のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ファンキーモンキーベイビーズ BEST1

2010年04月05日 23時43分59秒 | 音楽鑑賞
昨年、友人に誘われて行ったライブで初めて
ファンキーモンキーベイビーズ(以降ファンモン)のことを知りました。
なにせ、ライブに誘われたときに
「どんな人?どんな曲、歌う人?」
と聞いたぐらい、まったく知らなかったのです。
けれど、こういうのは「出会い」であり、「縁」。
せっかく誘われたんだし、行ってみるか!と乗り込んで
ライブパフォーマンスの真摯さ、まっすぐさに感動し、大好きになりました。

とは言え、ライブのときは、ファンモンメンバたちの
人柄やライブパフォーマンスに惹かれてはいたものの
まだ曲はそこまで聞き込めておらず。
爽やかな曲が多いなー、聞きやすいなー、また聞きたいなー
と思ってたところ、ライブ終了時に「BESTが出ます!」
という告知を受け、買おう!と決意したのでした。

あれから、早3ヶ月。
新譜チェックを怠っていたワタクシは、
ファンモンのベストが既に発売されていることにも気付いておらず
業を煮やした友人がわざわざ購入して送ってくれました。
横浜から福岡まで、海を渡ってやってきたベストアルバムです。
本当にありがとう。

というわけで、大事に大事に聞き込んでいます。
もともと同じアルバムを繰り返し繰り返し聞くほうですが
今回はいつも以上にリピートし続けています。
おかげで2枚組のベスト盤のうち、まだ1枚しか聴けていません。
本日、ようやく1枚目から2枚目に足を伸ばしました。

どの曲もライブのときの印象そのまま、まっすぐです。
一生懸命でひたむき、そして真摯です。
私自身にはない引き出しがたくさん詰め込まれていて
だからこそ、惹かれるのかな、と思いました。
私はファンモンを好きだけれど、ファンモンの歌詞のように
ひたむきに、まっすぐ、のめり込むようには生きていけないかなと思ったり、
でもこういうふうに過ごせたら、気持ちがいいだろうな、と思ったり
歌詞を聞き込んでいるうちに、ちょっぴり目頭が熱くなったり
胸が高揚してきたり、いろんな気持ちがガツンと入り込んでくる曲たちでした。

特に好きだったのは、「告白」、「希望の唄」、そして「涙」。
それぞれ聴いた瞬間に、心に飛び込んできた歌詞があって
強く印象に残りました。

■告白
 大好きだ 大好きなんだ
 それ以上の言葉を もっと上手に届けたいけど
 どうしようもなく 溢れ出す想いを伝えると
 やっぱ大好きしか出てこない
 ただそれだけで でもそれがすべて

本当に「ただそれだけで でもそれがすべて」なんだよねー
と素直に納得。想いって大きければ大きいほど
言葉にならない気がするのです。特に瞬間的には。
あとで思い返せば思い返すほど、
「こんなふうに伝えればよかった」とか
「ああ言ったほうが伝わったんじゃないかな」とか
言葉があふれて来る気がします。

■希望の唄
 もしもこの世にあなたが 存在していなかったら
 100ある笑顔のうち 少なくとも40は無くなる
 もしも地球の裏側 あなたがいると分かったら
 無くなった40の笑顔 取り戻すため海を渡ろう

特に最後の2行が好きです。
結局のところ、想いは口に出すよりも行動に移してこそ、だと思うのです。
私も海を渡れる人になりたい、と強く思いました。
勇気、ほしいです。

■涙
 こぼれ落ちるその涙が いつでも君の背中を押してる

この1行に尽きるなと思わず頷きました。
涙って必要なんだな、としみじみ思いました。
バーチャルの世界ではなく、現実世界で自分自身や周りの人たちのことを思って
涙をたくさん流してきた人はとても強い。そう思うのです。

さあ。明日からいよいよ2枚目です。
新たな曲たちとの出会いにわくわくします。

色音LIVE

2010年03月21日 01時05分46秒 | 音楽鑑賞
バイオリニスト 谷本仰さんと
イラストレーター うどのあすかさんによるユニット
「色音」のライブに行ってきました。

初めてライブを訪れたため、
このユニットの活動についての予備知識はほとんどない状態。
分かっていたのは、

 バイオリン、鳴り物、歌による即興音楽と、
 ポスターカラーやパステル色画用紙などを使った即興絵画。
 このふたつが同じ場所に同じ時刻で行われ、
 お互いに影響を及ぼしあいながら、ひとつの空間を作り上げる

ということだけ。
なのですが。
バイオリニスト 谷本仰さんのライブには何度か行ったことがあるため
普段、谷本仰さんがライブで歌っているような歌が流れる中
うどのさんの牧歌的なイラストが描かれていく様子を眺める。
そんなライブなのかな、と予想していました。

予想は大外れ。

私はライブが始まったことにすら気付けませんでした。
自己紹介が終わって、どうもチューニングが長いな、
なんでこんなに時間がかかってるんだろうな、と不思議に思っていたそのとき。
すでにふたりのセッションは始まっていたのでした。
目の前の空間で、模造紙を前に座るうどのさん。
彼女の前の模造紙にはすでに色が重ねられていて、
その様子を見たときにようやくライブが始まっていたことに気付いた私。
どうにも恥ずかしい気持ちになりましたが
その後はひたすらふたりの作り出す空間の空気に酔いしれました。

もっとも、予想していたものとまったく異なっていたため
最初は酔いしれる、というよりも戸惑う気持ちが大きかったのも事実。
谷本さんの生み出す音楽は、メロディを奏でるというよりも
色々な音が重ねられ、その音の重なりによって、音が作り上げられ
ふと気がつくとメロディになっている。
そんな感じで、普段「わかりやすいメロディ」を聞きなれている私には
当初、とてもとっつきにくいものでした。
けれども、いつしか音が音と重なって、どんどんメロディとなり
やがてそのメロディが私の体を、そしてライブ会場を包み込む。
その過程が面白く、そして最終的に作り上げられた音楽は
迫力に満ち溢れていて、いつまでもこの音に包まれていたい
そういうふうに思わせてくれる時間でした。

そして、うどのさんが描き出す色、色、色。
「これ」という形のない抽象的なナニカ。
それはまさしく「色」としか呼べないナニカで、
色に色が重なり、ナニカにナニカが重なっていく。
その過程で一瞬一瞬、様子も印象もどんどん変わっていくキャンバス。
ナニカがナニカと重なることで、こんなにも印象も様子も
変わっていくのか、と感嘆しながら眺め続けました。

色に色が重なっていくと、当然のことながら不協和音も生み出します。
その色にその色を重ねてしまうのね・・・と思う瞬間もあったり
でも、その5分後には、また私の好きな色合いになっていたり
淡い淡い感じだったキャンバスが暗くどんよりとしたものになっていたり
そんな濃い色を重ねてしまったら、もうどうやったって印象は
変わらないだろう、と思っていた暗くどんよりとしたものの上に
明るい色が重なると、嘘のようにがらっと印象が変わったり。
その一色、一色、ひとかさね、ひとかさねを楽しみました。

見ていて思ったのは、
何がどう影響するのか、なってみるまでちっともわからないということ。
「だめだ」と思ったものも全然ダメではないし
「終わった」と思ったものも、まだまだ続く。
続くことで、続けることで、キャンバスはどうにでも変えられる。
そして、色が音が、思わぬところで思わぬところに影響する。
まるで私たちみたい。私たちの住むこの小さな社会みたい。
そんなことに思いを馳せながら過ごした2時間は
長かったような、あっという間だったような不思議な2時間でした。

でも、大半の時間はただひたすら音に、
キャンバスに重ねられていく色に、身をゆだねて過ごした
幸せな2時間でした。

1年半ぶりのライブだった色音さん。
次のライブはいつなのかまだ未定ですが
でも、ぜひ、また行きたいな。
行って、あの不思議な空間に身をゆだねてみたいです。

DAZZLING SOUNDS/真心ブラザーズ

2010年01月28日 23時43分22秒 | 音楽鑑賞
年末、ばたばたすごしていたら、
なんとiPodの充電用USBケーブルを紛失してしまいました。
・・・ええ。年末は特に関係ありません。
根がずぼらなので、しょっちゅう、
何かをどこかに落としたりなくしたり壊したりしているのです。

しかし、USBケーブルが出てこないのは非常に困る。
ワタクシの優雅な通勤ライフが・・・。
というわけで、探し出すのを諦め、新しく購入してしまいました。
ひさしぶりの通勤のお供、久しぶりの音楽ライフです。

復帰第1弾をどのアルバムにしようか迷いましたが
迷った末に、結局は真心さんへたどり着きました。
決め手は「All I want to say to you」。
無性に聴きたくなったのです。

誰かを好きになって、心弾む気持ち
誰かをいとしく思う気持ち、
大切な誰かができたことを照れくさく思う気持ち
そんな気持ちが曲からも歌詞からも伝わってくる
この曲は大好きです。

特に

All I want to say to you is I Love you
ただ一言の意味をたぐれば君がいた

というところがとにかく好きです。
この表現がいかにも真心さんだなーと思うのです。
そのほかの曲も耳なじみのよい曲ばかり。
聴いていると、心が安らぎます。あったかくなります。
あまり聴く機会のない桜井さんがボーカルを務める曲も
2曲入っていて、楽しめます。
「あれあれ、あの、あれ」なんて
桜井さんのキュートな人柄がどどーんと伝わってくる楽しい曲です。
歌声とあいまって、聴いていると、ついつい微笑んでしまいます。
かわいいなぁ。

今回、聴いて、特に心に響いたのは2曲。
「家巣、愛無 OK!」
  宇宙もいいけど 家もいいのさ
  家で満たされないやつが 宇宙へ行っても
  その場で感動だけして 家へ帰ればまた地獄

・・・思わず、ワタクシのことかと。
身につまされました。共感しました。
おのれを省みました。

そして
「Very Very Very」
  君はいい匂いで やわらかくて
  声がはずむようで 僕はいつも
  救われるような 不安になるような
  うまくいえないけど 僕は変わったんだ

   (中略)
  一瞬目があった 一瞬微笑んだ
  全部永遠ならいいな そうだといいな

思うに、ワタクシは真心さんの、
いえ、桜井さんの愛情表現がとてもすきなんだと思います。
そして、その言葉を「自分のもの」として歌う
ヨーキングさんの少しかすれた歌声がとてもとてもすきなんだ思います。

またライブに行きたくなりました。

鶏びゅーと

2009年12月19日 11時22分52秒 | 音楽鑑賞
トリビュートアルバム、というものがどうにも苦手です。
いい曲は誰が歌ってもいいなぁ、と思うこともあれば
やっぱり本人が歌ったほうがいいやん!とがっかりすることもあり
あたりハズレが大きいイメージがあるのです。

結局のところ、企画物としては、
大好きなアーティストさんの曲を色々な人が歌ってくれるよりも
大好きなアーティストさんご本人が自分好みで
色々なアーティストの曲をセレクトして歌うほうが好き。
というのがここ数年のワタクシの結論でした。


が。

くるりのトリビュートアルバム「鶏びゅーと」。
すばらしいです。もうどの曲もハズレなし。
くるりが歌うオリジナルも大好きですが
そのくるりの曲のよさをきちんと守って
まったく新しい感じに仕上げている曲ばかり。
いろんなアーティストさんが参加しているのに
全体としてばらばらではなく、統一されている感じ。
聴いていて心地よいアルバムに仕上がっています。

あぁ。私、くるりというアーティストも好きなんだけど
それ以上にくるりの曲そのものが好きなんだなー、と
しみじみ思いながら聞き込んでいます。いいわぁ。

聴く前から、アーティスト一覧を見ていて
奥田民男さん、木村カエラさんは合うだろうな
絶対、外れないだろうな、と確信していましたが、予想以上!!
うわー。好きだー。何回でもリピートしたいぞー、
としばらく次の曲に進めませんでした。
でも、その他の方もとにかく素敵です。
特に好きなのは、ハンバートハンバートさんが歌う「虹」と
世武裕子さんが歌う「東京」。
どちらもアレンジが美しく、声に力があります。

なんとなく、聴いているだけで
岸川さんのニコニコ笑顔が自然と眼に浮かびます。
でもって、くるりオリジナルのほうも聴きたくなります。
あぁ、元歌、探し出さなきゃ。

真心ブラザーズLive「THE GOODDEST TOUR」

2009年11月29日 10時04分08秒 | 音楽鑑賞
妹夫妻と義弟君のお兄さん(・・・長いな。今後は「オニイサン」で。)
そしてワタクシの4名で真心ブラザーズのライブへ行って来ました。
妹夫妻の出会いのきっかけだった真心さん。
しかし、そもそも妹夫妻が真心さんを好きになったのは
ワタクシタチ兄、姉の影響とあって
「これは、一度、4名全員でライブに行きましょう!」
という話の流れになったわけです。
提案してくださったオニイサンに感謝。

なにせ、ワタクシ、真心さん大好きではあるものの
ライブチケットの予約というものが苦手なため、
真心ライブに行ったことがなかったのです。
初真心ライブ!!
しかも結成20年の記念ツアー!

というわけで、この1ヶ月ほど真心さんのアルバムを
繰り返し繰り返し聴きながら、ライブを待ち望んでいました。

ライブに行って改めて分かったこと。
ワタクシ、真心さんが間違いなく大好きです。
YO-KINGさんの歌声も桜井さんの奏でるメロディも
そして、おふたりそれぞれが作られている曲もどれも好きだけれど
それにも増して、ふたりで作り上げている「真心ブラザーズ」が好きです。
彼らふたりで作り出す曲が好き。
彼らふたりの掛け合いが好き。
そして、彼らふたりが口では色々と言い合いながらも
お互いに信頼しあっている様子を見るのが大好き。
本当に本当に20周年、おめでとうです。
一度、解散していただけに、
まさか20周年を祝えるときが来るなんて思ってもいなかったし、
その「20周年おめでとう」ライブを生で
しかもステージからすぐ近くのナイスポジションで楽しめるなんて
まったく予想していませんでした。
本当に本当におめでとう。
そして、心からのありがとう。

「20周年」の記念でベストアルバムを出してのツアーなので
耳なじみのよい曲ばかり、大好きな曲ばかりでしたが、
特に響いたのは「流れ星」。
失恋三部作のうちの1曲で、iPodには「よく聴いている曲」として
「ベスト25」に入っているぐらい聞き返している曲ですが
生で聴いて、改めてその切ないメロディと歌詞に聞き入りました。

「STONE」にも感動。
これ、ぜひライブで聴きたかったのです。
ライブ会場のみんなが男性女性関係なく
この曲の歌詞をしっかりと叫んでいる様子が面白くて、面白くて。
非常に愉快な気持ちで楽しめました。
この面白さは、ライブだからこそ!生だからこそ!の醍醐味です。

でもやっぱり一番感動したのは、桜井さんの
「今、一番伝えたいのは結局、この一言なんだ。」
というような(感動したわりには、既にうろ覚えです・・・。)
叫び声で始まった「All I want to say to you」。
なんだかジーンと来ました。幸せ感じました。

曲もたくさん歌ってくれましたが、トークも満載で。
いつも通りの「頑張り過ぎない」感じのふたりのトークに
いっぱいいっぱい笑いました。
男性陣は、「トークで曲が薄まった気がする。」と
ちょっぴり不服そうでしたが、ワタクシはトークも
ライブですごくすごく楽しみにしている部分なので大満足。
このゆるい感じのトークとか、
それでも伝わってくる歌への真摯な姿勢とかが
私にとっての「いかにも真心さん」部分で
ああ、やっぱり好きだな、としみじみと思いました。

「いかにも」と言えば、
まっすぐまっすぐファンに自分の想いを伝えようとする
桜井さんのかわいらしさとか、
決してまっすぐではないひねた感じで
「歌」や「真心」や「桜井さん」への想いを言葉にする
Yo-Kingさんの分かりにくい信頼感の表し方も
「いかにも」で、またライブ会場でこのふたりに、
「真心ブラザーズ」に会いたいな、と強く思いました。
あぁ。まだ幸せ続いています。

東京スカパラダイスオーケストラ!2009年秋Live!

2009年11月15日 21時57分19秒 | 音楽鑑賞
もはや恒例と言ってもいいのではないか?
と密かに思っているスカパラライブ。
いつもチケットを取ってくださる先輩のおかげで
6回目のライブ鑑賞を堪能してきました。

毎回のことながら、とにかくカッコよく迫力満点の
ライブパフォーマンスに酔いしれっ放しの2時間。
今回は8列目という非常に素敵な列での鑑賞というのもあって
いつも以上の迫力で、いつも以上に鮮明に
体全体で音楽を楽しむことができました。

毎回、毎回、ライブを見るたび
スカパラの皆さんがライブを、音楽を心から楽しんでいる様子に
こちらまで元気と勇気と音楽への溢れる愛情をもらえます。
あんなに動き回って、走り回って、力強く演奏しているのに
まったく疲れた様子は見せず、ずっとずっとずっと笑顔笑顔笑顔。
そんな彼らの様子と体にぶつかってくるような
体全体を包んでくれているような音楽に
私もずっとずっとずっと笑顔の2時間でした。

唯一。
3年ぶりのシングルCDとして発売されている新曲
「KinouKyouAshita」を初めて聞いたときのみ
歌詞が紡ぎだすメッセージ性の高さに
思わずしんみりと聞き入ってしまいましたが。

作詞者の谷中さんいわく
「スカパラ結成20周年の記念に作った3年ぶりのシングルということで
 思わず谷中も力が入りすぎてしまって、どこをとってもメッセージ
 というちょっぴり熱すぎる歌詞になってしまった・・・」
という歌詞がとにかく素敵です。
その中でも特に好きなフレーズは
「君の後ろに 何億人も 笑顔が見えているから
 ほら 君の前に 光が見える」
なんだろ。初めて聴いているのに、
この部分の言葉はすとんと心の中に落ちてきました。
彼らがこの歌詞を歌うと、響かせると
より一層、この言葉にパワーが込められる気がします。
あたたかいパワーをがつんともらいました。

一方、作詞者、谷中さんがこのメッセージ性の高い歌詞の中でも
もっとも肝だな、と思っているのは
「肩を抱いて 逃げない自由 幸せを作り出す」
という部分だそうです。

今の世の中、「自由」という言葉がたくさん使われているし
その使われ方も様々で「がんばる自由」「あきらめる自由」
「逃げる自由」も勿論、あるけれど、
「自由」はそんな簡単なものではなくて、
「逃げない自由」「そこで踏みとどまる自由」も大事なんじゃないか。
そもそも、「自由」はひとりで勝手にやることではなく
「みんなで作り出すもの」こそが大事なのではないか
自分たちもスカパラで20年過ごして
メンバと肩を組んで音楽を作り出してきて
だからこそ得られたものがたくさんある。
誰かと肩を組むことはすごく大切なのではないか、
楽しいことなのではないか。

というような歌詞に込めた熱い想いを熱く語ってくださいました。
ライブで彼らに会うたびに、彼らの音を聴くたびに
そして、彼らの言葉を聴くたびに
どんどんどんどんスカパラもスカパラの音楽も大好きになってます。
やっぱりいいなぁ。ライブ!

それにしても、今回のライブでもキーボードの沖さんの
かわいらしさは際立ちすぎ。あの癒しのオーラにうっとりです。
会場でシングルを購入するとついてくる
メンバのサイン入りポストカード。
ワタクシは見事、沖さんのものをゲットして
思わず大声でキャー!と叫んでしまいました。
ごくごく普通に見てもかっこいいデザインのポストカードなのに
沖さんのサイン入りなんて・・・。幸せすぎます。

勿論、他のメンバも大好きなのですが
ライブを見るたびにどんどん好きなメンバが増えてしまって
もはやメンバ全員が大好きなので
会場全体を隈なく忙しく楽しもうと大変でした。
あぁ、でも今回の一番はGAMOさんかも。
彼の今回のライブでのヘアスタイルがとってもキュートで
目が釘付けでした。なんだか楽しそうな様子も際立っていたし。

次は来年の春かなー。それまではCDで楽しみます。
さすがにライブ直後にCDで聞いたときには
その「音」の迫力の違いにちょっぴり愕然としましたが・・・
でも、ライブのいろんなシーンが鮮明に蘇ってきて
ものすごくテンションがあがってしまいました。
しばらくはスカパラの曲を聴くたびに、
脳内で鮮明にライブが再現できそうです。

昇れる太陽/エレファントカシマシ

2009年07月13日 21時54分29秒 | 音楽鑑賞
我が家のパソコンさんが壊れてしまったため、妹に
「CDアルバムをiPodさんに入れてくれい!」
とえらそうに依頼したところ、お願いしていたアルバムの他に
大好きなエレカシさんの最新アルバムも入れてくれていました。
ありがとう!

しかし、ここ最近はひたすらくるりさんにはまっていたため
エレカシさんもようやくの鑑賞。


素敵によいです!
・・・ボキャブラリーがないな、自分。
と思わず自分自身に対して突っ込んでしまいましたが
ストレートなメッセージが心に響く曲ばかりで
「とにかくよい!」と男らしく断言したくなります。
前半は特に壮大なメロディの曲が続いて
その曲調を宮本さんの男らしい歌い声や歌い口が
更に壮大なものに仕立ててくれています。

なんだか聴いているだけで胸が熱くなってくる。
そんな曲ばかりです。

宮本さんはインタビューで、今回のアルバムを
「アルバムの曲順に「昇れる太陽」の良さを注いだため、
 曲順に沿って曲を聴いてほしい」と語っていましたが
私はどちらかというと前半のほうが好きな曲が多いです。
前半にあまりに好きな曲が固まりすぎて
後半をあまり聴き込めてないことも大きいかもしれませんが。

特に「新しい季節へキミと」から「絆」、
そして「ハナウタ~遠い昔からの物語~」へと続く3曲は
その壮大なメロディラインが大好きです。
「ハナウタ」は歌詞も好き。

--------------------------------------------------

こうして365日の色を集めて
「これはオレからの贈り物だよ」って言えたら
いろんな季節彩っていくふたりの時間を
そう ハナウタと名づけよう

--------------------------------------------------

アイノコトバとか苦手ですが
こんなふうに同じ時を重ねることを
幸せそうに伝えられるっていいな、と思います。
一緒に時を重ねたいな、と素直に思える気がします。

魂のゆくえ/くるり

2009年07月06日 08時06分03秒 | 音楽鑑賞
義弟君が貸してくれたくるりさんのニューアルバム。

素晴らしく素敵です。
素敵にワタクシ好みです。

大体において反応が鈍いワタクシ。
アルバムは2、3回繰り返し聴いてようやく
「あ。好きだな。」とか「む。むーん。」といった判断を下せるのですが、
このアルバムは5曲目まで聴いたところで小躍りしたい気持ちをおさえながら
妹にありがとうメールを送っていました。

うわー。うわー。もろ好みだー。

くるりさんの曲はどこが好みなのか言葉では伝えにくいのですが
聴いていて非常に心地よいです。
メロディラインが好き、とか
歌詞が好き、とか特定の「何か」が心に響くのではなく
曲全体の雰囲気、空気が好きです。

音楽は必ずしも生活に必要不可欠なものではない。
でも、共にあって人生に彩りを与えてくれているものなのね。
と改めて思いました。

そういった音楽を楽しむ幸せについて
考えたくなるようなアルバムでした。

どの曲も非常に好きですが、
「夜汽車」「つらいことばかり」「三日月」は特に好みです。

■追記■
 「くるりさんの曲はどこが好みなのか言葉では伝えにくい」
 と書きましたが、今回のアルバム、ピアノアレンジが非常に好みです。
 かっこいいなぁ、もう。

失恋ソングス アゲイン

2009年03月18日 23時59分19秒 | 音楽鑑賞
1.DESTINY / 松任谷由実
2.慟哭 / 工藤静香
3.M / プリンセス・プリンセス
4.悲しみが止まらない / 杏里
5.I Love You, SAYONARA / チェッカーズ
6.想い出がいっぱい / H2O
7.グッド・バイ・マイ・ラブ / アン・ルイス
8.WOMAN“Wの悲劇”より / 薬師丸ひろ子
9.ロンリー・チャップリン / 鈴木聖美
10.早春物語 / 原田知世
11.ヴィーナス / オリジナル・ラヴ
12.花 / 石嶺聡子
13・Oneway Generation / 本田美奈子
14.ラヴ・イズ・オーバー / 欧陽菲菲
15.心の旅 / チューリップ
16.呪い / 山崎ハコ

最近は妹夫妻にお世話になりっぱなしの音楽ライフ。
これは、妹セレクトのコンピアルバムです。
コンピアルバムに対しては、
「おいしいとこどり」であまり好きじゃないような
でも今まで聴いたことがなかった方との出会いがあって
更に音楽ライフが広がるあたり、やっぱりオイシイような
複雑な感情が入り乱れています。

今回は、かなり幸せな出会いが多かった気がします。

工藤さんは苦手だけれど、この歌は好きと思っている
「慟哭」を聴きながら、当時のトレンディドラマを
鮮明に思い出したり。

中学時代の同級生が「この歌、バリ好かんっちゃんねぇ。」
と苦々しく言っていた「M」を聴きながら
今更ながらに、彼女はなぜあんなにもこの曲が嫌いだったんだろう
と今更ながらに不思議に思ったり。

「WOMAN」の薬師丸さんの歌声を聞きながら
初めてラジオで彼女のかわいらしい声を聴いたときの衝撃を思い出したり
あの頃は21時で布団に入れられていて、
眠るまでのラジオの音が暗闇の中で暖かくて
居心地が良い空間を作ってくれてたんだよなー、と懐かしくなったり。

音楽と「その頃」の風景はセットで記憶されているんだなぁ
としみじみ感じながら聞き入りました。

個人的には、「悲しみが止まらない」が大ヒット。
この曲の歌詞のひどさに心底、驚き
驚いた後は、ひどすぎて、思いっきり笑いました。

「あなたに彼女 会わせたことを
 わたし 今も悔やんでる
 ふたりはシンパシィ 感じてた
 昼下がりの カフェテラス

 あの日電話が ふいに鳴ったの
 あの人と 別れてと 彼女から」

すごいよ。すごい。
友達から「あの人と別れて」と電話もらうだけで
その衝撃たるや、どうなの?!と驚いたのですが
何がひどいって、2番の歌詞がなおひどいのです。

「誤解だよって あなたは笑う
 だけどKissは 嘘のにおい」

・・・誤解だよって!!
友達は「別れて」とまで言ってきてるのに!!
友達だって「自分と彼のほうが両思い」と確信しなければ
自分の友達に「別れて」なんて言わないんじゃないの?
なのに、その思いつめた行動を「誤解」?!
しかも、キスが嘘のにおいって・・・・。
と、くらくらしながら聴きました。
この曲だけで、ものすごいドラマだわー。
今井美樹とか松下由紀の匂いがするわー。
つーか、こんなオトコ、絶対にいらんっ。
捨ててしまえー!!と思っていたら
サビは
「彼を返して 悲しみがとまらない」
「誰か助けて 悲しみがとまらない」
でした・・・。

時代によって歌はどんどこ変わっていくものなんだろうなぁ。

ところどころ、「これも失恋ソング?」と
首を傾げたくなる選曲がありますが
純粋に「好きだなぁ・・・」と感じた曲も多く
大豊作だった気がします。
本田美奈子さんと原田知世さんのアイドル時代の曲は
初めて聴けましたが、今聴いても名曲!素敵です。

明日に向かって走れ/エレファントカシマシ

2008年11月22日 12時21分01秒 | 音楽鑑賞
一度、アルバムを聴き始めたら、ひたすら同じものを繰り返します。
せっかくのiPodなのに。
百曲どころか、千曲だって余裕で入っちゃうのに。

今は、ようやくクルリの「ブレーメン」熱が少しおさまり(長かった!)
このアルバムに収録されている「昔の侍」のみ繰り返しています。
とにかくイントロからかっこいい!
好みドンピシャな曲は、始まった瞬間に分かるもんだなあ、と
初めてこの曲を聴いたときに思いました。

曲に負けず劣らず、歌詞にも力があって、
メロディだけが頭に残るわけではないところがまたイイのです。

いかにもエレカシ!なオトコの世界を醸し出す歌詞と
文語体が入り混じったちょっぴり堅さも感じさせる言葉がすごく合っていて
その堅さ、潔さ、ぴんとはりつめた感じが冬の朝にぴったりだと思う曲。

「たなびく雲 沈み行く夕日よ
 さよならさ、滅びし日本の姿よ
 さよならさ、我らが青き夢よ
 さよならさ、青き日々よ

 昔の侍は、自ら命を絶つことで
 自らを活かす道を 自ら知ってたと言う」

冬の夕べに聴いてると寂しくなります。
司馬さんなんて読んでると特に。