先頭のタイロン・ウッズを四球で歩かせ、5番・福留孝介には、スライダー(125㎞)で見逃し三振。6番アレックス・オチョアには「2-0」と追い込みながら、四球。7番「新顔」大友進には、いい当たりのセンターフライ。初球スライダーでストライクの後、2球目の真っ直ぐ(143㎞)高目に甘く入ってきた球を狙われた。そして、8番“Joker”谷繁元信に左中間を破られて、走者一掃。これも初球スライダー(127㎞)の後、2球目の真っ直ぐ(142㎞)だった。【2回表】に「2対2」ドラゴンズが同点に追いつく。タイガースの「開幕投手」井川慶、「不安な」立ち上がり……。
【3回表】には先頭の1番・荒木雅博に「2-2」からの勝負球、スライダー(124㎞)を叩かれ、レフト線を割るツーベース!! 2番・井端弘和には「1-3」にして、ストライクを取りに来た真っ直ぐ(139㎞)を狙われ、サードライナー! 火の出るような当たりだった。「新任サード」今岡誠はさぞ、ビックリしたことだろう。好捕して、「エース」を救って、1アウト。しかし、3番・立浪和義を「2-0」に追い込みながら、スライダー(124㎞)にバットを合わされ、今度はライト線ぎりぎりに入る、ツーベース!! 「4対3」。味方が【2回裏】に勝ち越したが、直ぐ1点差に詰め寄られた。「不安定な」エース。
【5回表】には、井端、立浪に連続ツーベースを打たれ、4失点。井端には「2-3」からの勝負球(142㎞)、立浪には「1-1」からの真っ直ぐ(139㎞)で、いずれも一塁線を抜かれ、「4対4」の同点に追いつかれる。これで「エース」のピッチングか……立ち上がりは球が高めに浮き、この回は低めに来ていたが、球威がないのか? 連続ツーベースを喫した。開幕してから、ガラッと変わるのか、井川? 背中が反らないピッチング・フォームの修正が、逆に球威不足を招いてしまっているのではないか、と懸念する。
【6回表】から登板の左腕・江草仁貴は「お決まりの」先頭打者への四球を出し、ノーアウト一塁。続く谷繁には「2-1」と追い込んで、フォーク(136㎞)で空振り三振。これも「お決まりの」パターン。三振か、四球か、極端に振れる左腕・江草。業を煮やしたベンチは、2アウト後、1番・荒木の場面で中継ぎテスト、ルーキー橋本健太郎をマウンドに送り出す。橋本は見事に期待に応え、“魔球”チェンジアップで追い込み、最後は渾身の外角ストレート(145㎞)!! 見逃し三振に斬って取る。
【5回裏】にシェーン・スペンサーの初ホームランで、「5対4」。勝ち越したタイガース。【7回裏】にも、7番・鳥谷敬に2ランが出て、「7対4」。快勝ペースに持ち込んだ。「問題の人」二人、スペンサーと鳥谷が打って、試合を決めた。スペンサー(が打ったの)はど真ん中のストレート、だったし。鳥谷は内角の変化球に泳ぎながら、ライトスタンドへ持っていった。今の二人には、ここしか打てない、というコースに球が来た。この二人が今シーズンの鍵を握るだけに、この二人からは目が離せない。
同じ【7回裏】鳥谷のホームランの直後、矢野輝弘もセンター前(オープン戦初)ヒットで続き、代打で登場、関本健太郎。初球から果敢に行ったが、バットが真っ二つに折れ、センターフライ。センター・アレックスが前進して、スライディング・キャッチ。好守・アレックスにヒットを寸前で阻まれた。ツキもない、関本。右手に持った折れたバットを見つめながら、寂しそうにベンチに戻る。何だか、それが、とても印象に残った。「7対4」快勝の陰で、一人「悔しさ」を噛み殺す男……試練は続く。
【3回表】には先頭の1番・荒木雅博に「2-2」からの勝負球、スライダー(124㎞)を叩かれ、レフト線を割るツーベース!! 2番・井端弘和には「1-3」にして、ストライクを取りに来た真っ直ぐ(139㎞)を狙われ、サードライナー! 火の出るような当たりだった。「新任サード」今岡誠はさぞ、ビックリしたことだろう。好捕して、「エース」を救って、1アウト。しかし、3番・立浪和義を「2-0」に追い込みながら、スライダー(124㎞)にバットを合わされ、今度はライト線ぎりぎりに入る、ツーベース!! 「4対3」。味方が【2回裏】に勝ち越したが、直ぐ1点差に詰め寄られた。「不安定な」エース。
【5回表】には、井端、立浪に連続ツーベースを打たれ、4失点。井端には「2-3」からの勝負球(142㎞)、立浪には「1-1」からの真っ直ぐ(139㎞)で、いずれも一塁線を抜かれ、「4対4」の同点に追いつかれる。これで「エース」のピッチングか……立ち上がりは球が高めに浮き、この回は低めに来ていたが、球威がないのか? 連続ツーベースを喫した。開幕してから、ガラッと変わるのか、井川? 背中が反らないピッチング・フォームの修正が、逆に球威不足を招いてしまっているのではないか、と懸念する。
【6回表】から登板の左腕・江草仁貴は「お決まりの」先頭打者への四球を出し、ノーアウト一塁。続く谷繁には「2-1」と追い込んで、フォーク(136㎞)で空振り三振。これも「お決まりの」パターン。三振か、四球か、極端に振れる左腕・江草。業を煮やしたベンチは、2アウト後、1番・荒木の場面で中継ぎテスト、ルーキー橋本健太郎をマウンドに送り出す。橋本は見事に期待に応え、“魔球”チェンジアップで追い込み、最後は渾身の外角ストレート(145㎞)!! 見逃し三振に斬って取る。
【5回裏】にシェーン・スペンサーの初ホームランで、「5対4」。勝ち越したタイガース。【7回裏】にも、7番・鳥谷敬に2ランが出て、「7対4」。快勝ペースに持ち込んだ。「問題の人」二人、スペンサーと鳥谷が打って、試合を決めた。スペンサー(が打ったの)はど真ん中のストレート、だったし。鳥谷は内角の変化球に泳ぎながら、ライトスタンドへ持っていった。今の二人には、ここしか打てない、というコースに球が来た。この二人が今シーズンの鍵を握るだけに、この二人からは目が離せない。
同じ【7回裏】鳥谷のホームランの直後、矢野輝弘もセンター前(オープン戦初)ヒットで続き、代打で登場、関本健太郎。初球から果敢に行ったが、バットが真っ二つに折れ、センターフライ。センター・アレックスが前進して、スライディング・キャッチ。好守・アレックスにヒットを寸前で阻まれた。ツキもない、関本。右手に持った折れたバットを見つめながら、寂しそうにベンチに戻る。何だか、それが、とても印象に残った。「7対4」快勝の陰で、一人「悔しさ」を噛み殺す男……試練は続く。