嵐の影響で開催すら危ぶまれていた100キロウォークの大会が無事に開催されました。
人生で初めて100キロもの距離を歩きました。歩けました。
と、いうわけでじっくりじっくりじっくりしつこく振り返ります。
思い出は何度も何度も思い返し、くり返し楽しむ派です。えっらくえっらくえっらく長いです。
■峠を越える
第二チェックポイントは61.5キロ地点。つまり半分を超えているのです。残るは約40キロ!
と、思うと、なんだか元気が出てきたよ!とあやちゃんに力強く宣言しましたが
まだまだこれからが100キロウォークの本番。
なんせ残り40キロに峠が3つもあるのです。そのうちひとつはものすごく急な山道なんだとか。
むむぅ。いやらしいコースだぜ。
と、思いながらも、第二チェックポイント出発直後の私はとてつもなく元気でした。
ひとつめの峠は立石峠。
峠というより緩やかな坂道、といった印象。上り坂ではどんどんどんどん人を追い抜きました。
が、ぽんこつな私は、体力がすぐになくなってしまうため、折に触れ休憩を取り、そのたびに抜き返されました。
休憩時、あまりにお行儀悪く、足を投げ出すため、「人が倒れている」と勘違いされ、
「大丈夫ですか?」と声をかけられました。人騒がせで申し訳ない・・・。
立石峠を越えているところで、地元友達から「ゴールしたぜ」という報告電話を着信。
思わず「ずるいー!」と叫びました。お祝いの言葉がこれっぽっちも出てこなかったなー。かたじけないことだ。
直後にそんな自分に気付き、慌てて「オメデトウゴザイマス」とお伝えしました。
ふたつめの峠は七曲(ななつまがり)峠。
噂に聞く「もっのすごく急な峠」です。この峠の区間のみ、スティック携帯が許されています。
杖をつかなきゃ登れないぐらい急な坂道なの?とどきどきしましたが、あやちゃんが力強く「杖なしで上ります。」と
宣言してくれたため、私もそれに倣います。
・・・そもそもバランス感覚が異様に悪い私は、スティックをつくことで普段通りに歩けなくなるのです。
スティックを使いこなすにも技能というものが必要なのです。技能のない私はスティックを使うと余計疲れてしまう
という本末転倒なスパイラルに巻き込まれてしまう。
そんなわけで大船に乗った気持ちで「スティック使わない」という選択肢に乗っかりました。
その選択は私にはとっては正解だったような気がします。
何より、スティック持たずに上り始めた私たちを心配してくれたのか、
大会でいつも数多くのウォーカーをサポートしているプロペラさんが最初から最後まで付き添ってくれたのです。
「すごいねぇ。ふたりとも元気やねぇ。そんだけ元気に上れるんだったら、あっという間にゴールだよ。」とか
「そんだけ笑顔やもん。まだ全然余裕やねぇ。ごぼう抜きやん。」とか
「大体、夜明け前にこの峠にたどりつけるってことがすごいんやけ。」とかいっぱいいっぱい褒めてくれるため
気分よく、気持ちよく上ることができました。100人力とはまさにこのこと。
あまりに褒めてくれるのでついつい甘えて「もっと褒めてください。」とお願いしたところ
「ここで満足してしまわれると、それはそれで困るけん、後はゴールに到着できたら褒めてあげよう。」
という返答で、そのイケメンぶりあふれる受け答えに思わず「好き!」と告白しそうになりました。
そういえば、私の壊れてチャックが閉まらなくなっていたリュックもちゃちゃちゃっとなおしてくれたのです。素敵すぎる。
三つ目の峠は赤松峠。
この峠を下りたところに第三チェックポイントがあるんだとか。
なのに、ゆるやかで見晴らしのよい坂道を見渡しても見渡してもまったくチェックポイントが見えないのです。
ゆるやかな曲がり角を曲がっても、次のチェックポイントはまだ見当たらず。
思わずちゃぶ台をひっくり返しました。「えーい!チェックポイントはどこにあるんんじゃー!」と雄たけびをあげました。
そういえば、このあたりで、お城のような建造物に遭遇し、「あれなんだろう?」と気にしたあやちゃんに
「あんなお城みたいな建物は、きっとラブホだよ。」と軽やかに回答したものの・・・。
その100メートルほど先に「ハーモニーランドへよこそ!」と書かれた看板を発見。
自分の品性のなさに呆れかえりました。恥ずかしい・・・。
■第三チェックポイント到着!
明け方7時過ぎ、これまた見積もりどおりに第三チェックポイントの日出に到着。
チェックポイントを見つけた時には思わず万歳しました。
到着直前辺りから、あまりに疲れすぎていて、全身が鳥肌状態に。人間、疲れすぎると鳥肌が経つ(らしい)ことを知りました。
もしかすると、あれが「悪寒」というものなんだろうか。
普段、健康すぎるほど健康なため、今ひとつ不健康な状態がよくわかっていないのです。
満身創痍の状態で、休憩所に倒れこむこともできず、ふらふらしながらよっこらせ・・・と座り込みます。
ばたん!と倒れこむのにも体力が必要なんだなー、と頭の片隅でちらりと思いました。
まったり休憩を取っていると、男性のウォーキング仲間が3名が続々と合流しました。
てっきり私たちが最後の最後だと思っていたのに!
それにしても、最初から最後まですべて本当に見積もりどおりの到着時刻に到着できました。ふふふん。
見積もりどおり歩けるってすごくない?と自画自賛し合いました。
■最後に踏ん張る
第三チェックポイントで仲間の顔を見たせいか、なんとなく元気が出てきました。
当初は「30分ぐらいゆっくりしようね。」と言い合っていた休憩所でどちらからともなく
「行きましょうか。」と立ち上がりました。なんか欲が出てきた。
マッサージを受けている男性2名は後から出発するようですが、1名は「じゃあ、俺も。」と立ち上がります。
みんなしんどそう。もちろん、私もしんどいのです。
言っても詮無いことではありますが、言わずにはおられないのです。
「すっごくきつい!」
「とっくの昔に限界は超えました!」
でも、歩く。
なにせ、歩いても痛いけれど、いったん休んで、再び歩き始めるとさらに痛いのです。
どちらもきつくて痛いのであれば、とりあえずは歩きます。
今や私たちをこの苦しみから解放してくれるのはゴールだけなのです。
■直前に心折れる
別府湾の海が目の前に広がります。雄大!!海だー!!!と近寄り、茶色い海を眺めてしょんぼりしました。
台風の影響は甚大なのです。
とはいえ!すぐ右隣を電車が走っていました。線路がものすごく近くにあってテンション上がります。
が、すぐに急降下。だって海から次の休憩スポット、別府湾ロイヤルホテルまでが見えているのに遠いのです。
歩いても歩いても到着しない。なんでー?!と憤慨し
ようやくたどりついたホテル前で誘惑にかられ「ちょっとだけ。ね?」と芝生に座り込みました。
座り込んだところ、案の定、立つタイミングが見つからず。
たまたまいつのまにか離れていたウォーキング仲間が合流してくれたため、そのタイミングで
「よっこらしょ。」と立ち上がりました。本当に嘘偽りなく「よっこらしょ。」と声に出したため
通りすがりのおば様から振り返って笑われました。
うん。思わず笑っちゃう気持ちはよーーーーーーーーーーーーーーく分かる。
■とうとう到着する
ゴール前6キロのスポットでカメラを発見。
ゴールではありませんが、カメラマンさんのすぐそばに立っていたスタッフさんが力弱く
「ばんざーい。」と鼓舞してくれました。・・・まだゴールじゃないのに。
男性ウォーキング仲間はここで「残り5キロか、もしくは残り3キロの看板だと思ったのに!」
と心折れて、またも下がっていきました。この気持ちもよーーーーーーーーーーくわかる。
残り5キロ地点からは1キロが長くて遠くて長くて。まだなの?と思いながら足を進めました。
時計を見ると、さっき時計を見た時間から5分ほどしか進んでおらず、
私の体内時計もとうとう狂い始めたのか・・・と、愕然としました。
残り3キロ地点でウォーキング仲間に電話したところ、残り2キロを切ったあたりで先にゴールした
メンバーふたりが満面の笑顔で出迎えてくれました。
ゴール直前で絶対に体はとってもきついのに。
出会えたとき、あまりに嬉しくて思わずジャンプしてハイタッチしました。
「今ほど、おふたりに会いたいー!と思ったことはありませーん。」と喜びの声を上げ、
すぐ後ろを歩いていたおじいさまに「今、3メートルぐらいジャンプしたよね?」と驚かれました。
気力ってすごいですよね・・・。
そんなわけでゴール!!
ありがとー!ありがとー!!と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
沿道の方々に向かってアイドル並みににこにこと笑顔を振りまきました。きもちよかった☆
■ゴール直後
応援をしてくれた親戚や友人たちにゴール到着!のニュースを伝えます。
伝えた途端、親戚たちから電話がかかってきました。
どうやら親戚一同、みな「いやいやいや!100キロでしょ?!ゴールはまず無理でしょ?」
という評価だったらしく、「よくゴールできたねぇ。」と大喜びされました。
ウォーキング仲間が用意してくれていたブルーシートにへたり込みました。
みんなに再会できた・・・。という事実を噛みしめます。
■総括
とりあえず、練習始めた直後に「誰かと一緒に歩くなんてできない。マイペースで歩く。」なんて思っていた私!
出て来て、そこに正座しときなさい!
100キロなんて、誰かと一緒でなければ、絶対に歩きとおせませんでした。
心がすぐに折れる私では、ひとりぼっちの完歩なんて、絶対に!絶対絶対絶対に!無理!
100キロ後半はひたすらに「人という漢字は支え合っている。」という金八先生の名言が
頭の中をぐるぐるぐるぐる回っていました。さすが金八先生!と感嘆し続けてました。
それにしても楽しかった。
・・・いや、ものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーくきつかった。
歩いている間中、「早く明日の今頃になれー!」と呪文のように繰り返し思っていました。
そして、私の大好きなものや大好きな人のことを繰り返し頭に思い浮かべていました。
それぐらい助けを求め続けていました。
それなのに。
今や「きつかったあの頃」がすっかり「よい思い出」なのです。なんなの?
人間の記憶力って・・・本当にすごい。スゴイとしか言いようがないのです。
とはいえ、地元友達からの「来年の大会にもまた参加する?」という質問には思わずむむむ・・・と唸り
「来年のことは、また来年になってから考えます。」と答えていました。
人間の防衛本能も割にすごいのです。
人生で初めて100キロもの距離を歩きました。歩けました。
と、いうわけでじっくりじっくりじっくりしつこく振り返ります。
思い出は何度も何度も思い返し、くり返し楽しむ派です。えっらくえっらくえっらく長いです。
■峠を越える
第二チェックポイントは61.5キロ地点。つまり半分を超えているのです。残るは約40キロ!
と、思うと、なんだか元気が出てきたよ!とあやちゃんに力強く宣言しましたが
まだまだこれからが100キロウォークの本番。
なんせ残り40キロに峠が3つもあるのです。そのうちひとつはものすごく急な山道なんだとか。
むむぅ。いやらしいコースだぜ。
と、思いながらも、第二チェックポイント出発直後の私はとてつもなく元気でした。
ひとつめの峠は立石峠。
峠というより緩やかな坂道、といった印象。上り坂ではどんどんどんどん人を追い抜きました。
が、ぽんこつな私は、体力がすぐになくなってしまうため、折に触れ休憩を取り、そのたびに抜き返されました。
休憩時、あまりにお行儀悪く、足を投げ出すため、「人が倒れている」と勘違いされ、
「大丈夫ですか?」と声をかけられました。人騒がせで申し訳ない・・・。
立石峠を越えているところで、地元友達から「ゴールしたぜ」という報告電話を着信。
思わず「ずるいー!」と叫びました。お祝いの言葉がこれっぽっちも出てこなかったなー。かたじけないことだ。
直後にそんな自分に気付き、慌てて「オメデトウゴザイマス」とお伝えしました。
ふたつめの峠は七曲(ななつまがり)峠。
噂に聞く「もっのすごく急な峠」です。この峠の区間のみ、スティック携帯が許されています。
杖をつかなきゃ登れないぐらい急な坂道なの?とどきどきしましたが、あやちゃんが力強く「杖なしで上ります。」と
宣言してくれたため、私もそれに倣います。
・・・そもそもバランス感覚が異様に悪い私は、スティックをつくことで普段通りに歩けなくなるのです。
スティックを使いこなすにも技能というものが必要なのです。技能のない私はスティックを使うと余計疲れてしまう
という本末転倒なスパイラルに巻き込まれてしまう。
そんなわけで大船に乗った気持ちで「スティック使わない」という選択肢に乗っかりました。
その選択は私にはとっては正解だったような気がします。
何より、スティック持たずに上り始めた私たちを心配してくれたのか、
大会でいつも数多くのウォーカーをサポートしているプロペラさんが最初から最後まで付き添ってくれたのです。
「すごいねぇ。ふたりとも元気やねぇ。そんだけ元気に上れるんだったら、あっという間にゴールだよ。」とか
「そんだけ笑顔やもん。まだ全然余裕やねぇ。ごぼう抜きやん。」とか
「大体、夜明け前にこの峠にたどりつけるってことがすごいんやけ。」とかいっぱいいっぱい褒めてくれるため
気分よく、気持ちよく上ることができました。100人力とはまさにこのこと。
あまりに褒めてくれるのでついつい甘えて「もっと褒めてください。」とお願いしたところ
「ここで満足してしまわれると、それはそれで困るけん、後はゴールに到着できたら褒めてあげよう。」
という返答で、そのイケメンぶりあふれる受け答えに思わず「好き!」と告白しそうになりました。
そういえば、私の壊れてチャックが閉まらなくなっていたリュックもちゃちゃちゃっとなおしてくれたのです。素敵すぎる。
三つ目の峠は赤松峠。
この峠を下りたところに第三チェックポイントがあるんだとか。
なのに、ゆるやかで見晴らしのよい坂道を見渡しても見渡してもまったくチェックポイントが見えないのです。
ゆるやかな曲がり角を曲がっても、次のチェックポイントはまだ見当たらず。
思わずちゃぶ台をひっくり返しました。「えーい!チェックポイントはどこにあるんんじゃー!」と雄たけびをあげました。
そういえば、このあたりで、お城のような建造物に遭遇し、「あれなんだろう?」と気にしたあやちゃんに
「あんなお城みたいな建物は、きっとラブホだよ。」と軽やかに回答したものの・・・。
その100メートルほど先に「ハーモニーランドへよこそ!」と書かれた看板を発見。
自分の品性のなさに呆れかえりました。恥ずかしい・・・。
■第三チェックポイント到着!
明け方7時過ぎ、これまた見積もりどおりに第三チェックポイントの日出に到着。
チェックポイントを見つけた時には思わず万歳しました。
到着直前辺りから、あまりに疲れすぎていて、全身が鳥肌状態に。人間、疲れすぎると鳥肌が経つ(らしい)ことを知りました。
もしかすると、あれが「悪寒」というものなんだろうか。
普段、健康すぎるほど健康なため、今ひとつ不健康な状態がよくわかっていないのです。
満身創痍の状態で、休憩所に倒れこむこともできず、ふらふらしながらよっこらせ・・・と座り込みます。
ばたん!と倒れこむのにも体力が必要なんだなー、と頭の片隅でちらりと思いました。
まったり休憩を取っていると、男性のウォーキング仲間が3名が続々と合流しました。
てっきり私たちが最後の最後だと思っていたのに!
それにしても、最初から最後まですべて本当に見積もりどおりの到着時刻に到着できました。ふふふん。
見積もりどおり歩けるってすごくない?と自画自賛し合いました。
■最後に踏ん張る
第三チェックポイントで仲間の顔を見たせいか、なんとなく元気が出てきました。
当初は「30分ぐらいゆっくりしようね。」と言い合っていた休憩所でどちらからともなく
「行きましょうか。」と立ち上がりました。なんか欲が出てきた。
マッサージを受けている男性2名は後から出発するようですが、1名は「じゃあ、俺も。」と立ち上がります。
みんなしんどそう。もちろん、私もしんどいのです。
言っても詮無いことではありますが、言わずにはおられないのです。
「すっごくきつい!」
「とっくの昔に限界は超えました!」
でも、歩く。
なにせ、歩いても痛いけれど、いったん休んで、再び歩き始めるとさらに痛いのです。
どちらもきつくて痛いのであれば、とりあえずは歩きます。
今や私たちをこの苦しみから解放してくれるのはゴールだけなのです。
■直前に心折れる
別府湾の海が目の前に広がります。雄大!!海だー!!!と近寄り、茶色い海を眺めてしょんぼりしました。
台風の影響は甚大なのです。
とはいえ!すぐ右隣を電車が走っていました。線路がものすごく近くにあってテンション上がります。
が、すぐに急降下。だって海から次の休憩スポット、別府湾ロイヤルホテルまでが見えているのに遠いのです。
歩いても歩いても到着しない。なんでー?!と憤慨し
ようやくたどりついたホテル前で誘惑にかられ「ちょっとだけ。ね?」と芝生に座り込みました。
座り込んだところ、案の定、立つタイミングが見つからず。
たまたまいつのまにか離れていたウォーキング仲間が合流してくれたため、そのタイミングで
「よっこらしょ。」と立ち上がりました。本当に嘘偽りなく「よっこらしょ。」と声に出したため
通りすがりのおば様から振り返って笑われました。
うん。思わず笑っちゃう気持ちはよーーーーーーーーーーーーーーく分かる。
■とうとう到着する
ゴール前6キロのスポットでカメラを発見。
ゴールではありませんが、カメラマンさんのすぐそばに立っていたスタッフさんが力弱く
「ばんざーい。」と鼓舞してくれました。・・・まだゴールじゃないのに。
男性ウォーキング仲間はここで「残り5キロか、もしくは残り3キロの看板だと思ったのに!」
と心折れて、またも下がっていきました。この気持ちもよーーーーーーーーーーくわかる。
残り5キロ地点からは1キロが長くて遠くて長くて。まだなの?と思いながら足を進めました。
時計を見ると、さっき時計を見た時間から5分ほどしか進んでおらず、
私の体内時計もとうとう狂い始めたのか・・・と、愕然としました。
残り3キロ地点でウォーキング仲間に電話したところ、残り2キロを切ったあたりで先にゴールした
メンバーふたりが満面の笑顔で出迎えてくれました。
ゴール直前で絶対に体はとってもきついのに。
出会えたとき、あまりに嬉しくて思わずジャンプしてハイタッチしました。
「今ほど、おふたりに会いたいー!と思ったことはありませーん。」と喜びの声を上げ、
すぐ後ろを歩いていたおじいさまに「今、3メートルぐらいジャンプしたよね?」と驚かれました。
気力ってすごいですよね・・・。
そんなわけでゴール!!
ありがとー!ありがとー!!と感謝の気持ちでいっぱいになりました。
沿道の方々に向かってアイドル並みににこにこと笑顔を振りまきました。きもちよかった☆
■ゴール直後
応援をしてくれた親戚や友人たちにゴール到着!のニュースを伝えます。
伝えた途端、親戚たちから電話がかかってきました。
どうやら親戚一同、みな「いやいやいや!100キロでしょ?!ゴールはまず無理でしょ?」
という評価だったらしく、「よくゴールできたねぇ。」と大喜びされました。
ウォーキング仲間が用意してくれていたブルーシートにへたり込みました。
みんなに再会できた・・・。という事実を噛みしめます。
■総括
とりあえず、練習始めた直後に「誰かと一緒に歩くなんてできない。マイペースで歩く。」なんて思っていた私!
出て来て、そこに正座しときなさい!
100キロなんて、誰かと一緒でなければ、絶対に歩きとおせませんでした。
心がすぐに折れる私では、ひとりぼっちの完歩なんて、絶対に!絶対絶対絶対に!無理!
100キロ後半はひたすらに「人という漢字は支え合っている。」という金八先生の名言が
頭の中をぐるぐるぐるぐる回っていました。さすが金八先生!と感嘆し続けてました。
それにしても楽しかった。
・・・いや、ものすごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーくきつかった。
歩いている間中、「早く明日の今頃になれー!」と呪文のように繰り返し思っていました。
そして、私の大好きなものや大好きな人のことを繰り返し頭に思い浮かべていました。
それぐらい助けを求め続けていました。
それなのに。
今や「きつかったあの頃」がすっかり「よい思い出」なのです。なんなの?
人間の記憶力って・・・本当にすごい。スゴイとしか言いようがないのです。
とはいえ、地元友達からの「来年の大会にもまた参加する?」という質問には思わずむむむ・・・と唸り
「来年のことは、また来年になってから考えます。」と答えていました。
人間の防衛本能も割にすごいのです。