病院に入院している間に、12月になってしまった。デイルームというコーナーに看護師さんたちがクリスマスツリーを飾りつけていた。「ああ、12月なのだ」と点滅する豆電球にあたたかいものを感じた。飾り付けるものもフェルトの手作りのサンタさんだったりトナカイさんだったり。それを見たせいか、今年はクリスマスツリーがほしいと思った。小さくてもいい、部屋を照らす小さな飾りが欲しかった。私の思い出のなかのクリスマスツリーは、子どもの頃祖父が買ってくれた本物のモミの木のツリー。年々大きくなるので飾りものを増やさなくてはならなかった。そして、塾をしている頃、子どもたちと一緒に飾ったクリスマスツリー。ツリーは私のなかで、きっとあたたかさの象徴だったのかもしれない。まだクリスマスツリーは買いに行かないけど、部屋はあたたかさに満ちている。
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