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Hanshin Tigers Series 2024

井川、初白星!(21日・東京ドーム)

2005-04-22 13:55:16 | Tokyo Giants
 先週の地元・甲子園3連戦で「1勝2敗」と負け越して、週末、その流れを引きずって、ドラゴンズに負け越し。タイガースとしては、どうしても、その「借り」を返したかった、この3連戦。第1戦に「8対5」。第2戦に「0対9」。振幅の激しかった2戦を経て、この第3戦、ジャイアンツの先発は若い左腕・内海哲也。これがもし、工藤公康だったら、タイガースは嫌だっただろう。タイガースは「中7日」のエース・井川慶を立てて、必勝態勢で臨む。

 初回に2アウト満塁で、シェーン・スペンサーの2点タイムリーで先制。その裏、井川がノーアウト1,2塁のピンチを招くが、3番・高橋由伸のライトへの大飛球をライト・スペンサーがフェンス際でキャッチ! このプレーでエースは救われた。【5回表】にも、2アウト、2,3塁からスペンサーの2点タイムリーで「6対0」。ジャイアンツの新外国人、ゲーブ・キャプラーが打率1割台に低迷し、今日も4タコ(ノーヒット)に終わったのと対照的に、タイガースの新外国人は「当たっている」。そういえば、ダン・ミセり、というストッパー候補もいたが……。

 タイガースは【6回表】にも金本知憲のタイムリー、【7回表】には、赤星憲広、関本健太郎の新1,2番コンビの連続タイムリーで、「10対0」。【8回表】に11点目の今シーズン初タイムリーを放った中村豊が左太腿を痛めたのは「可哀相」だったが……昨シーズン、ずっとファーム暮らし(理由不明)で不遇を囲ってきた男が、今シーズン、ここまで好調(打率.571)だったのに……その代わりにライトの守備に就いたのが、桧山進次郎だったのが、何とも……スペンサーに水を開けられた、桧山の「逆襲」はあるのか?

「11対2」で大勝。敵地・東京ドームで勝ち越せた。エース井川に今シーズン初白星。この日のピッチングを見れば、今シーズンも何とか「やれそうだ」と本人も、首脳陣もファンも納得できた。【7回裏】の井川が残した2アウト、満塁のピンチも、「エース」セットアッパー・藤川球児が、4番・清原和博を三振に取り、危機脱出。2003年のセットアッパー安藤優也の「再現」を球児は見せてくれている。これは頼もしい。

 今日(22日)からは横浜スタジアムに移動して、対ベイスターズ3連戦。この3連戦で「意外に長かった」ロードが終わり、甲子園に帰れる。初戦は「天敵」三浦大輔vs.「先発転向」安藤の対決か? 明後日(24日)は能見篤史が先発だとしても、明日(23日)の先発がいない。昇格して20日に滅多打ちを食らった杉山直久か、それとも、新外国人ダーウィン・クビアンの初先発か? 
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