のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

エンターテイメント尽くし

2013年05月04日 09時12分47秒 | 日常生活
黄金週間も後半戦を迎えました。
後半戦初日は下関の酒蔵で行われた「トリオ・ロス・ファンダンゴス」のライブへ。
昨年はどうしても都合がつかず、行けなかったため、2年ぶりのトリオ・ロス・ファンダンゴスです。
そして、酒蔵ライブは飲めて食べれて騒げるため、楽しさ倍増のライブなのです。楽しみっ!!

と、興奮していたのですが。
「酒蔵で飲んで食べるんだし。」とお昼ご飯をほんの少し抑えた結果、
到着したときには腹ペコマックスの状態で、へろへろに。
思わず同行した友人に「なんか食べるものくださいー。」と懇願し、
飴ちゃんをいただくまでに。空腹危険。
とにかくおなかぺっこぺこだったために、
開場と同時に、購入していた食券でふく寿司を購入し、すぐさまぱくつきました。
お友達が席に戻ってくるのを待つ余裕もなかったなー・・・。
ふく寿司、うまかったなー。
空腹と言う調味料がたっぷりかかってはいましたが、
肉厚のふくが歯ごたえたっぷりでめっちゃおいしかった!!
2セット買っておけばよかった・・・と後悔しつつ、
焼き鳥とおでんと梅酒をしたため、ようやく落ち着きを取り戻しました。

もう・・・なんか満足。
私の中ではクライマックスが来ちゃった感じですよー。
まだライブ1秒たりとも味わってないってのに。

と思ってはいたのですが。
ライブが始まってみると、さきほどの「美味しい」のクライマックスとはまったく異なる
「楽しい!面白い!!気持ちがいい!!」のクライマックスを味わえて
ひたすらひたすらに笑顔笑顔の2時間を楽しみました。
音に浸って、音に体をゆだねて、音に笑顔にさせられて。
でもって、MCでは声出して笑い、目の前で繰り広げられる魅惑的なタンゴのダンスと
贅肉のまったくない美しい身体にうっとりと目を奪われたのでした。
至福!至福がここにありますよー。
美味しくて、楽しくて、でもって美しい。
私の大好きなものがこの空間に満ち溢れてますよー。

と、幸せな気持ちでライブを満喫した後は、福岡へばびゅーんと出かけて行き
東京から帰省中の先輩とお食事。
半年振りに会った先輩とひったすらに話して話して話して話して話して
話尽きないまま、語りつくせないままにお開きとなりました。
まさかね、まさか半年振りに会った先輩とひたすらに
AKBさんと2時間ドラマと時代劇についてあんなに熱く語り合うとは思ってませんでしたよー。
「好き!」のポイントが一緒だったり、微妙にずれていたり、まったく違ったり、
そのポイントを語り尽くして、熱烈に同意したり、あまりの違いに驚いたり
おおいに忙しい2時間半でした。
2時間ドラマと時代劇について、ここまで熱く語り合える方は他にはいませんぜ。
次回はもっと早い時間から集まりましょうぜ。
と、約束を交わし、小倉行きの終電に乗り込んだのでした。

充実の一日。満足!
でもって、食べて笑って話してぐったり疲れましたよー。
自宅までの電車では、ばたんきゅーで寝ちゃうだろうな。
と思っていたのですが。
向かいに座っていた女の子3人組グループのひとつ空いていた席に
実にナチュラルに入っていた男の子が
これまた実にナチュラルにちょっとずつちょっとずつ女性陣と言葉を交わし始め
15分後にはすっかり談笑する仲になるというドキュメントを生で楽しめて
眠るどころではありませんでした。おもしろすぎる。
そして、勉強になることが多すぎる。
ナチュラルに仲良くなろうとしている男の子にも
「ナンパされてる」ことを察しながら、拒絶せず、上手に受け答えする女の子たちにも。
メルアド交換しちゃうの?どうなの?
と、どきどきしながら見守っていましたが、
(なにせ、私の真向かいの席では、明らかに未婚40代カップルが
 若者顔負けに仲良くしていたのです。目のやり場がなかったのです。
 目を窓に向けると、夜の車窓には社内の様子がまる映りだったのです。
 まさにテレビドラマを楽しんでいる感覚でウォッチングを楽しめました。
 なのに!思う存分、楽しんでいたというのに!)
残念なことに、彼女たちより私の最寄り駅のほうが先に到着してしまい、
彼女たちの攻防は最後まで見守れず。無念。

なんにせよ。
朝から晩まで非日常を楽しめた一日でした。
楽しかったー。ゴールデンだったー。


図書館戦争/2013年日本

2013年05月02日 00時24分01秒 | 映画鑑賞
□図書館戦争/2013年日本
□出演
 岡田准一、榮倉奈々、田中圭、栗山千明、橋本じゅん、石坂浩二、児玉清
 福士蒼汰、西田尚美、鈴木一真、相島一之、嶋田久作、波岡一喜
□原作
 有川浩

□感想 ☆☆☆☆☆
大好きだった原作「図書館戦争」がなんと地元、北九州でロケが行われたと聞き、「こりゃ、行かずばおられんかろうて。」と思っていました。しかも、ロケが行われた場所は、わが愛しの中央図書館!毎週のように通っているあの場所で?!まじで?!と大興奮で映画を鑑賞してきました。で、見終わった後、即効で妹君に「見た!めっちゃよかった!!すんごいよかった!!また見に行く!!」とメールをし、思わずうわぁ!!と駆け出しました。映画の終わり方があまりにさわやかで幸せなものだったので「幸せっ!!」という気持ちが体中に治まりきらなかったのです。あふれ出す幸せな気持ちに思わずうわぁっと走り出しました。それぐらい素敵な映画でした。

なにしろ、「大好きな原作」の映画化ほど、複雑な気持ちになるものはないのです。うれしい。けど、恐ろしい。でも、この映画はその「恐ろしさ半分」のところを見事に払拭してくれてました。

とにかく脚本がすばらしい。詰め込みすぎず、乱暴に差っぴきすぎることなく、丁寧に簡潔にわかりやすくコンパクトにまとめてくれていて、そこから感嘆。
そして、何よりキャスト!!どのキャストも見事にぴったりだったのです。そりゃあ、大好きな作品ほど、「この人は絶対にあの役者さん!」と頭の中で妄想繰り広げながら読み進めていますが、まさかその妄想が実現されるなんて!主要キャスト2名があまりにも(予想以上に!)素敵な組み合わせで、それだけでとても幸せな気持ちになりました。ひたすらにうっとり。
そして、脇を固めるベテラン勢が更にすばらしかったのです。久々に「いい人」として渋くかっこよく画面を引き締めた石坂さん。自分の信じる道を穏やかに、ゆるぎなく進み続ける姿が素敵でした。橋本じゅんさんは、いつもコメディ配分多めの役を演じることが多いのに、今回は、がっつりと「頼りになる男」を熱演。じゅんちゃんの「おちゃらけなし」のかっこよさはとにかく計り知れませんでした。無骨で分かりやすく熱い男が確かに原作のイメージどおり!ふたりはまったく異なるキャラクターだけれど、それぞれに「頼りになる上司」でした。
そして、今は亡き「図書館館長」として写真での出演を果たした児玉清さん。児玉清さんの人柄や本への愛情が「図書館館長」と重なって、写真のみの出演でしかないにもかかわらず、それだけでじんと胸が熱くなりました。

この作品の冒頭に出てくる「図書館の自由に関する宣言」は1954年に本当に採択された日本図書協会による綱領だそうです。

一、図書館は資料収集の自由を有する。
二、図書館は資料提供の自由を有する。
三、図書館は利用者の秘密を守る。
四、図書館はすべての検閲に反対する。

図書館の自由が侵されるとき、われわれは団結して、あくまで自由を守る。

なんてかっこいい宣言なんだろう、と改めて思いました。私たちが当たり前のように享受しているこの自由が奪われたパラレルワールドの日本で、それでも自由を目指して、希望溢れる未来を信じて、戦い続ける図書館隊員たち。ヒロインがつぶやいた「なんでこんな世界になってしまっちゃったんだろう」という言葉に石坂浩二演じる仁科指令が答えた言葉がとても印象的でした。

「無関心だったからですよ。
 われわれは、この法律がわれわれの生活にどういった影響を与えるのか深く考えようともしなかった。
 こんな未来をあなたたちに渡しているのは、われわれの責任です。」

そして、この仁科指令の言葉に対してヒロインが健気に訥訥と伝えた「それでも、私は未来を信じています。」という言葉も印象的でした。
信じるだけではなく、信じて行動しているヒロインたちの言葉だからこそ、強く胸を打ちました。「どうせ変わらない」とあきらめるのではなく、明日を信じて行動すること、ちゃんと考えること、今、社会で起きていることを見届けること、これが今の時代を生きている私がしなければいけないことなんだと思いました。

北九州市立図書館は思った以上に画面に映っていました。大きなスクリーンで見たわが町の図書館はすごく素敵で、誇らしい気持ちになりました。図書館だけでなく、街の本屋さんや美術館もがっつりと作品の舞台となっていて、幸せな気持ちになりました。
絶対にまた見よう。そう決意しています。

今回、主人公二人の恋愛模様はあくまでもサイドストーリーだったので(そこもよかった!原作でもお互いがお互いに向き合うのにものすごく時間をかけたカップルなのです。一作で簡単にハッピーエンドになってもらっちゃ困るのです。)、ぜひともぜひとも続編、続々編をお願いしたいです。同じキャストで、かれらの「これから」をぜひ見たいです。