峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

幼な子の手を引きながら虫取りに興じたあの日遠い思い出

2006年07月31日 | 夫婦
気にかけながら、何も記すことができず1週間が過ぎてしまいました。毎日訪れてくださった方に対し、お詫び申し上げます。

連日、報道される殺人・親殺し・子殺し、横領・背任事件等などの暗い世相、世界を見れば北朝鮮問題からイスラエルとレバノンの戦争、せめてスポーツだけでもと思えば、W杯決勝戦でのジダン選手の頭突き事件と、未来に明るい光を見つけられないまま、ただ手をこまねいているだけの己に苛立【いらだ】ち、落ち込んでいました。

  ○セミを追い走り回ったあの頃が思い出となった気付かぬうちに

  ○どっしりと真っ青な空に座り込む空の王様入道雲

くるみさんの最近の短歌です。
くるみさんは小学6年生まで夏休みに入ると毎日、1日に数度、桜の木に来るアブラゼミとクマゼミを捕りに虫取り網を持って裏庭に向かっていたものです。長女の絵理子さん、次女の有紀さんも同じようにセミ取りに興じたものですが、6年生までセミを追いかけていたのはくるみさんだけだったように憶えています。
小学校の3・4年生頃までは連日ビニールプールで遊んでいました。
あの頃が懐かしく思い出されます。
子供の成長は、嬉しくも寂しく、寂しくも嬉しいものです。

私は入道雲が好きです。この夏に入って何度となく空を見上げ、入道雲のことを思いましたが、くるみさんも同じように空を見上げ、入道雲を思っていたのですね。
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虚無【きょむ】

2006年07月22日 | 民生児童委員
来週金曜日に開く地域デイサービスの案内に町内会のご高齢者のお宅を一軒一軒訪問しました。

毎年毎年、毎月毎月、日一日と愛しいみなさんが目に見えて衰えていかれます。名も無く、貧しく、慎ましく、静かに終焉【しゅうえん】を迎えようとしておられる方々と接していると、人生って何なのだろうという思いがゆっくりと腹の底から湧き起こってきます。
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あきらめるのか 俺は

2006年07月21日 | 暮らし
このところの連日の報道に、私たちの社会の闇の深さを見せつけられているような思いでいます。
呆然【ぼうぜん】と立ち尽くしていました。
その闇は果てしなく深く、光明を見出すのは限りなく難しいことのようにも思われてきます。
現実に打ちのめされそうです。

無責任な言い草で申し訳ありません。

しかし、いささか気が滅入【めい】っています。
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身奇麗【みぎれい】

2006年07月20日 | 暮らし
日曜・月曜と我が家の周囲の草刈りや片付けに文字通り汗を流しました。町内会での役割柄、どうしても我が家のことが後回しになってしまいがちです。いつの間にか「ちりも積もれば山となる」状態でした(このことわざ、普通いい意味で用いられますが、ちりが積もってできた山というのは好ましくないように思われますが…)。

おりしも、連日30℃を超える熱帯日が続いていました。すぐに汗びっしょりです。でも、汗をかくのは気持ちいいものです。汗と共に身体中の余計なものが放出されていくような気がします。
片付ける、清掃するという行為は、実は身体と心をきれいしたいという思いの表れなのかもしれません。
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私を導くもの

2006年07月15日 | 家族
次女の有紀さんが帰省し、夕食は今季初めて庭でバーベキューを楽しみました。
10時半ごろまで、いろんなことを話しました。

猫のみぃーちゃんにとっては初めての出来事でした。彼なりに夜更かしを楽しんでいました。
後片付けを済ませ、ふと、空を見上げると満天の星でした。

心置きなく、何でも話し合えるこの人たちがいることが私を生かし、より良い道へと導いてくれているのです。
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相手のことを思いやる心

2006年07月14日 | 町内会長
夏の甲子園、全国各地で予選が始まり真っ黒に日焼けした高校球児たちの声が炎天下にこだましていることでしょう。

町内会の中に、住宅が建て込んでいる一帯で家が解かれた一角があります。私有地です。地主さんが離れた所に住んでいらっしゃるということで管理が行き届かず、かつて草が伸び放題でした。
また、そこは道路から一段低く位置し、道路に接して築いてあるブロック塀で目隠しになっているということもあり、空き缶・空き瓶【びん】等のポイ捨てを誘発するにはこと欠かない条件がそろっていました。

昨年のこの時期、誰に頼まれたわけではありませんでしたが、草刈機を使うついでの時に、その空き地の除草を行いました。空き缶・空き瓶はもちろん、その他、ハチが草むらに巣を作っていたり、犬の糞【ふん】があったりと大変でした。
私が草を刈っているのに気付かれた周辺のみなさんが家から出てこられ、困っていると異口同音に訴えられました。
同様に、空き地の草を刈りに来てくれないという苦情を他でもうかがっています。

離れた場所に私有地をお持ちの方と、その空き地の周辺に住まわれる方との気になる点が異なるのは現代人気質故【ゆえ】でしょうか。

それはさておき、その後、その空き地には少しずつ花が植えられるようになり、今では空き地の周辺部分は花壇と化しています。また、中央部で空き地の傍のおじいちゃんとお孫さんがキャッチボールする姿をしばしば見かけるようになりました。

今期になって一度草を刈っておられたようでしたが、再び草の丈【たけ】が伸びてきていたので今朝、涼しいうちにと草を刈りに出かけました。午前中といえど日が昇ってからはすでに30℃を超えていました。麦藁【わら】帽子を被【かぶ】っているくらいではおっつきません。汗と鼻水がぬぐってもぬぐってもタラ~リ…。

とそこへ、ご近所の方がお孫さんと一緒に帰って来られました。
「清峰、勝ったですよ」「あぁ、今日でしたか」「今、見に行ってきました」

清峰高校野球部の話が、佐々町では挨拶の代わりです。
清峰高校、きょう2回戦からの登場でした。対馬高校相手に控えの投手が先発し、見事コールド勝ちしています。
清峰高校よ、さぁ、快進撃を見せてくれ
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初めての夏

2006年07月13日 | 我が家の猫・みぃーちゃん
昨日までアゲハチョウやトカゲを獲っていたみぃーちゃんが今朝、アブラゼミを獲って来ました。

昨夜は、のりこさんのお母さんが子猫のカップケーキちゃんを連れて来られました。みぃーちゃんとゴタイメ~ンとなったわけですが、お互い鼻先をくっつけてクンクンしていました。カップケーキちゃんがすぐに帰ってしまったので、みぃーちゃんは「あいつ、何者だったんだ?何しに来たんだ」という風でした。

みぃーちゃんは、人も猫も大好きです。訪れてくださった方、どなたでも大歓迎です。すぐ、足元にスリスリしてその気持ちを表します。
これは、みぃーちゃんが人間に危害を加えられていないということの表れです。ご近所のお庭に出入りさせていただいていますが、みなさんに可愛がっていただいているようです。
一度でも追っ払われたりした猫は人に対して警戒心を持つようになります。みぃーちゃんには、それが全く見られません。いつまでも、みぃーちゃんが人を怖がることのないようにと願います。

みぃーちゃんを誘いに最近は3匹のニャンコが我が家を訪問します。特に、その中の1匹が情熱家で、みぃーちゃんが家に入る午後6時以降から明け方まで続く切ないまでの悩ましいラブコールにはみぃーちゃんも私たちもタジタジです。

みぃーちゃんは、初めての夏を精一杯生きてます。
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この虚しさから

2006年07月11日 | 保護司
法務省主唱で「社会を明るくする運動」というのがあります。その一環【いっかん】として、佐々町の保護司会の3人で土曜日の午前9時から2時間半かけて、佐々町を隅々回り、車上から啓発運動を行いました。
当日の朝は、大雨でした。大雨ですから、雨粒が木々や瓦や道路をたたく音だけでスピーカーの声は消されそうです。家々の窓もドアもぴしゃりと閉まっています。
そもそも、スピーカーから流れるメッセージは、私たちの心に響くものなのでしょうか。
今年も、そんなことを思いながら保護司の仕事の一つを終えました。
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青いミカンも腐ったミカンの袋に入れると間もなく腐る

2006年07月10日 | 学校教育
教育実習生を事前選別 中教審専門家会議が報告書 (共同通信) - goo ニュース
〔2004年度には新卒で約12万2000人が免許を取得したが、実際に公立学校教員に採用されたのは約2万人(既卒を含む)。残りの大半は就職活動を有利にするためや、将来の選択肢確保のために免許を取る「ペーパーティーチャー」だったとみられる〕

それがどうしたっていうのでしょう。
私たちは、そういう社会を作っておいて、若者がそれに倣【なら】おうとするともっともらしいいちゃもんをつける。いいかげん、うんざりです。
中教審の専門家グループとやらが〔実習に送り出す大学側が学生の適性や意欲を確認すべきだ〕と言っているようですが、どの大学のどの「先生」に人さまの適性や意欲などを云々【うんぬん】する資格がおありなのでしょう。毎日毎日、大学の「先生」の不祥事も後を絶ちません。
そういえば原口さんが言ってました。学生時代、担当教授のあまりにも屈辱【くつじょく】的な言葉に、もう少しで教授の部屋の書棚を引き倒すところだったと。

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教員によって壊されていく子供たち

2006年07月08日 | 学校教育
教え子に淫行、中学教諭再逮捕 「5、6人と関係」 (朝日新聞) - goo ニュース
「子供を守る」?誰が

一昨夜、町内会の中学部の子供会総会が開かれました。
中学校から地区生活委員会担当ということで若い男性の教員が来ていました。彼は「夏休みの生活心得」と記された学校からのプリントを配り、そこに書かれてある文言を淡々と読み上げ、次の地区があるからとサッサと帰って行きました。
話の中身は、100年前から学校・教員が念仏のように繰り返しているものでした。
プリントの冒頭部分です。「夏休みの意義を理解し、健康で安全な生活をしよう」「よく考えて判断し、正しい行動をしよう」「自主的に生活設計をし、確実に実行しよう」「家庭での望ましい生活習慣を身につけよう」
その他「自分を甘やかさない規則正しい生活をする…」「正しい歩行、正しい横断、自転車の正しい乗り方…」「夏祭りの外出については、町内に限って私服でもよいが、中学生として品位を損なうことがないよう特に注意しましょう」

その教員がそそくさと席を立った後、私の近くに座っていた中学1年生の男の子が「ふぅ~っ」と言って正座していた足を崩したのが印象的でした。

彼の言葉は誰の心も打たない、誰の心にも響かない、誰のもとにも届かない。そう思いました。
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