ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

しごとへの道・2~鈴木のりたけ

2024-06-12 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆

「たくさんの種類の生き物と出会うたびに、いろんな人の助けを借りながら勉強して、新しい発見をしながら、治療技術を身につけていく。水族館の生き物たちも自分が守ってあげられるという自信が付いてきた」水族館獣医本人。

「あなたが弾きたいように弾くの!」「楽譜を読みこんで、そしたら最後の最後の答えは、あなたの心の中。」「見つけられるのはあなただけなの」音大の先生の言葉。

「やりがいのないしごとをするくらいなら、お金なしで無人島で暮らす方がマシだ。しごとは金じゃない。大事なのはやりがいだ。」地域おこし協力隊のヒゲ隊長の言葉。

獣医師さんと、オーケストラ団員と、地域おこし協力隊の三人さんのおしごとへの道。  皆さん、精一杯仕事楽しんでいます、精一杯生きています。





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鳥の跡、洞の音~牛隆佑

2024-06-11 07:07:07 | 本の少し

☆☆☆

最初に短歌のいろは、手ほどきをして頂いた師匠ともいえる“牛隆佑”さんの、第一歌集。出会い、教えが良かったようで、七年経った今でも細々と短歌をかじっておられるのも“牛隆佑”さんのおかげです。
でも、それは決して押しつけるものではなく、自由に詠む、心のままに詠む。
ルールはあるがそれも、順守できればという程度で、詠う心優先。

ということで私の短歌は、師匠ともいうべき“牛”さんとは真逆。ほんと“牛”さんの短歌は難解。世の中を斜交いにながめながら、どこか温かい目で見ている、沸き立つ思いを雄弁に語るのではなく、寡黙のなかで語っている。

お喋りの私とは真逆、でも私の私淑の師匠であります。

・あとでさむくなるのだけど春の雨 一つ一つ肌に心地よい
・おめでとうは遠くまでゆくさようならは目の前のあなたしかとどかない
・職歴のその一つ目と二つ目の間に本当に色々あったのですよ
・じゃがいもを茹でて潰せばコロッケになるごと僕は何者にも
・国道をすべりゆく車の音も それは潮騒なのかもしれず
・思い知れ、お前は一人、一人なのだ、一人だ、一人、しかいないのだ
・あきらめることがそんなにわるいのかそのへんどうよ麻婆豆腐
・ああそれなら真っ直ぐ行ったその先を右に曲がれば青空ですよ
・家族とはポケットのないドラえもん 春コロッケを買って帰った
・あらがわないこともあるいはたくましさだとおもうんだ青椒肉絲
・一日で書籍が届くうつし世に三日がかりで書き上げる手紙
・三十分の散歩を終えて人をひとり殺したような両手を洗う
・かなしみの券売機なら一万円紙幣をやろう吐き出せばいい

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スープとあめだま~ブレディみかこ・作、中田いくみ・絵

2024-06-10 10:10:10 | 本の少し
 ☆☆☆

ブレディみかこさんの絵本というのにつられて手にした絵本。

スープとあめだま、ボランティアって何。この前知り合いの方がされてる「子ども食堂」を覗きに行ってきましたが、単にカレーライスが安く食べれると食事を提供しているのではなく、気持ち、それも温かい気持ちを提供しているんだと思いました・・・。




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日本語の秘密~川原繁人

2024-06-07 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆

人間が思考する際に、言語は重要な役割を果たしている。その場のコミュニケーションのツールとして「今ココ」だけではなく、過去や未来の事象、目の前で起こってないことまでを表現できると。

まさに落語が好きなのは、この言葉の創造性です。この本、四人の対談形式で進んでいますが、その中の短歌からは俵万智さん。そしてラッパーのMummy‐Dさん。は極めて今彷徨っている自分にひとつの答えを示してくれてる。
どちらも、視覚ではなく聴覚優先であるということ、短歌でさえ文字の無い時代から人々は聴覚を頼りに歌を詠んでいた。そうです短歌は「読む」ではなく「詠む」なんです。自分なりに良い短歌はあとからでも諳んじえる、声に出してなんてひびきの良い歌だと思えます。

もう一つ、今お稽古している落語が「鷺とり」。後半にでてくる俄(にわか)が韻をふんだ言葉あそびで、まさにラップ。何とか自作の俄(にわか)を挟みたくて製作に苦慮いたしております。それなりのヒントを頂けたので、9月の発表会までには何とかつくりたいと思っていますが・・・・。



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三淵嘉子・日本初の女性弁護士~長尾剛

2024-06-06 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆

NHK朝ドラ「虎に翼」の寅子のモデルになった和田嘉子、のちの三淵嘉子さんの物語。日本初の女性弁護士のひとりとして奔走した夢と生き様。

テレビとは大いに違うだけに、朝ドラ放映中に読めたことは幸せ、ドラマが二倍も三倍も楽しめそうです。



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堤未果のショック・ドクトリン~堤未果

2024-06-05 05:05:05 | 本の少し
 ☆☆☆☆

まとめるのが大変なので、裏表紙の説明を参考に書き写すと、
「ショック・ドクトリン」とはテロや大災害など、恐怖で国民が思考停止している最中に、為政者や巨大資本がどさくれ紛れに過激な政策を推し進める悪魔の手法のことである。
日本でも大地震やコロナ禍という惨事の裏で、知らない間に個人情報や資産が奪われようとしている。パンデミックで空前の利益を得る製薬企業の手口、マイナンバーカード普及の先にある政府の思惑など・・・・。
強欲資本主義の巧妙な正体を見抜き、私たちの生命、財産を守る方法とは。

読めば読むほど、世の中の動きが怖くなる一冊です。



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お茶でかんたん飲む薬膳~植木もも子

2024-06-04 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆

この頃家で飲むのに、何を飲もうかと悩むことが多いので手にした本。
朝は、緑茶でクルミトーストを何もつけずにあっさりとすまし。
愛犬との散歩から帰ってくると、ドリップしコーヒー。昼は緑茶をチンして、三時ごろにコーヒーメーカーによるカフエオーレ。あと、ちょこちょこペットポトルのお茶。九時ごろにドリップしたコーヒーですかな。

胃を切ってからアルコール類がほぼゼロなので、何かお腹にやさしいものは無いかと・・・。わざわざ煎れるとすれば、緑茶、ほうじ茶、紅茶。あと、整体師に言われた、日に水を2ℓ 飲めと。水は2ℓはしんどいので、逆に水気が欲しくなる夏場にかけて、お白湯を敢えて復活させてのもうかと・・・朝めざめの時の一杯が良いらしいです。


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しごとへの道・1~鈴木のりたけ

2024-06-03 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆☆

児童書でお仕事の説明と思いきや、一般人の、パン職人、新幹線運転手、研究者、の各人の伝記みたいなお話。どのような人にも、悩みがあり、努力があり、葛藤の中で我が進む道と仕事を極めていく。

いろんな生き方をえらぶことができるいまの時代、自分が働くことを通して、何に喜びを感じることができるかを知ることが、とても大切だと。
仕事の選択が自由だけに、お金のために働くのではなく、やはり働くことに喜びを感じることが大切ですな。



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BRUTUS・2024.06.01号・№1008~2024.06.01

2024-06-02 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆

私が初めて短歌に出会ったとき、指導していただいたのが牛隆佑さん。その牛さんの短歌が載っていると知って買ったBRUTUS。

思い知れ、お前は一人、一人なのだ、一人だ、一人、しかいないのだ
牛隆佑/作。「鳥の跡、洞の音」収録。
何ともらしい歌ですな・・・。

はじめて短歌に出会ったのが、7年前の2017.07.13日。

『「暇活」の短歌つくろう』で、人生最初に詠んだ歌は、
・刃に映るカーテンの青左手の指先触れる麦茶冷たし
懐かしいですな、訳アリだっで詠んだんですが、その時の思いがよみがえってきましたな。



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絵のまよい道~安野光雅

2024-06-01 08:08:08 | 本の少し

 

☆☆☆

安野光雄さんの画家になるための遍歴かと思いきや、これまでに出会った多くの画家さんを紹介。アンドリュー・ワイエス、ノーマン・ロックウェル、アント二・タピエス、原田直次郎、児島虎次郎、中西利雄、などロックウェルさん以外は知らない人ばかり、でも安野さんの文章を読んでいたら本物の絵に出会いたいとおもいますな。

今年の秋は、絵に出会う「旅」にでも出たいですな。
 

 

 

 

 

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「近くの教え・38」~2024.06.01

2024-06-01 06:06:06 | 本の少し
「近くの教え・38」~2024.06.01

朝の目覚めは大事ですよね。
良いも悪いも、昨日のことはリセットして
新しい今日を、新鮮な気持ちではじめる。

朝をむかえて
ありがたい と
思えるときは
まさに充実した
一時となる
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文學界・2023年9月号

2024-05-30 08:08:08 | 本の少し
☆☆

エッセイ好きのごまめが、図書館で“エッセイ”の言葉に惹かれて手にした本。

エッセイ、随筆、コラム、など違いわからないので改めて調べると。
エッセイは著者が個人的な出来事や物事について感じたこと、体験したこと、それに対する思いを自由な形式で書いたもの。
一方コラムとは、広く大勢の人が共通に知っているテーマについて、個人的分析、意見を交え、文章に起承転結をつけて執筆されたもの。

これからいうと、私の好きなのはエッセイ。答えが無くて、尻切れとんぼでもOK。そのことに出会うだけで幸せですが、あとひとつ、随筆というのがあります。これは随筆は出来事の描写、エッセイはその出来事に対しての筆者の心情らしいです。

あと散文と韻文がありますが、今回はとりあえず置いといて、
まあ、私の場合読んでいる本は、エッセイ60%、、落語15%、短歌10%、小説5%、その他10%ですか・・・。いかに小説が苦手かがわかりますね・・・。

 
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徹子と淀川おじさん 人生おもしろ談義~黒柳徹子・淀川長治

2024-05-29 09:09:09 | 本の少し
 ☆☆☆

大先輩の淀川長治さん、でもでてくるスターたちは皆さん私たちと同時代の方ばかり。良き映画全盛の時代ともに歩んできたという実感。

中尾彬さん、キダタローさん、唐十郎さん、桂由美さん、佐川満男さん、曙太郎さん、鈴木健二さん、小澤征爾さん、八代亜紀さんに、篠山紀信さんなど、私も生まれた干支がめぐってきたのが6回目。同年代ともいうべき方がお亡くなりになって淋しいかぎりです。

1909年生まれの淀川長治さんと1933年生まれの黒柳徹子さんの対談。とすれば、時代は次次と流れていってますな。





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茶柱の立つところ~小林聡美

2024-05-28 08:08:08 | 本の少し
☆☆☆

小林聡美さん、1965年生まれ、私より一回りした。でも今回のエッセイを読んで、いままでのおきゃんさが薄れて丸くなった印象。

でもどこかのんびり屋さん、「生き急ぐ」という言葉は、一生が短いものであるかのように休みなく活動していきることですが、実際には、急げば急ぐだけ人生が短くなるような気がすると。

私たちははっきりした理由もわからずまま、あまりにも急いで毎日を過ごしている。

そうです、今週は私にとってローギヤ―で過ごす一週間なんです。


 
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ゆれるマナー〜青山七恵

2024-05-26 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆☆

マナーって何。人との関わりで当然その場でしかるべきとされる行儀、作法のこと。缶詰のマナー、みかんのマナー、ゴーヤのマナー、転びのマナー、買い食いのマナー、間合いのマナー、迷子のマナー、忘れ物のマナー、期待のマナー、自動販売機のマナー、かなしみとよろこびのマナー、換気のマナー、習い事のマナー、待つマナー、これだけではなんとなくわからいのを列挙しました。
これはこれで、説明不足のマナーでおます。




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