峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

チームの結束力

2010年06月25日 | スポーツ
W杯サッカー南アフリカ大会、日本が決勝トーナメント進出をかけた対デンマーク戦、ご覧になられましたか?

腕を揺すられたような気がした。
完全に覚醒【かくせい】しきっていない前頭葉が懸命に状況を把握しようと努めている。
どうやらいつの間にか眠りに落ちていたようだ。
NHK総合のウィンブルドンテニスとBSのW杯・スロバキア対イタリアのゲームを、床に就いて交互に見ていたのまでは覚えているのだが…。

腕を揺すって起こしてくれたのは隣で寝ている女房どのだった。日本対デンマーク戦が始まろうとしているようだ。
しかし、睡魔に勝てるほど私の意志は強くない。
再び目が覚めたのはゲームが後半に入るところだった。
驚くことに女房どのはずっと観戦していた。
経過を尋ねると、前半終わったところで日本が2点リードしているという。なんてことだ。想像できなかった展開に眠気も吹っ飛ぶ。

見ごたえのある後半戦だった。
PKからデンマークに1点を許したものの、ゴールキーパー川島選手は適確な反応を示していた。何より、彼の悔しがりように彼らの勝利に対する並々ならぬ執念のようなものを垣間見る思いがした。彼らは本気なのだ。

1点差に追いすがられたところで効果的な3点目をお膳立てしたのが本田選手だった。彼は「準備」という言葉を意識的に用いている。ことに精神面の準備を心がけているという。
その言葉通り、たいそう落ち着いたプレーでフォワードの岡崎選手に花を持たせた。

試合終了後のインタビューで、岡田監督始め選手たちがピッチ上のプレーヤーだけでなく控えの選手・スタッフまでを含めたチームの結束力の強さを異口同音に語っているのが印象的だった。

スポーツに学ぶことは少なくない。
W杯を前にしてのどん底状態のテストマッチから、快進撃で予選リーグを突破するまでの日本代表の変貌ぶりは興味深い。
その要因のひとつに「チームの結束力」の強さがあるのだろう。

日本チームは今、本田選手をワントップにサポーターまでも含め1つの有機体となって機能しているように見える。
佐々町チームも彼らに倣【なら】い、町長・副町長をツートップに私たち町民すべてが一丸となることが求められている。
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ツートップ

2010年06月24日 | 町内会長
私たちの町の新たな町長が誕生して1年、その間ずっと副町長のポストが空席だった。それが昨日まで開かれていた町議会でその人事案がようやく成立した。

時代の大きな曲がり角にあって、私たちの町も先の市町村合併の荒波に小船が翻弄【ほんろう】されるがごとく大揺れに揺れた。町を二分するような激しい町長選・町議選が続いた。
そうした挙句、町民はどの市町とも合併せず、佐々町独自の道を歩むことを選んだ。

あれから1年。
私たちは、敵味方に分かれて激しくぶつかりあった選挙戦のノーサイドのホイッスルを自覚的に聞くことができたのだろうか。
私たちは、誇り高きラガーマンのように戦いの遺恨【いこん】を残さず、新たな町づくりのためにスクラムを組み直すことができたのだろうか。

今こそ、私たち町民は力を合わせる必要がある。私たちは立場を超えて手を携【たずさ】えなければならない。
そのために意見を交換しよう。既成概念を脱ぎ捨て、自由な組み合わせで意見を交換しよう。

午前中、役場を訪れた際、7月1日付で新しく副町長職に就かれる現総務理事とお会いし、未来へ向けて、私たちはどのように町づくりを進めていくべきか意見を交換させていただいた。

昼前には失礼するつもりだった。話の途中、正午を知らせるチャイムが鳴っているのに気付いた。彼の昼食・休憩時間を奪ってはいけないという意識が働いているのをおぼろげに感じてはいたものの、話の切れ目を見つけることができないうちに、気がつけば昼休み時間が過ぎていた。

さて、今夜の南アフリカW杯、日本は決勝トーナメント進出をかけてデンマークと戦う。
チーム日本のフォーメーションは、1・2戦同様やはり本田のワントップが有力視されているが、チーム佐々は町長・副町長ツートップの新しいフォーメーションで向こう3年間を戦う。

ガンバレ日本!
ガンバロー佐々!
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新政権に望む

2010年06月23日 | 家族
財務省発表の今年度の一般会計予算の歳入を見ると税収が約40%で、約50%を公債金収入に頼っている。これを家計に例えるならば、給料が40万円なのに毎月の支払いが100万円あり、不足分を50万円借金して賄【まかな】っているということになる。

私たちの国のいわゆる「借金」は毎年増え続け、今年度末で973兆1626億円に達すると伝えられている。赤ちゃんからお年寄りまで全ての国民が1人当たりおおよそ800万円の借金を背負っている勘定になる。

昨年度まではかろうじて借金より給料の額が多かった。だが、このところの不景気で給料は下がり、それでも無駄遣いを止めるどころか見栄を張って客に椀飯振舞【おうばんぶるまい】するものだから、とうとう給料より借金の額の方が上回るという異常な事態に立ち入ってしまった。

そこで菅首相はタイミングを計って消費税率の引き上げを表明した。しかし、それは借金で賄っていたものを税金を増やして賄おうという話に他ならない。
借金し尽くしたところで今度は増税に走るとは、あまりにもお粗末かつ国民を愚弄【ぐろう】した話だ。これが明治維新にもたとえられた歴史的政権交代の成果であるとすればあまりにも寂しい。

ところで、一般会計の他に小泉元首相当時の塩川財務大臣が「母屋でお粥【かゆ】をすすっているときに、離れですき焼きを食べている」と発言して耳目【じもく】を集めるようになった特別会計の存在がある。

特別会計は、特定の財源で事業を行う場合などに一般会計とは切り離して設けられる仕組みで、今年度の歳出規模は176兆円にも上る。これは一般会計のおよそ倍の額に当たるが、資金の流れが複雑で不透明なことから剰余金や積立金が官僚や政治家の利権の温床・無駄の温床と指摘されている。
塩川さんの話は「母屋」を一般会計に、「離れ」を特別会計にたとえたものだ。

「卒業しても就職できないのではないだろうか」
「リストラで解雇の憂き目に会うかもしれない」
「将来、年金はもらえるのだろうか」
「結婚できるだろうか」
「子供を生み、育てられるだろうか」
「病気になったらどうしよう」
「介護してもらえるだろうか」

今、多くの国民は、さまざまな不安を抱きながら生きている。明日の見えない社会に生きていると言っても決して言い過ぎではないだろう。

特別会計や独立行政法人・公益法人に対する事業仕分けを徹底して行い、国民のために税金を活かして使うという当たり前のことを当たり前にやってほしいと願うのは言うまでもない。
しかし、菅首相が今最も求められているのは、将来に向けて国民が安心できる社会保障の姿を明確に示すと共に、この国の風土に根ざした私たち日本人ならではの力を活かした国の在り方・国づくりの展望を示し、その力を結集させ得るリーダーシップだと考える。

政治家と官僚が自らの在り方を正し、志を今一度胸に抱き直し、与えられた使命を肝に銘じ職務に精励するとき、初めて国民は彼らに全幅の信頼を置くだろう。その時、私たちは喜んで消費税の議論に耳を傾けよう。
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有り難きかな「父の日」

2010年06月21日 | 父親と子
昨日は「父の日」、「母の日」は在って当然だと思うが「父の日」などというのは恐れ多い話だ、と個人的には考えている。

有り難いことに私のようなつまらない者でも女房どのと子供たちのおかげで父親として在る。
そのことで、これまでどれほど心躍る日々を過ごすことができただろう。それだけで十分だ。

恐れ多いその「父の日」に、真っ先に贈り物を渡してくれたのは女房どのだった。
女房どのは前日に続き、この日も県立大学での研修を受講するため出かけることになっていた。その朝、プリンターの上に赤いリボンのついた黄色い紙袋がさりげなく置いてある。ありがとう、と女房どのに声をかけながら紙袋を覗くと私好みのハンカチが入っていた。
贈り物をするのが好きな女房どのならではの「夫の日」ならず「父の日」ではある。

昼になり、女房どのが用意してくれていた昼食を1人で食べているところへ絵理子さんから宅配便が届く。桐の下駄【げた】だった。
私は普段下駄を愛用している。現在履いている下駄も、ある方からプレゼントされたものだが、ちょうど歯が磨り減ってしまっているところだった。
絵理子さん研二くん夫婦は、折に触れて私たち夫婦だけでなく有紀さん・くるみさんにも贈り物をしてくれる。その心遣いが嬉しい。

午後、くるみさんから「推薦やめようかと思ってるんだけどどう思う?」とメールが入った。担任から意向を打診され、このところ心が揺れていた。
メールではなく電話をかけていろいろ話した。
話の途中で「きょうは父の日だけど」と水を向けると「ええ~、そうやったぁ?おめでとう」「おめでとうじゃないでしょう」と笑い合った。
くるみさんは、この土曜日曜も模試を受けていた。父の日どころではない。

有紀さんからは夜、メールが入っていたのに今朝になって気付いた。
近況報告と共に、いかにも有紀さんらしい感謝と激励の言葉が綴られてあった。
有紀さんは、きょうから教育実習が始まっている。

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祭りの在り方

2010年06月18日 | 町内会長
午後から町の観光協会の役員会に出席した。

この日の議題の中心は夏祭りの花火大会についてだった。
楽しいイベントについての話し合いだというのに何故か出席者の表情は暗く、空気が重かった。
そこで、花火を打ち上げる趣旨を尋ねることにより課題を浮かび上がらせようと試みた。

ある商店主の方がこの花火大会の起こりから、そしてそれが約半世紀の歴史を持つことまでお話くださった。
花火大会は、その始まりから今日まで商店主のみなさんの寄付金と行政からの補助金で賄われてきている。古き良き時代はそれでよかった。
しかし、社会情勢が激変する中、花火大会を支えてきた商店主のみなさんの経営環境は悪化の一途をたどり、寄付金を捻出するのが次第に苦しくなってきているのだ。

万事、時代が変わっても安易に変えてはならないものと、時代の流れと共に変えなければならないものがあるようだ。
お祭りは、みんなが楽しくなければならない。負担が重く、苦しんでいる者がいるというのであれば、そこの仕組みを変える必要がある。
もっとオープンに、そしてさまざまな形で町民が主体的に関れるような祭りの在り方を提案した。
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祝 平戸北松支部誕生

2010年06月17日 | 将棋
平戸・松浦・北松地域に日本将棋連盟の支部をつくろうと奔走【ほんそう】しておられた長岡さんが昨夕、その報告にお見えになられた。

めでたく「日本将棋連盟 平戸北松支部」が誕生したようだ。
その平戸北松支部の創立を記念して下記の通り、将棋大会を開催するとのこと、お近くの方はぜひご参加ください。

日 時:7月4日(日)午前9時半受付 10時開始
場 所:江迎学習センター(江迎警察署裏)
参加費:高校生以上1.500円
    小中学生   500円
    幼  児   無料
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遊ぼう

2010年06月16日 | 町内会長
きょうは、今やすっかり町内会の恒例行事となった「のんびり温泉日帰りバスの旅」の日、梅雨の晴れ間の一日を町内会の21名のみなさんと平戸に遊んだ。
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梅干作り

2010年06月15日 | 夫婦
いただいた青梅、雑事にかまけそのままにしておいたが日を追って黄色く熟してきていた。
当初、梅干、それに梅酒をと目論んでいた。が、作り方をネットで調べてみると梅酒はもぎたての青い梅に限られるようだ。ただし幸いなことに、梅干用には黄色く熟したものが適しているとある。

そこで昨日、きょうこそと心に決め、Fさんに将棋盤を帰しに行ったその足でナフコにまわった。ナフコで容器と重石を購入、隣のダイレックスで消毒用に35度の焼酎泡盛を購入し、帰宅後、すぐに仕込み始めた。

とにかく始めてのことで、ネットの「作り方」が頼みなのだが、いくつかある「作り方」が微妙に異なっていて戸惑った。まあ、それでもなんとか格好をつけ、この日は終了。

梅の実を塩漬けにし、重石をして、しみ出る酸味の強い汁を「梅酢」というらしい。梅干作りの成功の鍵は、この梅酢が上がってくるか否かのようだが、きょう容器の中をのぞいてみると、それが上がってきている。第一関門クリアだ。

なんだか嬉しくて、女房どのが帰宅するのを待ち構え、重石をはずして中の様子を見せてやった。
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乗り越える日

2010年06月14日 | 暮らし
昨日は午前10時から午後3時まで町の公民館フェスティバルに将棋同好会の他のメンバーと共に参加した。
土曜日、九州北部が入梅した模様との天気予報に、先に当日参加できないメンバーの1人Fさんから将棋盤2面と将棋連盟佐世保支部長松山さんから深浦康市王位揮毫【きごう】の将棋盤を預かっており降雨を心配したが、幸いにも好天に恵まれた。

佐々町公民館学習グループは43のサークルからなり540名のメンバーがさまざまな活動に取り組んでいる。この日の展示ブースを将棋同好会の隣から順に挙げていくと「フォトクラブ」「薬草クラブ」「押し花花ゆう」「パッチワーク」「佐々フラワー」「手編み友の会」「水墨画」「絵手紙」「たのしい水絵」「七宝焼」「書道教室」「四季の茶花教室」「手話サークル」と並ぶ。
また、演技等の発表は「きらめき新体操」「童謡教室」「さわやかコーラス」「大正琴クラブ」「手話サークル」「ナツメロフラダンス」「少年少女合唱団」「3B体操」「健康体操」「アロハフラの会」「佐々キッズダンス」「社交ダンス」「カラオケサークル」「国龍吟詠会」「民謡つくも会」「太極拳」と続いた。

このように同好の士の活動は活発だ。
趣味が合う人、主義主張・思想信条が似通った人とは容易に仲良くできる。しかし、それらが異なる人と仲良くするのは容易ではない。私たちがそれを乗り越えることができたとき、世界に平和は訪れる。
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メッシが走る

2010年06月13日 | スポーツ
私たちの天使が誕生して今日で7ヶ月経った。
若い父親と母親の子育てが微笑ましい。

有紀さんは昨日、大学の付属小の研究発表授業を参観したらしい。来週からの教育実習に備え、友人3人とマンスリーマンションを借りているそうだ。
親の関知しない、いや関知できない、いや関知する必要のない彼女の人生がどんどん広がっている。

くるみさんは、昨日・今日と模試を受けている。6月は週末、テストが続くようだ。


サッカーのワールドカップが始まった。
アルゼンチン対ナイジェリアの試合、メッシのプレーに魅せられた。ゴールネットこそ揺らすことはなかったものの、マークされているにもかかわらず、ディフェンダーの間をですり抜けていくドリブルの技術、相手が分かってていても防ぐことのできないワンツー、後半になっても決して衰えることのない運動量、サッカーの面白さを十分に堪能することができた。
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