のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

高石ともやのファミリーフォーク12曲集

2007年07月17日 23時12分44秒 | 音楽鑑賞
1.たづるさん      2.君よそよ風になれ
3.私を待つ人がいる 4.街
5.春を待つ少女    6.そのままでそのままで
7.はじまりの日に   8.君はランナー
9.長い道        10.オレンジの木
11.NAMES     12.野の花の歌がきこえますか

実家に帰った際に久々に聴いて、心に染み入りました。
高石ともやさん。
日本のフォークソングの創世期から活躍していらっしゃる方です。
岡林信康とか高田渡世代の方。
・・・と言っても、のりぞう世代にはちっとも分かってもらえませんが。

のりぞう、父親の影響を色濃く受けて育っているため
フォークソング世代にとても強いのです。
耳が聴き馴染んでいると言っていいぐらい。
カラオケのレパートリーもこのあたりの世代のものばかりです。

高石ともやさんは、8年前にライブに行って以来のファンです。
声が直接届くぐらい小さな会場で初めて歌を聴いたときは
ちょうど色々と心に抱えていた時期だったこともあって、
聴きながらぼろぼろと泣けてきました。
歌詞がとにかくいいのです。
勿論、声も素敵です。曲はフォークソング世代ならではの素朴さです。
まったくうるさくなく、疲れているときにちょうどよい感じ。

このアルバムは「国際家族年にむけて」作られたもので
表紙には次のような言葉が綴られています。

 「お父さんて、いいものだ
   子どもを抱いたお父さん
   子どもと遊んだお父さん
   子どもと悩んだお父さん
   子どもと語るお父さん」

1994年の国際家族年から実に13年の月日が流れていますが
家族をとりまく環境は依然として深刻というか、
ますます深刻になってきているというか、色々と考えさせられる
ものがあります。

全体的に穏やかな曲ばかりなので、ドライブをしながら
聞き流していたのですが、その中の2曲の歌詞が
心にぐいっと食い込んできました。
こういうふうに聞き流しているときに、歌詞が言葉として
飛び込んでいる曲こそ、今、この瞬間に私が必要としている
「出会い」だったり「解答」だったりするんだろうな、
と思いながら何度も何度も聞き返してきました。

はじまりの日に
 「なくしたものを数えるより
  いまある力を寄せ集めて 歩き出す
  それが自由 それが自由 私の道」

君よ、そよ風になれ
 「きみのベストフレンドは 君だから
  思いどおりに 生きてごらん
  やりたいことに手をのばして  行きたい所へ足のばして」

 「きみのベストフレンドは 君だから
  大好きな人を選ぶがいい
  愛することがつらいなら 好きになるだけ それでいい」

高石さんの曲はCDよりも生で聴いてほしい。
あたたかい語り口を添えて、包み込むような声を
ぜひ近くで聞いて欲しい。高石さんの人柄もとても魅力的です。

モンゴル800VSサンボマスター

2007年07月16日 23時24分08秒 | 音楽鑑賞
一週間前のことになりますが、会社の先輩で
のりぞうブログをいつも周囲の方に広めてくださっている
おぎこ先輩から
「モンゴル800のライブに行かない?
 一緒に行ける人を探している子がいるんだけど。」
という大変ありがたい申し出を受けて
初めてドラムロゴスに足を踏み入れてきました。

大体が「出かける」ことに対して積極的でないのりぞう。
福岡の中心地、天神でも地下街から外には滅多に出ません。
可能な限り、あまり動き回ることなく、自分のテリトリー内で
過ごそうとする冒険心のない生き方をしております。

とはいえ、別に出かけることが嫌いではなく
こうやってお膳立てさえしてくださったら
どこへでも行くあたり、単なるものぐさなのですが。

というわけで、ドラムロゴス初体験。
というよりも「ライブハウス」なるものがほぼ初体験。
「モンゴル800」と「サンボマスター」という有名どころの
バンド2組の競演なのに、こんな狭いところで・・・もとい
こんな近いところで音楽を聴くことができるの?!
と会場についた途端、大興奮でした。

しかし、会場についてライブについてのわくわく感を
今回チケットを譲ってくれた方と共有しつつ、気付いたこと。

・・・・ワタクシたち、モンゴル800のメンバーが何人なのかも、
どんな姿かたちをしているのかも、実は知りません。
サンボマスターも、ボーカル以外の方がどんな方なのか思い出せません。

というわけで、ライブ開始前に会場設営をしている
スタッフの方々を見ては
「あ、あの人がモンゴルさんなのかもよ。」
「あ、もう始まるかな。」
「うん。あのステージの配置を見る限り、5名はないだろう。」
などと勘違いを繰り返したり、推測を繰り広げたりして
楽しく過ごしておりました。

始まってからは、それどころじゃありませんでしたけどね。
ちっさなライブハウスで間近に聴く音は迫力満点で
これでもか!というぐらい音楽を全身で味わうことができました。
どの曲もどの曲も素敵で、聞いていて心地よく
楽しくて楽しくて思わず笑顔の1時間半。
特に初期の曲はのりぞうにとって甘酸っぱい思い出の曲で
始まった途端にテンションがあがってしまいました。
テンションあげつつ、少ししんみりとした気持ちも味わったり。

また、曲の合間に行われるトークから彼らの人柄のよさが
しみじみと伝わってくるのです。
朴訥とした語り口と風貌がまったくもって「今風」でなかったのも
のりぞうのテンションが上がった理由のひとつです。
歌だけでなく、風貌も語り口もすべてが好みでした。
こんなに人気があるのに、未だにライブ中心の活動を続けていたり
並みいるアーティストが「アリーナツアーだ」「ドームツアーだ」と
大きな会場でのライブを繰り広げている中、
彼らはこんなにも私たちと近い場所でのライブ会場を選んでくれていたり
今回のライブも全国ツアーではなく、九州ツアーだったりと
なんというか活動の仕方にすごく親しみを感じさせてくれました。

曲も、2枚目のアルバムまでしか聴いてなかったのですが
新たに購入しようと決意しました。それぐらい素敵なライブでした。

と、満喫したところでモンゴルさんのライブ終了。
次はサンボマスターさんです。
前列にいた女性多めのファン層が野郎中心の層に
ごそっと入れ替わった風景が大変印象的でした。
・・・やはり中心のファン層は違うのね。

でもって、始まったサンボマスターさんのライブ。
はっきり言ってやられました。心掴まれました。
当初はモンゴルさん目当てで行ったライブなのに
モンゴルさんのライブでも思いっきり楽しんだのに
それでもサンボマスターさんの曲に心鷲掴みされました。

実は今まで、あまり聴いたことがなかったサンボマスターさんの曲。
ライブ会場で聴く彼らの歌は、ボーカルの山口さんが
魂を詰め込みすぎて、テンション高く、歌と呼べないくらい
叫び声中心の「ロック」だったのですが
それでも、その歌詞のメッセージとメロディに
じっくりCDで聴いてみたい、としみじみ思わされました。

全体的にテンションが高く、ボーカルの山口さんは
常に声を張り上げていたのですが、そんな中普通のテンションで歌った
「想い出は夜汽車に乗って」はボーカルの山口さんの優しいかすれ声と
その魅力を思う存分伝えてくれていて、しみじみと聴き入りました。
「この歌は亡くなった友達のための歌。
 亡くなったおばあちゃんのための歌。
 なくなっていく大好きな人たちのための歌。」
という語りと相まって、涙が出そうなほど、心に染み入りました。

その他にも繰り広げられたトークは独特のテンションで
ずっと笑いを誘われっぱなしだったのですが、
そのあいまあいまに照れくさそうに語られる言葉の一言一言が
声高に語る「まじめなこと」ではなく
「こんなこと口に出すのが照れくさいんだけど」
みたいな感じの話し方で、更に親近感を感じさせられました。

「僕は歌わずにはいられないんだ。」
「君たちに歌っているんだ。」
「僕は50年後には死んでるかもしれない。
 30年後には死んでるかもしれない。
 でも、今日は生きてる。生きてるんだ。」

歌もメロディと歌詞がそぐわない、というか
詩的な表現たくさんなのに、だからこそ、照れくさくて
叫ばずにはいられないのかな、と思ったり。
その「ひねくれた感じ」がツボでございました。

心から楽しんだ3時間。
帰る頃には早速、腕が筋肉痛となってました。
3時間のライブを心身ともに大満喫。
結局、サンボマスターさんのアルバム2枚購入して帰り
今は朝晩聴いて過ごしてます。
幸せな出会いでございました。
曲も人柄も素敵なアーティストさんとの幸福な出会いに心から感謝。

これだからお誘いにはついつい飛び込んでいってしまうのです。

由紀さおり・安田祥子童謡コンサート

2007年07月01日 22時02分04秒 | 音楽鑑賞
取締役よりチケットをいただいて福岡市民会館にて鑑賞してきました。
童謡コンサートですが、お客様は若干平均年齢が高く
のりぞう世代はほとんど見当たらない大変落ち着くコンサートでした。

おふたりの息のあったコーラスと美しい歌声に
心洗われた2時間半。
コンサートのテーマは「明日に残したい日本語の歌」でしたが
歌われる曲すべてが選ばれただけのことはある、と納得できる
美しい曲たちでした。
ずっと歌い継いで行きたい、歌い継いでいって欲しい
私もそう願いたくなる曲ばかり。

歌の合間に由紀さんと安田さんが
姉妹ならではの息のあったトークを見せるのですが
そのトークの言葉さえも美しい。
品がある会話というのはこういう語り口のことなんだ、と
己の普段の粗雑な言葉の数々を心から反省しました。
こういった言葉の端々に現れる「その人らしさ」が
上品な人でいたいものです。

彼女たちのトークでもっとも心に残ったのは
「歌にはそれぞれ、適度な距離がある」
というもの。オペラにはオペラの、童謡には童謡の
聴くに丁度良い距離がある。
オペラは大会場の後ろの観客にさえも届くように作られた曲であり
童謡はお母さんが自分の子供の肌のぬくもりを感じながら
顔を覗き込みながら歌うのに丁度よいよう作られた曲なんだそうです。

なるほど。と心から納得。

歌われた曲はどれもよかったのですが
「小さい秋見つけた」と「トルコ行進曲」は更に好きで、
音楽を聞いて初めて「鳥肌が立つ」感覚を体感できました。
あれだけ歌えたら、歌うことが楽しくて楽しくて仕方がないだろうな。

コメッツLive

2007年06月24日 01時42分13秒 | 音楽鑑賞
会うたびに細くなっていく友人smileに誘われて
コメッツなるバンドのライブに行ってきました。
場所は姪浜にあるライブハウス、オールマン

本日、演奏を聴いてきたコメッツさんは
オールマンのホームページにて
「オーナーのお気に入りのバンド」として紹介されております。

開始早々「今日はストレス解消モードで行くよ!」
と宣言されたリーダー行徳さんの言葉どおり
全体的にアップテンポの曲が多く
決して広いとは言えないお店ということもあって
ギターとドラム、そしてベースの音が作り出す
音楽の中に2時間たっぷりと包まれてきました。
目をつぶると、彼らが作り出す音が
のりぞうの世界の周辺を渦巻いている。
そんな至福のひとときを味わえました。

のりぞうは音楽が好きです。
人が奏でる音が好きです。
だから歌声も楽器の音もどちらも好き。
サックスもピアノも尺八も三味線もオーボエもどれも好き。
ポップスもロックも演歌もクラシックもどのジャンルも好き。
ライブで、コンサートで、「生の音」に触れる度に
音の持つ力に、メロディが奏でる喜びに、
歌声が与える元気に、「生の音」が持つ迫力にぞくぞくします。

本日、コメッツさんのライブで
そういったのりぞうが音楽を好きだと思う理由を
しみじみと思い出しました。

曲はどれもよかったのですが、一番好きだったのは
第一部の終わりに歌った「in the Wind」。
その曲は歌詞もすこーんと頭の中に入ってきました。
(・・・の割には既にうろ覚えですが。)

「どこまで行くのだろう
 誰を信じるのだろう
 答えはすべて風の中にある」

東京スカパラダイスオーケストラ!

2007年05月04日 01時04分50秒 | 音楽鑑賞
黄金週間初日、東京スカパラダイスオーケストラの
ライブを楽しんできました。
1階席はオールスタンディング席。
誘ってくださった方が
「私たち初心者やから1階席はもうちょっと様子見ような。
 たぶん、まだあのノリにはついていけんと思うんや。」
とおっしゃってくださったため、2階席です。
しかし、2階席も50名入るか入らないかの
そんなに大きくはないライブ会場だったため
ステージが大変近く、彼らの放つ熱気を
すぐ近くに感じることができる素敵な夜でした。

正直、開始直後の30分は
「1階席じゃなくて本当によかった!」
としみじみ思ったほど、ライブの楽しみ方がみな若く
基本は常に縦ノリの方々ばかりでびびってしまいましたが
徐々に徐々に、周りが全く気にならなくなりました。
それほど、音楽を心から楽しみ、
彼らの奏でる音の中に没頭できた2時間でした。

ひたすら飛んで跳ねて叫んでの2時間で
久々に汗だくになり、後半はかなり体力的に
きついものがありましたが、音楽に身を任せる楽しさを
全身で感じることができました。
音楽って楽しい。音楽って気持ちがいい。
汗をかくって楽しい。気持ちがいい。

それにしても彼らの体力には脱帽。
サックスやドラムって演奏するだけで
十分、体力を消耗するはずなのに、常に体を動かし
全身で音やリズムを表現し、なおかつ
息切れもせずに歌い、しゃべる2時間。
キーボードの方にいたっては、ずっと走ってました。
すごい。すごい。ものすごく楽しそう。

メンバー全員がとにかくくまなくかっこよいのです。
みんな心から楽しそうに幸せそうに気持ちよさそうに
音を奏でるのです。見ているこちらも幸せになるのです。

と、言いつつものりぞうは中でも
トランペット担当のナーゴさん
バリトンサックス担当の谷中さん
キーボード担当の沖さん、この三人の姿を集中的に
追っかけてしまいました。ほぼストーカー状態。

ナーゴさんのかわいらしいキャラクターと
トランペットの伸びやかな音にクラクラし
谷中さんの長身で端正なルックスと
(スーツ姿がとにかく似合う!髭もグッ!)
バリトンサックスの痺れるような低音にドキドキし
沖さんの切れの良い踊りと心から音楽を楽しんでいる笑顔、
そして見事なキーボードタッチにわくわくしました。
うーん!みんな大好き!
ていうか、スカバンドとかビッグジャズバンドとか
迫力ある音展開って大好きー!

興奮冷めやらぬまま深夜を迎えてます。
やはりライブは最高!生の音楽、最高!
スーツ姿の男性、最高!

アンコールでネクタイを外して出てきた谷中さんにも
くらくらしてしまいました。

実はライブ会場に到着してチケットを忘れたことに
気がついたのりぞう、大急ぎで家に戻ったのですが
死に物狂いで自転車をこいだ甲斐がありました。
本当に間に合ってよかった!

環境と感情との関係性

2007年03月29日 23時40分17秒 | 音楽鑑賞
祖父の13回忌で初めて祖母の妹さんと
弟さん夫婦に出逢いました。
いつも祖母から話は聞いていましたし
祖母経由でお米や野菜や鹿児島銘菓をいただいてもいました。
しかし、居住地が鹿児島とあって
気軽に行き来できる仲ではなく、会うのは初めて。

初めてなのに初めて会う気がしない。
ずっと以前からの知り合いのよう。
そんなふうに思わせてくれる素敵な素敵な方たちでした。
とにかく笑顔が素敵。
言葉が率直。
なのに、全く棘を感じさせない。

夕方、駅まで送っていく車の中で祖母はしみじみと

「来てくれてありがとね。
 無事に終わってよかったぁ。
 これが最後やけんね。
 17回忌の頃はもう私は生きてないやろうけん。」

と言いました。その気持ちはおそらく、来て下さった
皆さんにはうすうす伝わっていたに違いない
そう思えるほど、ここ数日、そして13回忌当日の祖母は
気を張り詰めていました。
すると祖母の妹さんはすかさずおっしゃいました。

「あんた。馬鹿じゃないとね。
 そんなこと絶対に言ったらいかん。
 そんなふうに言ったら、周りの人が不愉快な気持ちになるんよ。
 気分が悪くなるんよ。
 『死ぬ』とか言ったらいかん。思っとっても言ったらいかん。
 人に心配かけるようなことを言ったらいかん。
 人を暗い気分にさせるようなことを言ったらいかん。
 『私は100歳まで生きるけんね。』って
 笑ってやるのが私たちの役目。」

文字だけで聞くと、すんごく厳しく見えますが
根底に信頼関係があるからなのか
鹿児島弁のイントネーションのなせる業なのか
はたまた祖母の妹さん特有のものなのか
全く棘は感じませんでした。
怒る、というより諭す。あったかい感じ。

すごい。きっとおばさんはそんなふうに考えて
毎日を生きてるんだろうな。
周囲の人のことを考えて、周囲の人のためにも
自分の毎日を楽しくしたい。笑顔で過ごしたい。
そう思ってるんだろうな。

駅からの帰り道。行きは違う車に乗っていた妹も
合流したので早速、その話をしてあげたところ
妹も興奮しながら申しました。

「本当に本当にすっごく素敵な人たちやったよね。
 私、今日、おばさんたちに会えてよかった。
 すっごく勉強になった。

 あのね。私ね、弟さん夫婦に
 『すっごく笑顔が素敵ですね。
  初めて会った気がしません。
  すぐに打ち解けられちゃいました。』
 って言ったんよ。そしたらね、おばちゃんがにこにこしながら
 『そうやねぇ。
  うちらは、ちぃとばかりみんなより
  太陽に近いところに住んどうけんねぇ。
  その分、世間のみんなより明るいんかもしれんねぇ。』
 って言ってくれたと。
 その言い方にね、ものすっごい感動した!」

ちいっとばかり太陽に近いから
その分、みんなより明るい。みんなよりあったかい。
そう思えるおばさんがまた素敵。

母がしみじみと申しました。
「やっぱりね。環境は大切なんよ。
 まだ鹿児島にはおばさんたちみたいに
 あったかい人がたくさんおるんよ。
 そういう人たちに囲まれとうけん、
 おばさんたちもあったかいんよ。
 あんたたちも一緒に過ごす人たちには気をつけなさい。
 心から尊敬できる人、大好きな人と過ごしなさい。
 負の感情を持たんでいいような人たちと過ごしなさい。」

本当に。
卵が先か、鶏が先かはわかりません。
ぎすぎすした人間関係は、ぎすぎすした感情を生み出す。
ぎすぎすした感情は、ぎすぎすした人間関係を生み出す。

だから。
私は人のいいところを見つけられる人でありたい。
お天道様を身近に感じられる人でいたい。
不安を抑えて笑顔でいられる人でありたい。

おじいちゃん、おばあちゃん。
素敵な出会いをありがとう。
また会いたいと思える人、大切な大切な親戚がまた増えました。

黒岩静枝&佐々木慶一トリオLive

2007年02月25日 22時54分43秒 | 音楽鑑賞
病気で倒れている友人の代わりにJazzLiveに行って参りました。
黒岩静枝さんという方のLiveです。
私はJazzを聞くのは好きですが、詳しくはないため
今まで全く知りませんでしたが、札幌にこの人あり、とまで
言われる方だそうです。日本のジャズ界で知らない人はいない、
「ビッグママ」のような存在なんだとか。

でも、ステージを見て、歌を聴いて
彼女が「ビッグママ」として慕われていることに納得しました。
あったかい。この一言に尽きます。
彼女の歌声も人柄も、とにかくあったかい。
選曲も素敵にあったかくて、歌にこめられているメッセージに
耳を傾けては、来ることができなかった友人のことを思って
切なくなりました。彼女に聞いて欲しかった。
彼女だったら、もっともっと私以上に
この歌に感動したはず。私以上に心に響いたはず。
私以上に心をあったかく震わせたはず。

最も心に残った歌は「People」。
歌う前のMCでの彼女の語りと、その直後の彼女の歌声に
心揺さぶられました。

「人はみんな誰かを想い、想われて生きている。
 だからこそ人生って素晴らしい」
「たとえ辛くて苦しい人生でもたった一人
 頼れる人がいれば、それだけで人生はすばらしい。」
「さあ、今度は私が誰かの支えになりたい。」

彼女は今年60歳を迎えるそうです。
「人生、60歳までがリハーサル。
 ようやく私の人生は本番を迎えるの。
 だから、これからは今までのリハーサルで養ってきたものを
 みんなにどんどん披露していくつもり。私より若い人たちに
 子どもたちに、いろんなことを伝えていくつもり。」
そう話す彼女の笑顔が印象的なライブでもありました。

少しかすれた彼女の声と人柄に魅了された3時間でした。
うん。やはり生の歌声は素敵。

しるし/Mr.Children

2006年12月06日 23時24分13秒 | 音楽鑑賞
ミスチル大好きです。
彼らの音楽に対する無理をしない姿勢も
仲間同士が尊重しあって、継続して一緒に
音楽を育てている姿も
何より紡ぎだす「言葉」が大好きです。

今回の「しるし」は愛の捉え方に共感しています。
愛は、一朝一夕で生まれるものでも
一時の感情で口走るものでもない。

大切に大切に育んでいくもの。
うまくいかなくても、面倒だと思うときがあっても
忘れたいと願っても、心から離れないもの。
長い長い時間をかけて持ち続けるもの。
そう思うのです。

想いが相手に届かなくて、あきらめなきゃいけなくて
それでも忘れられずに思ってしまう。
そういう状況で初めて
「ああ、私は彼のことを好きなんだな。」
と実感できる気がします。

共に生きれないからあきらめられる。
そんな簡単な想いは「好き」ではないんじゃないかな。

・・・ええ。単に粘着質な性格なだけなんですけど。


この部分の歌詞は特に好きです。

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ダーリン ダーリン
いろんな顔を持つ君を知ってるよ
何をして過ごしてたって 思い出して苦しくなるんだ

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ダーリン ダーリン
いろんな角度から君を見てきた
共に生きれない日が来たって どうせ愛してしまうと思うんだ

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【サントラ】ポーラー・エクスプレス

2006年11月23日 12時12分44秒 | 音楽鑑賞
クリスマスが近づいてきて、音楽もクリスマス仕様にしました。
まずは、昨年公開された映画「ポーラー・エクスプレス」のサントラです。
映画も面白かったのですが、毎年見たい!と
思わせてくれるほどのものではありませんでした。
しかし、音楽は別。
映画を見終え、その足でCDショップに向かったほど。

クリスマスの浮かれた雰囲気、厳粛な雰囲気、荘厳な雰囲気が
すべて凝縮して詰まっているサントラです。
聞いているだけで部屋がクリスマスタウンに。
トム・ハンクスの掛け声も浮かれた気分に拍車をかけてくれます。

二曲目は女の子が歌うバラード。
この曲を聴いていると、すべてのちびっこが
クリスマスを待ち望める世界であってほしいなぁとしみじみ思います。
クリスマスにはちびっこの笑顔がよく似合う。
ちびっこが家族に囲まれて、クリスマスを楽しんでいる。
そんな光景が多くの家庭の窓に映し出される
そんな風景が幸せの象徴、
クリスマスの象徴じゃないかな、と思うのです。

のりぞうがクリスマスを好きな理由は
いつもより世界に笑顔が多くあふれている気がするから。
ほかの人の笑顔を思いながら
クリスマスの準備をする人が多いと思うから。
それはすごく暖かい光景だな、と思うのです。

葉加瀬太郎コンサート「My10Years Your10Years」

2006年11月17日 21時31分03秒 | 音楽鑑賞
お仕事中、取締役から呼び出されました。
どの件について怒られるのか
どきどきしながら近づいていくと

「のりぞうくん。金曜日は暇?
 絶対に定時退社できる?」

と尋ねられました。そんな愚問を・・・。
聞かなくったって分かりそうなもんなのに。

というわけで、
なんとバイオリニスト葉加瀬太郎さんの
舞台チケットを2枚いただけました!
やはり仕事なんてするもんじゃない、と幸せをかみ締めつつ
妹に声をかけ、デートだと断られ
母上に声をかけて、仕事だと断られ、最後にようやく伯母様を確保。
ついでに泊り込んでもらい、天神散策もすることにしました。

そんなこんなで金曜日。
ギリギリセーフで開演時間にすべりこんだ
のりぞうとのりぞう伯母を待ち受けていたのは
前から8列目のVIP席!
葉加瀬さんの顔がはっきり見えるー!!

・・・・正直、始まるまでは
このくらい近くだったら葉加瀬さんじゃなく
前川清さんや平井堅さんを鑑賞してみたい、とか
音楽だったら、別にこんなに近くでなくても、とか
色々失礼なことを考えてました。
いえ、切実に願ってました。

でもでも!始まってからはそんな想いも吹っ飛びました。
こんなに間近で見ることができて
というか、ど迫力の音楽を聴くことができて幸せを満喫。
この近さだと、どの曲もどの曲もすごい迫力です。
音楽の渦に全身が巻き込まれている感覚。
身体全体で音を楽しむことができました。

聴いている音楽や演奏者の感情にすぐシンクロしてしまうのりぞうは
聴きながら楽しくて楽しくて、笑いが止まりませんでした。
ひたすら笑顔、笑顔、笑顔!
そのくらい葉加瀬さんもその他の演奏者の方々も
心から楽しそうに音を奏でていました。全身を音に委ねていました。

特に心に残ったのはチェリスト、柏木広樹さん。
チェロでも観客でもなく、一緒に演奏するメンバの顔を見ては
笑顔で演奏している姿から、彼が今、この場でこのメンバと
演奏できるている幸福を感じている様子が伝わってきて
私まで嬉しくてたまらなくなっちゃいました。
また、チェリストなのに(チェロなんて、あんなに重そうなのに)
全身を使ってリズムの乗る様子がかわいくて、かわいくて。

・・・・最近、どうも多情気味です。
一生懸命な殿方に弱くなってます。