峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

母の爪を切る

2012年06月20日 | 家族

先週水曜日、午後1時半から4時まで佐々町民生児童委員協議会の例会に出席した。始めに、県北保健所よりコミュニケーションの障害、対人関係・社会性の障害といった発達障害の理解のためにという話があり、委員との間で意見交換が行われた。。そのような障害を抱える人を家庭や地域でどう支えていけばいいのか。公的な機関がどう係われるのか。難しい問題だ。
次に町内の幼稚園長・小中学校長から最近の幼稚園・学校に関して話があり、委員からも校外での子供の様子について2,3意見が出された。教育界も難しい問題を抱えたまま出口を見出せずにいる。

木曜日、町内会の「のんびり温泉・日帰りバスの旅」の日。町内会のみなさん22名を佐賀県・佐里温泉へお連れした。
この行事も早いもので今年で7回を数える。幸い晴天に恵まれた。翌日からずっと雨。晴れ男の神通力もまだまだ捨てたもんじゃないようだ。
午前9時に迎えに来てくれた登栄荘のバスで町内会を出発。国見山を越えて伊万里へ入る。
絵理子さんが高校生だった頃、彼女が帰省するたび、家族全員で愛車デリカに乗り込み寮までの往き帰りにこの道を通った。あんなに幼かった子供たちも今やすっかりたくましく成長し、それぞれがそれぞれの地でしっかりと生きている。その懐かしい想い出の道を町内会のお仲間とバスで往く。

途中、運転手さんに「見返りの滝」に寄ってもらった。ちょうどアジサイ祭りが行われており、平日とはいえそこそこの人出があった。アジサイの花に心が和らぐ。
午前11時過ぎ、登栄荘到着。すぐにそれぞれ自由に温泉を楽しんでいただいた後、12時半から豪華な懐石料理をゆっくり楽しんでいただいた。
午後2時半、登栄荘を後にし、途中、南波多町の「伊万里ふるさと村」で買い物を楽しんでいただき、午後4時頃、町内会に無事帰って来た。帰りの車内は笑い声が絶えず、みなさん初夏の1日小旅行をご堪能いただいた様子でそれが何よりだった。

金曜日は午後から江迎署管轄の防犯協会連合会の研修会と総会に出席した。総会後、懇親会が行われることになっていたが、後を佐々町の他の役員に任せ、ひと足早く失礼した。

土曜日、午前9時から翌日の公民館フェスティバルの会場設営準備に他の3人の将棋同好会メンバーと共に参加し汗を流す。
11時過ぎ帰宅し、それから久し振りに波佐見の温泉「湯治楼」へ女房どのと出かけた。
この日は朝から激しく雨が降っていて、そのせいだろうさすがに入浴客が少なく、気兼ねせずゆっくり湯に浸かれたと女房どのが喜んでくれた。
その帰り道、母のもとに行った。途中のドラッグストアーで求めたニッパー型の爪切りで、母の伸びた手と足の指の爪を切ってやった。生まれて初めて母の爪を切った。

日曜日、午前10時から町の公民館学習グループが主催する公民館フェスティバルに将棋同好会の一員として参加した。
各学習グループが日頃練習を重ねてきたダンスや歌を順に発表したり、制作した作品を展示したりする中、将棋同好会のブースはこの日集まった12人のメンバーがいつもの例会のようにただ楽しく将棋を指しておられた。
立ち寄られる顔見知りの方々とあれこれはなしをしたり、みなさんと弁当を広げたりして午後3時の撤収まで楽しく過ごした。

ホッとする間もなく新しい週が始まっている。目の前のことを懸命に処理する日々が続いている。母は、我が家から車で20分ほどの病院にいる。母の傍にたとえ5分いられずとも、1日に1度は母の手と足の指をさすりに母のもとへ行くようにしている。母が私に心の整理をつけさせてくれているのだろう。

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ショウブの花

2012年06月12日 | 民生児童委員

私の暮らす町内会ではご高齢者の方々を月に1度集会所にお招きし、町内会の有志のみなさんによる手作りの昼食をみんなでいただき、歌を歌ったり、ゲームをしたりして午後のひと時をお仲間のみなさんと共にお過ごしいただいている。
そんな中、年に1度だけ集会所を出て野外で過ごしていただく。毎年5月の第4金曜日、近場の主に花の咲いている場所へ出かける。
今年も先月、ショウブの名所である町の「皿山公園」を訪ねる予定にしていた。ところがあいにくの雨、予定を変更して集会所で過ごしていただいた。晴れ男と公言してはばからなかった私、神通力がなくなったねとOさんに冷やかされた。

ところで、野外へ町内会のご高齢者をお連れする際、昨年まで私と有志の皆さんの車、数台に分乗して出かけていた。それではいろいろと問題があるのは承知だった。しかし、町社会福祉協議会と町が白タク行為に当たるから等の理由で公の車の使用を許可してくれなかった。万が一交通事故を起こしたならば・・・。彼らは、私に野外に出かけるのを続けろとも止めろとも言わなかった。いや、言えなかった。

お一人暮らしのご高齢者で親戚縁者もいず、表に出るのもままならない方々がおられる。その方々のことを思うと、せめて年に1度だけでも新緑や草木の花の美しい季節に戸外にお連れしたい。それは人情だろう。車を出していただく方々も同じ思いだった。
自己責任でやるより他なかった。責任を持つといっても万が一の時、具体的にどのように責任を取ればいいか分からなかった。しかし、それを考えるよりも車を安全に運転することに最善を尽くそうと話し合った。

それが今年度からそんな決死の覚悟で臨む必要がなくなった。町所有のマイクロバスを運転手付で出してもらえるようになった。ようやく町に私たちの思いを理解してもらえたのだ。
早速手続きを済ませ、準備万端だったのに雨で皿山公園行きが流れた。

皿山公園は今、ショウブの花が真っ盛りだ。
昨年の町政70周年記念式典で、皿山公園を象徴するそのショウブの苗を2株いただいた。そのショウブが今、我が家の庭でなんとも繊細かつ優美な花を咲かせている。

私が草木や花を愛するのはきっと母の影響だろう。それほど母は草花を愛しんできた。
何でもないときに病床の母のことを思う。そんなとき思わず心の中で「おふくろ」と呼びかけている。

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母に添う

2012年06月11日 | 家族

先月28日の朝、突然母が倒れた。今もなお危険な状態が続いている。
取り乱してしまいそうなところを女房どの・子供たち・天使、そして弟妹とその家族により辛うじて支えられている。

さて、今週もあれこれある。木曜日に町内会の「のんびり温泉・日帰りバスの旅」を行う。昨日までにその参加者数をとりまとめ、今朝、目的地の佐里温泉・富栄荘の担当者と電話であれこれ打ち合わせた。
日曜日は「公民館学習グループ」が力を合わせ「佐々町公民館フェスティバル」を開催する。我が「佐々町将棋同好会」も参加する。その準備についても午前中に仲間数人と電話で打ち合わせた。

昨日、いつものように夕方、母の元を女房どのと訪れた帰り、近くでケバブの店を営んでいる友人の所に寄った。相変わらず大きな声で明るく元気に接客している彼の姿を見て励まされる思いがした。

母の命に添いたい。

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