文鹿さん得意の相撲ネタ。可愛い二尺二寸の男が主人公。三尺二寸の鍬潟が七尺余りの雷電為右衛門を負かした話を聞いて、相撲部屋に弟子入り。こんな身体についてが笑いにできるとは、やはり落語って懐が深いですな。
文鹿さん得意の相撲ネタ。可愛い二尺二寸の男が主人公。三尺二寸の鍬潟が七尺余りの雷電為右衛門を負かした話を聞いて、相撲部屋に弟子入り。こんな身体についてが笑いにできるとは、やはり落語って懐が深いですな。
角座・呂好一人勉強会~2021.10.24
希遊さん、初めての出会い。今の若手さんはすごいです、話し方にメリハリがあり、フレシュさもありながら直球勝負で気持ち良い。開口一番を意識して15分ぴったりにまとめた「手水廻し」。遊方一門も三人のお弟子さん、兄弟弟子がいるというのは、助け合いながらも競争の原理、切磋琢磨でよろしおますな。
二、笑福亭呂好・・・「三人上戸」
酒飲みが酒飲みのお話、「三人上戸」、笑い上戸、泣き上戸、怒り上戸、これが順番に起こってうどんやを困らせる。まあ、コロナ禍で世の中から酔っ払いも見当たらなくなりましたが、年末年始にかけて緊急事態解除となれば、癖の悪い酒飲み、酔っ払い、増えるんでしょうな。
智丸さんで「天狗刺し」が聞けるなんて、智丸さんの演目のチョイスのセンスに驚く。ちょいとシュールな世界、まあ、商売の成功には人のやらないこと、ずばりこんなことがさもありなんと思わせる一席、もう一度聞きたい噺「鼓ヶ滝」に続いて出てきましたで。
四、笑福亭呂好・・・「崇徳院」
仁鶴さんで落語を知った私には大好きな落語「崇徳院」さん。40分の長講で疲れますと言いながら、楽しい一席。オチは下の句の「割れても末に買わんとぞ思う」ではなく、「一対の夫婦が出来上がります、おめでたいお噂で・・」
立川談四楼さんで、「ぼんぼん唄」というのを聞いたことがあるのですが、
呂好さんの、穏やかでしっとりとした噺よろしおますで、こんな良い落語どんどん聴かせてほしいもんでおます。
角座・呂好一人勉強会
DAIHATSU・心斎橋角座
一、月亭希遊・・・・「手水廻し」
二、笑福亭呂好・・・「三人上戸」
四、笑福亭呂好・・・「崇徳院」
オーソドックスな米朝一門の「手水廻し」。
今日の、呂好さん、全体に落ちつかない様子。
三、桂雀五郎・・・・・・・・・・「肝つぶし」
三、桂雀五郎・・・・・・・・・・「肝つぶし」
入門して、12年・・・ええ、噺家さんになりましたな。
智丸さん、詩人の視点で「道灌」や「ちはやふる」など和歌につながる落語、
お酒のお噂をと、「三人上戸」を、大きな声で、老練さではなく、
色っぽいし、お洒落やし、かっこいい。
幕が降りてからも、しばらくだんじり囃子がなっていて、
呂好さんの十八番中の十八番。
初めて呂好さんらしいネタを見つけたと、もう八年前になるんですね。
みかん屋、ようできた噺ですな。
これも、ほろっとさせる、ええ、噺ですな。
呂好さん、軽めの人情噺好きそうだし、また上手いです。
今日の、一番の、聴きごたえのあったのが雀五郎さんの「けんげしゃ茶屋」
嫌味の羅列で、こんな客、ほんまに居ったら嫌になる様な噺。
呂好さんの人柄か、じっくりと落語を楽しむ、良い客席です。
上手いですな。
でも、今の若手、皆さんお上手ですな。
実質、三席も町中でやるとは、独演会みたいなもの・・・
やはり、ベテランの味。
今や、多くの人が手がける「宿題」、
こんな、長講噺もきっちりと、滑稽噺から人情っぽい噺まで、
どんなネタでも、器用にこなす呂好さん。
ネタおろしという「だんじり狸」、
仲入り
お馴染みの船場寄席
弟弟子の呂翔さん、開演前の諸注意や彦八まつりの紹介では、
落語の「煮売屋」、呂翔さんは、発端はされるのでしょうか、
汚い話を、・・・・難しいですな。
これまた、お色気、艶噺・・・。
人情噺ではないですが、登場人物が善人ばかり。
それだけにこの「井戸の茶碗」は、生きざまに惚れる世界ですな。
こうありたい、「清貧の暮らし」、憧れますな。
仲入り
第一回・ロコウ モーション
2019年10月14日(月・祝)午後2:00開演
呂好一人勉強会・2019.06.26
一人会と言いながら、ゲストがお二人、伯枝さんと福龍さん。
「狸賽」を、あの狸に呼びかける独特の「たーちゃん」では無くて、チョイ淋しい。
このあと、二人はどうなったんでしょうか・・・。
狸の「札」「鯉」「賽」「釜」四部作と聞いてますが、「賽」「鯉」は聞いたことが
二、笑福亭呂好・・・・・「江戸荒物」
呂好さんとの出会いは、七年前。
最初は出会うたびに「近日息子」、その次が「時うどん」「狸賽」
そしてこの「江戸荒物」と、今日は初期の二席が復活。
さて、五年ほど前に演ったネタ、クル事もなく即できるものなんか、
あの、六年前の高座が懐かしく感じる「江戸荒物」。
三、笑福亭伯枝・・・・・「病室物語」
ご病気で入院されていた伯枝さん、退院されて元気に高座に。
その入院の病室での出来事を一篇の落語に・・・・
「今しか話せない旬ですから、今日は落語やなしにこれでよろしいでしょ」
噺家さん、病気してもタダでは起きませんな・・・・。
声もよう出てますし、完全復活でおます。
早くお元気になられるよう願っております。
四、桂福龍・・・・・・・・・「動物園(英語落語)」
英語落語に挑戦しようかという呂好さんのリクエストで、福龍さんの登場。
わたしは今回初めての出会いの、福龍さん、カナダ出身とか、
英語落語の身を構えていたんですが、英語4割、日本語6割で、
いたって解りやすくしてくれている。
外国で演じる場合には、英語9割、日本語1割とかほんと顔色、反応見ながら
「時うどん」とか「動物園」、「犬の目」、「狸賽」など仕草が入るのはOKか。
でも「狸賽」のオチの天神さんは、解らんでしょうな。
元々、向うでは、丁半博打ってあるんでしょうか。
でも、日本の文化、日本の話芸、是非世界に広めてもらいたいですな。
呂好さんの、英語落語、一人勉強会でネタおろしして欲しいですな。
夏に向かって、今から冬の噺の仕込、ネタおろしを。
旦那さんとこへ来るのが、お決まりの“大橋”さん。
出は、林家、でもそれ以外で聞いたことありませんな。
これから、冬に掛けて煮込んでいくんでしょうな・・・・楽しみでおます
2019年06月26日(水)午後7:00開演
一、笑福亭呂好・・・・・「狸賽」
二、笑福亭呂好・・・・・「江戸荒物」
三、笑福亭伯枝・・・・・「病室物語」
四、桂福龍・・・・・・・・・「動物園(英語落語)」
五、笑福亭呂好・・・・・「ふぐ鍋」
次回、「呂好一人勉強会」は、8月27日(火)19:00開演
船場寄席にて
そのまえに、「船場で落語~雀五郎と呂好」は会場同じくして
2019年7月31日(水)19:00開演です。
船場寄席
船場で落語~第2回・雀五郎と呂好~
久しぶりですが、あの飄々さは健在、ええ味でおますな。
押すでもなく、引くでもなく、噺自体を淡々と進められるが、
雀五郎さん、「ねずみ」、のしっとり噺、「佐々木裁き」、「馬の田楽」など
今や、十八番とも云える「長短」、「近日息子」と同じように気の短い、
大師匠の枝雀さんを彷彿させる、まずは風呂敷広げて、
荷物を入れるところからじっくりと・・・。
釘を打ってから、お隣さんへお伺いするところも飄々味たっぷり。
今から楽しみですな。
GWに聞いてから、たて続けに呂好さんの「箒屋娘」。
よろしいな、若旦那といい、定吉といい、娘さんといい、
すべてのキャラが立っている・・・この饅頭ほうばる定、好きですな。
呂好さんの云う、昔の松竹新喜劇での寛美さんのあほぼん。
世間とはづれているが、持っている心はピュア。
この若旦那、良いお嫁さんをいただいて、良妻賢母。
奥さんの後ろ盾もあって、良い旦那さんになっていくんでしょうな。
でも、良い嫁さんと出会うのも、運だけではなく、
船場で落語~第2回・雀五郎と呂好~
2019年5月30日(木)午後7:00開演
船場センタービル・「船場寄席」
お見送りの雀五郎さんと呂好さん
(丁度このとき携帯が電池切れしたので、この写真、
落語仲間からラインで送って貰いました、ありがとさん)
次回
第3回・船場で落語~雀五郎と呂好~
2019年7月31日(水)午後7:00開演
桂 雀五郎 「高津の富」 他一席
笑福亭呂好 「青菜」 他一席
呂好一人勉強会
終演後、お見送りに出てこられた呂好さんをパチリ。
後ろにチラッと見えるのが、本日のゲスト文華さん。
満席のお客さま❗
駆けつけると、受付に落語界のマドンナ、M子さんが、
いつも顔を見るなり、「来てくれたん」と笑顔でおでむかい、
ニコッとされると来て良かったと嬉しい限り・・・会の看板娘ですな。
一、笑福亭呂翔・・・・・・・・「犬の目」
若い若い、呂翔さんの登場。
この頃、お年を召してからの入門もあるので、二十歳前後の入門は新鮮です。
中田翔、哀川翔、大谷翔平、の翔、只今より呂翔のshow time 始まりです。
きっちり、キャッチコピー、定着しましたな・・・・。
初々しくも、元気いっぱいの高座、呂鶴一門の三番弟子、楽しみでおます。
二、笑福亭呂好・・・・・・・・「替り目」
今日のゲストの文華さんにつけて貰ったネタ。
ご本人さんの前で、ご披露・・・・・若夫婦という関係で良かったですな。
三、桂文華・・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」
今日は、告知もしてないですが、文華さんのファンの方も多いのか、
大入り満員。
噺は、「井戸の茶碗」、これ一席でも価値あり。
生真面目な人ばかりが登場する、心温まる噺。
一本気な文華さんと相まって、気持ち良く、できればこう生きたいと思う噺。
呂好さんの「近日息子」も、文華さんからと思いますが、
あと「打飼盗人」、「仔猫」、「ねずみ」、「短命」、「猿後家」あたりは、
是非文華さんでお願いしたいですな。
四、笑福亭呂好・・・・・・・・「手水廻し」
ネタおろしの「手水廻し」、喋りながら呂好さんが言っていましたが、
「声の小さいこと、不安になると、どうしても小さくなる」と、・・・そういうと声の小さいこと。
もうすぐ、十年という呂好さんでも、ネタおろしは緊張されるんですな。
どんどん、仕上がっていく様子をみるのも、楽しいもんでおます。
五、笑福亭呂好・・・・・・・・「へっつい盗人」
得意ネタの「へっつい盗人」、声がうるさいぐらいボリューム一杯に。
刑務所辺りのところ、ゆったりとすすめるのん、好きですな。
実際、盗人に出掛ける前の、昼間のシーン、味があって大好きでおます。
「天王寺詣り」といい、初舞台といい、呂好さんのネタおろし、
色んな意味でおもしろおますで。
笑福亭呂好一人勉強会
2019年2月25日(月)午後7:00開演
本町・船場寄席
一、笑福亭呂翔・・・・・・・・「犬の目」
二、笑福亭呂好・・・・・・・・「替り目」
三、桂文華・・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」
四、笑福亭呂好・・・・・・・・「手水廻し」
五、笑福亭呂好・・・・・・・・「へっつい盗人」
次回、呂好一人勉強会は、
4月25日(木)19:00開演です。
2018年10月29日(月)19:00開演
堺筋本町・船場寄席
一、笑福亭呂翔・・・・「色事根問」
二、笑福亭呂好・・・・「猫の茶碗(猫の皿)」
三、笑福亭呂好・・・・「まめだ」
四、旭堂南青・・・・・・「山之内一豊と千代~内助の功」
仲入り
五、笑福亭呂好・・・・「もう半分」
2017年8月28日(月)午後7:00開演
船場寄席
一、笑福亭呂好・・・・・・「牛ほめ」
二、笑福亭呂好・・・・・・「三人上戸」
三、笑福亭呂好・・・・・・「ちりとてちん」
四、笑福亭呂好・・・・・・「長短」
堺筋本町・船場寄席
ゲスト・笑福亭鶴志