ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

マンガ落語大全・鰻の幇間~高信太郎

2014-09-30 05:06:07 | 本の少し
マンガ落語大全 鰻の幇間 (講談社+α文庫)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

これも、高信太郎さんの落語演目紹介、漫画。

各演目の漫画のあとに、著者のその噺にまつわるウンチクが語らえる、
それがすごく良い・・・・。

例えば、この本の題にもなっている「鰻の幇間」では、著者が贔屓にされている
春風亭栄橋さんが、紀ノ国屋ホールで演った時、アンケートに
「あなたの鰻の幇間を聞いてやはり桂文楽はうまいと思いました」というのがあり、
栄橋さんが、そんなの当り前だと怒るとアンケートは
「今の文楽ではありません。あなたと同じ年のころの文楽です」と続いていましたと。
栄橋さんは、この話を気に入り、以後これを演る時のマクラに使っていたとか。

おもしろいですな、著者のプロフィールをみると、漫画家であり、推理作家・都築道夫氏の
二番弟子であり、春風亭柳昇門下の春風亭蛾昇の高座名を持ち。
演芸評論家としても活躍、韓国をテーマとした講演会も行い、多才。

最後に、気になったのは、声に出して読むのは良いとお奨め。
そのところで、60才を過ぎて“百人一首”を覚えたと・・・・

そのカンタンな覚え方を本人が書いた本が
「3日で丸覚え! マンガ百人一首」(講談社+α文庫)であるらしい、
探して、年内中に覚えて、お正月にはお披露目したいですな・・・・。


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マンガ落語大全・横町の事情~高信太郎

2014-09-27 05:35:19 | 本の少し
マンガ落語大全 横町の事情 (講談社+α文庫)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆

まえがきで書いておられるように、落語の深みにはまる原因となったのは
春風亭栄橋さんとの出会いとか・・・・。

まだ二つ目時代で、栄橋さんの落語会でゲストで来られた同じ二つ目仲間が
今の鈴々舎馬風さん、林家木久扇さん、随分と昔のはなし。

立川談志さんが「素人が落語について良し悪しをいうと腹が立つが、
好き嫌いでいわれたらしょうがない」とおっしゃたが、栄橋さんの落語に対する気持ちは
まさにその状態・・・とか。



漫画家、高信太郎さんが、栄橋さんに思いをはせて描いた落語噺の色々。

素朴の中に、味のある噺ばかりに仕上がっています。


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大人の落語評論~稲田和浩

2014-09-25 06:05:04 | 本の少し
大人の落語評論: えぇぃ、野暮で結構っ! (フィギュール彩)
クリエーター情報なし
彩流社

☆☆☆

裏表紙から
「そんなに能書きたれたけりゃ、落語評論家になりやがれ。それで落語界の為に働け」
といったのは、早世した古今亭右朝。もう三十年前の昔。

落語は一期一会の高座を楽しむもの。
感想を語るのは野暮だという考え方もある。
落語に能書きや説明は邪魔で、、黙って楽しく聞けばいい。
でも、寄席の帰りに仲間と居酒屋へ寄り、さっき聴いた落語を肴に飲むのは楽しい。

でも、著者は遠慮せずに、落語を題材にした、江戸や現代を通じた、
芸能論となる、大人の落語評論がもっとあっても良いのではと・・・
敢て大人の落語評論とは何か、挑戦してみようと語り出す。



「落語評論のススメ」「落語とは何か」「落語家論」「大人の落語論」の
四つの章に分かれており、ハナシはあちらこちらへと飛ぶ。

ただし、今迄の落語論は、かつての名人とはいかに凄かったと
いま聴きたくても聴くことができない故人ばかりの紹介。

この本の良さは、落語家論でも小さん、馬生、圓生、彦六、今輔、志ん朝、談志さんと、
亡くなった方でも実際の生の高座を聴いた方で、その他は今高座に上がっている
現役の噺家さんを取り上げている。

小三治、圓丈、白鳥、喬太郎、彦いち、百栄、天どん、鯉朝、今輔、枝太郎、昇太、今松
雲助、権太郎、さん喬、小満ん、鯉昇、米丸、笑三、川柳、志ん馬、志らく、つくし、昇吉、宮治さん
この顔ぶれ・・・古典だけではなく新作まで演じられる噺家さん達、

すべての落語を、新しい視点で是非で論じて欲しいと問うている。


私の場合は、聴いた落語の感動を忘れないようにと覚書程度で感想をまとめております。

良い落語を聴いた時の感動は、どこの寄席、どこのホールで、どの辺りの席だっかも
鮮明に思いだすことができます・・・、噺家さんの顔の表情、声、仕草などは勿論でおますが。

まあ、感動を持続させるという点では、
落語を聴くのは、ボケ老人防止にちょっとは役立っているようでおますな・・・・。


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ヴィアーレ落語会~米朝一門会

2014-09-23 23:10:37 | ヴィアーレ落語会
今日は、嫁さんと本町の落語会へ・・・・。


一、桂雀太・・・・・・・・「商売根問」

頼りない男が飛びこんで来て、
「さっきまで、お前んとこのおかん来て泣いてたで」で始まる。

「動物園」「道具屋」と思いきや、「鳥の取り方というのを色々と考えてまんねん」
ああ、「鷺トリ」・・・・珍しいもの「天狗刺し」か・・・・・

鳥の取り方からガタロ(河童)の取り方へ、ああ「商売根問」や
あの「茶っ栗柿、麩―っ」の物売りまでは、聴けなかったですが、

どっしりとした、雀太さんの噺、前回の「代書」と同様、ますます好きになりましたな。


二、桂歌之助・・・・・・「看板の一」

マクラはテッパンの電車に乗込む大阪のおばちゃん。
滅多に来ない嫁さんでも、二、三回、聞いたと・・おもしろいが、新鮮さに欠ける、
欲どおしいですが、新バージョン編、聞きたいですな。

噺は「看板の一」。

おやっさんの凄味が少ない分、薄味に。
上品路線、薄口ヒガシマル風の、歌之助さんの「看板の一」でおました。



三、桂文我・・・・・・・・「試し酒」

先代の三代目文我さんのはなしをマクラに・・・。
酒癖の悪さは天下一品ですが、私も高校時代に何度か生で聴いていますが、
ちょっと陰気でしたが、味のある噺家さんでした。

昔の時の枝雀さん、小米さん時代ですが、噺っぷぷりはネタにもよりますが
文我(当時の我太呂)さん、そっくりな噺もありました。

逆に、枝雀さんの「日和ちがい」を聴くと、我太呂さんを思いだします。


現在の文我さん。噺は「試し酒」

やはり主役は、権助さん。
人柄というか、素朴さが、この噺の決め手。

文我さん、IQが高すぎるのかその片鱗がチラチラみえて、
上手いだけに、噺のツボに、どっぷりハマりきらない。

フランス料理のシェフが作る田舎料理のように、お洒落過ぎて、
庶民派の私には居心地の悪い居酒屋に・・・・・。



四、桂団朝・・・・・・・・「秘伝書」

これまた、団朝さんのテッパンマクラ、昔話シリーズ
「桃太郎」、「花咲か爺さん」、「瘤取り爺さん」、「鶴の恩返し」、でも、おもしろい。

何度聞いても愉しい、するとマクラのおもしろさは聞いた聞いてないより、
完成度の問題なのか・・・・。
これでもかと、繰り返し、でてくる蓮作の強みか・・・。

噺は、期待通りの、何の期待か解りませんが、モタレの位置で
「短命」か「秘伝書」あたりと予想していたのですが、「秘伝書」。

昔、「秘伝書」では、可朝さんのもっといかがわしいのが,ありましたが
今の縁日ではこれぐらいの、スマートさか。



私の小さい時には、筒状の万華鏡なの様な形をしていて、そこから覗くと
物の中身が透けて見える、鉛筆なら芯がくっきり、指なら骨が・・・・・見える。

買って帰ると、見えるものと見えないものが・・・飽きて中をみると
レンズに、白い鳥の羽根が張りつけてあるだけ。

パチンコをして、入った数だけ、小さく丸めたコロッケを串にさせる「東京コロッケ」。
7とか8とか多く当てても、ソースに漬けると、コロッケが柔らかいのとソースの重みで、
途中からボトボトと下に落ちて、ああ結局、4~5個・・・・最後まで結果は解らない。

そうして、子供の時から、騙されても、何事もうまく騙された友達どおしで納得、
そのぶん、他の友達を引っかけてやれと、騙し騙されて、
駆け引きと愉しさを覚えて大きくなっていったんですな。
(今の世の中、直ぐに親がでてくるみたいですが・・・)

そんな、良き時代の団朝さんの「秘伝書」でおました。



五、桂南光・・・・・・・・「はてなの茶碗」

「鹿政談」が続いているので、違うものをと・・・・「はてなの茶碗」。

京の茶金さん、南光さんのダミ声の所為か言葉のかげんか、
大阪の商人のように聞こえる。

茶金さんが最初の3両、後での500両、を渡すところの
油屋のやり取りに、南光節・・・・・炸裂・・・・さすが、貫禄のおもしろさ。

五人五色の落語会・・・・おもしろおましたな。



ヴィアーレ落語会~米朝一門会
2014年9月23日(火・祝日)
ホテルヴィアーレ大阪

一、桂雀太・・・・・・・・「商売根問」
二、桂歌之助・・・・・・「看板の一」
三、桂文我・・・・・・・・「試し酒」
仲入り
四、桂団朝・・・・・・・・「秘伝書」
 五、桂南光・・・・・・・・「はてなの茶碗」



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第17回・笑福亭鶴二独演会

2014-09-21 22:07:14 | 笑福亭鶴二

第17回・笑福亭鶴二独演会


第13回に続いての二回目の国立文楽劇場での独演会。


楽屋の鶴二さんの暖簾。


楽屋口に並んだ、ご贔屓からのお花・・・。


楽屋内のお花・・・。


本日の進行表


終演後にお見送りされる鶴二さん。



一、森乃石松・・・・・・・・「動物園」

さらりとコンパクトな「動物園」
このあっさり感が逆に、好感。

南天さんに慣れ親しんだ「動物園」の骨組みをしっかりと見せてくれた
石松さんの「動物園」でおました。


二、笑福亭鶴二・・・・・・「作文」

「待ってました」の声援の中、本日の主役、鶴二さんの登場。

まずは、この753名も国立文楽劇場に立見がでる位の大盛況の大入りに
まずは、お礼の口上。

昨年からはじめた創作落語で、今回は文枝(三枝)師匠に直々つけて頂いた「作文」
「替り目」の夫婦ような.「芝浜」の夫婦ような、「子は鎹」の夫婦のような、現代版。

鶴二さんも言っておられた昭和の初めの「三丁目オールウェイズ」の様な
家族が一緒に暮らす、ことなく懐かしさが漂う。

でも、子供の影響力というのは、今も昔も変わらんもんですな。

創作をやりだしてから、肩の力が抜けて、ほんわか度が更に増した
鶴二さんの落語でおます・・・・。

年に一本は、創作落語、何か紹介して欲しいですな。


三、桂文鹿・・・・・・・・・・「淀川」

シャイなのか、何か世間に斜に構えているような武骨さがキャラの
文鹿さん・・・・・今日は、特にその度合いが強いような・・・。

噺は「淀川」、東京でいう「後生鰻」。
向こうでは、まな板にのせるのは赤ん坊、それではあまり過ぎると、
文鹿さんのは、女房を・・・・・・・ザブン・・・・ブラックユーモアの極致。

でも女房に置きかえる、このあたりの気づかい、よろしいな。


四、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」

「小倉船」、前半は問答、後半は踊りが入っての音曲噺。

後の「井戸の茶碗」と先ほどの「作文」と三つの噺の中で
お客様に本日の一番は何と聞くと、三者三様・・・・。

お着物お召しになっている方は、花柳旭叟お師匠さんの踊りの関係のようで
やはり「小倉船」がお気にめしているようで・・・。

まあ、鶴二さんの、浦島の踊り、背筋から指の先まで伸び、
旭叟先生の御指導、たっぷりと成果、でてましたな。


五、対談・・・・・・・・笑福亭鶴二・花柳旭叟

今回のゲスト、花柳旭叟師匠との対談。

昨年から、お弟子入りして頑張っておられる鶴二さん。

生寿さんも、石松さんも、別のお師匠さんですが、踊りを習われているそうで、
鳴り物の太鼓や笛もしなければ、もちろん落語の稽古もと、
落語家さんも、いくら時間があっても足りませんな。

いつもは、所作台をひいてその上で踊るのですが、
今回は予算の関係で、直接の舞台で旭叟師匠、踊られる。
初めての体験とか・・・・・綺麗そうにみえる舞台でも白足袋、汚れそう。


六、花柳旭叟・・・・・・・・「日本舞踊」

男舞いの「越後獅子」、これって「稽古屋」の中の「さかーせたり」「利あげ」のところでは。
チラチラと知っているフレーズがでてくるのは、嬉しいですな。

そのあと、一旦袖へ降りられて、その後女装、紅をさして、色気のある踊り。

男と女の違い、ありありと優雅さと粋さ、普段踊りなど見たことが無い
私の友人も、大感激でおました・・・・・。



七、笑福亭鶴二・・・・・・・「井戸の茶碗」

最高に、よろしおましたな・・・。

大舞台に、映える噺。
大舞台に、映える出来ばえ。
大舞台に映えるお客様。

三方良しの大舞台・・・・・よろしおましたな。

「正直者ばかりが出る噺」と、講談からの噺か、東京っぽく笑いも少ないが
鶴二さん、説教ぽくなることもなく、あっさりと、清々しく余韻に残る噺に。

今回、毛色の違う三つの噺で、更に芸の幅を広がりを示した鶴二さん。

再来年は、芸能生活30周年、更に大きな飛躍に邁進中の鶴二さんでおました。


第17回・笑福亭鶴二独演会
2014年9月21日(日)午後1:00開演
国立文楽劇場

一、森乃石松・・・・・・・・「動物園」
二、笑福亭鶴二・・・・・・「作文」
三、桂文鹿・・・・・・・・・・「淀川」
四、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」
仲入り
五、対談・・・・・・・・笑福亭鶴二・花柳旭叟
六、花柳旭叟・・・・・・・・「日本舞踊」
七、笑福亭鶴二・・・・・・・「井戸の茶碗」

三味線・・・・入谷和女・佐々木千華
鳴物・・・・・・笑福亭松五、笑福亭喬介、笑福亭生寿、笑福亭呂好




旧大和屋跡のHotel Vista Grande のBARKTで、
100名の方が参加された、賑やかな、楽しい、愉しい、打上げ。


本日出演の文鹿さんと石松さん、石松さんは打上げの司会も・・・・。


応援に来られてた、遊喬さん。


お囃子の、和女さん。


花柳旭叟さんのご贔屓の方々。


キノピーさんとお友だち。






粋なオジサン達。




鳴り物の、呂好さんと松五さん。


ビックリツカサさん。


楽屋のミッキーのバルーンをお子さんへのおみやげへと、
これで、電車、乗って帰るんかいな・・・・優しい呂好さん。



スタッフだけで、三次会は、マジックのキノピーさんのお店へ。


キノピーさんのお店で・・・・・。


落語皇子のお眠り。


爆睡の井上さん。


それ程、美味しかった、栃木のお酒“天鷹心”



駅に向かってのご機嫌の面々。


なんば駅で、最後に万歳三唱。
















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色を奏でるいつでも90台で上がれる人のゴルフの習慣 (日経プレミアシリーズ)1%の人だけが実行している45の習慣さりとて、落語家ちびちびごくごくお酒のはなし (PHP文庫)
落語と川柳柳家喬太郎 江戸料理 平らげて一席雲助、悪名一代 芸人流、成り下がりの粋 (落語ファン倶楽部新書008)かたるかたり 志ん輔出世怪噺 (廣済堂モノノケ文庫)小石川の家
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白酒ひとり壺中の天 火焔太鼓に夢見酒 (落語ファン倶楽部新書009)彦六覚え帖―稲荷町の師匠没後三〇年演技でいいから友達でいて悠々として急げ: ゴルフをもっと深く、もっと楽しむ38章 (ちくま文庫)京セラフィロソフィ
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色で奏でる~志村ふくみ・文、井上隆雄・写真

2014-09-18 04:56:50 | 本の少し
色を奏でる (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房

☆☆☆☆


植物染色の第一人者である、志村ふくみさんの本。

1983年に「一色一生」により大佛次郎賞受賞。
1990年、重要無形文化財保持者に認定。
1993年、「語りかける花」により、エッセイストクラブ賞受賞。


着物を着ようと、参考になればと買ったのですが、その色合いの美しいこと・・・・。

草木で染色され、それを織られる・・・
紬がれて自然の温か味、元の草木のいのちが一つ一つの織物に宿る。

普段、文庫本は、あとで読み返したい処は、ページの端を折るのですが、
この本、井上隆雄さんが写した自然の風景と織物の写真の数々・・・
その美しさに、美術書を見ているようで、折ることができませんでした。

興味のあるかた、まずは本屋で、写真だけでも眺めてください
その美しさに、手元に置きたくなること間違いないです。


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いつでも90台で上がれる人のゴルフの習慣~北野正之

2014-09-16 05:04:03 | 本の少し
いつでも90台で上がれる人のゴルフの習慣 (日経プレミアシリーズ)
クリエーター情報なし
日本経済新聞出版社

☆☆☆

たまにしか、90台で回れない私にとって、腹が立つような題の本ですが、
買ってから、既に3ヶ月、本棚に入れず何回も読み直しているのですが、
この前も、106の大たたき、ドライバーはフェアウェイの真ん中へ
230~250yardのOBなしのナイスショットばかりだったのに、
上がってみれば、いつもより悪い結果・・・・・ああ、情けない。

今迄とは違う展開、セカンドでグリーンバンカーに入り、
そこからホームラン、奥から寄らずに3パットのトリプル。

セカンド残り、120~130yardとチャンスだと、
グリーンに乗せたいという欲がいつもと違うスウィングに、
手前のバンカーに入ったり、飛びすぎてグリーンオーバーと、
左右のブレが、前後のブレに・・・・・ああ、ゴルフは難しい。

先ほどの、1%の成功する人の習慣ではないですが、
気づいたことを、練習場での繰り返しの練習で身につけることと、
いかに、コースで忘れずに実践できるかということですな・・・。


多少なりとも進歩していると信じて、もう少し楽しんでみようと・・・。



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なぜかすべてうまくいく 1%の人だけが実行している45の習慣

2014-09-14 05:06:07 | 本の少し
なぜかすべてうまくいく 1%の人だけが実行している45の習慣 (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所

☆☆☆

「すべてがうまくいっている1%の人」
「何かがうまくいっていない99%の人」
その両者を分ける“ほんのわずかな違い”とは・・・

誰もができることなのに、
99%の人は やっていない・・・・45の習慣を伝授。


例えば、
99%の人は、「頑張ります」とよく口にする
1%の人は、「頑張ります」という言葉は使わない・・・と。

行動を変えるための言葉は具体的でないと、行動には繋がらない。
何を、どう頑張るのか、具体的なメッセージを届けなければ・・・と。

言語学的な研究によると、「頑張る」の語源は「ぐっとこらえて現状を維持する」
という言葉から発しているそうで、会社の成績が悪い時には、頑張って貰っては困る訳で、
趨勢を変えるべき、具体的対策が必要ということなんでしょうな・・・。


45の習慣、さてあなたは何勝何敗でしょうか。



著者は、歯科医師でありながらセラピストとして、心も治療。
その、エキス満載の本でおます・・・。


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さりとて、落語家~月亭八方

2014-09-13 05:05:05 | 本の少し
さりとて、落語家 (ヨシモトブックス)
クリエーター情報なし
ワニブックス

☆☆

八方さんが、自ら「なんとなく、やってきて、気がつくと65才」
肩も張らずに、背伸びしての頑張りもなく、それでも今日の位置づけ、立場。

世の中には、グイグイ人を押しのけて上へ上がっていく人もおれば、
人に押され、人に引き上げられ、気が付くといつまにかそれなりの地位に
おあれる方・・・・。

もう少し、落語に目覚めたとあるので、落語への熱意が窺えると期待したのだが、

でも、ご自分の稽古の為の“八聖亭”もつくり、この本では直弟子が五人、
孫弟子が三人と書いていられますが

今や直弟子が、遊方、文都、八光、方正、八斗、方気、八織の七人、
孫弟子が、太遊、天使、秀都、の三人、ご本人入れて、11名のなかなかの一門。

僕はラッキーの連続だったと書かれていますが、
一番の強みは、人が集まってくることと、来た仕事は選ばないこと、
チャンスは誰にでもあるけれど、きっちりとものにしてきた証しでしょうな。

ご自分の人生を漢字一字で表わすと、“流”流れ、流され、がぴったりと
そんな八方師匠に興味ある方、一度、この本をお手にどうぞ・・・・。


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ちびちび ごくごく お酒のはなし~伊藤まさこ

2014-09-11 06:26:46 | 本の少し
ちびちびごくごくお酒のはなし (PHP文庫)
クリエーター情報なし
PHP研究所

☆☆☆☆

この頃日本酒に嵌っている、のんべえの嫁さんにと買った本。

綺麗な写真で、お酒、器、料理が紹介されている。

お腹いっぱいになる、ごはんのおかずではない、
でもちょっとした手間でこんな素敵なお酒のアテができたら最高。

最近、深夜のテレビで居酒屋放浪記みたいな番組を多く見かける、
お酒の為の肴、肴の為のお酒・・・気の置けないお相手、居心地の良い場所

自分の行きつけの店があるなんて素敵ですが・・・・
基本、私目は呑兵衛ではないので、通いなれた居酒屋はなし、

それではと、やはり、この本のレシピを使って日曜日にアテを作ってみました。

“しじみの紹興酒炒め”“野菜の揚げびたし”“えびの黒酢炒め”
“とうもろこしのフリット”頑張って、ごまめが作りましたが


一番のお気に入りは・・・

嫁さんが“えびの黒酢炒め”
私は、“しじみの紹興酒炒め”でおました・・・・。


まあ、久しぶりに日本酒を欲しくなり、いただきましたが、酒が旨くなるアテで・・・満足。
あとにも、たくさん美味しそうなレシピがまだまだ残っているので、
今度の休みにでも、又つくりたくなりますな。


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落語と川柳~長井好弘

2014-09-09 05:05:05 | 本の少し
落語と川柳
クリエーター情報なし
白水社

☆☆☆

最初の方は、「鹿連会」と、昭和の4、5年頃、川柳作家の坊野寿山が
四代目小さん、五代目圓生等に川柳でもと、お声かけをした集まった噺家さん15人の会。

その会の様子と、詠まれた句を紹介・・・。

その後も、落語に何か影響を与えたようで、落語芸術協会でも「鹿川会」をおこし、
若手の「小鹿会」「鹿柳会」など若手の会もできたようで、やはり、噺家さんの川柳・・で。

芸風がそのまま

志ん生さんは自然流で「干物は秋刀魚は鯵にはかなわない」
色っぽいのは文楽さん、「春の宵妾同士で飲んでいる」
(文楽さんの住まいの路地に何軒かの妾宅があり通称「お妾横町」と)
皮肉屋の正楽さんは「真打の宵に上るは儲け口」
鉄火場の三木助さんは「競輪の帰り自転車を見ると腹が立ち」

など、失礼ながら、くだらないようなそれでいて
当時の噺家さんの生活ぶりがありありと浮かぶ。


後半は、落語のマクラなどで語られる川柳を紹介。
でも、東京の噺ばかりで、聞覚えのあるのは、

一声と三声は呼ばぬたまご売り・・・「孝行糖」(こちらでは物売りの噺の時に)

講釈師見てきたような嘘をつき・・・「くしゃみ講釈」「高尾」

噺家は世上のあらで飯を食い・・・(演目多数)

居候三杯目にはそっと出し・・・「紙屑屋」「湯屋番」「船徳」他

居候亭主の留守にし候・・・「紙屑屋」他



この本にはないですが、こちらでよく聴く定番といえば

上燗屋ヘイヘイヘイとさからわず・・・「首提灯(上燗屋)」

儲かった日も代書屋の同じ顔・・・「代書」

間男は亭主のほうが先に惚れ・・・「紙入れ」

沈香も焚かず屁も垂れず・・・「百年目」

酒なくてなんの己が桜かな・・・「寄合酒」など

一年を十日で暮らすいい男・・・「花筏」「大安売り」「幸助餅」あたりかな。



普段もっと聞いているようですが、でてきませんな・・・・。

最高は、笑福亭仁智さんの創作落語「川柳は心の憂さの吹きだまり」の
山ほどでてくる川柳でキマリですな。



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仲の悪い兄弟会 vol.4 ~兄弟子がナンボのもんじゃぁ~

2014-09-05 22:23:06 | 笑福亭鶴二





一、笑福亭たま・・・・・・「ドーベルマン刑事」

「ドーベルマン刑事」、かつて聞いたような聞いてないような
今回、聞いても思いださないので、聞いてなかったのか・・・・・

印象に残ったのは、どこの舞台でと鮮明に浮かぶものなのですが
この頃、いらんことを憶えてて、大切なことを忘れているような、
私の中で、思いの重要度と、記憶の重要度が違うようで・・・・・・。

この「ドーベルマン刑事」、犬が喋る・・・・まさに
今よく演じられる「憧れの人間国宝」の初期版のようなハナシ。

独特の笑いのセンス、よろしおますな。

 
二、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」

松喬兄さんが亡くなられて、今回、鶴二さんと岐代松さんが参加。
次回は、鶴笑さんと伯枝さんで、その次はまた鶴二さんと岐代松さんで決まりとか。

他の、兄弟弟子さんには、回らないようで、「仲の悪い兄弟会」とうたってますが、
この回に出ている方は、仲の良いというのがよう解りました・・・・。

福笑さんが楽屋で、各自笑いが少ないと罰金や・・・・と、プレッシャーの中での
鶴二さんの「小倉船」、元々笑いの少ない噺、えらいハンディのある演目。

でも、浦島の踊りのところで、客席から大きな声で「上手い」の掛け声。

音曲の入った、上方らしい噺・・・・充分、堪能させてもらいましたで。

 
三、笑福亭松枝・・・・・・「百年目」

「百年目」、これも笑いの少ない噺。

大ネタ中の大ネタで、米朝師匠が「一番難しい噺」といい、
ざこばさんが手つかずで置いてある演目とか。

でも、翌日あの旦那さんが大番頭の佐兵衛に語るところがキモ。

「赤栴檀の「だん」と難筵草の合わせた「だんなん」というのが
「旦那」という言葉になったとか、世の中は有無相持ち。
下の者にも、もう少し優しゅうしてやっれおくれや」

下の者への気づかい、お取引さんとのつきあい方、お金の使い方、
船場の商人の心得帳のようなお話し。

「小事」に際しては、口うるさく言うが、「大事」に処しては懐深き慈父のようにと
「小事は重く、大事は軽く」という言葉があるが、まさにその教えの様な噺。

まさに、この大旦那さんがあってこそ、立派な番頭が育ったんでしょうな。

昔から、老舗と云われる商家には、代々伝わる家訓というものがあったようで・・・。


松喬さんに、宗助さん、そして今回松枝さん、次は誰の「百年目」が聴けるのか楽しみですな。


 
四、笑福亭岐代松・・・・「紙入れ」

「紙入れ」というと色っぽい春蝶さんのイメージがあり、
今回の岐代松さん、ネタおろしかと思うぐらい、ぐたぐたの高座。

でも、調べてみると、2011年に岐代松さんで聞いている。

途中で、「紙入れ」を忘れて、旦那にバレたかどうか、悶々と悩むところ
先の「百年目」で番頭が夜中に悩むところと、まさに話が“つく”状態。

高座で、初めて気が付いたのか、そこからの慌てぶりは、新吉以上。

新吉が“紙入れ”を忘れてきたというところを、言い忘れ・・・・

翌日の旦那との新吉の会話の可笑しさも半減・・・・。


岐代松さん、この噺で、笑いがとれないのは、まさに罰金ものですな。



五、笑福亭福笑・・・・・・「浪曲やくざ」

おもしろいですな。福笑ワールド、全開。

やくざを題材に選ぶ、まあ笑いというのはお上とか権力者に弱い者が
遠吠えのごとく吠えて、憂さ晴らしというか、ある種笑いのパターンですが。

ナンセンスコントのような設定、ドリフか、昔の“雲の上団五郎一座”の
八波むとしと三木のり平の様で・・・・・向うの親分が森繁久彌。

他愛もなく笑える・・・・よろしいな・・・こんな空間好きでおます。


仲の悪い兄弟会 vol.4 ~兄弟子がナンボのもんじゃぁ~
2014年9月5日(金)午後6:30開演
天満天神繁昌亭

一、笑福亭たま・・・・・・「ドーベルマン刑事」 
二、笑福亭鶴二・・・・・・「小倉船」 
三、笑福亭松枝・・・・・・「百年目」 
//仲入// 
四、笑福亭岐代松・・・・「紙入れ」 
五、笑福亭福笑・・・・・・「浪曲やくざ」



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柳家喬太郎 江戸料理 平らげて一席

2014-09-04 05:06:07 | 本の少し
柳家喬太郎 江戸料理 平らげて一席
クリエーター情報なし
小学館

☆☆☆

一つの噺に、喬太郎さんのその噺のアプローチの仕方、そしてその噺の粗筋
最後に“うんちく江戸料理”と称して食べ物に対するウンチクが・・・。

最初、盛りだくさん過ぎて、どれも中途半端で、なかなか進まなかったのが
最後には、題にもなっている江戸料理へのウンチクが一番おもしろくなる。

先週聴いた「延陽伯(たらちね)」にでてくるねぎが「一文字草(ひともじ)」
ニラが「二文字(ふたもじ)」と呼ばれた訳は・・・。

「うな丼」が誕生したのが、文化年間。「神田川本店」が創業して間もない頃。
でもこの老舗の品書きには「うな重」はあっても「うな丼」は昔も今もない、
なぜか・・・・・。

35の噺にまつわる、食のウンチクがあたりまえだが35。

江戸時代の庶民はもとより殿様の食生活までが解かって、
生活感が身近に、そして落語の世界が更に身近に。

何を食べていたのか、食って大事ですよね、
「時うどん(時そば)」の具って、落語では薄いカマボコが一枚ですが・・・
実際は、「しっぽく」で具沢山だったらしい・・・・

今度東京の蕎麦屋に入ったら、「しっぽく」か「おかめ」注文したくなりましたな・・・。


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雲助悪名一代~五街道雲助

2014-09-02 02:04:06 | 本の少し
雲助、悪名一代 芸人流、成り下がりの粋 (落語ファン倶楽部新書008)
クリエーター情報なし
白夜書房

☆☆☆

上を目指さず、下も目指さず、自分の性格や能力にあった、
自然体でいられる場所で生きていくこと・・・・すなわち「成り下がりの精神」。

「こうあるべきの」の否定が「成り下がり」である、と。

雲助流 成り下がり十戒、のお題だけ紹介すると、

その一、上を目指すな、下も目指すな
その二、「常識」にとらわれるな
その三、「能く」あるな
その四、「田舎」を捨てるな
その五、迷うな、停まるな、逆らうな
その六、こだわるな
その七、おごるな
その八、決めつけるな
その九、わけへだてるな
その十、あきらめるな

これって、ビジネス書のトップの心得みたいでしょ。

五街道雲助さん、御年66才。
自然体でやってこられて、芸は円熟。

一番、端的に表わしているのが、弟子たちの名前。
本来、一門の勢力というか、我が弟子であるとの明かしに師匠が誰か判るように
真打襲名の際、それらしき名をつけるのだが・・・

一本立ちして、師匠にとらわれることなく自分の道を進んで欲しいと願って
それぞれ当代に一人だけの名前を襲名させる。

上から、桃月庵白酒、隅田川馬石、蜃気楼龍王、の順

「五街道」一門ではなく、「五街道」、「桃月庵」、「隅田川」、「蜃気楼」の四門として、
己の道を突き進もう・・・と。

これだけ見ても、雲助流、・・・・きっちり十戒を実践されてますな・・・・。


大阪へも、時々お見えになる雲助さん、
是非次の機会は聴きのがさないようしたいですな。




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第13回・ラジ関寄席

2014-09-01 21:20:34 | ラジ関寄席


今回は、当初七人の噺家さんの名が出てましたが、
昨日、生寿さんのツィッターで、ご本人さんは高座には上がりませんと。
でしょうね、七人もなら、大喜利でもするのかと逆に心配してました。




一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「平林」

これまた、よろしいな、呂好さんの「平林」。

師匠の呂鶴さん仕込みなのか、でも最初の旦那さんと定吉の掛けあいなんか
春團治さんの「平林」さんを彷彿させる・・・・いいなあ、
この様な噺をきっちりできる。

この頃、声の良さ、ダミ声でもよく通る声、声量というのは、
噺家さんの最大の武器ですな。


二、笑福亭喬介・・・・・・・・・・「饅頭こわい」

声の大きさでは負けてません、喬介さん。

この「饅頭こわい」はまさに、師匠の三喬さん、うりふたつ。
師匠って、こんなに声が高かったのか、改めて確認。

違うのは、光っあんが次々饅頭を食べるところ、
師匠の食べっぷりの仕草は、最中の皮の屑や、羽二重餅の粉がみえるようで
やはり最高、なぜか帰りに甘いものが買いたくなりますな。



三、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・「真田小僧」

壱之輔さんの「真田小僧」、よろしいで、何度聞いても最高。

子供の適度のおませぶり、色っぽくなるお色気度もさらりで、
親をまんまとその気にさせる話術の凄さ、何度も話を切りながら
お金をつり上げてせしめる。

壱之輔さんの真面目さと一生懸命さが、ケン坊に乗り移って好演。

でも、「真田小僧」がでてくる最後まで演じて、大ネタにして欲しいですな。


四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「七段目」

鶴二さんの「七段目」、今迄150席ほど鶴二さんの落語聴いているが、
2010年の田辺寄席以来、二度目、レアな演目に感激。

なんと、なんと、一度しか出会ってないのは
「親子茶屋」「軽業」「動物園」「眼鏡屋盗人」「佐々木裁き」「祝いのし」ですが、

「七段目」のように、たまに虫干しに出して欲しいもんですな。


五、笑福亭喬楽・・・・・・・・・・「宗論」

すごい「宗論」、ギャグ満載というより、ご自分のおもしろいと思うものの
オンパレードだけど、結構自己満足で終わる、・・・讃美歌も昔歌っていたというが
どう聞いても、音程は外れているようで・・・・・汗たっぷりの熱演でしたが、
着物シミが気になって気になっての高座、仏教とキリスト教、どちらにしても
有難いお教えだけに、もっとクールに理詰めの「宗論」、聴きたいものですな。


六、笑福亭鶴志・・・・・・・・・・「千早ふる」

よろしいな・・・・・鶴志さんの「千早ふる」、
最後の最後の「とは」が最高、どんなに遊んでも、
落語の本筋から離れないのが、好き。

進化とは、一度現実を壊さなければ前へ進まないものだが、
壊した結果、改善になるものと、改悪になるものとがあるのが明白。

もちろん、鶴志さんの「千早ふる」は、最高の進化版でおます。

「とは」。


第13回・ラジ関寄席
2014年9月1日(月)午後7:00開演
道頓堀 角座

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「平林」
二、笑福亭喬介・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
三、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「七段目」
仲入り
五、笑福亭喬楽・・・・・・・・・・「宗論」
六、笑福亭鶴志・・・・・・・・・・「千早ふる」

司会・・・・小川恵理子・森脇健児



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内儀さんだけはしくじるな―目白・柏木・黒門町ごはんつぶがついてます土屋耕一のガラクタ箱 (ちくま文庫)ことばの食卓おとなの進路教室。




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