1番・荒木雅博を「2-2」に追い込みながら、5球目(128㎞)6球目(126㎞)、いずれもスライダーがお辞儀して、タイガース先発、安藤優也、やはりランナーを背負わないと調子が出ないか? 2番・井端弘和には初球の外角ストレート(141㎞)を打たせて、ライト・ファウルフライ。3番・立浪和義も内角のストレート(143㎞)で空振り三振! 荒木には盗塁を許すも(赤星、スマン!)4番「左手小指骨折中」タイロン・ウッズを「0-3」から、スライダー(128㎞)を打たせて、ショートゴロ。
【2回裏】も2アウト後に、7番・森野将彦、8番・谷繁元信に連打を浴びるが、9番・山井大介をショートゴロ。【3回裏】も2アウト後、3番・立浪にレフト前に運ばれが、4番ウッズをサードゴロ。しかし、これをサード今岡誠が送球エラー!! 苦労して打ち取ったのに、3塁側ベンチに帰りかけていたのに、マウンドに引き戻された安藤。持つべきものは「名サード」。しかし、このピンチも5番・福留孝介をショートゴロに打ち取った。
破局が訪れたのは、【4回裏】。先頭のアレックス・オチョアに「2-1」に追い込みながら、コースを狙いすぎて、四球。しかし、「2-2」からの7球目のストレート(143㎞)は「ストライク」だった。キャッチャー・矢野輝弘は内角に構えて、「逆球」気味にやや真ん中に決まった「明らかな」ストライク。球審の判定は「ボール」。明らかに球審の「誤審」だ。キャッチャーが内角に構えて、「次はインコースに来る」と身構えているから、不意にキャッチャーのミットが動くと、「ボール」とコールしてしまう。球はド真ん中に来ていたのに……!! これにはキャッチャーの矢野もマウンド上の安藤もガックリ。自己批判しろっ、この日の球審・笠原政春(!)。得てして、こういう審判のミスジャッジで試合は動く。
「強気(健気)な」バッテリーは、8球目(142㎞)9球目(139㎞)も同じ球で勝負を挑むが、8球目はアレックスにカットされ、9球目は内角に近すぎて、四球。思わず、マウンドの土を蹴り上げる、安藤。気持ちが伝わってくる。矢野からの返球を受けながら、球審を一睨みする安藤。そんな安藤の心理を当然、見透かしていた7番・森野。初球のストレート(141㎞)を狙い打って、センター前にクリーンヒット!! 「快足」アレックスは3塁を狙うが、赤星憲広の好返球でタッチアウト。救われたのは、球審か?
1アウト2塁。少しホッとした安藤だが、8番・谷繁に「0-2」。3球目、ストライクを取りに来たストレート(144㎞)が真ん中高めに入った。これを逃さず打たれ、ライトの頭上を破るツーベース!! 2塁ランナーが還って、「0対1」ドラゴンズが先制点。安藤は球審の1球の判定に泣かされた。あれからリズムを狂わし、精神の均衡を乱し、球が高めに集まった。誤審も野球の一部とはいえ、あれは「酷すぎた」。安藤は「可哀相」だった。ジャッジを下すのも人間なら、プレーをするのも人間、感情の生き物、だ。
【6回表】タイガース。その感情を目一杯、凹ませてきた男、この日「初スタメン」関本健太郎がタイムリーヒットを放って、「1対1」同点に追いつくのだから、これも「野球」。2アウト、1,2塁で、意地で放ったセンター前ヒット! これが長かった今シーズン(7打数0安打)初ヒット!! 1塁ベース上で力強くガッツポーズ! 3塁ベース上の遠くから、桧山進次郎に声を掛けられ、思わず「白い歯」を見せる関本。共に開幕から不遇を囲ってきた者同士の「連帯」か。
球審の「オイタ」で急速に流れが変わった、この試合は「男」関本の同点タイムリーで流れを引き寄せたタイガースが、磐石の投手リレーでドラゴンズ打線を封じ込め、延長【10回表】に、これも泥臭い男たち、中村豊と、スタメンを関本に譲った藤本敦士の連打でチャンスメークし、3番アンディー・シーツのタイムリーで「2対1」。【10回裏】は2イニングス目の久保田智之がパーフェクトに抑え、タイガースは3連敗から脱出。「鬼門」ナゴヤドームでの連敗も「12」で止めた。
【2回裏】も2アウト後に、7番・森野将彦、8番・谷繁元信に連打を浴びるが、9番・山井大介をショートゴロ。【3回裏】も2アウト後、3番・立浪にレフト前に運ばれが、4番ウッズをサードゴロ。しかし、これをサード今岡誠が送球エラー!! 苦労して打ち取ったのに、3塁側ベンチに帰りかけていたのに、マウンドに引き戻された安藤。持つべきものは「名サード」。しかし、このピンチも5番・福留孝介をショートゴロに打ち取った。
破局が訪れたのは、【4回裏】。先頭のアレックス・オチョアに「2-1」に追い込みながら、コースを狙いすぎて、四球。しかし、「2-2」からの7球目のストレート(143㎞)は「ストライク」だった。キャッチャー・矢野輝弘は内角に構えて、「逆球」気味にやや真ん中に決まった「明らかな」ストライク。球審の判定は「ボール」。明らかに球審の「誤審」だ。キャッチャーが内角に構えて、「次はインコースに来る」と身構えているから、不意にキャッチャーのミットが動くと、「ボール」とコールしてしまう。球はド真ん中に来ていたのに……!! これにはキャッチャーの矢野もマウンド上の安藤もガックリ。自己批判しろっ、この日の球審・笠原政春(!)。得てして、こういう審判のミスジャッジで試合は動く。
「強気(健気)な」バッテリーは、8球目(142㎞)9球目(139㎞)も同じ球で勝負を挑むが、8球目はアレックスにカットされ、9球目は内角に近すぎて、四球。思わず、マウンドの土を蹴り上げる、安藤。気持ちが伝わってくる。矢野からの返球を受けながら、球審を一睨みする安藤。そんな安藤の心理を当然、見透かしていた7番・森野。初球のストレート(141㎞)を狙い打って、センター前にクリーンヒット!! 「快足」アレックスは3塁を狙うが、赤星憲広の好返球でタッチアウト。救われたのは、球審か?
1アウト2塁。少しホッとした安藤だが、8番・谷繁に「0-2」。3球目、ストライクを取りに来たストレート(144㎞)が真ん中高めに入った。これを逃さず打たれ、ライトの頭上を破るツーベース!! 2塁ランナーが還って、「0対1」ドラゴンズが先制点。安藤は球審の1球の判定に泣かされた。あれからリズムを狂わし、精神の均衡を乱し、球が高めに集まった。誤審も野球の一部とはいえ、あれは「酷すぎた」。安藤は「可哀相」だった。ジャッジを下すのも人間なら、プレーをするのも人間、感情の生き物、だ。
【6回表】タイガース。その感情を目一杯、凹ませてきた男、この日「初スタメン」関本健太郎がタイムリーヒットを放って、「1対1」同点に追いつくのだから、これも「野球」。2アウト、1,2塁で、意地で放ったセンター前ヒット! これが長かった今シーズン(7打数0安打)初ヒット!! 1塁ベース上で力強くガッツポーズ! 3塁ベース上の遠くから、桧山進次郎に声を掛けられ、思わず「白い歯」を見せる関本。共に開幕から不遇を囲ってきた者同士の「連帯」か。
球審の「オイタ」で急速に流れが変わった、この試合は「男」関本の同点タイムリーで流れを引き寄せたタイガースが、磐石の投手リレーでドラゴンズ打線を封じ込め、延長【10回表】に、これも泥臭い男たち、中村豊と、スタメンを関本に譲った藤本敦士の連打でチャンスメークし、3番アンディー・シーツのタイムリーで「2対1」。【10回裏】は2イニングス目の久保田智之がパーフェクトに抑え、タイガースは3連敗から脱出。「鬼門」ナゴヤドームでの連敗も「12」で止めた。