のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

敬老お祝いツアー

2019年09月16日 06時07分20秒 | 教会生活
「敬老の日」が近いため、礼拝後、施設に入られた教会員の方を我が家のちびっこさんとちびっこさんの幼馴染君2名のちびっこを含む6名で訪問しました。

最寄駅から3駅の電車ツアー。
最寄り駅まで徒歩5分なのですが、なにぶんちびっこ2名は私の思うように歩いてくれないため、30分前に教会を出発しました。思った通り、電車が通ると足が止まるため、駅のホームに着いたのは、出発時刻の5分前。余裕をもって出発してよかった!

電車に乗ったちびっこ2名は大興奮。
幼馴染君は「やまがみえるよー!」と少しずつ自然豊かな風景になる車窓を喜び、うちのちびっこさんもその風景に「きれいやねぇ。やまやねぇ。」と見入っていました。

電車を降り、施設までは徒歩5分。
いつもと違う風景にちびっこさんたち2名はやっぱり喜び、はしゃぎながら歩いていたのですが、施設の入り口で急に「見知らぬ場所に来てしまった!」と気付いた幼馴染君は急遽、歩くの拒否!施設までの落ち葉が降り積もる坂道は片手に幼馴染君を抱っこ、もう一方の手で我が家のちびっこさんの手をひいて上り、ふうふう言いながら到着。

久しぶりにお会いする教会員の大先輩は、元気そうでしたが、やはり慣れない施設での生活に少し疲れているようで、私の知っている明るい屈託のない笑い声を聞くことはできませんでした。それでも、我が家のちびっこさんを見て、とても喜んでくれ、顔を起こしてくれました。

あまり長居して疲れさせても、ということで少し会話をしたら讃美歌を歌い、お祈りをして帰宅することにしていました。事前に調べていた愛唱讃美歌を歌おうと提案すると、怪訝な顔をする大先輩。どうやら、今の彼女にとっては、その愛唱讃美歌がピンとこない様子。というわけで、困ったときの讃美歌461番「主われを愛す」を提案すると、「そうそれ!!」と大きく頷かれました。さすが我が教会でもっとも愛される曲!

主われを愛す 主は強ければ
われ弱くとも 恐れはあらじ
わが主イエス わが主イエス
わが主イエス われを愛す

わが罪のため さかえをすてて
天(あめ)よりくだり 十字架につけり
わが主イエス わが主イエス
わが主イエス われを愛す

みくにの門(かど)を ひらきてわれを
招きたまえリ いさみて昇らん
わが主イエス わが主イエス
わが主イエス われを愛す

わが君(きみ)イエスよ われをきよめて
よきはたらきを なさしめたまえ
わが主イエス わが主イエス
わが主イエス われを愛す

隣の部屋の方に迷惑にならないよう、小さな声で囁くように歌う讃美歌。
見事に老若男女揃った歌声と空間で、歌っている私たちひとりひとりが歌詞を噛み締めて歌って、大先輩も顔をくしゃくしゃにさせて喜んでくれて。
その後にみんなで大先輩を囲み、大先輩の体の一部にそっと触れてお祈りしたひと時も含めて、あぁ、神様は今、ここで私たちと共にいてくださっているんだなあ、と心から実感できたとても温かい時間でした。

正直なところ。
最近の私は礼拝に行っても、ちびっこ2名の世話にてんやわんやで、なかなか身を入れて説教を聞くことができておらず(ご、ごめんなさい。牧師さん。)、なんだか本当に本当に久しぶりにゆっくりと神様と向き合えた時間でした。
施設にいる間中、(ちびっこさんたちにしては)おとなしくしてくれていたちびっこたちに、そして、こういったひとときを過ごす機会を作ってくれた大先輩に心から感謝です。

場所見知りをしていた幼馴染君も、大先輩の部屋に入った瞬間から元気になり、最後は笑顔で「タッチ!」をしてお別れできました。

帰り道はちびっこさんたちふたり、人生初のモノレールへ!
家や車を上から見渡せる車窓風景に最後の最後まで大興奮のちびっこたちでした。(我が家のちびっこさんは、モノレールから降りることを拒否し、なだめすかせるのが大変でした・・・。)

日曜の午後。
病室にいたのは30分程度。
ほんのわずかなひとときでしたが、行き帰りの時間も含めて、とてもとても豊かな午後でした。