土曜日の午後、帰省するくるみさんを女房どのと2人で大村まで迎えに行った。
この日もドライブ日和。往復3時間の大村湾沿いの道路を愛車で快適に走った。
過日、女房どのと2人で訪れた
佐里温泉、食事をしている時、今度、一緒に行こうねとくるみさんにメールしていた。
そこで今日、毎月第1日曜日の町内会清掃を終えて後、家族3人で出かけた。
先ず最初に訪れたのが「見返りの滝」。ようやくカエデの紅葉が始まっていた。
次に訪れたのが、前回行けなかった「蕨野【わらびの】の棚田」。
「見返りの滝」が日本の滝百選に入っているということだったが、こちらも「日本の棚田百選」に認定されているとのこと。八幡岳の裾野【すその】におよそ1,050枚と言われる数の棚田が広がる様は壮観だった。
「見返りの滝」から「蕨野の棚田」まで約10km、佐里温泉からどちらも約10kmくらいの位置にある。
棚田を見た後、石仏群を見に行く予定にしていたが、すでに午後1時近くになっていた。そこで石仏群は次回のお楽しみにということにして佐里温泉・登栄荘へ。
着いて、すぐに温泉に直行。小1時間ほどお湯を楽しんだ。この時間に男性が利用できるのは露天風呂まで入れて2ヶ所。女性は、なんと4ヵ所利用できる。
風呂からあがった後の待ち合わせ場所はパン工房の前、早めに出たつもりだったが2人はすでに好みのパンを購入して私を待っていた。
その足で、レストラン「花のれん」へ。「旬菜料理」とある。
前回は献立の中から「秋桜【コスモス】」という料理をいただいた。
今回、前回できないと断られた「山葡萄【やまぶどう】」というコースを頼んでみたところ出来るとのこと、3人共それを注文した。
先ず出てきたのが「前菜」。そして「お造り。次に「マツタケの土瓶蒸し」が出てきた。マツタケの香りが贅沢【ぜいたく】な気分をくすぐる。その後「はとし」という揚げ物「甘鯛【あまだい】のサラダ焼き」「伊万里牛ステーキ」、最後にご飯と味噌汁だ。写真は「お造り」だ。器は唐津焼だろうか。
テーブルの窓越しに登栄荘ご自慢のコスモス畑が広がっている。
家族連れや、友人同士、恋人同士だろうか、思い思いに散策を楽しんだり、土手に敷物を広げ弁当を食べたりしている。のどかな風景だ。
食後のデザートもたっぷり楽しみ、いざ帰途へ。今回は伊万里市から若木町へとつながるバイパスを利用したが、そのバイパス沿いのカエデの街路樹の紅葉や黄葉に目を奪われた。
写真は途中の農産物の直売所に寄った際に写したもの。
くるみさんの上の姉2人も、高校から寮生活を送った。長女の絵理子さんの時は有紀さんもくるみさんもまだ小学生だったから家族4人で寮まで迎えに行き、家族4人で寮まで送っていった。
往き帰りの道中、いろんなところに立ち寄り、いろんなことをして遊んだ。たくさんの思い出がある。
有紀さんの時は、絵理子さんが大学進学のため、すでに家を出ていた。くるみさんも中学生になり家族とは別の時間を過ごすことが増えた。私も公的な役割が増え、次第に忙しさが増してきていた。
そんなことから、女房どのが1人で送り迎えをすることが多かった。
そして、末娘のくるみさんである。
寮までの送り迎えも、いよいよくるみさんでおしまいとなる。そう思うと感慨深いものがある。
くるみさんは末っ子だけあって、上の姉2人より親と一緒にいる時間が長い。特に私は、くるみさんが生まれてからずっと一緒だ。保育園の送り迎えも私がした。自転車の乗り方から、キャッチボールに将棋まで、遊びも勉強も全部、私が手ほどきした。もちろん、絵理子さんも有紀さんもだが、まさに手塩にかけて育てた子共たちだ。可愛くて可愛くてしかたがない。くるみさんはいっそうだ。
くるみさんが高校を卒業するまで、くるみさんが帰省する際は女房どのと2人で迎えに出かけ、3人で精一杯楽しい時間を過ごしたいと思っている。