたのだろうか
                       
2003年5月16日(金)記

                               

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自立への登竜門

2017年10月26日 | 子育て日記

今週末、またもや台風が日本列島に接近するとの予報が出ている。が、今日は雲一つなく青空が広がっている。気持ちがいい。
午前中、3か月に1度の歯の定期検査及び清掃を受けに歯科医院を訪ねた。

2003年5月6日

「ただいま!!」
くるみさんが転がるように帰ってくる
喜びが今にもこぼれんばかりの表情だ
「出かけるの?」
洗面所に跳び込むくるみさんの背中を私の声が追いかける
「うん!今日 社会で調べたとばデイリーのコピーで友達に写してやるっちゃん!」
声が弾んでいる
「えーと、えーと あと何ば持っていかんばやったかね」
あわてている 一刻も早く友達との待ち合わせの場所に行きたいのだ
「ぷるるるるー」電話が鳴る 「りかこちゃんからだよ」
「・・・わかった すぐ行くけん」
「お父さん! 6時に帰ってくるけん」
「車に気をつけてね」
「わかった」
「行って来ます!」
「いってらっしゃい!」

これが最近「デイリーデビュー」を果たしたくるみさんの放課後帰宅した際の様子だ
我が家の三姉妹は まず 小学生での「ハローデビュー」が自立への登竜門となっている  次に中学生での「四ヶ町デビュー」だ
「おねえちゃん」の後を「有紀ねえちゃん」その後ろを「くるみ」がなぞっている 皆 同じような道を通って育っていこうとしている
ただし 「デイリーデビュー」は くるみさんだけのオプションだ

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記すことの意味

2017年10月25日 | 子育て日記

昨日、母校のボクシング部創部90周年記念誌発刊に関し、少し書いてみようと思い立ち、久し振りにブログを開いてみて驚いた。前日、100名を超える方々が当ブログを訪ねて下さっていたのだ。

3か月のブランクを経てブログが再開されたのが嬉しいですと、このブログを通して知己を得たけんじさんにコメントをいただいてから早3か月、その後もほとんど記していないのも同然の有り様だった。それにもかかわらず、多くの方々が当ブログを開いてくださっている。

当ブログで記すことについては、私自身の在り方を確認するのを第一義においている。だが、公開している以上、お読みいただいている方々は様々に受け止められるに違いない。ならば、書いているものに責任を持つ必要があるだろう。だから私は、ネット上でも本名で通してきた。話がそれた。

けんじさんが、当ブログを訪ねて下さるきっかけは「将棋」だったそうだ。やがて、私の「子育て」に興味を持っていただいたとのこと。
偶然にも、けんじさんと長女・絵理子さんとは同じ職場であり、けんじさんは絵理子さんが信頼を寄せる先輩であり、「けんじ」は絵理子さんの夫と同じ名前であり、家族同士で互いの家を訪ね合う程の交流があり、職場の子育てについて語り合うサークルに2人共所属していることなどが後で分かった。

さて、作家・宮本輝さんが「人の役に立てること」と題した文章の中で、詩人・エミリ・ディキンスンの短い詩を引いておられた。

もし私が1人の生命の苦しみを和らげ
1人の苦痛をさますことができるなら
気を失ったコマドリを
巣に戻すことができるなら
私の生きるのは無駄ではない

そして
ひとりで苦しんでいる人たちがたくさんいる。私のひとことで蘇るかもしれない。道に迷って正気を失った若者が倒れている。私の差し伸べた手で立ち上がれるかもしれない。
それだけが、私が人間として生きた証となるだろう。幸せなことだと思う。
と、宮本さんは結んでおられる。

さてさて、かつて「子育て日記」として記したものを明日から少しずつ載せることにしたい。いくらかでも、けんじさんの子育ての役に立てばと願う。

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ありがとう ボクシング

2017年10月24日 | 暮らし

母校日大ボクシング部が創部90周年を迎える。それに際し、記念誌が発刊されることとなった。ついては、予てよりOB会である櫻門ボクシング会の齋藤会長から寄稿をとのお話をいただいていたのだが、1か月ほど前、斎藤会長と梅下監督との連名で正式な依頼があった。

実は、80周年の記念誌発刊の折にも同様のお話をいただいた経緯がある。しかし、あまりにも僭越なことで、その折は丁寧にご辞退させていただいた。
何せ、日大ボクシング部は関東大学ボクシングリーグ戦において優勝30回、全日本大学ボクシング王座決定戦では11連覇を含む優勝27回を誇る大学ボクシング界名門中の名門である。そこから幾多の全日本選手権者や多くのオリンピック代表、プロボクシングの日本チャンピオン、そして世界チャンピオンまでもが輩出されている。齋藤会長ご自身、昭和39年度のフェザー級全日本選手権者でいらっしゃる。

また、現在3度目の黄金期を迎えている母校ボクシング部を率いる梅下監督や、かつて、興南・沖縄尚学高校でボクシング部監督を務められ、数多くの全日本高校チャンピオンを育ててこられた現・東洋大学ボクシング部総監督の金城真吉先輩を筆頭に無数の優れた指導者をも輩出してきている。ちなみに、具志堅用高他、浜田剛史、平仲明信、新垣諭等、後に世界チャンピオンにまで上り詰めた彼らの高校時代の指導にあたっておられる。
さらにさらに、一昨日のWBA世界ミドル級タイトル戦でチャンピオン・エンダム選手を7回終了TKOで降し、タイトルを奪取した村田諒太選手の東洋大職員時代、彼を指導しておられる。
斎藤先輩もそうだが金城先輩も気さくなお人柄で、お話が実に面白い。

このように、数多くのそうそうたるOBがいらっしゃる中、私のような何の実績もないような者の出る幕など本来どこにもないのだ。
10年経ったからといっても僭越なことに変わりはないが、再びお断りするのも失礼かと、分をわきまえないこと甚だしいのを承知の上、今回は敢えてお引き受けし「ありがとう ボクシング」と題し、800字ほどの拙文を寄稿させていただいた。

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