一昨日、地区の秋祭りが行われた。
予定では午前8時からその準備を行う予定だったが、前夜からの雨が降り続いていたために午後1時から繰り下げて行った。
年間を通して地区の神事等の世話をする班を、こちらでは「当屋」と呼ぶ。本来ならば、その当屋が全ての準備に当たるところだが、昨今そうもいかなくなり、幟を立てる作業等の力仕事は地区の男性陣総出で行っている。もっとも、境内に立てる幟の数、6本だったものが今では2本になっている。
昨年まで4つに分かれていた班は、今年から2つに組み替えた。
午後五時から当屋により神事が行われ、午後6時から当屋以外のみなさんも集まりお祓いを受けた。
長老の話によると、かつてはその後に獅子舞を行っていたそうだが、それも今は昔。ささやかに開かれていた酒宴も、このコロナ禍にあって中止となった。
地域の力を維持してくのが難しい時代だが、それでも出来ることはある。
諦めることなく、無理をせず、次の世代に大切なものを繋げていきたい。