ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第30回定期発表会・素人寄席・天満天神の会~2024.06.08

2024-06-08 10:10:10 | 落語
第30回定期発表会・素人寄席・天満天神の会~2024.06.08

今日は落語仲間の、天神亭神山さんが長年やっておられる落語会に出られるので、大阪の中崎町まで出かける。

会の発足が2007年なんと17年の老舗落語倶楽部。今日の六人の方は年季の入った俗言う玄人はだしの噺家さん。それぞれ、個性があって羨ましい限りです。「天満天神の会」は15年以上のまさに真打さんの登場。

私たちの「笑泉会」は発足して半年。お稽古始めてからはまだ三年。丁度年季明けしたばかりヒヨコというのがようわかりました。でも年四回ずつの「わくわく寄席」と「ゆいゆい寄席」で大いに会員の腕を磨きたいものです。

それと天神繁昌亭での落語講座の際、講師された桂米左師匠が楽屋をひょっこりと覗かれておられました。良きつながりが窺え知れます。

皆さんの熱演の高座に接し、上には上がかぎりなくあると、思い知らされた良き一日でおました。

第30回定期発表会・素人寄席・天満天神の会
2024年6月8日(土)午後1:00開演
中崎町ホール
【第一部】
一、天神亭蝶九・・・・「親子酒」
二、大川亭飄々・・・・「悋気の独楽」
三、天満家樽斗・・・・「ねずみ穴」
【第二部】
一、天神亭神山・・・・「野崎詣り」
二、天神亭つき日・・・「星野屋」
三、天満家真念・・・・「抜け雀」











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笑福亭純瓶の落語教室・2~2024.05.02

2024-05-02 12:12:12 | 落語
笑福亭純瓶の落語教室・2~2024.05.02

今日からは本来新しいネタの「野ざらし」のお稽古がはじまるのですが、三年前から始めた落語の蔵出しをしたくてその第一弾「青菜」を純瓶さんにお願いして見て頂きました。

生徒さんは、私を入れて四名。そのうち落語経験者は三名。
私の他の二名さんの高座名とお稽古の演目は、・笑う亭はぎちゃん「延陽伯」・呑呑亭酒楽「転宅」・です。なかなか達者な語り口です。

笑福亭純瓶の落語教室~グランドホール 落研部
2024年5月2日(木)午前10:00~12:00
岸和田グランドホール






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船場寄席~2024年3月30日午後2:00開演

2024-03-30 16:16:16 | 落語
船場寄席~2024年3月30日

一、シンデレラ・エキスプレス・「漫才」

最初に登場は、主催者でもあるシンデレラ・エキスプレスさん。打ちあわせないような世間話をしながら、最後はちょいとネタある話に。しゃべくり漫才のお手本みたいな漫才。いまコンビ別れする漫才師さんも多い中、楽屋も舞台も好きなことをしゃべって様になる。やはり、長年のコンビの信頼関係の賜物ですな。安心の高座。

二、笑福亭風喬・・・・・「相撲場風景」

得意の朝ドラ出演のマクラから。笑福亭の十八番、「相撲場風景」に。途中携帯が鳴るが、「もう終わるから。あとしばらくの辛抱やで」と噺の中に組み入れながらの落語。これも安定の風喬さんの「相撲場風景」でおました。

三、紅友美・・・・・・・「七色三味線」

ドイツ公演帰りの虹さん。都都逸に年寄り向けの座ったままの体操、そして最後は太棹での津軽三味線。柔から剛まで幅広くご披露・・・久しぶりの出会いでしたが、昔と変わらないかわいいお声でおましたで。

四、ビックリツカサ・・・・「マジック」

ビックリ、ビックリ、ツカサ、さんの登場。丁度ツカサさんにはやり易い大きさの会場とやり易い馴染みのお客さんばかり。「ビックリ、ビックリ、ツカサ」のお声聞いているだけで、どれだけツカサさんの舞台観ておられるか・・・。阿吽の呼吸が見える、船場寄席のツカサさんのマジックでおました。

五、酒井とおる・・・・・・・・「漫談」

くにおさんが亡くなられて、ピンでの舞台。でもお二人やっておられた漫才のとおるさんの台詞をつなげておられるだけで漫談になっている。でも、その三妙な間に「とお~る、ちゃん」というくにおさんの掛け声が聞こえそうです。
出てきて一歩も動いてないというギャグは言いたいし。マイクには正面に立たんとあかんし。立ち位置一つ決めるにもこれから試行錯誤ですな。
でも、一人しゃべりでも、あの懐かしいくにお・とおるが聴けるとはお客にとっては幸せでっせ。

六、林家染二・・・・・・・「いらち俥」

松竹の匂いのする中に吉本の染二さん。師匠の染丸さんがくにお・とおる師匠と仲が良かったのでと・・・。学校寄席での生徒さんをマクラにたっぷりと喋ってから、「いらち俥」へと。でもベテランになっても、あの大きな声は凄いですな。
私も、落語するときは初心の「大きな声」で忘れずに、どんな会場でも一番後ろの方が聞こえる、その120%の声で喋る。これだけは、ごまめの芸風にしたいですな。


船場寄席
2024年3月30日(土)午後2:00開演
船場センタービル・SEMBA10プレ~ス

一、シンデレラ・エキスプレス・「漫才」
二、笑福亭風喬・・・・・「相撲場風景」
三、紅友美・・・・・・・「七色三味線」
四、ビックリツカサ・・・・「マジック」
五、酒井とおる・・・・・・・・「漫談」
六、林家染二・・・・・・・「いらち俥」





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噺家五十年 露の都十八番・二日目~2024.03.02

2024-03-02 16:16:16 | 落語

噺家五十年 露の都十八番・二日目~2024.03.02


一、露の都・・・・・「陰膳」

石山悦子さんの作、占いに関わった噺。まさに都さんを当て込んで作ったような噺。「白いごはんに、赤飯に、京阪乗る人、おけーはん」このフレーズ帰り道でズット流れていました。「ハルちゃん」といい、この「陰膳」といい、石山悦子さんとのタックル、まさに都さんワールド全開で、名コンビですな。

二、露の陽照・・・・「動物園」

都一門の末っ子の六番弟子。それなりの人生のベテランらしく、一門では一番落ち着いているか。動物園の虎もどこかお上品。それからすると師匠都さんのパワーはお歳以上のターボつきですな。

三、露の都・・・・・「堪忍袋」

このあたりの噺になると、安心して聴けるほんま都さんの十八番の「堪忍袋」。やはり、どこかに女性が登場する噺は、しっくりとくる。
でも、一日三席、六日間の十八席、十八番(おはこ)とは、やはりその挑戦、意気込みだけでもすごいですよね。1974年3月3日に入門、まさに噺家50年なんですね・・・入門したての宣材写真、かわいいです。

四、笑福亭鶴瓶・・・「二人癖」

「妾馬」しようと思ったら、「兄さん、最終日に私するんやで」と、断られて。まあ、あれだけたっぷりマクラ話してもいいんならと、都噺に対抗して鶴瓶噺をたっぷりと・・・。
噺は「二人癖」、鶴瓶さんの「二人癖」はじめてですな。まあどっか似ている、ご両人でおますな。

五、露の都・・・・「文七元結」

人情噺のお涙頂戴が、都さんに掛かると爆笑噺に。少しぐらい話が飛ぼうと、風船のごとく自由気ままに戻ってくる。やはり凄いですな。そして、それを温かく見守る都さんのファンさん、まさに親衛隊ですな。後ろから客席を見ていると、都さんバリの女の方でいっぱい、凄いおば様パワー感じましたな。

噺家五十年 露の都十八番・二日目
2024年3月2日(土)午後1:30開演
中之島会館

一、露の都・・・・・「陰膳」(石山悦子・作)
二、露の陽照・・・・「動物園」
三、露の都・・・・・「堪忍袋」
四、笑福亭鶴瓶・・・「二人癖」
中入り
五、露の都・・・・「文七元結」





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第四回・大阪落語祭・初日~2023.02.09

2024-02-09 21:21:21 | 落語

第四回・大阪落語祭・初日~2023.02.09

大阪落語会の初日公演に、めったに行かないグランド花月へ。
大箱で決して落語を聞く環境ではないですが、普段とは違ったお客様で満員。

一、笑福亭鉄瓶・・・「時うどん」

さすが、現役バリバリの油の乗り切った鉄瓶さんの高座。今迄聞いた「時うどん」でうどんの食べ具合のリアルさは最高の上手さ。この上手さは、美味さにつながり、聴きなれた落語でもグッと引き締める。実を言うと、鉄瓶さん本日一の秀逸の高座でおましたで。

二、笑福亭松喬・・・「花色木綿」


初めてのななんばグランド花月での高座と。松竹所属だけに、吉本の舞台はまるっきりアウェイ状態、圧倒されています・・と。落語は得意の泥棒ネタで、昨今お弟子さんの喬龍さんで立て続けに聞いている「花色木綿」。
でもシュッとしている喬龍さんより、師匠の松喬さん、泥棒は数段お似合いですな。

三、桂文珍・・・・・「落語記念日」

漫談ともいえる、落語についての蘊蓄を散りばめた文珍さんらしい噺。花月の普段あまり落語に触れることがない花月のお客様にはぴったりかもしれませんが、大阪落語祭り。落語ファンには少しさびしい内容。どの客に充ててするかは落語の難しいところえすな。
オチで「九月十二日は落語記念日です」と、因みに本家本元の俵万智さんの短歌は
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日  です。

四、福團治、文枝、八方、文珍、南光、仁智、米團治、八光・・・「口上」
ずらりと並んでの口上、司会の八光さん除けると、平均78歳、まさに後期高齢者の集まりですな。ボケてても間合いが伸びても、それが味だと、良いお仕事ですな。いつまでも皆さんお元気で・・最後に大阪締めで締めを。

五、桂南光・・・・・「南光闘病日記」

後の文枝さんが創作と決まってるので、ここは大阪らしい古典をお願いしたかったのに、ダラダラの「闘病日記」。流石に話術の名人揃いながら、三本も続くとあきますな。闘病から「義眼」ぐらいかと最後まで期待していたのに、吉本の圧に押されてるんでしょうか、がっかりでおました。

六、桂文枝・・・・・「宿題」

最後は、文枝さんの創作の中でも今では多くの人が手がける「宿題」。カツレツがとんかつになったように、本家本元が最高に良いという訳ではないですよね。でも、数学の問題ってほんとよく読むと矛盾だらけですよね。
原作者としてのこの噺、20年前の文枝さんの60歳の時の作品。一番油の乗っていた時なんでしょうな・・・。

12日は、文楽劇場で、鶴二さんと談春さんの東西対決、楽しみでおます。

第四回・大阪落語祭・
~初日なんばグランド花月公演~
2024年2月9日(金)午後7:00開演

一、笑福亭鉄瓶・・・「時うどん」
二、笑福亭松喬・・・「花色木綿」
三、桂文珍・・・・・「落語記念日」
仲入
四、福團治、文枝、八方、文珍、南光、仁智、米團治、八光・・・「口上」
五、桂南光・・・・・「南光闘病日記」
六、桂文枝・・・・・「宿題」





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2024年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ~gomame339

2024-01-01 10:10:10 | 落語

2024年・謹賀新年・ごまめ~の~いちょかみ

今年は「笑泉会」の「わくわく寄席」と「出前一丁落語会」が開催出来ますように・・・福を来るように笑いを振りまきたいとおもいます。

そして、落語は天王寺、難波まで足を伸ばして「ハルカス寄席」「鰻谷寄席」も月一回は通いたいですな。

幾つ何十になっても、皆さんの“ごまめ”でいたいと、
今年も「ごまめのうた」歌詞を掲載させて頂きます。

    ごまめのうた
             島田陽子
  いつかて いっしょに あそびたい
  にいちゃんたちに ついてくねん
  さっさとしいや ほっとくで
  しかられたって へいきやねん
  ごまめで いれてくれるねん
    ごまめ ごまめ うれしいごまめ
    ちいさい子かて なかまやねん

  いつかて いっしょに あそびたい
  にいちゃんたちは おこらへん
  とっととしたかて おそいのン
  しゃあないいうて まってるねん
  ごまめやさかい かまへんねん
    ごまめ ごまめ うれしいごまめ
     ちいさい子かて なかまやねん
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第5回北野田エンタメフェスティバル落語会~2023.10.21

2023-10-21 21:21:21 | 落語

第5回北野田エンタメフェスティバル落語会~2023.10.21

今日は、年に一度の北野田野エンタメフェスティバル落語会。
12時過ぎから5時半までの間に中入り三回あるといえども、5時間半の長丁場、おおいに楽しませてもらいましたが、やはり少々疲れましたな・・・。

一、桂りょうば・・・「普請ほめ」
コンパクトにまとめながら、きっちとした米朝落語。でも、髄所に垣間見れる枝雀さんにニンマリ。

二、林家染八・・・・「地蔵の散髪」
このレアな噺。よろしいなこんな噺持ってると、どんnあ落語会でも重宝、ネタといい恐いもの知らずですな。

三、桂三歩・・・・・「仲直り」三枝作
これは、師匠三枝さんの創作。でm、現代版「笠碁」かな、仲の良い友がバンカーで使った手のサンドウェッジでケンカ。閻魔さんのとこまで引きずっていく。でも昔から言う、喧嘩するほど仲が良い。のええ噺ですな。

二部:13:30~14:30
一、露の棗・・・・・「動物園」
愛子さん似の棗さん。ちょっと太目で虎の皮を着るのが苦しそうなのは愛嬌ですか。でもキモの虎の動き、もっと見せて欲しかったですな。

二、笑福亭由瓶・・・「癪の合薬」
熱演も熱演、汗たっぷりの由瓶さんのこの「癪の合薬」いつの間にやら十八番のになりましたな。

三、桂勢朝・・・・・「永田町商店街懐メロ歌合戦」
これも十八番の勢朝さんの「永田町商店街懐メロ歌合戦」。安倍さんや麻生さんに河野さんはもちろん、今の岸田さんにビックモーター迄登場。やはり時事ネタをほり込める鉄板の落語ですな。


三部:15:10~16:10
一、露の瑞・・・・・「ちりとてちん」
「北野田から来たのだ」、の瑞さん。フランス風の「チリ・トテティン」に瑞さんらしい若さが満開。この冬は食べ物シリーズで「ふぐ鍋」など見てみたいですな。

二、桂米紫・・・・・「堺飛脚」
これも、よろしいな。北野田でこんなレアな噺が聴けるなんてラッキー。
一つ目小僧に唐笠小僧、高入道、のっぺらぼう、これって昔のおばけのオールスターなんですな。でもどこか童話っぽくってかわいい噺ですな。米紫さん「明石飛脚」に続いての飛脚シリーズですな。あと「紀州飛脚」というのがあるらしいですが、これは艶笑落語で聴く機会はなさそうでおます。

三、笑福亭遊喬・・・「餅屋問答」
お目当ての遊喬さん。どっしりとした笑福亭らしい「餅屋問答」。やはり、筋立てで聴かせる落語、じっくりほっこりと安心してきけますな

四部:16:30~17:30
一、桂三実・・・・・「あの人どこ行くの?」
これも三実さんの十八番「あの人どこ行くの」。日頃の人間観察から湧き出た一席。でも今の若手さんの感性すごいですよね。でも、それを幼い子供二人に語らせるとはそこが素敵ですよね・・・。

二、桂春之輔・・・・「お玉牛」
失礼ながら、一皮むけた春之輔さんに出会う。以前の壱之輔さんとは違って、師匠を飛び越えて大師匠の三代目春団治さんお口跡がちらほら。言葉汚いがどこか上品さがある三代目、春之輔さんの落語、注目でおます。

三、笑福亭竹林・・・「いらちの愛宕参り」
最高、竹林さんの「いらちの愛宕参り」。後半の寅公を風呂に連れて行ってからはいらちぶりが爆発、大爆笑編に。噺って、色んな味付けでドンドン進化するんですな。
もう今から、来年の「北野田エンタメフェスティバル落語会」、楽しみでおます。


第5回北野田エンタメフェスティバル落語会
2023年10月21日(土)
堺市東文化会館3階

一部:12:10~13:10
一、桂りょうば・・・「普請ほめ」
二、林家染八・・・・「地蔵の散髪」
三、桂三歩・・・・・「仲直り」三枝作

二部:13:30~14:30
一、露の棗・・・・・「動物園」
二、笑福亭由瓶・・・「癪の合薬」
三、桂勢朝・・・・・「永田町商店街懐メロ歌合戦」

三部:15:10~16:10
一、露の瑞・・・・・「ちりとてちん」
二、桂米紫・・・・・「堺飛脚」
三、笑福亭遊喬・・・「餅屋問答」

四部:16:30~17:30
一、桂三実・・・・・「あの人どこ行くの?」
二、桂春之輔・・・・「お玉牛」
三、笑福亭竹林・・・「いらちの愛宕参り」




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朝から特濃6~2023.08.11

2023-08-11 09:09:09 | 落語

朝から特濃6~2023.08.11

今日は朝から繁昌亭へ、電車が空いてると思ったら世間様は祝日そして盆休みが始まってるらしい。私は毎日がお休みみたいなもんですから、曜日の感覚はあっても祝日はあまり関知してないですな。
 
一、桂文鹿・・・・・「さわやか勝負パンツ」
当初トリだったようですが、ほかの仕事があったようで朝一番の登場。ほぼ80%事実に基づいたお噺とか。得意のインドでのバスで出会った日本の一人の女性旅行者がお腹の調子が悪くて悪戦苦闘。でも海外旅行では、水道水は飲むな、生野菜は食べるな、かき氷も食べるな、とはよく言われましたが・・台湾や韓国での屋台や縁日では一切口にすることもなく、それはもう味気ないもんでおました。さっさと足早で降りた文鹿さんの「さわやか勝負パンツ」でおました。
 
ニ、桂かい枝・・・・「ハル子とカズ子」
これまた、時間を意識しての手短で、得意の「ハル子とカズ子」さん。まあ、皆さん朝は弱いらしくて、さらっとしたした高座。これまでの二席、中身は別にして話っぷりは特濃ではなく淡麗な落語を・・。
 
三、露の紫 ・・・・「雪の旅笠」
ようやく、夏らしく怪談話を。露のと言えば大師匠の得意の噺。お寺の本堂でロウソクの灯りで聴く怪談噺、さぞ怖いでしょうな、こわがりの私には無理でおますが。
 
四、笑福亭松喬・・・「親子酒」
うどん屋に絡むところはなく、親父さんが息子との「アルコールを絶つ」との約束を破って飲み始める。でも、今日は日本酒ではなくビール、夏バージョン何でしょうか。冬になれば熱燗にでもなるんでしょうか。季節によって気ままに飲むもの替えれるとは落語家さんご器用でございますな
 
仲入り
 
五、桂三象・・・・・「大 大阪辞典」(作・三枝)
あれ、支度にとおっしゃてたので「三象踊り」かと思っていたら、普通の高座姿で、師匠の創作「大、大阪辞典」を・・・。でも、三象さん、どこか訛りがあるのか大阪人と言いながらどこかニュアンスがおかしい。 どこともなくおかしみがわいてくる三象さんの落語でおました。
 
六、笑福亭喬介・・・「饅頭怖い」
大トリの喬介さん、演目は「饅頭怖い」。東京の小屋へ行くと皆さん15分ずつぐらいで二つ目も真打も次々出てきて疾風のごときの高座の連続なんですが、トリ、主任の方の落語はみっちりと長講落語を。いつも、最後のこれが見れただけでも良かったと、満足で亭席をあとにするんですが・・・。
そう思うと、大トリって大変ですな。
 
贅沢いうと「算段の平兵衛」か「ねずみ」「立ち切り」あたり聴きたかったですな。まあ、聴きたければ独演会、来いでおますか。「厩火事」「崇徳院」も早く聞いてみたいでおます。

 

朝から特濃6

2023年8月11日(祝・金)午前10:00開演

天満天神繁昌亭

一、桂文鹿・・・・・「さわやか勝負パンツ」
ニ、桂かい枝・・・・「ハル子とカズ子」
三、露の紫 ・・・・「雪の旅笠」 
四、笑福亭松喬・・・「親子酒」
仲入り 
五、桂三象・・・・・「大 大阪辞典」(作・三枝) 
六、笑福亭喬介・・・「饅頭怖い」
 
 
 
 
 
 
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第24回・かわむこう寄席~2023.07.08

2023-07-08 10:10:10 | 落語

第24回・かわむこう寄席~2023.07.08

今日は、桜亭不二子さんをお目当てに、紀ノ川越えて和歌山に・・・。皆さん、お疲れ様でした。良い落語を聞かせていただきありがとうございました。

素晴らしい落語、皆さん芸達者、そして笑顔が素敵な落語家さん。ネタおろしも久しぶりの蔵出しもあると言いながら、どなたも個性豊かで、どの演目も十八番と言えるようなニンにあった落語ばかり。長くに渡って自主公演を開催されていて、歴史と実力のある「紀の会」さんですな。

声は大きく、元気があって、お客様に楽しんでいただこう、そしてご自分も楽しんでおられる。この楽しさが一番ですな。私も落語を初めて三年目に突入、まずは、今日の素人と言いながらのベテランさんの落語に接して、「声は大きく、元気をもって、楽しむ」の初心忘れべからずでおますな。

第24回・かわむこう寄席

2023年7月8日(土)午後2:00開演

和歌山市・河北コミュニティセンター

一、おひさま亭にっこり・「金明竹」

二、美山はな福・・・「野ざらし」

三、笑泉亭讃吉・・・「竹の水仙」

四、鶴亭和尚・・・・「転失気」

五、桜亭不二子・・・「遺言」

六、星家するめ・・・「植木屋娘」

①、和歌山市河北コミュニティセンター
②、可愛いイラスト・かわむかい寄席
③、女性陣・左から、はな福さん、不二子さん、にっこりさん
④、仲入りのお二人、讃吉さんとはな福さん
⑤、男性陣、左から、和尚さん、するめさん、讃吉さん
⑥、第24回・かわむこう寄席~2023.07.08


①、和歌山市河北コミュニティセンター
②、可愛いイラスト・かわむかい寄席
③、女性陣・左から、はな福さん、不二子さん、にっこりさん
④、仲入りのお二人、讃吉さんとはな福さん
⑤、男性陣、左から、和尚さん、するめさん、讃吉さん
⑥、かわむこう寄席のネタ帳・味のある寄席文字
⑦、第24回・かわむこう寄席


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桂文華・35周年記念落語会~2023.06.23

2023-06-23 22:22:22 | 落語

桂文華・35周年記念落語会~2023.06.23

今日は、文華さんの落語会へ。骨太の文華さんの落語好きでおます。そして私が演じる落語「青菜」と「七度狐」が聴けるとは、大いに勉強させていただきます。

 

幕が開くと、まずはスクリーンがあって、“お祝いメッセージ”が30人ほど次々に、皆さん落語講座などの生徒さんとか日頃からの文華さんファンでしょうか。でてくる人も皆さん楽しそう、笑顔が一番です。

一、桂文華・・・・・「七度狐」

今日のお目当てのひとつ「七度狐」。文華さんも、上方らしく鳴り物が入る噺をと選ばれたらしい。見台もあって小拍子のツケもあり、この噺鳴り物なかったらやはり少し寂しいですよね。やはり見台出して、小拍子だけは使えるように稽古しましょうか・・・。

私にとっての「七度狐」は55年前に出会った仁鶴さんのがどうしても離れず、あの時のセリフが飛ぶとやはり寂しいですよね。

二、笑福亭呂翔・・・「豊竹屋」

呂翔さんの「豊竹屋」。精一杯の高座。やはり浄瑠璃が語れんとこの噺、面白みも半減しますな。これから呂翔さん、浄瑠璃かじるだけではなく、本格的に語って欲しいですな、楽しみでおます。

三、桂文華・・・・・「青菜」

これもお目当ての「青菜」。久しぶりの阪神の試合が気になるのか、「教育が行き届いていて、漢語を志して・・」の仕込み飛んだり、文華さんどこか乗れないような具合。これも初めて聞いた仁鶴さんのイメージが強く、全体に骨太ではなく、ぼってりとした雰囲気に・・・るーちゃん餃子でおます。

四、桂慶治朗・・・・「いらち俥」

イケメンの若手売り出し中の慶治朗さん。噺っぷりもさすが米朝一門。スッとした語り口に爽やかさが漂う。噺は若手咄家グランプリと同じ「いらち俥」、残念ながら優勝は逃されたようですが、近いうちに受賞されるのは間違いないですな。来年は若手咄家グランプリ、覗きに行かんとあきまへんな。

五、桂文華・・・・・「井戸の茶碗」

善人ばかりが登場する「井戸の茶碗」。素朴な侍二人が文華さんと相まってほど良い心地よさに、主役が清兵衛さんから、わき役の千代田朴斎さんと高木作左衛門に移って、めでたしめでたしとあっさりと上品なお噺に。

ああ、それと贔屓の方が寄贈された素敵なスポ―ツタオルが記念品としてご来場の皆さんにプレゼント、文華さんの落語会には忘れずに持って行かんとあきまへんな。

次は、11月3日の「文華の日」ですか・・・。

桂文華・35周年記念落語会

2023年6月23日(金)午後6:30開演

天満天神繁昌亭

一、桂文華・・・・・「七度狐」

二、笑福亭呂翔・・・「豊竹屋」

三、桂文華・・・・・「青菜」

仲入り

四、桂慶治朗・・・・「いらち俥」

五、桂文華・・・・・「井戸の茶碗」

 

 

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第13回・心斎橋質屋寄席~2023.05.28

2023-05-28 16:16:16 | 落語
第13回・心斎橋質屋寄席~2023.05.28

良かったですな、新治さんの「中村仲蔵」、大当たり。

まずは、主催者の慣れた感じで笑いも交えてのご挨拶と思いきや、実は智丸さんのお父様と・・智丸さんは、このお父さんのしゃれっ気引継いでるんですな。この会は今回で13回目、始まってから15年、元々桂福車さんがまとめ役だったんですが、今は智丸さんが引き継いでおられます。

今回で、四回目ですが、最初DMが来たときは「質屋から手紙来てるで」と嫁さんがびっくりしてましたが・・・。

一、桂雪鹿・・・・「寄合酒」
まずは、得意の形態のバイブレーションから大師匠のモノマネと、でもよう似てますね。持ち寄り散財ではなく、盗品ばかりですが、料理知らずの男連中のスカタンぶりに、まあ最後に酒さえあれば楽しい集いになったでしょうな。

二、笑福亭智丸・・「鹿政談」
今個人的に、一番注目の智丸さん。大ネタの「鹿政談」を軽いタッチで表現。今風のお奉行さまで、鹿の世話役もお裁きもすべてさっりとしていて、いたって今風。智丸さんが演じる「鴻池の犬」や「高津の富」、どんな風に仕上げられるのか聴いてみたいですな。

三、笑福亭伯枝・・「鰻谷」
落語講座でお世話になっている伯枝師匠。
これは、レアな演目ながら、地元にちなんでの「鰻谷」を。鰻、もともとは「ヌルマ」と呼ばれ忌み嫌われてたのを長堀南通りにあった「菱又」が初めて料理して出したと・・・。食べたものが「ヌルマは旨いな、お内儀」「おないぎ」「うなぎ」となったと・・・。でも魚偏に日四又、ひしまた、と書いて「鰻」とは、ようできた話でおます。これで、鰻という字は間違いなく書けますな。

仲入り

四、桂三扇・・・・「引出物」(桂三枝・作)
得意の師匠の三枝さんお創作落語、本日は押し入れに押し込められた「引出物」の悲喜こもごも。水槽や、押し入れや、冷蔵庫(これは小春団治さんでしたが)身近なところでモノが喋ると物語ができるんですな。三扇さん、主婦だけに普通に暮らす身近な生活ぶりは、自然でよろしおますな。

五、露の新治・・・「中村仲蔵」
さて、本日の大当たり。たっぷりの高座。11年前に初めて新治さんで聴いたときも大感激した「中村仲蔵」。今、話題の歌舞伎界ですが、やはり大事なのは女房、役者いや男を支えるのはお内儀ですな。ああ、今日は「鰻谷」と言い「中村仲蔵」といい、良妻のお内儀続きでおますな。


第13回・心斎橋質屋寄席
2023年5月28日(日)午後2:00開演
心斎橋・大質ビル5階

一、桂雪鹿・・・・「寄合酒」
二、笑福亭智丸・・「鹿政談」
三、笑福亭伯枝・・「鰻谷」
仲入り
四、桂三扇・・・・「引出物」(桂三枝・作)
五、露の新治・・・「中村仲蔵」



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豊田チラシ・バザール in ツギハギ荘~2023.05.13

2023-05-13 12:12:12 | 落語
豊田チラシ・バザール in ツギハギ荘

ラッキー。「ぶんろこう」さんの落語会に来ると、7日までで終了していた豊田公美子さんの「チラシ・バザール」が延長して開催中。

あの落語会も、あの落語会も豊田さんの作だったのかと圧倒される1000枚。写真があればイラスト、グラフィック、そして筆記体と、落語家さんを知り尽くしておられるだけに、個性を生かして一枚一枚愛情を注ぎこんだチラシ。

広告会社でつくられたものではなく、お囃子の豊田さんの作、グレードは超一流、それでいて仲間内と落語家さんも気軽にお願いしたのがようわかります。上方落語協会から「縁の下の功労賞」と特別賞を授与して欲しいですな。

今月末までバザールは延長とか、落語ファンは必見でおます。






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第二回・新新作派・動楽亭~2023.04.29

2023-04-29 16:16:16 | 落語

第二回・新新作派・動楽亭~2023.04.29

一時の開場前に着くと既に十人ほどの方が並んでおられて、予約の確認とお支払いを済ませた者から順に、文鹿さんの手づくりの“さわやかおみくじ”を引く。今日は三本の大当たり1000円のキャッシュバックと何本かのシールが当たるそうです。私は27番で「超凡」、超、平凡ということですか、各項目は落語にちなんだお答えが並ぶ。例えば、【願い事】では、お菊の幽霊が温泉で足湯とか、遊び心がいっぱいで開演までの間、楽しませてもらいました。

一、笑福亭智丸・・・「寿限有」
「寿限無」があまりにもご利益がある過ぎて、初代は今や200歳、そのあと170歳、140歳長生きし過ぎて寝たきりの時も長すぎて問題。そこで今度生まれてきた子には限りなく短くなるように、縁起の悪い言葉を並べた名前を「寿限有」。この言葉の選び方に、歌人でも智丸さんのセンスがあふれる。師匠仁智さんの創作のDNAを引き継いでるのは智丸さんではないかと・・・秀逸の「寿限有」でございました。

二、桂春若・・・・・「兵庫船」
今日のゲストの春若師匠の登場。あとで新作をしますので、古典の方が軽くても良いと言われたので「百年目」や「はてなの茶碗」ではなく、前座噺っぽいものでと言いながら、おきまりのショートジョークから「兵庫船」へ。少し脱線しながらもゆったりとした船旅、よろしおますな。

三、春若、文鹿、智丸・・「座談・新作を掘り下げる」
春若さんにとって新作はどんなものかという問いに、昔は今ほど新作演じる人も少なく、4本しか手掛けてないと。
入門当時の上方落語界の状況をあれこれ。そこで出てきたのが、昭和42年頃の梅ヶ枝町の電子ビルでされていた“実験寄席”のはなし。そうなんですこの落語会こそが、私が落語が好きになった原点。(七枚目にその時のパンフレット載せときました、物持ちよろしおますな)
新作に話を戻すと、春若さんは新作はネタを繰ることができないので逆に苦手であると・・・。それを受けて文鹿さんは「新作は毎回、改良と言うか改善というか触っているので、なかなかこれがと固まることがない」と。(クラシックでも昔の作曲家の自作自演のピアノ曲もそうだったようです)
新作も作者が亡くなった後でも演じられたときに「古典」になるとすれば、生前にはどれだけ良い噺でも「古典」にはなり得ず、本人はその評価を得ずして亡くなると・・・。
私なりには、何度聞いても面白く、また他の落語家さんが手がけたくなる噺、これこそ「古典」になる要素でどんどん広く語り継がれて、時が経って気がつけば「古典」になっていると・・・。

四、桂春若・・・・「壬生菜に鴨(小佐田定雄)」
そして、数少ない春若さんの新作。小佐田定雄さんの作で。京都のいまも続いている“名づけ親はあなた”の上方落語勉強会での一席。
新選組の初代局長、芹沢鴨の物語。地語りで進められ、講談噺みたいな一席。初演は調べると2004年3月24日に春若さんで初演・・・。300近い噺をつくられている小佐田さん、鴨は壬生菜ではなくやっぱり葱ですな。

五、桂文鹿・・・・「奈良の男と京都の女」
「東男と、京女」ではなく「奈良男と京女」の合コン。いつの間にやら、奈良と京都の良いとこの競い合い、悪いところのけなし合い。
神戸と大阪、大阪と京都。京都と滋賀。大阪と和歌山。大阪と奈良。和歌山と奈良。この六チーム対抗、おのずからAクラスとBクラスに分かれるようで、取り組み次第では面白い試合になりそうですな。

次回の「新新作派」はゲストが桂三象さんで9月13日(水)18:30開演でおます。
 
第二回・新新作派~ゲストに桂春若師を迎えて
2023年4月29日(土・祝)午後1:30
動楽亭
 
一、笑福亭智丸・・・「寿限有」
二、桂春若・・・・・「兵庫船」
三、春若、文鹿、智丸・・「座談・新作を掘り下げる」
仲入り
四、桂春若・・・・「壬生菜に鴨(小佐田定雄)」
五、桂文鹿・・・・「奈良の男と京都の女」

①、動楽亭・小雨が降り出したので早めに開場を。
②、新新作派・智丸さん際立ってきましたな。
③、さわやかおみくじ・超凡とは
④、座談・春若さんにとって新作とは。
⑤、昔の上方落語事情を語る春若師匠。
⑥、聞きたいことは山ほどありながら、遠慮がちの智丸さん
⑦、実験寄席のパンフレット・私の落語の原点(1967年)
⑧、本日の演目

①、動楽亭・小雨が降り出したので早めに開場を。
②、新新作派・智丸さん際立ってきましたな。
③、さわやかおみくじ・超凡とは
④、座談・春若さんにとって新作とは。
⑤、昔の上方落語事情を語る春若師匠。
⑥、聞きたいことは山ほどありながら、遠慮がちの智丸さん
⑦、実験寄席のパンプレット・私の落語の原点(1967年)
⑧、本日の演目
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第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席in高石~2023.02.08

2023-02-08 21:21:21 | 落語
第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席in高石~2023.02.08

一、露の新幸・・・・「金明竹」

これまた、新幸さんの十八番「金明竹」。本格的でありながら、どこか新鮮さを感じさせる新幸さん。早く師匠直伝の大ネタ聴きたいもんですな。

二、桂阿か枝・・・・「お血脈」

この頃聴く機会の多い阿か枝さんの「お血脈」。「金明竹」といえば一時、阿か枝さんでしたが、文枝師匠のはんなりした「舟弁慶」「稽古屋」など聴いてみたいですな。

三、露の紫・・・・・「合鍵の変」

おばさんが多い客席なので、ここは得意の「合鍵の変」を。嫁さんの怒りが聞く度ごとにエスカレート、ヒートアップしている。鶴二さんとの二人会などに行って大ネタ聴かせてもらわんとあきまへんな

四、桂九雀・・・・・「井戸の茶碗」

久しぶりの九雀さん。噺は「井戸の茶碗」、ただし、千代田朴斎ではなくその奥方がでてくる。でも、この噺、武士は食わねど爪楊枝で、武士の誇りが噺のキモなのに、主人公が亡くなってその奥方に入れ替わる意図は・・・・。
その娘の身なりがみすぼらしい時、さてその奥方はどんなお姿だったのか、気になりましたな

私の列には小学生子供が二人、色っぽいマクラにも大いに笑って、よしよし。
何ごとも経験、この四席で1000円とは価値ある落語会、ほんまよろしおましたな。


第三回大阪落語祭~立春大吉寄席in高石~
2023年2月8日(土)午前7:00開演
アプラたかいし

一、露の新幸・・・・「金明竹」
二、桂阿か枝・・・・「お血脈」
三、露の紫・・・・・「合鍵の変」
四、桂九雀・・・・・「井戸の茶碗」




第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席in高石~2023.02.08


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第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席~2023.02.04

2023-02-04 18:18:18 | 落語

第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席~2023.02.04

一、笑福亭呂翔・・・「米揚げ笊」

可愛いですな、呂翔さん。愛嬌があって、あちらこちらの先輩たちの落語会に引っ張りだこなのもうなずける。落語も途中言い間違いもあったが、それもご愛敬。上方落語会のアイドル、呂翔さん、孵化していく様を見届けるのはたのしみですな。

二、桂壱之輔・・・・「青い瞳をした会長さん」(三枝作)

この春に春之輔襲名を控えている、壱之輔さん。落語は創作、三枝さんの「青い瞳をした会長さん」。襲名後はどんな噺家さんになられるのか、今から楽しみですな。

三、桂春蝶・・・・・「やかん」

この頃、エンジンフル回転の春蝶さん。だいすきな「やかん」。前半の甚兵衛さんとの掛け合いでは、「コンビニへ300円持って行って、170円のホットドッグ買うとお釣りはいくら」とか。それを文科系と理科系の違いに押し込めたり、日頃のおもしろいと思ったことを惜しげもなく散りばめる、そのセンスと意欲、凄いです。また後半の講談で一気に数珠つなぎに語るところも凄い。
一度で二度美味しい。満足度満点の春蝶さんの一席でおました。

今月25日は岸和田の浪切のせんしゅう亭は春蝶さん、いまから楽しみでおます。

四、笑福亭鶴光・・・「試し酒」

師匠松鶴さんの思いでばなしをたっぷり。あれっ、落語は無いの?と少し不安になったところで、「試し酒」に。やはり酒の噺は笑福亭に似合いますな。

五、桂米左・・・・・「ふぐ鍋」

ききっちりと米朝さんの匂いが漂う米左さんの「ふぐ鍋」。
この冬四回目の落語の「ふぐ鍋」ですが、実際のふぐ鍋、一度も口にしてないのは寂しいことでおます。

六、桂雀三郎・・・・「寝床」

まさに、師匠枝雀さんの「寝床」。「おがぁ、おがぁ」だけで進めてしまう。奇天烈で、仕草の派手なところ、師匠の動の部分間違いなく継承されてますな。

今日は、各人の目指しておられる落語がはっきり、くっきり、見えたような素晴らしい落語ぞろい。大阪落語祭は、よろしおますな。

第三回大阪落語祭
立春大吉寄席~上方落語だらけの九日間~
2023年2月4日(土)午前15:00開演
心斎橋PARCO・SPACE14

一、笑福亭呂翔・・・「米揚げ笊」
二、桂壱之輔・・・・「青い瞳をした会長さん」(三枝作)
三、桂春蝶・・・・・「やかん」
四、笑福亭鶴光・・・「試し酒」
仲入り
五、桂米左・・・・・「ふぐ鍋」
六、桂雀三郎・・・・「寝床」












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