峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

秋の気配

2024年08月08日 | 暮らし
茹だるよな 暑い日の 昼下がり
君が出してくれた 梅葛切りに 涼をとる

きょうの午後のおやつは「白秋名水・尾白のせせらぎ」・冷たい和菓子、色々の中から梅葛切りをいただく。

昨夜、今朝とそれまでとは異なり、暑さが和らいでいるのがはっきりと感じられた。
秋は、すぐそこまで来ている。
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この暑さに

2024年08月01日 | 暮らし
今朝方、「ラブラール美作(みまさか)」さんから「野菜セット」が届いた。
早速、段ボールの箱を空けると南瓜・ナス・ピーマン・オクラ・玉ねぎ・ミニトマト・きゅうり・青ナスといった新鮮で、何より安心安全な野菜の数々、有難い。

野菜と共に「お知らせ」が同梱してあった。
それによると、連日の猛暑で夏野菜の花が咲かず、実が付いても変形してしまい収穫量が激減しているらしい。よって、8月度は月2回のところを1回に変更せざるを得ない状況で、その旨了承してほしいとのことだった。

この暑さに参っているのは、人間のみならず野菜たちも同様のようだ。
生産者のみなさんのご苦労を思うと共に感謝の念を一層深める。
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棋士の昼食から見えてきたこと

2022年02月04日 | 暮らし
昨日の記事の中で、棋士に昼食の注文を取りに来たのが将棋連盟の女子職員だったと記した。
将棋連盟の職員かどうかは定かではないのだが、女性であるのは確かだった。いや、それも定かではないのだが、そんなことを言っていては切りがないので先に進めよう。

順位戦は持ち時間が長いので、勝負が決着するのは大抵その日の深夜に及ぶ。
したがって、対局者は、昼食も夕食も対局をいったん中断してとることになる。
この日も夕方、再び連盟の職員と思われる方が対局室に現れ、両対局者から注文を受けた。
その方は、昼食の注文を取りに来た職員とは異なってはいたが、やはり女性だった。

何度となく、この場面を目にしているが、少なくとも私が見ている限り男性が注文を取りに来たことはない。

男女共同参画推進に関する話の中で「固定的な性別役割分担意識」という言葉がしばしば出てくる。
男は仕事、女は家庭というように、男性、女性という性別を理由として役割を固定化してしまう意識のことだ。

ジェンダー平等を旗印に、女性社員の管理職への登用を推し進める企業で、当たり前のように女性社員による「お茶汲み」が続けられていたという笑い話のような事実がある。

上記2例のように、私たちは無意識のうちに「男性は主要な業務・女性は補助的業務」というように、性別により役割を固定化してしまっているように思われる。

1999年に施行された男女共同参画社会基本法により、各自治体は男女共同参画基本計画を策定するのを始めとして、男女共同参画社会の実現を目指し、様々な施策を展開している。

しかし、毎年、発表される「ジェンダーギャップ指数」のスコア・順位に見られるように私たちの国の男女格差は相変わらずのままだ。

「男女共同参画推進」・「ジェンダー平等」・「女性活躍推進」・「個性と能力を認め合うまちづくり」等々、勇ましく美辞麗句は飛び交ってはいるものの、その実態はお寒い限りだ。

改めて、私は、私の心の深いところにある男女の関係における役割意識について問うてみる。
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新しい日記帳

2022年01月07日 | 暮らし
移住を考えるようになった時、地域での全ての役目を引退する決意をした。
私自身の責任ではあったが、長く続けていたことから、それはそう簡単なことではなかった。
時間をかけて丁寧に説明し、理解を得るよう努めた。説得したと言った方が正確かもしれない。

いよいよ移住が決まった後、生業である学習塾を閉じなければならなくなった旨を、先ず、通って来てくれていた塾生に伝え、理解を求めた。
結果的に中途で彼らを放り出すことに後ろめたさがあった。

それはともかく、これらの仕事を行うに日記は不可欠だった。
いついつに何々をしたと記録するのは次の年の計画を立てる上で大いに役立った。

移住後、日記帳を購入しなくなった。気楽なその日暮らしを楽しむだけで事足りるからだ。
ところが、野菜作りを始めて、再び日記の必要を感じ始めた。
それぞれの野菜に合わせての苗の植え時など、野菜作りに計画は必要不可欠なのだ。

そんな折、「JFK-world 世界の撮影・取材地トピック」さんの記事に貼ってあったリンク先の「10年日記帳」が目に留まった。
松坂木綿を使用した紺一色のシンプルな装丁で、書き込むのは1日1行だから無理せず続けられるとある。金額は7,700円。

なるほど。1日1行ならば、欠かすことはないだろう。しかし、たくさん記したい日もあるはずだ。そんな時は困る。
そこから、日記帳選びの日々がしばらく続いた。

結局、落ち着いたのは、いわゆる日記帳ではなく横罫線だけ入った176ページあるノート。そして、それに合わせて革のノートカバーを別に購入した。

「2021年12月13日 日曜日 曇り時々晴れ」から、新しい日記帳は始まっている。
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争いのない世界へ

2022年01月05日 | 暮らし
新年 あけましておめでとうございます。

新年・新しい年、なんて清く爽やかな響きの言葉でしょう。
この1年も、私自身の在り方を問うていく所存です。お付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。

核保有5か国が、核戦争に勝者はいないとして、軍縮に努めていく旨の共同声明を発表したと報じられました。
そうであれば、各国は一刻も早く核廃絶に向けての取り組みを始めるべきでしょう。

全ての国の軍備が解かれ、地球上から戦争が消滅する日が来るのを夢見ています。

今しばらくは、屠蘇に酔っています。
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お笑い

2021年12月21日 | 暮らし
私たち夫婦を始め、我が家の子供たち含めてみんなが「お笑い」好きだ。
顔を合わせると、それぞれがその時の一押しの芸人を挙げ、その笑いについて語り合ったりするほどだ。
次女の娘の5歳になる糸葉さんは一時、お笑い芸人になると言っていたほど。今でも、「ズコッ」とこけ、フリにはボケてくれ、一発芸で笑わせてくれたりもする。

そんな私たちが毎年、楽しみにしているのが漫才の日本一を決める「M-1グランプリ」。その決勝の様子をテレビで視聴した。

ここ数年、M-1では「霜降り明星」「ミルクボーイ」「かまいたち」「ぺこぱ」「おいでやすこが」「マヂカルラブリー」と今、茶の間(ほとんど死語か)を沸かせているコンビが決勝の舞台で光を放っていた。

今年の決勝に残った10組、正直、いずれもが平凡に思えた。あの「ミルクボーイ」や「おいでやすこが」が出て来た時のインパクトを感じることはなかった。

第1ラウンドを経て、最終決戦に臨んだコンビは「インディアンス」「錦鯉」「オズワルド」の3組。
結果、優勝は審査員7名中、5名から支持された「錦鯉」だった。

しゃべくりの上手さ・達者さからすれば、「インディアンス」か「オズワルド」だったと思うが、頭一つ抜けるには今一だったように私にも思えた。

「錦鯉」の長谷川雅紀さんは50歳で相方の渡辺隆さんは43歳、歴代優勝者の中で最年長となる。

各分野で、若くして成功を収める人がいる。一方で、年を重ねてから頭角を現す人もいる。

栄冠に輝いた瞬間、長谷川さんは、人目をはばからずに大粒の涙で顔中を濡らしたが、それを見ていたこちらも、じいんとくるものがあった。
また、彼らの苦労を知っているのだろう、審査員の塙さんと冨澤さんがもらい泣きしていた。

最終決戦に臨んだ3組に「お笑い」そのものの差がそれほどなかったとするならば、そんなところが審査員に「錦鯉」と書かれたボタンを押させる決め手となったのかもしれない。
そしてそれは、「お笑い」の大事な要素の1つなのかもしれない。
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落語家

2021年11月23日 | 暮らし
午後1時5分から放送された「令和3年度NHK新人落語大賞」を視聴しました。
東京・大阪で開かれた予選を勝ち抜いた6名による若手落語家の日本一決定戦です。

この日、最後に登場したのが大賞に輝いた桂二葉さん、演目は「天狗刺し」。

圧巻の話芸でした。最初から最後まで声を出して笑っていました。
落語を聴いて、こんなに笑ったのは本当に久しぶりのことでした。
審査員5名の採点も全て満点という文句のつけようのないものでした。

女性の大賞受賞というのは、50回を数える同大会の歴史の中でも初めてのようです。まさに快挙です。

様々な分野で女性の進出、活躍が目立ってきましたが、それぞれの道の先駆者となられた方々には大変な苦労があったのだろうと想像します。

芸能の世界も、ついこの間まで「女遊びは芸の肥やし」などと公然と語られたように男性中心の世界だったように思います。
中でも、見習い・前座・二つ目・真打からなる「身分制度」という仕組みが残っている落語界で、女性がその道を極めていくのは並大抵でない苦労が今もあるはずです。

しかし、そのような険しい道を切り開いてきたパイオニアがいて、現在では50名を超える女性落語家のみなさんが活躍しているようです。
また、三遊亭歌る多さんという女性の噺家は落語協会の理事を務めているということですから、時代は確実に変わってきているのですね。

今回の桂二葉さんの大賞受賞は、そういう先達の切り拓いてきた道の先にあるもので、その意味ではご本人は元より、女性の落語家みなさんの喜びではないかと思います。

談志さんの「芝浜」、久し振りに聴いてみたくなりました。
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私の責任

2021年11月21日 | 暮らし
午前中、居間に家族の賑やかな声が響いていました。時折、はじけるような笑い声が混じります。
家族間のLINEのビデオ通話です。
いつの間にか「なぞなぞ」が始まっていました。

その中心にいたのが5歳になる糸葉さんです。
きょうは日曜日ですが、お父さんが仕事で出かけたことからLINEをかけたのでしょう。
私たち夫婦と三女がそれに応じたのでした。

お父さんは、今日だけでなく昨日の土曜日も朝から出勤したそうです。
糸葉さんのお父さんは、中学の数学の教員です。部活動・陸上部の顧問も務めています。
土曜・日曜と競技大会に出場する生徒を引率するために出勤したとのことでした。

私「昨日、お父さんは何時頃帰って来たの?」
糸葉さん「早かったよ6時位だった。」

父親の夕方6時の帰宅を「早い」と捉えているのです。
そうなんです。平日、お父さんの帰宅は夜の9時、10時になるようです。
朝も早いお父さんは、平日、糸葉さんの寝顔しか見ることが出来ません。

それが、一緒に遊べるはずの土・日まで奪われるとしたら…。
これは、糸葉さんと彼女のお父さんだけの問題ではないはずです。

言うまでもなく、人づくりは国家の根幹をなすものでしょう。
その教育現場の最前線にいる教師の劣悪な労働環境の改善は、国の重要な政策課題として位置付ける必要があると考えます。
政府の速やかな着手を望みます。

また、教師のみならず、様々な職場の第一線で働く若い世代の労働環境、同時にワークライフバランスを個人の問題とするのではなく、社会全体で考えていく空気を、彼らより上の世代の私たちは醸成していく責任があるのではとも考えるところです。
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青い果実の恵み

2021年11月20日 | 暮らし
完熟前の青い果実を搾油したオリーブオイルを使い始めて何年経つでしょうか。
この季節限定の、美しい若草色した貴重な有機栽培オリーブオイルのご案内を今年もいただくことが出来ました。

我が家では、刺身を食べる際にそれを用います。
刺身の上にこのオリーブオイルをかけ回し、塩を軽く振り、柚子胡椒でいただきます。
また、朝食時のトーストやバゲットにかけてもいただきます。

今朝も、トーストにかけていただいたばかりでした。
ちょうど1年で使い切る量だけ、注文できるようになりました。

子供たち3家族分、合わせて注文するのも恒例となりました。
やはり、偉大な自然の恵みに感謝です。


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西方浄土からのハガキ

2021年11月17日 | 暮らし
近親者が亡くなった翌年の正月は喪に服し、年賀状を出さないことを年賀欠礼と言い、喪中であることを伝え、年賀状を辞退するために送る書状を年賀欠礼状と言うそうですね。
世の中、知らないことばかりです。
11月に入り、その年賀欠礼状が、ぽつぽつ届くようになりました。

そして今日、西方浄土から一葉のハガキが届きました。
女房どのの伯父の長男、つまり従兄からのものです。

「諸行無常
私、現在地は西方浄土。旅も行くところがなくなり、ついに西方浄土にきております。」
彼は、奥さんを早く亡くしたこともあり、退職後は年中、世界各地を旅していました。

このように始まるハガキは、先生、同級生、仕事仲間、旅友や家族親戚に対する感謝の気持ちを表す言葉へと続き、さらに、
「西方浄土には家内も親父もお袋も、先代も一緒におりまして、楽しい地であります。」
「この地でご一緒できることと思っております。まだまだ、先のことでしょうけどね。」と冗談を挟み、
「ご健康とご多幸をお祈り申し上げます。令和3年11月15日再拝」と結んでありました。

そして、毎年の賀状が海外の旅先の写真一色であったように、最後の一葉も仏陀が涅槃に入ったとされているインド・クシナガラ・涅槃堂の涅槃像の写真でした。
合わせてにこやかに合掌する彼の姿もそこにあります。

女房どのの従兄ですから、そんなに近しい間柄でもなく、結局、私は彼と直接会う機会を持つことはありませんでした。

ただ、三女が製薬会社を受験する際、研究職の先輩としてメールでアドバイスをもらうことがあったり、年に1度ですが、賀状のやり取りで、そこから感じる何かがありました。

それに、私のブログを見てくれていたようでした。それについて賀状で触れてくれたこともあり、確かなご縁があったのだ、と西方浄土からのハガキを受け取り改めて感じました。

「私が作った葉書を、お世話になった方々へ送って欲しい」彼の遺言だったそうです。

「生前の父への色々なご厚情に感謝申し上げます。お陰様で、父は幸せな人生とその最後を迎えることが出来ました。本当にお世話になりました。寒くなる時節柄ですので、どうぞご自愛ください。」

葉書のおもて面半分下に、小さな文字で綴られた、このハガキのいきさつを記した文章の終わりに、幼い頃、彼が可愛がったであろう彼の娘さんからの言葉が添えられていました。
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