峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

充実の秋

2014年09月23日 | 父親と子

天使たちと楽しく敬老会を過ごしたその日、昼食を天使たちのお母さんととることにし、敬老会終了後、彼女の職場へと向かった。

約束の時間より早めに着いた私たちは、早速約束の場であるキャンパス内の学食へと向かった。
大学は夏休み期間中で、昼時にかかわらず学生の姿はまばらだった。

9月も中旬にさしかかっているとはいえ、昼間の陽射しはまだきつく、暑さから逃れるように学食に飛び込んだものの学食内の冷房の効きは中途半端で、それではと日除けのついたテラスに出てみると、木立の中を吹き抜けて来る風が心地よく、そこに設えられているテーブル席につくことにした。

程なく、昼休みに入った絵理子さんがやあやあという感じでやって来た。
産休から育休と連続して3年間、子育てに専念し、職場復帰した彼女は最近とみに仕事に燃えている。この日も生き生きとした表情をしていた。

絵理子さんの昼休み時間いっぱい、敬老会での天使たちとのふれあいの様子などを中心に語り合った。

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人が育つということ

2014年09月12日 | 私と孫

11日、天使たちの通う保育園で「敬老会」が催され、女房どのと共に参加した。
午前9時半からおよそ2時間に渡り、ゼロ歳児から年長児までの各クラスの子供たちが順に、おじいちゃん・おばあちゃんたちのためにこれまで練習してきたという歌や踊りを披露してくれた。

最後に年中・年長の子供たちがそれぞれのおじいちゃん・おばあちゃんの傍に行き、身体を触れ合って遊ぶという演出があった。お姉ちゃん天使も、女房どのと楽しく遊んでくれた。私は、ずっとその様をビデオに収めていた。

夜、天使たちの家族と夕食をともにした後、しばらく同じ時間を過ごしたのだが、そこでお姉ちゃん天使の私たちに対する様子に大きな変化が見られた。
それまでであれば、天使たちは、私たちと楽しく遊んだりおしゃべりしたりするものの、お父さんやお母さんにまとわりつくようなスキンシップを私たちに求めることは決してなかった。
それがである。その夜、一緒にビデオを見ているとき、お姉ちゃん天使が私の膝の上に乗ってきたのだ。それは、いつもそうしているかのようなきわめて自然な動きだった。やがて、それを真似て妹天使も身体を寄せてきてくれた。

人は、他者との関わりの中で心が表れ、育っていくものなのだろう。

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細胞分裂

2014年09月04日 | 家族

子供たちがまだ幼かった頃、お盆休みになると阿蘇周辺へ家族5人で一泊ないしは二泊の旅行に出かけた。その頃の一つ一つの想い出は、私たち夫婦の大切な宝物となっている。いや、それは私たち親だけではなく、おそらくは子供たちにとっても、そうであるように思われる。こう記していても、幼い頃の3人の子供たちの生き生きとした仕草や表情が鮮やかに蘇ってきては、私と女房どのとが営んだ家族の最もダイナミックな時代が懐かしく思い出される。

時は流れ、私たち夫婦の長女である絵理子さんは良き伴侶を得、2人の子供にも恵まれた。自分の家族を持った絵理子さんは毎年、家族で沖縄に行く。お姉さん天使は、それをとても楽しみにしている。
絵理子さん・研二くん夫婦は力を合わせ、親として色々な宝物を得るための営みの真っ最中である。おそらくは、次女・三女もそれぞれの家族を持った時、同じように家族旅行を楽しむだろう。

昨夏、新しい試みとして女房どのと私、絵理子さん家族、有紀さんペア、それにくるみさんの計9人で福岡県岡垣町「ぶどうの樹 」の「杜の七種」に投宿した。それは、私たちそれぞれにとって新たな形の家族旅行の始まりとなった。

そして2回目の今年の夏、8月14日・15日と熊本県南小国町満願寺温泉の「旅館 藤もと」に宿をとった。
かつて、家族旅行で満願寺温泉の「瑞雲荘」という旅館を何度か訪れた。「瑞雲荘」そのものが趣きのある良い旅館だったが、辺り一帯ひなびた温泉郷で風情があり、浴衣のまま家族5人で温泉の湧いている川に沿って古寺まで散歩を楽しんだりしたものだった。
そこで、今回久しぶりに「瑞雲荘」を訪ねてみようと思い立ったのだが、残念なことに既に閉じられていた。そこで、同じ満願寺温泉の「旅館 藤もと」の離れを初めてとったのだった。

あの頃と違うのは子供たちが皆成人し、長女には家族ができ、次女・三女ともパートナーがいて、異なった地で暮らしているという点だ。1つの家族が今や4つの家族へと成長している。

皆、酒を嗜む。全くの下戸である女房どのと2人の天使は、夕食が済んでトランプなどに興じていたが、いつの間にか隣の部屋で安らかな寝息を立てていた。
食事の際のビールから始まった飲み物は日本酒、ワインと移り、尽きない話は深夜まで及んだ。

 

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