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あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

新しきことへ

2016-03-16 21:04:31 | 日記
 まだどこか肌寒い日。母の内科の通院だった。歩けなくなってきている母と20分はのんびり歩かなくてはならない。血液検査の結果もお医者さんもびっくりするくらい年齢の割にいいという。認知症以外はすこぶり健康なのだ。

 通院のお楽しみは、帰りに外で食事をすること。今日は回転すしに行くという。私の2倍は食べた。元気なわけだと思った。さて帰ろうとすると、木蓮の咲いた並木道を歩きたいという。「えっ!遠まわりになるのに・・・」と思ったが

きれいなので歩くことにした。木蓮の並木道は・・・・。昔のことを思い出しそうだ。今週のミサの朗読で心に残ったイザヤの預言が、「初めからのことを思い出すな。昔のことを思いめぐらすな。見よ、新しいことをわたしは行う」だった。もう新しいことを見つめていこうと。母には明日には、いや家に帰ればこの木蓮を見たことも記憶にない。でも、この美しい瞬間を童女のように楽しんでいる。心にある新しいことに向かって私も歩きだそう。

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風の電話

2016-03-13 21:40:43 | 日記
 寒い日が続きます。外へ出るのが億劫で、引きこもりがちになりそうです。そんな夜に電話がなりました。今は、家の電話が鳴ることが少ないので、夜の電話は不安になります。親しくさせて頂いている80代のおじいちゃんからでした。体は元気なのだが、なにか外へ出かける気力がでないということでした。奥さまが、大腿骨の骨折、続いて鎖骨を折るということになり、介護に追われていました。自分でなんでもきちんとしなくては と思う男性独特の頑張りで疲れたのでは? と思いました。ご本人が介護疲れなのを自覚されていませんでした。10分ぐらい介護はエネルギーを奪われる などとお話していると元気な声になりました。「腹が立つこと」「投げ出したくなること」そんな本音をぶつければ、少し楽になるのでは。

 介護ばかりでなく、自分の病気でも息詰まることもあります。週刊誌で読みましたが、がん患者を癒す「がん哲学外来」があるそうです。医師と患者さんがお茶を飲みながら「対話」がをするのが特徴だそうです。

 電話は相手の声の様子だけで、大事な言葉を探さなくてはなりませんが、それでも「話せた」ということで少しは心が癒されるのかもしれません。「さみしい夜は電話ておくれ」ではありませんが、少しそんなボランティアもしていこうと思うのです。

 
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壊れた目覚まし時計

2016-03-10 22:13:13 | 日記
急に寒くなった。なにかほっとするのがおかしい。

家にあった目覚まし時計2つが壊れた。一つは今は見ることないような時計だろう。パラパラと数字が動く時計だ。

時計屋さんの話では30年以上前のものというものだ。それは元夫のものだった。別れる時に2つあるものは、いい方を夫に、1つしかないものは買い揃えて渡した。おそらくその時目覚ましが2つあったのだろう。壊れずにあったのですっと使っていた。2時22分で止まっていて電池を換えても動かなかった。最近、一緒に暮らしていた頃の夫の気持ちが少しはわかるようになったからだろうか。神様が、もういいでしょう と許してくれたのかもしれない。「ごくろうさま」と時計にお礼を言った。自分を責め続けた日々も明るい平和な日になった。これでお互いによかったのだ と思う。

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なでしこ

2016-03-08 21:38:10 | 日記
 毎日、思いがけないことが起こる3月。

 「なでしこ」の花言葉は「純愛」とか「才能」と教えてくださったのは岡野俊一郎さんだった。そのなでしこが残念にも散ってしまった。第1戦のオーストラリア戦のちぐはぐなプレイを見て、これは・・・と思った。いるべきところに人がいなくて、いなくてもいいところに人がいる。それから無残な戦いが続いた。その環境から離れることができないから仕方ないのだろうが、渦の中にいる時には見えないことが多い。代表になれないとわかって、はたと渦から出られたのか、ベトナム戦はのびのび試合をしていた。「なでしこ」はどこかかわいい花だ。そう思うと、日本の選手は、精神的に幼いのではないだろうか。男子もそのような気がする。ドイツなどは育成の段階でメンタルのケアが整っているらしい。自己コントロールの問題かもしれない。

 分からなくなったら、1度その場から離れてみる ということは大事なことかもしれない。


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たまにはお豆腐のお話でも

2016-03-07 23:04:20 | 日記
 このところ、なにか寒気がして体調が安定しない。身体が陽気についていけないのだろうか。春になるのに・・・と思う。

 たまにはやわらかい話もしたくなる。人生を変える言葉にはやわらかい言葉もある。「古矢さんは、まだ女になりきっていないんじゃないか」そんなことを例の30年も引きずった人が言った。まだ、そのシーンをよく覚えている。新宿で飲んだ後の帰りの山手線のなかだった。つまり、ああだ、こうだと男に理屈を言う私は、女としての本当の喜びを知らないのではないか ということだった。そのショックは大きかった。心の中で「あなたが教えてくれればいいのに・・・」と言っていた。私たちはそんな機会があっても、お互いにそれ以上は進まなかった。その当時は「結婚」ということを意識していたからかもしれない。この言葉を聞いてから、私は変わった。変った私に「化粧も違うし、服装も違う」と彼は悲しんだ。

 それは柔らかい言葉がではなかったのかもしれない。悲しんでも、その傷ついた私を精神的に抱きしめ続けた。なぜもっと素直に甘えられなかったのだろうか。「あなたでなくてはいやなのだ」と。だから、本当は、いつまでも私は未完成の女のような気がしている。

 
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