ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

「角座月夜はなしの会~大爆笑ラジ関寄席」

2017-11-27 21:21:21 | ラジ関寄席






一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「寿限無」

会社が終わって駆けつけると、いつも既に開演中、
入口のカーテンの前で待たされて、中には入れてくれない。

カーテン越しに聞こえる、呂好さん、ラジオから聞こえてくるようで
お客様の笑い声もすごく新鮮。

あと、何年すれば二番手の登場になるのか、呂好さん。
ゆっくり、見たいもんですな。


二、笑福亭喬介・・・・・・・・・「祝いの壺」

「祝いの壺」といえば、吉坊さん。

そこはやはり、喬介さん落語、明るく楽しく漫画チックな爆笑編に。

繁昌亭大賞奨励賞受賞おめでとうございます。

笑いの壺のおさえ方は、天才的というか、計算された努力型か。
いづれにしても、どの噺も喬介ワールドに引きこむ。

暫くは目を離せませんで、喬介さんどの噺も、おもしろおますで。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「包丁間男」

これまた、今年の独演会用にネタおろししたばかりの「包丁間男」。
でも、凄いですな、もう鶴二さんの十八番といってもいいような出来。

間の小唄も上手いもんですな・・・・。

そして、女房してとの急展開、羨ましい限りですおますな。
でも、その後、辰の兄貴とはどうなったのか気になるところですな。


四、桂壱之輔・・・・・・・・・・・「竹の水仙」

「壺算」か「へっつい盗人」でもしようと思っていたそうですが、
一荷入りの、二荷入りの、壺と、喬介さんの噺とついたので、
急遽、変更「竹の水仙」へ、やはり、中堅、出番が後ろになればなるほど、
ネタの多さ、それも出来の完成度も問われますな。

壱之輔さんの「竹の水仙」、さらりとした上品な仕上がり。

よろしおましたで・・・・。


五、桂小春団治・・・・・・・・・「猿後家」

小春団治さんと言えば、創作というイメージなんですが。
このまえ聴いた「鴻池の犬」、といい、古典も味があって素敵。

特に今日の「猿後家」、御家さんの表情が最高。

落語は話芸ですが、やはり見た目のおもしろさも大事。

亡き師匠の十八番もどんどん高座に掛けて欲しいですな。


「角座月夜はなしの会~大爆笑ラジ関寄席」
2017年11月27日(月)午後6時30分開演
道頓堀・角座

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「寿限無」
二、笑福亭喬介・・・・・・・・・「祝いの壺(家見舞)」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「包丁間男」
仲入り
四、桂壱之輔・・・・・・・・・・・「竹の水仙」
五、桂小春団治・・・・・・・・・「猿後家」



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「角座月夜はなしの会~大爆笑・ラジ関寄席」

2017-07-10 20:02:54 | ラジ関寄席





一、笑福亭縁・・・・・「桃太郎」

いつも、途中で入れず、ずっと聞き逃していた、縁さんの高座。
今日は初めから、じっくりと聞かしてもらいましたで・・・。

二年前に聞いた時よりは(確か「動物園」でした)、
安心感があり、そのぶんこちらも余裕で笑いが、

二年間のキャリアって凄いですな。

でも、女流噺家さんが増えてきただけに、女落語家というだけではなく
あとひと味、何かで違いをださなければなりませんな。

流行と同じで広がれば広がるだけ、競争も激しくなりますな・・・。


二、笑福亭生寿・・・・「さんま芝居」

良かったでっせ・・・生寿さんの「さんま芝居」。

ネタ選びといい、質感といい、さすが生喬さんの弟子。
(この前の師匠の「重ね扇」といい、良い一門ですな)
単に、宝塚ファンというだけでは、ありまへんな・・・。

この前の10年目の落語会には都合で行けなかったですが、
これからの、5年、10年、伸び盛りの生寿さん、楽しみですな。


三、笑福亭銀瓶・・・・「お忘れもの承り所」

9年程前に銀瓶さんの「お忘れ物承り所」聞いたことがあるんですが、
10年ほど前の噺、虫干しのごとく出してこられるんですね。

三枝さんの作では、銀瓶さんの「宿題」が好き、あの理屈っぽいのが
銀瓶さんにピッタリ、最近大ネタを聞く機会が多いのですが、
どんな噺でも完璧にこなされる力は凄いですな。


四、笑福亭風喬・・・・「住吉駕籠」

良かったですな・・・・風喬さんの「住吉駕籠」。
20分でどう処理するのかと思いきや、じっくりと、
酔っ払いが気が済んで別れる処までをじっくり、こってり、と。

師匠松喬の素朴感もだしながら、淡々とすすんでいく。

ぼちぼち、大ネタの風喬さんの高座、聴いてみたいですな。


五、桂梅團治・・・・・「皿屋敷」

トリは梅團治さん、師匠の十八番「皿屋敷」。
お菊さんの妖艶さは師匠にはなかなか及びませんが、
噺もどっしり、太めで、違った面でおもしろい。

でも、梅團治さんの「高尾」はどんな風になるんでしょうか。
失礼ながら、こわいもの見たさの心境でございます。

中トリ、大トリは言いに及ばず、モタレとかシバリとか言うんですかな
間の生寿さんと風喬さんの良さが、一連の流れの質を高め、
落語会全体の満足感を導きだすんですな・・・・。

こんな、落語会、大好き、・・・満足の一言。


「角座月夜はなしの会~大爆笑ラジ関寄席」
2017年7月10日(月)午後6時30分開演
道頓堀・角座

一、笑福亭縁・・・・・「桃太郎」
二、笑福亭生寿・・・・「さんま芝居」
三、笑福亭銀瓶・・・・「お忘れもの承り所」
仲入り
四、笑福亭風喬・・・・「住吉駕籠」
五、桂梅團治・・・・・「皿屋敷」


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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2017-06-12 21:18:28 | ラジ関寄席

「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」



通りは、中国や韓国からの旅行者でいっぱい。、



一、笑福亭縁・・・・・・・・・「?」

仕事は6時15分終業、終わって本町から心斎橋へ。
また、遅刻。
前の様に、七時開演、お願いしたいですな。

会場の都合、スタッフさんの都合、演者さんの都合。
いづれにしても、お客様目線でないのは、明らかですな。

二、笑福亭喬介・・・・・・「牛ほめ」

入ったのが、45分過ぎ、こっそりと、円形の簡易椅子で2階へ案内して貰える。

大爆笑の瞬間、どんなマクラだったのか、興味そそられますな。

噺は「牛ほめ」、完璧、楽しさでは今、一番ではないでしょうか。

アホの無邪気さ、勢いある若さ、すべてが喬介さんとリンクして最高。

言葉の一つ、一つが自然で、喬介さんが挟みこんだどんな言葉も、
活き活きと躍動している。

留まることのない、喬介さんの落語は、常に進化し続けております。


三、笑福亭生喬・・・・・・「植木屋娘」

ベテランの味、たっぷりの生喬さん。

「うちのお光は、ぼてれんじゃ」、まあ、若い人たちなかなか結婚しない昨今、
我家でも起こったら、「ようやった、うちの〇〇はぼてれんじゃ」と、
喜んでしまいそうです・・・・。

昔の堅いイメージがあった、生喬さん、思いの外柔らかくなってきましたな。
時は流れる・・・・でおますな。

仲入り

四、桂壱之輔・・・・・・・・「生まれかわり」(正式の題、解らず)

なかなかおもしろい創作落語、壱之輔さんの作?。

死んで、あの世で次に生まれ変わるには、人間だけが対象ではなく、
犬、猫、ゴキブリ、ダンゴ虫、までいろいろなものに・・・・・。

世にあるもの、すべてに精神があるとすれば、
今座っている椅子なんぞ、可哀想ですな。

身の周りのすべてのもの寿命に対して、一日でも永く大切しなければですな。

ああ、どなたか、正式のお題、お教えください・・・・・。


五、桂春若・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」


「井戸の茶碗」、まさに、春若さんらしい噺。

“正直者の清兵衛”“千代田朴斉”“高木作佐衛門”
でてくる登場人物が、すべて正直者、筋の曲がったことが大嫌い。

近頃の、“森友事件”や“今治の加計学園〝でてくる
“学園側”“政治家”“自治体関係者”は、すべて嘘と虚栄でかたまった
悪代官みたいな方ばかり、
新聞読んでいても、ニュースを見ていても、ムカムカすることばかり、

そういう意味で、落語の世界は、まさに清涼剤でおますな。

噺の中だけではなく、ドロドロした世の中だけに、
誠実に生きる価値を目のあたりにしたいものですな。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2017年6月12日(月)午後6:30開演
道頓堀・角座

一、笑福亭縁・・・・・・・・・「?」
二、笑福亭喬介・・・・・・「牛ほめ」
三、笑福亭生喬・・・・・・「植木屋娘」
仲入り
四、桂壱之輔・・・・・・・・「生まれかわり」(正式の題、解らず)
五、桂春若・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」
三味線・・・・・・内海英華




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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2017-05-22 22:04:29 | ラジ関寄席

井上氏の写真。借用してます。

一、笑福亭呂好・・・・・・・・「鉄砲勇助」

今日も、遅れて着いたのですが、入口の係の方がいないので、
こそっと二階へ上がって、後ろの席へ座る、ラッキィ。

丁度、猫背の猪の前足と後足を掴んで投げつけるところ・・・
「ああ、鉄砲勇助」・・・16匹の子供の猪がでてきて・・・。

「ハナシ、変えましょか」と、北海道の話へと・・・その移り変わり
自然ですし、キリリとしまっていながら、楽しさ満載。

若手の成長株、呂好さん、ますます、注目でっせ。


二、笑福亭松五・・・・・・・・「寄合酒 」

ベテランの味、松五さん。
暗い。 重たい。 陰気。

登場人物、すべてが、活き活きしていない。


最初から解かっていたら、こんな「寄合」には遠慮したいですな。


三、笑福亭伯枝・・・・・・・・「佐々木裁き 」

西奉行所の佐々木信濃守、大阪は東と西、江戸は北と南に
奉行所があったとか、色々と違いがあったんですな。

この噺、子供の、四郎吉の無邪気さがキモ。

なぜかチョイ違和感のある、伯枝さんの四郎吉。
賢い子には違いないのだが、一言一言にドキリとしながら
聞いているのだが、当人は、いたって無邪気。

そのかわいらしさ、ギャップが堪らんのですが・・・・。

四郎吉の描き方、ひとつで、変わる噺なんですな。

誰かがいうてましたが、まさに「佐々木裁き」ではなく「佐々木小僧」とでも
いうおはなしですな・・・・・。


四、笑福亭喬楽・・・・・・・・「花色木綿」

「裏は花色木綿」

「ホンマにここの裏のやつは、弱いやつばっかりやな」

「あぁ、裏が弱かったら、花色木綿にしときなさい。」

この、サゲ好きですな。
あの「阿弥陀池」に通じる、いかにも落語らしいオチ。
一言で、落語全編を表現する・・・・・よろしおますな。


五、桂小春團治・・・・・・・・「鴻池の犬 」

平野町に道修町、会社が備後町なのでほん近く。

サゲは「坊ちゃんに、おしっこさせはったところ」ではなく、

「旦那さんと奥さんが夫婦喧嘩の最中で、よう、食べ物、お願いできんかったわ」と、
「何で」・・・・「昔から言うがな、夫婦喧嘩は。犬も喰わんと」
(普通改作は、落ち着きが悪いもんですが)、こちらはスッキリとようできたサゲ。

でも、聞きなれた、「しー、こい、こい」、好きでおますな・・・。
(何事にも、オーセンティクで冒険が苦手なごまめで、ございます)


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2017年5月22日(月)午後6:30開演
DAIHATSU MOVE 道頓堀角座

一、笑福亭呂好・・・・・・・・「鉄砲勇助」
二、笑福亭松五・・・・・・・・「寄合酒 」
三、笑福亭伯枝・・・・・・・・「佐々木裁き 」
仲入り
四、笑福亭喬楽・・・・・・・・「花色木綿」
五、桂小春團治・・・・・・・・「鴻池の犬 」




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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2017-04-24 01:26:49 | ラジ関寄席

「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」


ブログを書くのを、うかっと忘れておりました。
今から書きますが、さてどれだけ覚えていますか、
記憶力と高座のインアパクト、感動の差でおますな。

一、桂治門・・・・・・・・・・・「真田小僧」

今回も仕事が終わってから駆けつけたので、既に治門、さんの高座はスタート
いつものごとく入口付近で待ちぼうけ・・・・・私だけではなく4、5人が。

そうっと、二階席にでも案内してくれたら良いのに・・・・


黒幕からほのかに聞こえてくる噺は、「真田小僧」、
子供が父親に小遣いねだるところ・・・。

この、こましゃくれた子供、さて年齢は何歳なんでしょう、
色事も多少わかっているようだし、父親のヤキモキする気持ちを利用するなんて
なんとこましゃくれた、ガキなんでしょう・・・治門さんの「真田小僧」の良さは、
なんとなく、騙されるおやっさんの可愛さなんでしょうか・・・。

この「真田小僧」は、治門さんのテッパンですな。

二、笑福亭喬若・・・・・・・「粗忽長屋」

なんとも、捻った、難しい噺を、喬若さん、挑戦。

そそかしい松ちゃん、行き倒れを見て友達の芳公だと、
本人に引取りにここへ連れてきますと、
粗忽、あわてもん、と言うより、どういう頭の構造になっているのか、
その矛盾に気が付かせないほど、勢いではなしが進まなければ。。

松ちゃんが狂気であるだけ、こちらはそのギャップに笑えるのだが・・。

それにしても、シュールで難しい噺でおますな。

三、笑福亭純瓶・・・・・・・「平の陰」

これも、一人芝居のごとく、難しい噺。
今一番は鶴志さんで、どうしても比べてしまう。

あの、ドスの効いた声、最後のつっけんどんな一声。
どれをとっても、押しの効いた科白に、笑いが沸いてくる。

上品さが残る純瓶さん、損してますな。

四、桂福矢・・・・・・・・・・・「阿弥陀ヶ池」

私、福矢さんの落語、結構好きでおます。

一方通行の投げやりな台詞、聞いている内に、それが癖になってくる。
落語って、やはりリズムなんですな・・・福矢さんには、独特のリズムが。

何事も、嵌ると怖いですな・・・・・。

五、笑福亭三喬・・・・・・・「てれすこ」

「てれすこ」、不思議なオハナシ。

長崎で珍しい魚がとれて名前がわからないと、代官所からは、
「魚の名のわかった者には、金十両の褒美をとらす」と、
そこで名乗ってきた者が言うには、その魚の名は「てれすこ」、
干したものを再びおふれをだすと、今度は「すてれんきょう」と・・・・。

最後は「この子が、大きくなっても、決してイカの干したのをするめと
言わせるな」・・・この機転に満ちた言葉で、無罪放免になるのですが、

「ちりとてちん」といい、この「てれすこ」といい、
当時、長崎は異国で、奇異なバテレンのコトバが溢れていたんですな。

でも、間、あいだで入る、三喬さんの説明解説というか、
うんちくに満ちたアンコは楽しいものですな・・・・。

今年の秋には、松竹座で松喬襲名披露、切符がとれるのか今から心配でおます。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2017年4月24日(月)午後6:30開演
道頓堀・角座

一、桂治門・・・・・・・・・・・「真田小僧」
二、笑福亭喬若・・・・・・・「粗忽長屋」
三、笑福亭純瓶・・・・・・・「平の陰」
仲入り
四、桂福矢・・・・・・・・・・・「阿弥陀ヶ池」
五、笑福亭三喬・・・・・・・「てれすこ」
三味線・・・・・はやしや律子


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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2017-03-27 22:18:53 | ラジ関寄席


一、桂小梅・・・・・・・・・・「鉄道勇助」

今回から、開演時間が30分早くなって、6時30分開演。
仕事を終えて駆けつけたが、既に小梅さんの落語始まっていて、
1階の幕の外で終わるまで待機、聞こえてくる小梅さんの声と笑い声。

声が凍る、ああ、「鉄砲勇助」と思っていると、所々聞こえてくるのは
ちょいと違うか、下関に門司、計った(博多)ように、と、これが「鉄道勇助」か。

聞こえてきたのは、時間的にも、集中的にも、十分の一程度、
改めて、梅團治親子の「鉄道勇助」、
どこかでじっくり聞かなければでおます。

二。笑福亭松五・・・・・・「田楽喰い」

若年寄の、松五さんの落語。

一緒に行った連れはお気に召さぬようだが、
私は、何ともこの昔風の語りが、案外癖になり、気になる存在。

でも、東京での小屋で、真打がでてきて、前座ネタを、
客席の反応お構いなしに、淡々とマイペースで語って・・・・
澄ました顔で、降りていく、松五さん、いつもそんな風に見えるんですが・・・・。

自己主張、マイペース、お構いなし、そして頑固さ・・・
ああ、これが、松五さんの芸風なんですかな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・「替り目」

よろしいな、鶴二さんの「替り目」。

余裕を持って、客の反応を見ながら、自由自在に噺を操る。
でも、手を抜いているわけではなく、一つ一つ、着実にこなしていく。

上手さと真面目さに、余裕が生まれて、円熟味に。
それが、お客様にも伝わって、肩が懲りずに、自然な笑いに。

今年の、鶴二さんは、ひと味もふた味も違いまっせ。


四、笑福亭恭瓶・・・・・・「天災」

勢いの悪さが必要な噺。
自分勝手で、やんちゃ、柄が悪くて、周りからは疎がられているのに、
気がつかずに、自分自身はよいことしているようで・・・実は。

この噺の主人公、噺もそうだが、いつも「強情」と重なってくる。

でも、こんな噺、私自身の偏見かも知れませんが、
恭瓶さんから、一番遠い噺のように聞こえるのですが・・・・。


五、桂春之輔・・・・・・・・「死ぬなら今」

師匠の春團治、松鶴、とかとの内弟子時代の想い出をマクラでたっぷり。

噺は、得意の「死ぬなら今」。

独特の春之輔さんの世界。

来春、四代目春團治襲名が決まった春之輔さん、
「襲名するなら、今」でおますな。

「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2017年3月27日(月)午後6:30開演
DAIHATSU MOVE 道頓堀角座

一、桂小梅・・・・・・・・・・「鉄道勇助」
二、笑福亭松五・・・・・・「田楽喰い」
三、笑福亭鶴二・・・・・・「替り目」
仲入り
四、笑福亭恭瓶・・・・・・「天災」
五、桂春之輔・・・・・・・・「死ぬなら今」


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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2016-08-22 22:22:22 | ラジ関寄席







一、桂小梅・・・・・・・・・・・・「犬の目」

最初のタイトル「大爆笑!ラジ関寄席」で、大いに噛む小梅さん。
その後のマクラも、思わず引きずったのか、ボロボロ。

でも、噺に入ると通常に戻るのは修行のなせる技か・・・・。
噺は得意の「犬の目」、、早く目抜き通りの賑わいになるよう
爆笑ネタに磨きあげて欲しいですな。


二、笑福亭喬介・・・・・・・・「寄合酒」

さすが、喬介さん、マクラからサゲまで安定感たっぷり。
おもしろいし、明るいし、声は大きいし、元気のでる落語。

演じている喬介さんも楽しそうですが、
こっちまで楽しくさせてくれる喬介さん落語、落語の原点ですな。


三、笑福亭伯枝・・・・・・・・「相撲場風景」

伯枝さんの「相撲場風景」、好きなんですが、
今日の相撲場、上品過ぎていつもの猥雑感なく、
笑福亭の臭いがなく、淋しい感じ・・・・・・。

芸って、その日の体調、その日のお客さん、その日の小屋の空気、
色んな要素で、爆笑なったり、ならなかったり、不思議なもんですな。


四、笑福亭遊喬・・・・・・・・「看板の一」

良かったですな・・・・遊喬さんの「看板の一」。

東京の小屋で時たまみる、ベテランが早い出番で演じる前座噺。
粋で、かっこよく、じわりじわりと染みていき、最後には虜に。

そんな、滋味な味わいたっぷりの高座。

今度の25周年の独演会、期待してまっせ・・・・。


五、桂春之輔・・・・・・・・・・「まめだ」

春之輔さんのワールド満開。

台詞も急ぐでもなく、ゆったりと流れる、独特の空気。

メルヘンな「まめだ」にぴったり。

芸歴50年のたまものですな。

「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2016年8月22日午後7:00開演
道頓堀角座

一、桂小梅・・・・・・・・・・・・「犬の目」
二、笑福亭喬介・・・・・・・・「寄合酒」
三、笑福亭伯枝・・・・・・・・「相撲場風景」
仲入り
四、笑福亭遊喬・・・・・・・・「看板の一」
五、桂春之輔・・・・・・・・・・「まめだ」


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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2016-07-25 22:57:01 | ラジ関寄席


一、桂治門・・・・・・・・・・・・「ん廻し(田楽喰い)」

治門さんの「ん廻し」、んづくしで
まだ自分の言い回しを入れたら駄目なんでしょうか。

淡々と進む割には、意外性とか変化が聴きたくなるのは
贅沢なんでしょうか・・・・治門さん、うまく、安心して聞けるだけに、
次なる期待が膨らみますな・・・・・。

二、笑福亭松五・・・・・・・・「天狗刺し」

なんともマニアックな噺。

あの鞍馬山の暗さ、松五さんにぴったり。

松五さん、他には「一眼国」とか「元犬」、「粗忽長屋」とか、
シチュエーションの変わった噺、似合いそうですな。

三、桂梅團治・・・・・・・・・・「祝いのし」

師匠の春團治を偲んで、「祝いのし」を、
次の東西落語会に演目で「祝いのし:出しておられるので、
最後の口慣らしにか・・・・・・。

随所に、師匠の色も出ながら、勢いの良さで、梅團治さんの噺に。

熨斗の根本、落語って、勉強になりますな・・・・・。


四、笑福亭恭瓶・・・・・・・・「何考えとんねん」(桂三枝作)

娘が、友達の家へお泊り。
気になる父親が、娘の部屋へ・・・・・・・。
そして、友達の家へ電話を・・・その後、娘は口もきいてくれなく。

もう一方の家は、息子が連日友達を連れて来ては
まあじゃん、煙草は吸うは・・・・・不良になってしまったと嘆くが、

実は・・・・「何考えとんねん」、三枝さんの作、どこにでもある日常を切りとって
あるある大辞典のような、落語、・・・・
当事者は一生懸命だが、周りからみると滑稽ということ多々ありますな。


五、笑福亭学光・・・・・・・・「あのこの世」

あの世とこの世、でも落語に入る前のマクラというか
おばさんの井戸端会議みたいな話の長いこと・・・・。

このまま、終わるのではと思っていると・・・・・死んでからのおはなし。

筋は・・・・・ええっと、ああ、二週間もすると思い出せません。

昨日食べた物も、思い出すのに苦労しているこの頃、
二週間前の落語、お許しください・・・ませ。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2016年7月25日午後7:00開演
道頓堀角座

一、桂治門・・・・・・・・・・・・「ん廻し(田楽喰い)」
二、笑福亭松五・・・・・・・・「天狗刺し」
三、桂梅團治・・・・・・・・・・「祝いのし」
仲入り
四、笑福亭恭瓶・・・・・・・・「何考えとんねん」(桂三枝作)
五、笑福亭学光・・・・・・・・「あのこの世」




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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2016-06-27 21:11:52 | ラジ関寄席

道頓堀・角座


本日の演者さん

一、笑福亭飛梅・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」

久しぶりの飛梅さんの高座。
初高座には確か出会えたようで、、あれから丸七年。

落ち着いた高座に更に磨きがかかり、安定感が。

ぼちぼち、大ネタも聞いてみたくなりましたな。

二、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・「初天神」

もう、松阪大輔のネタもお蔵入りされたら、ご本人さんも活躍されてないし、
聞きはじめて10年以上経った様な、継続は力なりという言葉もありますが、
他のマクラの入り、是非聞いてみたいもんです。

噺は「初天神」、すべてがそつのない喬若さん。
ハジケタ、喬若さんが見てみたい。

三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「御神酒徳利」

今度の、独演会にかける「御神酒徳利」、文珍師匠の味がよくでた高座。

ギャグのほり込み具合など、おもしろ楽しい、噺に。

さて、最終、独演会では、どんな出来なのか楽しみですな。
(いつも、どのネタも独演会では最高の出来に仕上げられます)

四、笑福亭由瓶・・・・・・・・・・・「鉄砲勇助」

まあ、後ででてきた三喬さんが、
落語って、あない汗かいて、一生懸命するもんやないで・・・・。

でも、熱演、そのもの、よろしいな、すべてが由瓶落語に。

でも、着物の洗濯だけでも大変と、へんな気遣いまでさせる、
まさに体で体当たり落語でおました。

五、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・「転宅」

久しぶりに聴いた三喬さんの「転宅」。

よろしいな・・・・。間抜けの泥棒。
鼠小僧の流をくむ、二十日鼠一門の、半端の忠太郎。

細めの目といい、あの鼻の下を伸ばした顔といい、
まさにこんなドジな泥棒がいてるのと思わせる三喬さん。

落語家の顔って、大事ですな、どう大事なのかは見てのお楽しみ。


笑福亭でかたまった、充実の落語会。

ああ追伸、久しぶりに、二階まで溢れるぐらいの大入り満員でおました。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2016年6月27日(月)午後7:00開演
道頓堀・角座

一、笑福亭飛梅・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
二、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・「初天神」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「御神酒徳利」
仲入り
四、笑福亭由瓶・・・・・・・・・・・「鉄砲勇助」
五、笑福亭三喬・・・・・・・・・・・「転宅」
三味線・・・・・はやしや香織



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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2016-05-23 22:11:52 | ラジ関寄席

「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

今日は、久しぶりにお友達のN地さんと・・・・。


一、笑福亭生寿・・・・・・・・・「延陽伯」

上手いな、生寿さん。

でも、アホが賢く成りすぎてるのか、
声も、テノール越えて、アルトの声域・・・ああ、きれい、宝塚。
・・・・・なぜか、爆笑には。

二、笑福亭喬介・・・・・・・・・「七度狐」

おもしろいな、喬介さん。

あの定番「七度狐」が、漫画チックに変身。
喜六、清八。の掛け合いすべてがおもしろい。

一番は、お灯明の火を吹いて消してしまうとこ・・・。

でも、全体通して、大爆笑とは・・・。


三、桂一蝶・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊

変わった味ですな、一蝶さん。

異質、落語の世界に入らずままに終了、・・・・爆笑とは。


四、笑福亭右喬・・・・・・・・・「へっつい盗人」

いつもは正統派の中に入ると個性が際立つ、右喬さん。
一蝶さんの後では、いつもの良さも半減か。

ああ、落語会って皆さんのチームワークの賜物。
ということは、燃えることなく、トリへ・・・。

五、森乃福郎・・・・・・・・・・・「紀州」

お題は確かではないんですが「紀州」では。
歴代の徳川家の物語・・・・随所に「勉強になりましゃろ」と言われても
そこは京都人の言い回し、なぜか大阪人にはすっくり入らない。

もちろん笑えない・・・・それが続いて、爆笑なし。


連れ曰く、今日は、爆笑とはいかなんだな・・・・と。

次回は6月27日、三喬、鶴二、喬若、さんに期待でおます。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2016年5月23日(月)午後7:00開演
道頓堀。角座

一、笑福亭生寿・・・・・・・・・「延陽伯」
二、笑福亭喬介・・・・・・・・・「七度狐」
三、桂一蝶・・・・・・・・・・・・・「米揚げ笊」
仲入り
四、笑福亭右喬・・・・・・・・・「へっつい盗人」
五、森乃福郎・・・・・・・・・・・「紀州」
三味線・・・吉崎律子




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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2016-04-18 10:20:09 | ラジ関寄席


一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「みかん屋」

よろしいな、呂好さんの「みかん屋」。

いつものごとく、淡々と進んでいくだけで、
噺がもっている楽しさだけで充分愉しめる。

みかん家の人の好さは十分なので、
あと少しアホさ加減が増すと完璧でおますな。

どんどん新ネタが増えていく、呂好さん、良ろしおますな。


二、笑福亭松五・・・・・・・・・「真田山」

この頃、若年寄りのごとく、一気に味がでてきた松五さん。

噺は、長屋に幽霊がでるって飛びこんでくる。
「借屋怪談」でもないし「もとより「へっつい幽霊」とは違うし「化物使い」でもなし、
これって何・・・・初めて聞く噺・・・あとで調べると「真田山」。

今年のNHKの大河ドラマに因んでのネタ「真田山」ですか。

このへん、タイムリーにするなんて、松五さんのプロデュース力、凄いですな。

噺は、でてきたお婆の幽霊が高津さんの裏の三光はんの松の木の裏を掘って
「虎の子の金」?を出して欲しいと・・・・。

あの辺りは真田山というて、これは、真田幸村の埋蔵金に違いないと、 
掘りだしに行く、喜六、清八。


噺半ばなれど、丁度、時間となりました、お後楽しみは・・・・・・


10月までの放映中は何度か聞く機会はあると思いますので。

松五さんの「真田山」にて・・・・・・・・・・・・。


三、桂福車・・・・・・・・・・・・・「代脈」

癖のある、落語家さんの一人、福車さん。

いままで聴いた噺は、「船徳」「一眼国」「花色木綿」「商売根問」
「粗忽長屋」「らくだ」「胴切り」「代書屋」「饅頭こわい」「ないもん買い」。

ストレートな笑いではなく、ちょっくらひねった笑い。

社会風刺派、福車さんここにありですな。

次の出会いは、「質屋寄席」あたりですか。


四、笑福亭銀瓶・・・・・・・・・「持参金」

本日も、秀逸。

いつ聞いても、安定カンたっぷりの銀瓶さんの高座。

でもこの噺、ストリーとして、よう出来た噺ですな。

「早起き三両、宵寝は五両」、
この頃まさにこの生活なんですが、あまり良いことは起こりませんな。


五、笑福亭鶴志・・・・・・・・・「一人酒盛」

酒飲みの噺、笑福亭の十八番、鶴志さんの十八番、よろしいな。

今日はまた、鶴志さんまだ二日酔いが残っているようで、
最初から、呑んでいるような口調で始まる・・・・。

でも、枝雀さんは呑みだしてからは、相手の科白は一切無しだが、
鶴志さんは、ちょいちょい言葉がはさまる。

漬物も、シバ漬けと茄子の古漬けと、多少の違いが楽しめる。

良き酒に、良き料理、良き友と良き会話、
5合ぐらいの酒、愉しく呑みたいもんですな・・・・・。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2016年4月18日(月)午後7:00開演
道頓堀・角座

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「みかん屋」
二、笑福亭松五・・・・・・・・・「真田山」
三、桂福車・・・・・・・・・・・・・「代脈」
仲入り
四、笑福亭銀瓶・・・・・・・・・「持参金」
五、笑福亭鶴志・・・・・・・・・「一人酒盛」



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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2016-01-18 21:52:50 | ラジ関寄席

ラジ関寄席

一、桂咲之輔・・・・・・・・・・・・・「寄合酒」

大師匠の春団治さんが亡くなられて、十八番にされていた「寄合酒」を。

でも、途中料理の場面で、食材は入れ替わるところもあり、荒削りで未完成。

酒は誰が用意したのか、・・・・気になるところだし。

あの、気楽な連中を違い分けた大師匠の域にはまだまだ時間が掛かりそうですな。


二、笑福亭呂竹・・・・・・・・・・・「初天神」

正月明けに相応しい噺。

今も昔も、きっちり、かっちり、の呂竹さんの落語。

寅ちゃんのやんちゃぶりが、早く見たいですな。


三、笑福亭伯枝・・・・・・・・・・・「試し酒」

良ろしいな。

今迄、四人の落語家さんで聴いたことのある「試し酒」ですが、
伯枝さん、一番、ほんま、良ろしいな。

呑みっぷりといい、段々酔っていく顔色といい、
横柄に喋りだす、田舎育ちの権助はん、素朴な人柄と共に最高・・・・

すべて、充実の一席でおました。


四、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・「豊竹屋」

浄瑠璃好きな、豊竹屋節右衛門さん、見たものを即興で浄瑠璃に。

口三味線の花梨胴八さんとのコラボ競演、・・・・・・・。

音楽的才能のある、喬若さん、是非小粋なギャグなんぞ
ボチボチ挟んで欲しいですな。


五、桂春若・・・・・・・・・・・・・・・「鹿政談」

マクラは得意のジョーク集。
いつ聴いても新作で、楽しおます。

でも、あのシュールさは、春若さんの独断場ですな。

京の名物から、奈良の名物へ。・・そして「鹿政談」へ。

この「鹿政談」といい、「百年目」「一文笛」「はてなの茶碗」と、
米朝さんの噺っぷりに、ダブりますな。

お奉行さんのお裁きで、スカッとした「鹿政談」でおました。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2016年1月18日(月)午後7:00開演
道頓堀・角座

一、桂咲之輔・・・・・・・・・・・・・「寄合酒」
二、笑福亭呂竹・・・・・・・・・・・「初天神」
三、笑福亭伯枝・・・・・・・・・・・「試し酒」
中入り
四、笑福亭喬若・・・・・・・・・・・「豊竹屋」
五、桂春若・・・・・・・・・・・・・・・「鹿政談」




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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2015-09-28 22:15:35 | ラジ関寄席



一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「色事根問い」

よろしいな、呂好さん。

「いちミエ、にオトコ、さんカネ、しゲェ、ごセェ、ろくオボコ、
ひちゼリフ、やジカラ、きゅ~キモ、とヒョ~バン」。

このうち、一つでも、二つでも、そなえていたら、おなごにモテると。

呂好さん、まさに、六つも七つも兼ね備えているような好青年。

更に、しゲェを磨けば、とヒョーバン、
ついには、さんカネが後から付いてきてがっぽり。

ますます、二升半でおますな。



二、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・「時うどん」

これまた、よろしいな、喬介さん。

はじけた、喬介さんの「時うどん」、「道具屋」、「狸賽」、「牛ほめ」
どれをとっても、愉しさ満載・・・・。

落語の愉しさ、おもしろさの原点、ここにありですな・・・・。


三、笑福亭学光・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」

前回の「夢八」に続き、大当たり、学光さんの「佐々木裁き」。

四郎吉の無邪気さと、学光さんのほのぼの感が相まって、
一休さんの頓智問答のような、ほんわかとした居心地良い噺に。

次回は、どんな噺に出会えるのか、楽しみですな。


四、桂福車・・・・・・・・・・・・・・・・・「無いもん買い」

一緒に行った連れが、恐そうな噺家さんやな・・・と。

一癖も二癖もありそうながら、そのアクにに嵌ってしまう今日この頃。
ああ、癖になる・・・・・・クワバラ、クワバラ。

普段でも、ほんとに店で冷かしなぶって楽しんでいるような、
福車さんの「無いもん買い」でおますな。


五、森乃福郎・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

京の噺家、福郎さんだけに、茶金さんがピッタリ。

大阪人のギトギトしたとこもなく、いらちでもなく、
おっとりと構えながら、考えた末に言葉になってでてくる様な。

油屋よりも、茶金さんがメインの噺に。

福郎さんの、この何とも言えない独特の余韻は、京ならではどすえ。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2015年9月28日(月)午後7:00開宴
道頓堀・角座

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「色事根問い」
二、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・「時うどん」
三、笑福亭学光・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」
中入り
四、桂福車・・・・・・・・・・・・・・・・・「無いもん買い」
五、森乃福郎・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」




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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2015-08-24 19:48:25 | ラジ関寄席



一、桂治門・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」

上手いな、治門さん。

「真田小僧」といえば、私の中では壱之輔さんなんですが、
それに双璧をなすぐらい、新鮮。

嫌らしさがなく、知恵のあるケン坊の話っぷりに、親も感心、客も得心、

観る度毎に、成長の治門さん、ますます期待でおます。



二、笑福亭松五・・・・・・・・・「化物使い」

今や、ベテランの味を醸し出す、松五さん。

この「化物使い」も、淡々と進める中に、人使いの荒さよりも
次々でてくる化物もメルヘンチックで、好感度溢れる「化物使い」。

松五さん、滋味たっぷりでおます・・・・で。



三、桂一蝶・・・・・・・・・・・・・「にぎやか寿司」

独特の世界感で演じる、一蝶さん。

この噺、確か三枝師匠の作、「にぎやか寿司」というか、
途中からお腹の調子が悪くなりそうなネタのオンパレード・・・

後味スッキリ、満腹感たっぷり味わえる様な噺、聴きたいですな一蝶さん。



四、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・「野ざらし」

よろしいな、鉄瓶さんの「野ざらし」。

お気軽で、能天気、そしてちょっと助平な主人公。

等身大といっては、鉄瓶さんに失礼ですが、
「スチャラカチャン」と唄って、気負ったところもなく、
落語の愉しさが、ストレートに伝わってくる、

落語の楽しさ、ここにありでおますな。



五、桂小春団治・・・・・・・・・「コールセンター問答」

言葉は大事で、勘違いというか、思いが伝わらず、スレ違いは時として起こる。

空気清浄機が動かず、説明書を探しだし、ようやく電話したのだが、
出たのは人ではなく、マニュアルでの音声案内、ボタン指示に、イライラ。

その度ごとに、会場に電話の保留音が流れる・・・・が
あちらこちらに、タライ廻し。

上手いですな・・・日常、ありますな、こんなこと。


人の不幸は我が身の幸せとは、よく云いますが

当事者であると腹が立つのですが、客観的にみてると笑いになるとは、

改めて、笑いというのは不思議なもんですな・・・・。


さすが、ラジオ収録だけに、演者さんの得意ネタのオンパレード。

ラジ関寄席は、充実度高いでっせ・・・。


次回は、9月28日(月)とか・・・・。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2015年8月24日(月)午後7時開演
道頓堀角座

一、桂治門・・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
二、笑福亭松五・・・・・・・・・「化物使い」
三、桂一蝶・・・・・・・・・・・・・「にぎやか寿司」
仲入り
四、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・「野ざらし」
五、桂小春団治・・・・・・・・・「コールセンター問答」






ZAZAの上の、YUMEHATI。
打ち上げにいつものメンバーに、花ちゃんでおます。





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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2015-07-20 09:06:27 | ラジ関寄席

今日は、久しぶりに�谷氏と一緒に、ラジ関寄席へ。

道頓堀・角座


ちょっと空席の目立つ館内


外は、俺たちのフレンチ以外にも、屋台の店も沢山出て賑やか。

一、笑福亭生寿・・・・・・・「二人癖」

噺の上手さに引き込まれて、結果さらりとしたでき上がり。
ハシャギ、ハジケタ、生寿さんを見てみたいと贅沢な望みが沸々と沸いてきましたな。


二、笑福亭喬介・・・・・・・「兵庫船」

なぞかけでハジケタ喜六、お題の度に「はい―」と手を上げ、
その珍答に期待する、船中の乗合い。

最後には、鱶に身入れられるのがお女中ではなく、喜六。

こんなに愉しく、・・・喜六さんが乗っているのなら、
乗ってみたくなる楽しさいっぱいの、兵庫船でおました。


三、笑福亭純瓶・・・・・・・「夢八」

雀々さん以外で、当たりの少ない「夢八」。

さらりとした中に、随所に現れる雀々さんの匂い。

純瓶さんの純朴さと八兵衛が重なりあい、イイ色合いに
珍しい噺だけに、十八番になりそうな充実の高座でおました。

四、笑福亭右喬・・・・・・・「犬の目」

独特の言い回しに、こちらまで肩が凝ってくる右喬ワールド。

どんな養殖よりも強し、天然の味が活かせるネタ(演目)は何なのか、
しばらくは、目が離せませんな。

五、桂福団治・・・・・・・・・「百年目」

大ネタ、百年目。

でも、桜の宮での豪遊が見つかった夜、寝床であれやこれやと悩んで
悶々とするあたりは、あっさりと・・・・ラジオの収録の時間調整があったのか・・。

そして、翌日親旦那が「旦那」の言葉の由来で諭すのが、
今回は、なぜかスッキリ腹に入ってこなかったですが・・・
見た目の親旦那の怖さが勝って、滲み出る優しさが不足していたからなのか。

でも、久し振りの「百年目」で堪能、

是非、ラジオ関西の放送でもう一度じっくり聴きなおしたくなっております
桂福団治さんの「百年目」でおました。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2015年7月20日(月・祝)午後7:00開演
道頓堀角座(地下鉄「なんば」)

一、笑福亭生寿・・・・・・・「二人癖」
二、笑福亭喬介・・・・・・・「兵庫船」
三、笑福亭純瓶・・・・・・・「夢八」
仲入り
四、笑福亭右喬・・・・・・・「犬の目」
五、桂福団治・・・・・・・・・「百年目」



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