のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ワーキングガール・ウォーズ / 柴田よしき

2005年11月09日 01時08分37秒 | 読書歴
■ストーリ
 37歳女性、入社15年目、独身バツなし。
 ついでに恋人・人望ともにナシ…。
 ですが、それが何か?働く女の本音と弱音をリアルに描いた
 本格「負け犬」小説、誕生。

■感想 ☆☆☆☆
 ふたりの女性の視点が交代しながら、話を進める連作短編集。
 ひとりは翔子さん。37歳、未婚、都心のマンションで一人暮らし。
 音楽会社の企画部勤務、係長。
 もうひとりは愛美さん。29歳、短大卒、会社を辞めて
 海外留学後、旅行代理店の契約社員。現在はオーストラリア在住。

 ふたりの女性がとにかく本音で怒り、ストレスをため
 仕事を続けようか迷い、仕事をするしかないと開き直り
 恋が始まりそうだとときめき、結婚について迷う。
 どこまでも本音が続く小説。
 ここまで極端ではないけれども、女性ならば、
 どこかで絶対に共感できる部分があると思う。
 じたばたあがいてみたり、これが自分だと開き直ってみたり、
 女性はひとりで生きていてもいろいろと忙しいのだ。

 自意識が強く、だからこそ、常に客観的な視点で
 自分を見つめ続ける翔子さんが愛しい。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おお・・・・ (のりぞう)
2005-11-12 08:37:42
■竹輪さん

 おひさしゅう。

 やはりあなたとは趣味がにてるかも・・・。

 私もRIKOシリーズなど初期はかなり好きで

 ほぼすべて読んでましたが、

 路線が多角化してからは、遠ざかってました。

 今回、久々に柴田さん挑戦!だったのです。
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柴田よしき (繊細な竹輪)
2005-11-12 07:54:49
私も読みました・・・が、あまり覚えていません。でも、レボは女性なら、女性のあり方、考え方に共感/反感を覚える部分も多く、自己投影しながら読めるから面白いと言ってました。レボは柴田よしき大好きです。私はRIKOシリーズが大好きで、その後も定番作家として読んでいたのですが、路線が柔らかくなってからは、ちっと疎遠になってます。(改行なしですんません)
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お返事☆ (のりぞう)
2005-11-09 22:13:45
■はぐれ雲さん

 のりぞうも目指すところは



 「常に客観的に

  感情に流されずに」



 ・・・なかなか難しいのです(笑)
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v(=∩_∩=) (はぐれ雲)
2005-11-09 21:56:33
>自意識が強く、だからこそ、常に客観的な視点で



なるほど!

言い得て妙なコメントですね♪



主観的になりがちな自分を

客観的に見つめようとしてるスタンスは

見習いたいものです。
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