峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

人は何のために生まれてくるのか

2005年09月30日 | 町内会長

ご高齢者の中で、西町町内会に籍を置いたまま、ご病気などのため、施設へ入所されている方が現在3名いらっしゃいます。
先日、敬老お祝い金をお届けに、みなさんが住んでおられる施設を初めて訪れました。

Rさんご夫妻は、お体の状況の違いで別々の施設でお暮らしです。ご主人は、特別養護老人ホーム、奥様はグループホームです。いたし方のないことですが、この現実を悲しく思います。

Iさんは、介護老人保健施設で暮らしておられます。

前回お伺いしたとき、みなさん喜んでくださいました。お別れするとき、手をとって「また来ますからね」と言って帰りました。

昨日、思い立ってお3人の所へ行って来ました。お3人とも涙を流して喜んでくださいました。

Rさんご夫妻のご自宅は、主がいないまま傷みが進んでいます。
奥様のケイさんは「長いこと留守をしていますが、よろしくお願いします」と何度も何度も頭を下げられました。切なかったです。

Iさんは、脳梗塞【のうこうそく】で倒れられた後、しばらく、生死の境をさまよわれました。それから考えれば今は奇跡的な回復ぶりです。左半身に麻痺が残っていますが、車椅子に乗られるほどです。言葉も次第に聞き取りやすくなっています。
昨日、Iさんは「帰りたか~」「西町に帰りたか~」と何度も何度も泣きながら喉【のど】の奥から絞り出すような声で私に訴えられました。

せめて1ヶ月に1度くらいは、3人のみなさんに顔を見ていただくために出かけようと思いました。

昨日は、高い空からピーヒョロロというトンビのさえずりが聞こえてきました。遠い昔の子供の頃、天高く、どこまでも青空が澄んでいた秋の日に聞いていたものです。

きょうは、一転、真夏に戻ったような1日でした。毎月の配布物・回覧を抱え、汗だくで班長さんのお宅を訪ね歩きました。
いいちいち記すのが大変なほど、いろいろな事があります。

人間の一生って、何なのでしょう。

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将棋の子

2005年09月29日 | 将棋
有紀さんとくるみさんが将棋と出会ったことで、私たち家族の世界は、より大きな広がりをもちました

有紀さん・くるみさんが全国大会で戦ってきた子供たちの中に、将棋の研修会や奨励会で将棋における自分の可能性を問うている人たちがいます。
室田伊緒さんのようにプロになる人も出てきました
彼らの成長を密かに見守り、応援するのも楽しみの1つです

きょう、久しぶりに日本将棋連盟HPの奨励会の成績表を見て、ある種の感慨(かんがい)を抱くことになりました。

この夏、山形県天童市で開かれた全国中学生選抜将棋選手権大会で埼玉に引っ越した植木裕斗くんに会いました。
1年ぶりにあった植木くんは、ずいぶんと背が高くなり、少年から青年の顔へと変わっていました。
こちらの目を真っ直ぐに見て、柔和な表情で穏やかに話す様は、彼の確かな成長の証【あかし】でしょう。
彼は、この夏も奨励会を受けると力強く語ってくれました。

関東奨励会…二段・田島尉【じょう】くん、長崎県出身です。長いこと初段に留まっていましたが二段まできました。とりあえず三段リーグまであと1歩です。
頑張れ、ジョー

2級・大西光くん、森下卓九段のお弟子さんです。
ある時、森下さんと親しくお話する機会がありました。奨励会の話になった際、大西くんのことが話題になりました。彼は確か、小学4年でアマ四段の力があったとか。
そんな強い子が奨励会の4級かで長いこと昇級できない時期があり、そのことをして森下さんは考え込んでおられました。
どんな子でも奨励会入りには反対ですと仰っていました。

その後、ある時期ポンポンと2つ上がりました。大西くんを直接知りませんが応援しています。
よかったね。頑張れ、ヒカリ光れ

3級には黒沢怜生【れお】くんがいます。黒沢くんは埼玉で東日本大会出場だから、くるみさんが直接指す機会はありませんでした。が、くるみさん世代の強豪の代表格です。
頑張れ、レオ

6級までくると、新入会員の名前が載っていました…入山稜平くん。
確か愛知県の子です。前身の小学生倉敷王将戦で彼を初めて見ました。彼が小学1年生のときでしたが、地元のカメラクルーが彼をずっと追いかけていました。何でも彼のドキュメンタリーを作っているんだとか。
当時から堂々として、スターの雰囲気を持っている子供でした。順調に成長しているようです。
頑張れ、リョウヘイ

そして…植木裕斗、ありました。植木くん、何度目かの挑戦で見事に入会を果たしていました。
2年前、裕斗くんのお父さんと天童で、はしごして飲みました。お師匠さんの佐藤康光棋聖は私がお引き合わせしたものです(オホン)。
裕斗くんが奨励会に入ってくれたので、この秘話をようやく自慢話として公言できるようになりました。
頑張れ、ユウト

そこまで見て、次に関西奨励会のページをクリックしました。
三段リーグに広島の村山聖怪童杯で出会った糸谷哲郎くんがいます。とても愉快な少年でした。あの頃、確か初段でした。順調に強くなっているようです。
頑張れ、テツロウ

初段に、新入会の今年のアマ名人吉田正和さんがいます。早くも2連勝です。
頑張れ、ヨシダ

2級に澤田真吾くんです。彼も4年生の頃から落ち着いた少年でした。
頑張れ、シンゴ

5級には北山開生くん、横田淳くん、西野剣くん、西田拓也くんがいます。
頑張れ、カイセイ、アツシ、ツルギ、タクヤ

次に6級の松尾知典くん…、9月26日の欄に「退会」の文字が記してありました。
平成15年入会ですから2年間、将棋だけに集中して努力を重ねてきたことでしょう。
奨励会入りは、知典君が将棋を指し始めた頃からの夢でした。子供がずっと変わらず言い続けてきたことだから親としては、それを応援するだけですと仰っておられたお父さんの言葉が心に残っています。
まだ13歳です。おそらく精一杯やってのことだから、スッキリしているかもしれません。
頑張れ、トモノリ

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大切なものが消えた

2005年09月28日 | 保護司
午後1時半から4時半まで佐世保地区第9分区(佐々町・小佐々町・旧吉井町・旧世知原町)の保護司研修会に出席しました。
会場を始め、いろいろとお世話をするのを持ち回りの当番制にしています。今回は佐々町が当番でした。佐々町以外は佐世保市と合併してしまいましたが(小佐々町は来年度かな)、保護司の地区割りは以前と同じでやっています。
ただし、今回からちょっと寂しくなりました。かつては、研修会の後、ささやかに懇親会を行っていたのですが、小佐々・吉井・世知原が合併したことで、その予算がなくなったというのです。

懇親会といっても、保護司会のそれは、ほんとに慎(つつ)ましやかなものでした。佐々町以外の町は、それぞれの町の公民館で研修を行っていました。研修後、公民館の和室で飲んで語らったものです。このひと時がとても大切だったように思います。
保護司同士、いろいろ情報を交換したり、観察官や役場の福祉課の課長さんあたりと意見交換できました。
このささやかな懇親会の予算も組めなくなったというのです。過日、佐々町の保護司会で、予算がないなら手出しでやればいいではないかと提案しましたが難しいようです。

ところで、きょうの研修のテーマは「交通保護観察について」でした。
その中の資料で道路交通法違反についてのものを少しだけご紹介します。
 速度超過・・・・6月以下の懲役又は10万円以下の罰金
 無免許運転・・・1年以下の懲役又は30万円以下の罰金
 酒酔い運転・・・3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
 酒気帯び運転・・1年以下の懲役又は30万円以下の罰金

「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな」名標語です。

犯罪被害者支援基本法が今度の通常国会で成立する運びです。
この被害者の支援に当たるのも保護司だそうです。現在の保護司の中から、何割かが研修を受け、その任に当たることになるようです。
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秋の大会に向けて

2005年09月27日 | 高校生
きょうの午後は1時30分から夕方5時まで佐々中学校にいました
授業参観と学級懇談会に出席し、校長室で校長先生と少し話をしました。その後、グラウンドで会った塾生らと話しながら野球部の練習を見ていました

バックネット裏に、佐々中OB・清峰高校野球部の内山君がいました。清峰高校は今、テスト期間中ということで、学校帰りに立ち寄ったようでした。
今年の清峰高校野球部はどうかと訊ねると、まとまりがあっていいチームですと答えてくれました
ライバルはと訊ねると、波佐見・長崎日大・海星・南山あたりを挙げていました。先ずは春の選抜を目指すため、これからの調整が重要です。健闘を祈って別れました
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小さな ときめき

2005年09月26日 | 父親と子
有紀さんは、金曜日、学校行事の山登りだったため、きょうは振り替え休日でした。
女房どのとくるみさんは学校に出かけたので、有紀さんと私の2人で昼食をとりました。

絵理子さん、有紀さん、くるみさん、3人の子供たちそれぞれと2人っきりで、きょうのように昼食をとる機会が割とあります。
そんなとき、家族みんなで食べる時にはまったく感じない照れくささ、ちょっとした緊張を感じます。なかなか趣【おもむき】があっていいもんです

女房どのとくるみさんが帰宅した後、2人で有紀さんを寮まで送っていきました

今週末はハウステンボスで王座戦をたっぷり味わう予定です。1泊しますので、土曜日の図書館での「読み聞かせ」、日曜日の町内会清掃の放送などを託す連絡をつけ、我が家の属する班の清掃場所の草刈りを済ませました

10月に入ると、第2週の土曜日が「おくんち」、第3週の日曜日が「大綱引き大会」です。特に、綱引きは30人必要です。とりあえず、きょう松本さんに監督をお願いしに行ったところ、快【こころよ】く引き受けていただきました
メンバー集めは私もお供します。

町内会を例のごとく、あっちこっちとウロウロしていたところ、アパートに住む元山先生が歩いてくるのにぶつかりました。
早速、声をかけました。今のところ空いているということで1人確保です。幸先【さいさき】いいぞぉ~
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ご近所付き合い

2005年09月25日 | 暮らし
きょうは、仕事を一切しませんでした。本当に久しぶりに一日中、家で家族と共にノンビリ過ごしました
3連休の最後だったので、どこか近場のにでも行こうかと女房どのと話しましたが、帰省している有紀さんが家でゆっくりしたいだろうと思いとどまりました。

午前中、お隣の平島さんがオハギを届けてくださいました。いつもいつもお彼岸【ひがん】に手作りのオハギを届けてくださいます。これが美味しいのです。口にこそ出しませんが、家族みな、お彼岸にいただくことのできる平島さんのオハギを楽しみにしています

午前10時から正午まで将棋NHK杯トーナメントを見ました。谷川さんは、やっぱり強いな~。

局後の検討【けんとう】をするために対局者の傍に解説者と司会者が近づいて行き「お疲れさまでした」と声をかけたとき、谷川さんは軽く会釈【えしゃく】をされました。
普通、あの場面で会釈を返す棋士はほとんどいません。私は、それがずっと気になっていますが、谷川さんの姿が新鮮な感じに映りました

午後3時から5時までは将棋アマ名人戦を堪能【たんのう】しました。決勝に勝ち上がった2人は20歳と25歳の若者でした。
2人とも、これまでのアマチュア強豪とはちょっと違うようです。2人とも初出場ということでしたが、どちらも全国大会への参加は、ほとんど初めてということでした。
優勝した浅田さんは、中高校生時代をアメリカで過ごされたようで、大学入学後にメキメキと強くなられたそうです。
準優勝の福井谷さんは、主にパソコンのネットで将棋を楽しまれ、強くなられたようです。
お2人とも、お決まりの扇子も持たず、ペットボトルも置かずととても新鮮に映りました
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長崎だからなのか

2005年09月24日 | 学校教育
一昨日の長崎新聞の「うず潮」という欄で、作家でミュージシャンの長谷川集平さんが長崎で起きた中高生の自殺に関して踏み込んだ発言をしておられます。

「新学期、長崎で中高生の自殺が相次いだ。わが国では年間三万数千人が自殺するそうだ。世界的に見て、異常な多さだけれども、その中でも長崎の子どもが目立つのは、やはり特殊なことだ。原因は長崎にありと真っすぐ受け止めるべきではないか」と。

理論社・デビルズドリームでの長谷川さん紹介によれば、長谷川さんは、兵庫県姫路市生まれで1991年より長崎市に住んでおられるようです。
長谷川さんは、長崎に住むようになって以来ずっと孤独だったと記しておられます。
「腹を割って話してくれない人たち」「大事な話をしようとするといつもうっちゃられ、逆襲されてしまう」「ピントをうまく外す話術は何のために洗練されてきたのだろう」
長谷川さんが長崎の人たちと接してきての印象です。

長崎県に生まれ住んでいる者の1人として、長谷川さんの言葉を重く受け止めています。
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嬉しい日

2005年09月23日 | 家族
昨夜、絵理子さんからも誕生日を祝すメールが届きましたCメール、連続4通です。
Cメールは、今や我が家の家族間のコミュニケーションの貴重な手段となっています

秋分の日のきょう、朝8時半から午後3時まで町内会の地域デイサービスを開きました。
先日の町主催の敬老祝賀式に出席されなかった方がいらっしゃったので、町内会の敬老祝賀会にしました
朝早くから、いつもの町内会の有志【ゆうし】の方々に出ていただいて、巻き寿司やいなり寿司を始め、ご馳走をこしらえていただきました

地域デイサービスを済ませた後、女房どの・くるみさん・私の3人で有紀さんを迎えに大村まで出かけました。有紀さんは、きょう学校行事の登山があり、明日から3連休です。

夕食を、大村で見つけた「志も多」という季節料理のお店でいただこうと前日に予約を入れました。有紀さんも一緒に家族が私の誕生日を祝ってくれるというわけです。
きょうは女房どのの車で女房どのの運転です私がお酒をいただくからです。有紀さんの学校や寮での先生や友達との話を聞きながら、季節の料理に舌鼓【したつづみ】を打ちました

「志も多」は、日本酒・焼酎・ワインまで、豊富に種類がそろっています。今夜は白ワインのハーフボトルをいただきました。
今年も、いい誕生日を迎えることができました

帰りの車中、有紀さんとずっと話をしていました。学校生活を満喫【まんきつ】しているようで何よりです。




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資質【ししつ】を磨【みが】く

2005年09月22日 | 父親と子
昨夜、眠りかけた時、枕元に置いていた携帯電話の着メロが鳴りました。
Cメールです。有紀さんからでした
「誕生日おめでとう★☆」

日付・時刻を見ると「09/22 00:01」とあります。22日の深夜0時を1分回ったところでした。

そうです。9月22日は私の誕生日です。有紀さんは、22日になるのを見計らって私の誕生を祝うメールをくれたのでした

「有り難う22日になったばかりに。感激です」と返しました。

有紀さんは、他者の気持ちを丁寧【ていねい】に汲【く】み取ることのできる資質に恵まれているように思われます。
彼女は中学の頃から、大学では心理臨床分野の勉強をしたいという希望を持ち続けています。有紀さんの資質を磨くにはピッタリの学問です。

そういえば、先日の帰省の際、学校で進路調査があり、信州大学と答えたと言っていました

守一雄先生の下で学ぶことになるのかな守先生の著書をよく読んでいるようです。
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ケンカの気持ち

2005年09月21日 | 絵本の読み聞かせ
朝、8時10分から8時半までの20分間、佐々小学校2年1組のみんなと絵本の「読み聞かせ」を楽しみました

8時頃学校に着き、控え室で待っていると、2年1組のきょうの日直の当番の男の子が2人、迎に来てくれました
「ありがとう」と、教室へ向かう廊下を歩きながら日直の宮原くんの背中に手を当てると、シャツが汗でぐっしょりと濡れています。
「すごい汗だね」と言うと「兄ちゃんと朝ケンカした」と宮原くん

2つ年上の兄ちゃんとよくけんかをすること、弟の宮原くんがだいたい勝つこと、泣くのは兄ちゃんだということなど、宮原くんは教室に着くまで兄ちゃんとのケンカのことを話してくれました。
「よし、きょうは『けんかのきもち』を読もう。決~めた」

教室に入り、挨拶【あいさつ】を交わすと早速【さっそく】「読み聞かせ」です。『けんかのきもち』を読む前に「みんなはケンカをするかな?」と訊ねると、異口同音【いくどうおん】に「する!」

やっぱり、みんなケンカするんだ。
当たり前だよね。子供の頃、いっぱいケンカをしたらいいと思う。
子供の頃たくさんケンカをした子は、大人になって、つまらないケンカをしない。
ケンカをしても仲直りの仕方をちゃんと知っている。
みんな、いい子になんて、なるな
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