このところ、なにか寒気がして体調が安定しない。身体が陽気についていけないのだろうか。春になるのに・・・と思う。
たまにはやわらかい話もしたくなる。人生を変える言葉にはやわらかい言葉もある。「古矢さんは、まだ女になりきっていないんじゃないか」そんなことを例の30年も引きずった人が言った。まだ、そのシーンをよく覚えている。新宿で飲んだ後の帰りの山手線のなかだった。つまり、ああだ、こうだと男に理屈を言う私は、女としての本当の喜びを知らないのではないか ということだった。そのショックは大きかった。心の中で「あなたが教えてくれればいいのに・・・」と言っていた。私たちはそんな機会があっても、お互いにそれ以上は進まなかった。その当時は「結婚」ということを意識していたからかもしれない。この言葉を聞いてから、私は変わった。変った私に「化粧も違うし、服装も違う」と彼は悲しんだ。
それは柔らかい言葉がではなかったのかもしれない。悲しんでも、その傷ついた私を精神的に抱きしめ続けた。なぜもっと素直に甘えられなかったのだろうか。「あなたでなくてはいやなのだ」と。だから、本当は、いつまでも私は未完成の女のような気がしている。
たまにはやわらかい話もしたくなる。人生を変える言葉にはやわらかい言葉もある。「古矢さんは、まだ女になりきっていないんじゃないか」そんなことを例の30年も引きずった人が言った。まだ、そのシーンをよく覚えている。新宿で飲んだ後の帰りの山手線のなかだった。つまり、ああだ、こうだと男に理屈を言う私は、女としての本当の喜びを知らないのではないか ということだった。そのショックは大きかった。心の中で「あなたが教えてくれればいいのに・・・」と言っていた。私たちはそんな機会があっても、お互いにそれ以上は進まなかった。その当時は「結婚」ということを意識していたからかもしれない。この言葉を聞いてから、私は変わった。変った私に「化粧も違うし、服装も違う」と彼は悲しんだ。
それは柔らかい言葉がではなかったのかもしれない。悲しんでも、その傷ついた私を精神的に抱きしめ続けた。なぜもっと素直に甘えられなかったのだろうか。「あなたでなくてはいやなのだ」と。だから、本当は、いつまでも私は未完成の女のような気がしている。