峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

おじさんの傘【かさ】

2007年07月04日 | 絵本の読み聞かせ
きょうは口石小学校の5年1組のみなさんと絵本を楽しみました。
前の夜、何を読もうか、あれこれ考えていましたが、朝起きたら大雨です。それで『おじさんのかさ』(おはなし・え=さのようこ)を読むことにしました。

♪あめがふったらポンポロロン です。

「教育」という言葉を広辞苑で引くと【教え育てること。人を教えて知能をつけること。人間に他から意図をもって働きかけ、望ましい姿に変化させ、価値を実現させる活動】とあります。
果たして、教育という概念【がいねん】は、まだ生きているのでしょうか。
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革命に武器は要らない お父さんよ絵本を持って立ち上がろう

2006年05月06日 | 絵本の読み聞かせ
久し振りに図書館での絵本の「読み聞かせ」に参加しました。
私が読んだ絵本はマージェリー・カイラー作、S・D・シンドラー絵、黒宮純子訳の「しゃっくりがいこつ」、タイトル通り、ヒック ヒック ヒック としゃっくりが止まらないがいこつのお話です。

シャワーを浴びても、歯を磨いても、骨のお手入れをしても、ハロウィーンのかぼちゃちょうちんを作っても、オバケとキャッチボールをしてもしゃっくりは止まりません。
そこでオバケは、がいこつのしゃっくりが止まるように、がいこつにいろんなことを試みさせたり、おどかしたりしますがしゃっくりはどうしても止まりません。と、そのときオバケはあることを思いつきました。
さぁ、オバケのひらめきは、がいこつのしゃっくりを止めることができるのでしょうか。続きは絵本を

お父さんも一緒に「読み聞かせ」を楽しんでくださったご家族が2組いらっしゃいました。「読み聞かせ」が済んだ後、それぞれのご夫婦と少し話しをさせていただきました。

家庭で子供と絵本を楽しむお父さんが増えると、きっと社会は変わると思います。
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図書館の誕生日

2006年04月02日 | 絵本の読み聞かせ
きょうは新年度の最初の日曜日、毎月1度の町内会清掃の後、集会所で今年度第1回目の班長会を開きます。その準備をしていたら、すっかり遅くなってしまいました。

昨日は佐々町立図書館の7回目の誕生日でした。
いつもの第1土曜日は午前中の11時から30分間だけ「読み聞かせ」を行っていますいますが、この日は特別、午後からも行われました。内容も特別です。

11時5分くらい前に図書館に着くと、絵本を楽しみにしている子供たちとそのお母さん方がすでに集まっています。グループのメンバー4人もそろっています。
4月からグループの代表も変わってもらったのですが、新代表とそのことを話していると、すぐ前に赤ちゃんを抱いて座っておられたお母さんがおもむろに立ち上がり、振り向きざま「絵理子さんのお父さんですよね!」と仰います。とっさにどなたか分からなかったのですが、名乗られて長女の中学1年の時の担任の先生であることが分かりました。
現在、再び佐々中学校にお勤めなのですが、育児休暇中でいらっしゃいます。幼い3人のお母さんになっておられました。数ヶ月前までくるみさんの英語の先生でもありました。

定刻になり「読み聞かせの会」が始まりました。トップバッターは私です。おなじみの絵本「3びきのやぎのがらがらどん」を読みました。

その後、素話【すばなし】、紙芝居、パネルシアターと続き、最後は「ビュンビュンゴマ」を作って、みんなで遊びました。
就学前の小さい子供でも両手を持ってやり、紐【ひも】を引っ張り、戻す感覚を教えると、すぐにできるようになりました。

あっちこっちで「できた、できた!」「すごい、すごい!」の歓声がひとしきり上がり、やがて子供たちがその場を去っていったのが12時前でした。
甲子園では清峰高校のベスト8をかけた戦いがすでに始まっています。それはもう、大急ぎで帰りました。
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絵本と父親

2006年03月07日 | 絵本の読み聞かせ
先週末土曜日、図書ボランティアの代表者会が開かれ出席しました。年度末の総会を前にしてのものです。
図書ボランティアの会では各グループの代表者の中から、代表1人、副代表2人、会計1人を選び、彼らを中心に図書館と一体となって絵本の「読み聞かせ」や講座の企画・運営、各種催し物の手伝い、館内の整理などを行っています。
私も副代表を3年間務めさせていただき、率先して会の活動に関わってきたところです。
ただ、今年度町内会長をお引き受けして以降、私の中に少しひずみが生じてきているのを感じるようになりました。これではいけません。単に私だけの問題にとどまらないのは明らかです。家族を始め、周囲に迷惑をかけるようであってはボランティアも本末転倒です。
そこで、来期の副会長職を辞することにしました。ずっとできる図書ボランティアの活動をしばらく縮小し、今、求められている町内会長の役割に力を注ごうと思います。
この日の代表者会で私の気持ちを皆さんに聞いていただき、ご理解をいただきました。

代表者会の後、館内での「読み聞かせ」に参加しました。「たまごのあかちゃん」(かんざわとしこ・文/やぎゅうげんいちろう・絵)を読みました。たまごの中の赤ちゃんが誰か、みんな目をキラキラ輝かせて想像しています。次第に次のページが待ちきれなく、「かいじゅう!!」などと声を挙げる子供が出てくるほどです。

図書館の「読み聞かせ」に来てくれるのは、ほとんどが就学前の小さい子供たちです。赤ちゃんもいます。
他の方が「読み聞かせ」しているとき、ある赤ちゃんが絵本の方を見ずに隣に座った私の方を向いてニコニコします。「おいで」と言って、お母さんから赤ちゃんを受け取ったのですが、とたんに泣き顔になってしまわれました。
お父さんが子供さんをひざの上に乗せて絵本を楽しんでおられる姿もありました。

子供と一緒に絵本を楽しむお父さんが増えると、世の中はきっと変わると思います。
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学校は楽しいかい

2006年02月21日 | 絵本の読み聞かせ
勤務中に競艇中継聞き校長停職 (中国新聞) - goo ニュース
特別、学校の教員の不祥事ばかりを探しているわけではないのですが、次から次にこのような事件が引っかかってきます。今回のもやっぱり、お金でした。

私は上等な人間じゃありませんから、他者のことをとやかく言うのは気が引けます。だが、私のような者を含め人間を育てるのは両親であり社会です。その社会をなす市民の思想・価値観の形成に少なからず影響を与える社会のリーダーの中の1人は、まぎれもなく「学校の先生」なのです。
だからといって、「先生」を非難することだけを目的としてこのような事件を取り上げているのではありません。
「さらば学校教育」とも思いますが、トリトンさんのように気概を持った先生がいらっしゃるのを知ると、学校に先生にしっかりしてもらいたいと強く思うのです。

昨日、口石小学校で今年度最後の「読み聞かせ」を楽しみました。80歳になられる相棒の野口さんが足を痛めておられるので、このところ1人で絵本を読んでいます。悪いことがあれば、いいこともあるもので、1人ですから10分を超える長い絵本を読めます。
昨日は6年生でした。神沢利子さん作 G・D・パヴリーシンさん絵の「鹿よ おれの兄弟よ」を観て、聴いてもらいました。6年生のみんながよく聴いてくれたからか、今年度最後という感慨が働いたのか、昨日の「読み聞かせ」は物語に集中できました。あまり入り込みすぎて途中、心を動かされるあまり熱いものがこみ上げてきて、涙をこらえなければならないほどでした。

この子供たちが4年生のときから、学校での絵本の「読み聞かせ」が始まりました。僕らは絵本を通して、朝の挨拶を通して仲間なのです。絵本を読んだあと、春から中学生になるみんなにはなむけの言葉を贈りました。
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生まれてきたのだから果たす役割はある

2006年01月30日 | 絵本の読み聞かせ
午後1時40分から2時まで口石小学校で「読み聞かせ」を楽しんできました。先週の佐々小学校の朝の「読み聞かせ」はずいぶんと寒かったけれど。きょうはポカポカ陽気でした。

この春から、絵本の「読み聞かせ」活動をしばらく減らそうと考えています。
ここ数年、地域社会で応分の役割を果たすべく、請【こ】われるままに、いろいろとやってきました。しかし、ここにきて「応分」を超えてしまった感を強めています。
こんな小さな私ゆえに、もし、私が今、本当に求められていることがあるとするならば、そこに力を注がなければならないだろうと考えました。

今年度は、図書館・口石小学校・佐々小学校・清峰高校で「読み聞かせ」を楽しんできました。特に清峰高校へは毎週1回2時間出かけていました。大変、有意義な交流だったと思っています。

昨年末、清峰の図書部顧問とお会いした際、前述したようなことを話し、ご理解をいただきました。清峰図書部へは私の代わりに仲間に行ってもらうことにしました。
図書部員にも話をしました。「どうしても私に来てほしいというなら考え直すよ」と冗談を言うと、彼女らも「どうしても、来てほしい」と笑顔で切り返してくれました。
1年生部員3人が熱意を持って絵本の「読み聞かせ」に取り組んでいます。その輪が広がるといいなと思っています。
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寒い日も心温かく

2005年12月05日 | 絵本の読み聞かせ
口石小学校4年生全3クラスのみなさんと「読み聞かせ」を楽しみました。3人の担任の先生もご覧になられました。
相棒の野口さんが足を悪くされ歩けないということで、きょうは私1人でした。

さとし君や、せなちゃんが声をかけてくれました。

野口さんは80歳です。夏に宇久島へ「読み聞かせ」に出かけた際、海岸へ出る階段で転び、足首を捻挫されました。それが元になっているようです。
大丈夫かな?ちょっと心配です。

今、将棋仲間の専門学校に通う増田君から「最近来んね?」とメールが入りました。
すっかり、秀楽【将棋道場】、ご無沙汰になっています。くるみさんも、すっかり将棋を忘れてるようです。
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私は 信じています

2005年11月30日 | 絵本の読み聞かせ
今朝は、佐々小学校5年1組のみなさんと絵本の「読み聞かせ」を楽しみました。
私が読んだのは、竹田津 実・作、あべ弘士・絵『ライオンのしごと』でした。
狩はライオンのしごとでした。自然は、その仕事の中に、もう一つの役目を隠していました。草原の動物たちを守るしごとです。

私は、人間の可能性を信じます。

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何が彼らを動かすのだろう

2005年11月15日 | 絵本の読み聞かせ
昨日は、主に長崎県内で小中学校や図書館などで絵本の「読み聞かせ」をしているグループの交歓交流会に参加しました。
県内外から10グループ80名の方々が佐々町立図書館に集まりました。みなさん自費での参加です。昼食代も各個人の支払いです。
午前9時半から正午までは各グループの実演。みなさん、玄人はだしです。十分、お金の取れるパフォーマンスもありました。
昼食を挟んで午後3時過ぎまで熱心に意見交換が行われました。

清峰高校が甲子園・夏の大会で対戦した大阪桐蔭・辻内君は、契約金1億円でジャイアンツに入団が内定したようです。

プロ入りに際し、有力な選手には裏でお金が動くというのを聞きます。しばしば、ストーブリーグの話題になります。
かつて、八百長事件でプロ野球界を永久追放された元西鉄ライオンズの池永正明投手、下関商業のエースとして甲子園で大活躍した彼のピッチングを今でもおぼろげながら覚えています。

プロになって大金を稼ぐことを夢見て野球に打ち込む少年を責めることはできません。
責められるとすれば、「グランドに銭【ぜに】は落ちている」などと少年を煽【あお】る大人たちの方です。

一方で、賞賛【しょうさん】とか栄光とか、将来の富とか名声とかに全くつながることのない部活動に、それでも熱心に取り組んでいる少年たちがいます。
例えば、図書部の少年たちです。
先日、大村で開かれた県高校図書専門部の集まりの分科会の1つで話し合われていたテーマは「行ってみたくなる図書館づくり」でした。
どうやったら、より多くの人に図書館に足を運んでもらえるだろうかという、べつにあなたたちが考えることもないだろうというようなものを真剣に討議しているのです。

野口さんと私とでお世話させていただいた「読み聞かせ」の分科会には男子生徒7,8人も参加してくれていました。
「読み聞かせ」が、いくら上手になっても図書館に銭は落ちていません。
ただし、お金は落ちていなくとも、目には見えない素敵なものが図書館にはあふれています。例えば、それは信頼、優しさ、思いやり、愛や平和です。

私は思うのです。彼らが父親となったとき、彼らは、きっと私がやってきたのと同じように、わが子を抱いて絵本を読んでやっているだろうと。
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行動基準に何を置く

2005年11月08日 | 絵本の読み聞かせ
平成17年度 長崎県高等学校文化連盟・図書専門部 第2回「ライブラリーフェスティバル」が大村市コミュニティセンターで開かれました。
その分科会の一つに、絵本の「読み聞かせ」の講師として野口さんと共に出席しました。

おおよそ40人の生徒と多数の引率の教員を前にして、私が何をしゃべりだしたのかと図書専門部委員長の出口さんは心配なさったことでしょう。

きょうは、大村往復3時間の車の運転、80分の分科会、帰宅してからの仕事、夜の塾の仕事と、いささか疲れました。

有意義だった分科会のことは、いずれ記したいと思います。

うっ、眠い~
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