峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

意味を考えたい

2008年05月30日 | 町内会公民館連絡協議会
一昨日、「町内会公民館連絡協議会総会」という会合に出席した。
この会は、各町内会の「公民館長」で組織されるものだが、この公民館長という役職、ほとんどのところで町内会長が兼任している。
みなさんの話を聞いていると、何もないから兼任で済ませているのだ。ただでさえ引き受けての少ない町内会の役職、お願いするならば大事なところをお願いしたいとだれもが思うのだろう。

この会の目的は、その1、町内会相互の連絡、協調、親睦を図り町づくりの円滑な遂行に努める。その2、自主的に町行政に協力し、明るい郷土づくりの建設に努める。その3、町内住民の利益と福祉を保証するとともに、地域社会の文化及び生活を高めるよう努める。と会則にある。事実上、町内会長連絡協議会が目指しているところなんら変わりない。

この会の昨年度の活動はというと「町内会公民館長役員等研修会」という名で「自治公民館の活動について」という題の講演会が1度行われただけだ。来年度の事業計画案にも同じ名目が1つ記されてある。
何より、総会だというのに会長・副会長・他理事6名の役員8名のうち出席者はわずかに3名だけで、定刻を過ぎても総会成立のための人数がそろわず、教育委員会の職員が委任を取り付けるのに大慌てであちこちに電話をかけるありさまだ。出席者を含め、ほとんどの者が会の意義を感じていないことの表れである。

昨年度の総会で協議したのは、この会に置いてあった会計1名と監事2名は必要ないから会則から取り除こうというものだった。お金の出し入れが全くないのに、会計と監事があったのを誰も疑問に思わなかったのだろうか。それとも、思っていたけれど誰も問題にしなかったのだろうか。
今回の総会では、会則の中のつじつまの合わない文言について議論となったが、記すに足りない瑣末【さまつ】なことだった。

公民館での活動について異議を唱えるものではないが、実体のないこの会は明らかに制度疲労を起こしている。会の在り方を考える時期にきているのではないかと教育委員会側に問題提起したが歯切れのよい返答は聞けなかった。
もう少し調べ、考えをまとめ、来年度は会の改革、あるいは存廃まで踏み込んだ議論ができればと考えている。
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ジューンブライド

2008年05月29日 | 家族
結婚式・披露宴で正直やめて欲しい演出ランキング - goo ランキング

九州南部が入梅した。風薫り、新緑の野山に萌えた5月が過ぎ去り、木々の緑が深くなる6月を迎えようとしている。

6月といえばジューンブライド、西洋で6月が女性と結婚生活の守護神・ジュノーの月であることから、この月に結婚すると幸福になるとされる。
その6月に絵理子さんと研二くんの結婚披露宴が行われる。

2人は、今年になってその環境が調い結婚を決心した。そして、研二くん自らが職場の尊敬する上司に仲人を依頼し、結納を交わした。その後、4月22日、7年前に2人が正式に交際を始めた記念日に挙式・入籍を行った。
挙式と披露宴はセットになっているのが一般的なようだが、2人の仕事の都合などからその日の披露宴は難しく、2人がお世話になっている職場のみなさんや友人、親戚へのお披露目は6月になったのだった。

おかげで、両家族とも嬉しい日を2度も味わえることとなった。もちろん当事者の2人もだ。
嬉しいことであっても挙式は厳粛なもの。特に絵理子さんと研二くんの緊張はかなりだったということから、披露宴は大いに楽しみましょうと挙式の後の身内だけの祝いの席で皆で語り合った。中でも研二くんの意気込みは相当だった。その後、聞くところ、いろいろと準備も進んでいるようだ。

ところで、私たちはこれまで全くのノータッチ。披露宴のスタイルも2人で相談し、数ヶ所のブライダルフェアに参加して2人で決めた。
そのたびごとに研二くんから話があり、こうしたいと思うのだが、それでどうかと了承を求められるだけだ。もちろん、異議などあるはずもない。「分かった」と応えると、どう動けばいいのかその日のスケジュールがファックスで送られてくるのだからまったくもって楽ちんだ。
そうは言っても、能天気なのは私だけで、女房どのが陰でいろいろとちゃんとやってくれているからそうしていられることに最近気付いた。本当に、私はノー天気な人間だと思うし、そういう私の存在を許してくれる女房どのや子供たちの偉大さを改めて思う。

4月の挙式で、絵理子さんは白無垢【しろむく】の内掛けに角隠【つのかく】しという可愛らしい花嫁姿だったが、披露宴ではどんな花嫁衣装に身を包むのだろう。
たくさんの人の祝福を受けるジューンブライド・6月の花嫁の幸せな姿を今から楽しみにしている。

今年も5月1日に絵理子さんから花束が届けられた。今も、玄関に置いて眺めている。
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時にはヒトらしく生きる

2008年05月27日 | 暮らし
毎週『爆笑問題のニッポンの教養』を面白く見ている。
20日放送の「私の愛したゴリラ前・後編」も大変興味深い内容だった。ヒトとゴリラの遺伝子は98%が同じで、違いはわずか2%にしか過ぎないそうだ。例えば、犬や猫の嗅覚はヒトのそれに比べ桁違いに優れているが、ゴリラとヒトの五感はほぼ同じという。それでは、そのわずかな違いはというと「人間性」だと世界のゴリラ博士こと山際寿一京大教授は語る。
ゴリラは、チンパンジーよりもヒトに近い生き物なのだ。なのに両者は全く異なった世界で暮らしている。結局、人間は人間の価値観の中で自由なだけだ。

生物の形態や習性などの形質は、その環境で生活・繁殖するのに適合するために進化してきた。
ヒトの手は、決してキーボードを打つために進化してきたわけではない。無理しているのだから疲れるし、精神的におかしくなるとゴリラ博士は言う。

なるほど。私がパソコンから遠ざかっていたのは安全装置が働いていたのだ。
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更生保護法の矛盾

2008年05月25日 | 保護司
保護観察の対象者には、いくつかの遵守【じゅんしゅ】事項が課せられている。保護司のもとを訪問するのもその中の1つだ。

昨今、犯罪者に対する社会の処罰感情は厳しさを増す一方で、保護観察対象者に対しても、昨年から新しく更生保護法が施行され、保護観察官らの指導や監督権限が大幅に強化されている。遵守事項を守らないと、仮釈放や執行猶予を取り消されることもある。
しかし、脅したりすかしたり、あるいは、口うるさく言うことで、彼らに遵守事項を守らせても、それは全く意味がないことだと私は考えている。そもそも、更生保護の精神に相反する。

課せられたことを果たすのは、だれだって億劫【おっくう】だ。保護観察対象者のだれが好き好んで保護司のもとを訪ねるだろう。
だから私は、彼らに対し脅したりすかしたり、口うるさく言わない気をつける。
なぜなら、彼らが主体的に私のもとにやって来てくれるようになったときが更生の始まりだと知っているからだ。それを、私は彼らから教わった。

61,3ー17,6
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交差点の風景

2008年05月02日 | 町内会長
「旭(お子さん)が、小浦自然公園の桜、きれいだったよねと時々言います。短い間でしたが仲間に入れていただいてありがとうございました。実家に帰る気分で、また遊びに行かせてください。西町のみなさんにもよろしくお伝えください。お元気で。」

育児休暇を終え、この4月から職場復帰されるためご実家の鹿児島に引っ越して行かれた宮之脇さんから先日、葉書が届いた。

3年前、町内会長を引き受けて間もなく、町内会に2棟あるアパートの1軒1軒を訪ね、町内会の活動・行事に加わっていただく意義をお話して回ったことがあった。宮之脇さんとは、その時初めて知り合った。
その後、折々にお声をかけさせていただき、さまざまな活動・行事に一緒に取り組み、楽しんできた。

旭くんは、小浦自然公園の満開の桜がきれいだったことを、きっといつまでも覚えていてくれるに違いない。

きょうも、楽観と悲観が交差点ですれ違う。
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往ったり来たり

2008年05月01日 | 暮らし
税制関連法を再可決、ガソリン税の暫定税率が復活(読売新聞) - goo ニュース

為政者、官僚、公共事業を請け負う特定の大企業・資本家等のほんの一握りの既得権益者だけに都合のいい法案を、私たちはいともたやすく復活させてしまった。
いったい、私たちにできることは再び税率が上がる前にガソリンスタンドに駆け付け、車のガソリンタンクを満杯にさせることだけだったのだろうか。本当に、私たちにはそんな悲しいほどの保身ぐらいしか術【すべ】はないのだろうか。

17世紀の末、イギリスのロックは、人間には生まれながらにして生命・自由・財産を守る権利があり、それを無視する政府をかえることができると主張した。彼の思想は、フランス革命やアメリカ独立戦争に大きな影響を与えたとされている。
しかし、私たちは武器を手にとり革命を起こす必要などない。ただ、散歩がてらに投票所に足を運びさえすれば政府を変えることが容易にできるのだ。
ところが、まさに私たち庶民の生命・自由・財産を守る権利が脅【おびや】かされている今、先の山口補選ではさすがに自民党候補が敗れたものの、その投票率は69・00%だったという。前回衆院選の72・45%より3・45ポイント下がっている。

きょうも、私の中で楽観と悲観が往ったり来たりしている。
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