知人へのメールの返信に、私のしているボランティアの草サッカーを支援する組織は「グズグズ」でいいと思う、と書きました。その時思い出したのは、2回ほどこのブログに書いている向田邦子のシナリオ『幸福』のシーンです。詳しいストーリーは省略しますが、二人の姉妹がいて、妹の方が町工場で働く恋人のためにマフラーを編んでいます。姉は実はこの妹の恋人の兄と恋人同士でしたが、エリートの兄の方は重役の娘と結婚してしまい、結婚式の当日弟(今、妹の恋人)と1度だけの過ちを犯します。そして二人は1回だけの過ちを深く心に秘めて一生懸命生きてきたわけです。ある日、妹が恋人のために編んでいたマフラーを「いやだ、お姉さん、マフラー編んでいったでしょ。目がそろわないでぐずぐずなんだから。」と言ってほどこうとすると、父親は「組子の編んだ方がぐずぐずであったかい。お前のはいかん、目が整いいすぎて固くてあたたかくない」と言いました。ドラマを見た時から心に残っているセリフでした。ぐずぐずは組織として無責任ということではなく、だれもがほっとするようなあたたかさを大事にしたい というつもりだったことに気が付きました。それはわたしにしか編めないマフラーかもしれないな
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- 8年前に洗礼を受けて、新しい人生を生きだしました。洗礼名は『聖ルチア』ギリシャ人の医者であったという福音書のルカの女性名です。残りの人生を人に福音を(嬉しい知らせ)を届ける生き方をしたいと思っています
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