9月下旬の3連休を利用して絵理子さんが帰って来ました。今回は、ボーイフレンドの梅田さんが一緒に遊びに来てくれました。「ボーイフレンド」と言うより「恋人」と言った方がいいのでしょうか。いわゆる「つきあっている」間柄ということです。
去年の夏、絵理子さんに梅田さんのどんなところに惹かれるのか訊いたことがあります。絵理子さんは、いくつか例を挙げて、人間として尊敬できる人なのだと、きっぱりと答えました。
交際を始めて2年を経過したと聞きますが、今でもその思いに揺らぎはないようです。
今回の梅田さんの来遊は、何か特別な意図があってのものではありません。2人はフィアンセではありませんし、今後の何かをを約束したというわけでもありません。ただ、梅田さんと私たちがお互いに会いたかった、絵理子さんが会わせたかったというだけのことです。
彼らが就職活動を始める頃、2人が就職と結婚をどのように考えているのかも、絵理子さんに訊ねたことがあります。
すると、先ずお互いがそれぞれの希望する仕事に就くよう、最大限の努力をしよう。そして、それが果たせた後に結婚は考えようと2人で話し合っているのだと語ってくれました。
その後、絵理子さんは希望通りの職場に就職が決まりました。一方、梅田さんは研究職を希望して就職活動をしたようですが、学部卒でのその道は厳しく、初志を貫くため大学院への進学を決意しました。
絵理子さんも梅田さんも、それぞれを大切な存在として認め合っているようです。しかし、だからといって性急に結婚を望んでいるようでもありません。2人は、とても自然体です。
絵理子さんと梅田さんの関係がこれから先どうあるかは別にして、今回、絵理子さんと、絵理子さんが敬愛する人と共に、私たち家族は楽しい3日間を過ごすことができました。梅田さんは、礼節をわきまえた思いやりのある気持ちのいい若者でした。
女房どのは、2人を見ていて「きょうだい」のようだと称しました。私も、彼らの様子を見ていて単なる恋愛以上の結びつきがあるように感じました。
2004年9月27日(月)記