ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第39回・夕陽丘寄席~2020.06.17

2020-06-17 21:21:21 | 夕陽丘寄席
第39回・夕陽丘寄席~2020.06.17

残念、今回で夕陽丘寄席、終了・・・・・12年間で39回の開催。
私は第二回(2008.3.27)が最初で都合14回の参加でおます。
鶴二さんだけではなく、遊喬さんに福矢さん、三者三様の個性が際だって、
好きな落語会の一つでした・・・まことに、残念。

一、笑福亭夢二・・・・・・・・・「東の旅・発端」

初高座無事に過ぎ、油断はないかと心配してましたが、
声も大きく、表情も豊かに、叩きも完璧で一段と磨きのかかった発端。
これからも三回目、四回目と、日々の成長が見れるのは楽しみです。

二、桂福矢・・・・・・・・・・・・・「天災」

今日は、最期なので皆さんの十八番が並ぶんではと、期待。
実は、心の中でこの「天災」、「堪忍袋」、「堀川」などやんちゃな輩がでてくる噺、
福矢さんで聞きたいなぁと、それと好きだったんが「猿後家」と「みかん屋」。
でも一番希望は「天災」、願ったり叶ったりの高座、よろしおましたで・・。

三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「動物園」

本日の主任は、遊喬さんと思っていたので、モタレで鶴二さん、
軽く「ハンカチ」か「作文」、第2回で聞いた「米揚げ笊」あたりかと思いきや、
もっと軽く、軽く、カシミアタッチの「動物園」、まるっきり綿毛のごとく
ふぁふぁと気楽さいっぱいの高座でおました。

四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・「へっつい幽霊」

聞きたかったんは、この「へっつい幽霊」、「天王寺詣り」、「首提灯」、「鬼の面」
辺りですが、「おい、道具や」の連呼がある「へっつい幽霊」、脳天の熊の輩ぶり
遊喬さん、どっしりとした高座、よろしおましたな。

是非、形を変えて固定のメンバーでそれでいて気軽に聴ける落語会、
企画お願いいたします。

永きに渡り、「夕日丘寄席」楽しませていただきありがとうございました。
39回・・・サンキューでおます。



第39回・夕陽丘寄席
令和2年6月17日(水)午後7:00開演
大江会館

一、笑福亭夢二・・・・・・・・・「東の旅・発端」
二、桂福矢・・・・・・・・・・・・・「天災」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・「動物園」
四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・「へっつい幽霊」

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第35回・夕陽丘寄席

2019-02-21 20:01:27 | 夕陽丘寄席


第35回・夕陽丘寄席

なんと、夕陽丘寄席、35回目、平成19年のイノシシ年にスタートして、
一回りしてイノシシ年を迎えるとは、継続は力なりでおますな。



夕陽丘寄席の幟

久しぶりなので、どこら辺りか不安げに歩いていて、
大通りからこれが見えるとほっとしますな。


文字通り、高座

背の高い遊喬さんは、頭がつかえそうでおます。

 

一、桂慶治朗・・・・・・・・「ぜんざい公社」

米団治さんのお弟子さん。しっかりと喋ってるんですが、次の台詞がでてくるまでの
微妙な間が・・・・。でも、演じる方が楽しめるようになったら、本物。
でも、最後の最後のオチで、かんだのは、もったいなかったですな。

二、桂福矢・・・・・・・・・・「大安売り」

噺が短めなのか、長め長めのマクラ。
出身の和歌山、箕島のことから、野球解説者の川籐、福本さんの奇天烈ぶり。
噺は、オーソドックスに「大安売り」を・・・・。

三、笑福亭鶴二・・・・・・「粗忽長屋」

難しい噺ですな。こちらの客まで、本人を連れて来るというのに、期待いっぱいにさせる。
熊五郎ののんびり感、あの「長短」の雰囲気があっても・・・。
決して、死んだということを単に気持ちが悪い、調子が悪い程度で本人が納得。
異次元の噺・・・・・。
今迄聴いて、納得したのは、志らくさんと喬太郎さん、いずれも狂気の噺家さんですよね。

四、笑福亭遊喬・・・・・・「除夜の雪」

この頃、初めて聴く落語にワクワク。
この「除夜の雪」も、実は本日初めて、どういう展開になるのかワクワク。
最初は、餅屋問答みたいなぐうたらな小僧のハナシと思いきや、怪談じみて
最後は、堪忍袋みたいな嫁舅の仲違い・・・・・。
最後は教訓めいて、連れあいはお似合いの家柄同士が良いようで・・・
不釣り合いは不幸の元・・・オチは「提灯に釣り鐘」、似ているようでまるきり違う、
「不釣り合いは不縁の元」というのが、今、皇室でも揉めてますな・・・・。
 

第35回・夕陽丘寄席
2019年2月20日(木)午後7時開演
夕陽丘・大江会館

一、桂慶治朗・・・・・・・・「ぜんざい公社」
二、桂福矢・・・・・・・・・・「大安売り」
三、笑福亭鶴二・・・・・・「粗忽長屋」
仲入り
四、笑福亭遊喬・・・・・・「除夜の雪」

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夕陽丘寄席~10周年記念スペシャルin繁昌亭

2017-08-20 21:35:32 | 夕陽丘寄席

夕陽丘寄席~10周年記念スペシャルin繁昌亭


今日は、夕陽丘寄席の10周年記念スペッシャルが繁昌亭で、
スペッシャルゲストに福矢さんのお師匠さん、福団治さんが・・・・・。

幕が開くと、三人揃ってのご挨拶。
夕陽丘寄席、10周年記念で繁昌亭で、最初の会はお客様が10にも満たず
余りにも少なく、第1回目とせず、ゼロ回として回数に数えなかった幻の
落語会からスタート。

なんとなく、気負わずダラダラとやってきたのが、長続きした理由かもと・・・。
三人三様の味のあるご三人。
まとまりのあるような無いような、適度な個性のバラツキが
会自体の味になってますな。



一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」

この頃よく聞く、ご自分の酒癖の悪さから、師匠の家で
お酒をよばれて、へべれけに酔ってしくじった、マクラからスタート。

噺は今や得意の「牛ほめ」、時間の関係で適度に抜きながらも、
きちっと、「天角地眼一黒鹿頭耳小歯違う」の牛ほめまで・・・。

安定感といい、伸縮自由といい、すべて良しの呂好さんの「牛ほめ」でおました。


二、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・・・「笠碁」

鶴志さんとの仲と云いますか、「ああ、御無体な」という関係を暴露。
でも、愛情に満ちた仲なんですな・・・・・・。

噺はその鶴志さんにつけてもらった「笠碁」。
幼なじみで碁敵仲間・・・今や二人ともご大家の旦那さんですが、
遊んでいる時は子供みたいな二人、好きなのに強情をはって喧嘩を。

でも、幾つ何歳になっても、遊び友達は大事にせんとあきまへんな。

今や、十八番と呼べる福矢さんの「笠碁」でおました。


三、桂福団治・・・・・・・・・・・・・・・「藪入り」

これも、十八番中の十八番「藪入り」(冬なら「蜆売り」なんでしょうが)。

ええ、噺ですな・・・親の子を思う気持ち、奉公に出て初めて帰って来る日。
父親と母親の、一言一言が身に染みる・・・年がいって初めてわかる
子を思う気持ち・・・・・。

風呂に亀吉が行っている内に、紙入れの大金を見つけてのくだりはなし。

途中で終わったのだが、この噺の、子を思う気持ちは充分に伝わりましたな。

名作中の名作、福団治さんの「藪入り」でおました。


四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・「首提灯」

亡くなられた師匠松喬さんの想い出を・・・
これも師匠の十八番だった「首提灯」を。

「これは~、なに」の声が、懐かしい。
あと二割増しくどくすると、師匠にぴったり。

でも「住吉駕籠」「高津の富」「首提灯」と師匠の十八番、
一番忠実に継承しているのは、遊喬さんでおますな。


五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・「口入屋」
鶴二さんの十八番「三屋」と「稽古屋」「口入屋」「紙屑屋」と
勝手によんでるんですが。
どれを聴いても、よろしおますな・・・・。

この噺、番頭の「ドガチャガ、ドガチャガ」、あのおなごしの「立て弁」、
夜中の暗闇の中での大騒動・・・・どこをとっても、楽しさたっぷり。

ですが、やはり鶴二さんの「口入屋」が、一番でおますな。


夕陽丘寄席~10周年記念スペッシャルin繁昌亭
2017年8月20日(日)午後6:00開演
天満天神繁昌亭

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」
二、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・・・「笠碁」
三、桂福団治・・・・・・・・・・・・・・・「藪入り」
仲入り
四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・「首提灯」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・「口入屋」
三味線・・・・・・入谷和女


次回の、31回夕陽丘寄席は、大江会館に戻って、
11月16日(木)午後7時開演でおます。
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夕陽丘寄席

2017-06-15 22:52:19 | 夕陽丘寄席

夕陽丘寄席

ほぼ満席、根強いファンができている落語会。


一、桂弥っこ・・・・・・・「いらち俥」

さすが、吉弥さんのお弟子さん。
喋りも、語りも、しっかり、と。

でも、外での商談が続いたのか、途中からウツラウツラ、
客引きが二人目に替って一周回って来るところまでは意識あり、
気が付くと、ここは何処、「箕面でおます」で、ええさすが韋駄天の車引
途中意識させないほど、早かったですな。

失礼しました、弥っこさん、次回はきっちり、聞かせてもらいます。

二、桂福矢・・・・・・・・・「二人癖」

福矢さんの登場。

淡々と進める、福矢さんの落語好きでおます。

お互いの「のめる」と「つまらん」の口癖を止めようと、云ったら罰金。
相手に言わそうと、走り回る。

なんとなく、福矢さんのニンに合っていそうな噺とみた。

ちなみに、東京でのお題は「のめる」、ですな。


三、笑福亭遊喬・・・・・「ちりとてちん」

これまた、遊喬さんの「ちりとてちん」、よろしいな。

オーバーアクションでもなく、それでいて、食べて堪える顔なんぞ最高。

一度、遊喬さんで軽いネタ
「つる」「時うどん」「道具屋」「子ほめ」「桃太郎」など、聞いてみたいですな。

さぞ、味があって、おもしろそう。


四、笑福亭鶴二・・・・・「包丁間男」

「包丁間男」、ネタおろしして間近らしいが、さすが完成度高し。

細かいところでは、どこまで酔ったら良いのか、
また、小唄を唄いながら口説くなんて凄い芸。

酔いっぷりも、小唄も、上手過ぎては頼りない弟分だけに、
ころかげんが難しそう・・・・・・。

難儀なネタ、ですな。

今年の独演会の演目の一つ、
更に磨きがかかって極上になるのはまちがいなし。
楽しみでおますな・・・・。


笑福亭鶴二・独演会
2017年11月5日(日)昼午後1時~、夜午後5時~の二回公演。
淀屋橋・朝日生命ホール



夕陽丘寄席
2017年6月15日(木)午後7時開演
大江会館

一、桂弥っこ・・・・・・・「いらち俥」
二、桂福矢・・・・・・・・・「二人癖」
三、笑福亭遊喬・・・・・「ちりとてちん」
仲入り
四、笑福亭鶴二・・・・・「包丁間男」

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第25回・夕陽丘寄席

2015-10-22 21:20:06 | 夕陽丘寄席

久しぶりの夕陽丘寄席

一、桂小留・・・・・・・・・・・「普請ほめ」

小留と書いて、チロルと読む。小枝さんのお弟子さん。

タレント志望で弟子入りか、でも落語はきっちりとしていておもしろい。
一番は、顔の表情の豊かさ、おもしろさ・・・・・特にあほ顔は明るくて最高。

噺は、牛は出てこず、池田のおっさんの家の「普請ほめ」どまり、でも良いな。

どんどん若手が笑いの少ない大ネタに挑戦しているが、
こんなやつ、おらんやろというぐらいのアホさ加減、
でも憎めなく、愛嬌のある登場人物を描くのがまずは落語の原点。

それでいうと、小留さん、明るいキャラで有望格でおますな。


二、笑福亭遊喬・・・・・・・「竹の水仙」

前回、天王寺まつりで久しぶりに遊喬さん、見せて頂いたんですが、
タダ券ばかりでは気が引けるので、時間を割いて、夕陽丘寄席へ。

今回、出囃子、ダウンロードで流そうとされたらしいが、
上手くいかず、ご本人の時は、誰も操作できず・・・無音、出囃子鳴らず。

まあ、こんなアットホームさが、地域寄席の良さですな。

噺は「竹の水仙」、しっとり感は遊喬さんにピッタリ。
この様な講釈ネタ、よろしいな。

是非、遊喬さんの「井戸の茶碗」聴いてみたいもんですな。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・「夕涼み台」

「饅頭こわい」の怖いものを尋ねおうて、おやっさんが若かりし頃の
怖い話を怪談風に語るくだりを抜きだしたもの。

若い連中が、表の床几に腰かけて喋ってる様子で、
敢て「夕涼み台」という題で・・・・。

あの狐に騙されるくだりや、本題の饅頭こわいで、
買うてきた饅頭を食べる仕草とかのフルバージョン、聴きたいもんですな。



四、桂福矢・・・・・・・・・・・「崇徳院」

どこか、淡麗の味がする福矢さんの「崇徳院」さん。

どのシーンも、目に浮かぶ時のインパクトが薄い様な・・・・。

仁鶴さんを筆頭に色んな方の濃縮味で慣れ親しんだ「崇徳院」さんだけに、
薄味に戸惑いを感じてしまいましたな・・・・残念。




第25回・夕陽丘寄席
2015年10月22日(木)午後7:00開演
大江会館

一、桂小留・・・・・・・・・・・「普請ほめ」
二、笑福亭遊喬・・・・・・・「竹の水仙」
仲入り
三、笑福亭鶴二・・・・・・・「夕涼み台」
四、桂福矢・・・・・・・・・・・「崇徳院」
王の



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第二十一回・夕陽丘寄席

2014-06-23 22:59:20 | 夕陽丘寄席

夕陽丘寄席の幟


なぜか、イタリア色の高座

一、林家染八・・・・・・・・・・・・・「時うどん」

年季明けしたばかりの、染八さん。
師匠の小染さんに似ていると思っていたら、あとで聞いたら実子とか。

でも、上方でも実の子が落語家さんというのも増えましたな・・・
米団治、のんき、春蝶、市楼、八光、ききょう、福若、小梅、染八,さんの9人さんですか。

噺は「時うどん」、もっちり感は師匠ゆずり。

でも、仕事帰りの落語会での「時うどん」は、見ているうちにいつもおなかが鳴るのだが、
今回は一切そういうこともなく・・・・・食べる仕草も、もう一つか。

「時うどん」の出来の加減んをおなかが鳴るかどうかで決めるわたしめでございました。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」

今年の独演会にかけられる新ネタ。

ほんと、善人ばかりがでてくる噺。

正直者の紙屑屋の清兵衛さん。裏長屋に住む気骨のある浪人の千代田朴斎、
蔵屋敷詰めの若き武士高木作左衛門、掃き溜めに鶴と心も綺麗な千代田朴斎の娘さん。

どなたもこなたも、義を重んじ、目先の金には惑わされないお方ばかり。

俗人の私には、到底できないことばかり・・・・・・。

気持ちの良い噺を、こってりではなく、あっさり味に料理。

鶴二さん、新たなジャンル、人情噺の一歩手前、心地よいネタが、一つ増えましたで・・。



三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「二人癖」

遊喬さんの「看板の一」「犬の目」と並んで軽い噺の中でもこの「二人癖」、大好き。

仲の良い友達関係がほのぼの伝わってくる。

賭けている千円の金を取りたいというのもあるが、
それ以上に、友に、してやったりと認めさせたいという・・・気持ち。

こんな、騙し騙され、冗談の言える友は欲しいですな。


四、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・「猿後家」

良かったですな、福矢さんの「猿後家」。

あとで、労多くして案外笑いの少なくて、演じる方が少ない噺とか。

いや、みえみえの太兵衛のべんちゃらと、それを喜ぶお家はん。
二人の掛けあいは、笑いたっぷりで最高でおます・・・・。

こんな、良いネタが聴けるのも、夕陽丘、地域寄席の良さでおますな。



次回は、10月頃の開催予定とか、是非夕陽丘に足をお運びを・・・・。


第21回・夕陽丘寄席
2014年6月19日(木)午後7:00開演
大江会館

一、林家染八・・・・・・・・・・・・・「時うどん」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「二人癖」
四、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・「猿後家」



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第17回・夕陽丘寄席

2013-01-24 23:08:25 | 夕陽丘寄席

今回から、夕陽丘だけど、クレオ大阪から会場は大江会館に。


トレ・イタリアーノ高座。

久し振りの夕陽丘寄席、なんと今回から会場が変わっていて、ちょちょまう。


一、桂治門、・・・・・・・・・・・「つる」

でてきた、治門さん、着物は肌蹴、頭はボサボサ。
裏で、作業でもしていたのか、遅れて慌てて楽屋入りしたのか・・・。
前座さんは、スッキリした短髪が、私の好みなんですが。

演目は「つる」、米朝師匠が言う、落語のエッセンスがすべて網羅されている噺とか。

噺っぷりは詰まりも噛みもせず、順調に流れてはいくが、なぜか笑いが少ない。
まあ、私たちが笑う「間」を与えてくれないというか、川の真ん中を流れていくのではなく
小川の枯葉のごとくあっちこっちでひっかかってくれる方が、
こちらとしては楽なんですが・・・。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「宿替え」

今回から会場が変わりましたと、あとで聞くと半数の方が新しい方、
同じ駅で、たった200Mぐらいの移動なのに、お客様が変わるとは・・・・。
落語なんて、ご近所の方が集まられる、ほんま地域密着型なんでしょうな。



今回のチラシに、なんと、私の得意先である、武生の明城さん主催の
鶴二さんの「武生・蔵の辻落語会」の立派なチラシが・・・・。
鶴二さん【二席】呂好【一席】佐々木千華さんの三味線。
4月20日、ちょっと遠いが、お近くの方は是非でおます。

噺は「宿替え」、枝雀さんは楽しい引越しの荷物をまとめるくだりがあるが、
鶴二さんは、引っ越しした先でおやっさんが休んでいるとこから始まる。
でもこの型、五代目笑福亭松鶴から、五代目桂文枝に伝えた型とか・・・。

仲の良い夫婦、特におっちょこちょいでちょっと抜けている亭主が抜群。
根はアホなくせに、かしこまろうとするおやっさん、そんな男を演らせたら、
鶴二はん、天下一品ですな。

一番前で見てましたが、あれこれ言う女房との言いあいしながら、
八寸の釘を打ってしまうのだが、徐々に釘である小拍子が微妙に入っていくのを
見ていて、鶴二さんの細かい所作に、感心も得心・・・。

こんなとこが、本寸法の中の軽妙なる鶴二さんの正真正銘なる誠実さですな・・・。


三、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・「動物園」

袴姿で登場の、福矢さん。
実は「野ざらし」をしようとネタ繰りまでして、袴を用意してきたのに、
きっちり、前の「宿替え」とネタがツイてしまったと。

ええ、どこがついているのか・・・、
夫婦の惚気は違うし、長屋の壁に穴をあけるということか、
長屋の隣人に話をしにいくというところか・・・。

でも、この心づかい、気づかい、凄いですな。

そして、急遽「動物園」へ。
ぬいぐるみを着るところもアッサリと、オーソドックスな型。
あまり演ってないというが、すぐに演れるところなんぞ、
噺家さんの記憶力、頭の引きだしはどうなってるんでしょうな。

福矢さんの、貴重なる袴姿での「動物園」でおました。


四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「初天神」

よろしおましたで・・・・。

笑福亭というか、下町の味、おやっさんの助平さも随所にでていて、
ちょっと色っぽい噺に。・・・・・・・・中にでてくる、「今日は24日、初天神さん」と、
まさに、今日演らなければ、今日聴かなければの「初天神」。

途中、遊喬さん、おかみが言う「今日は、キビショ付きですかいな」で、
キビショって解かりますか、と噺を止めて説明・・・。

「急須のお茶が出るところのこと」、あそこが小さくて子供のおちんちんみたいなので
云うのかと思っていると、急須本体をいう言葉として、また横から口を出すと、
おまけという事でもあるらしい・・・・。まあ、遊喬さんのいう通り、落語とは勉強になりますな。

このおやっさん、天神さんに連れて行くのを嫌がるのは
、寅ちゃんがあれ買えこれ買えというのではなく、単に色街に遊びに行かれんだけのことで、
その証拠に、天神さんに着いてからは、親子とも大いに遊ぶ。

飴屋、みたらし屋、最後に凧あげと、その親子揃ってのたのしさは、今ではみられない。
そんな気の良い男と、遊喬さんがダブって好演。

遊喬さんの、骨太でいてシャイな笑顔・・・・好きでおますな。


夕陽丘寄席
2013年1月24日(木)午後7:00開演
大江会館・四天王寺夕陽丘

一、桂治門、・・・・・・・・・・・・「つる」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「宿替え」
三、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・「動物園」
四、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「初天神」


13-03-12



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第五回夕陽丘寄席~マクラは大判

2009-02-19 21:12:26 | 夕陽丘寄席
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・夕陽丘寄席・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


鶴二・遊喬・福矢・さんの三人会。
肩の張らぬ会だけに、どんな噺が聴けるのか。
ネタを思うだけで、ワクワクですな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

遊喬さんの奥さんと三つのお嬢ちゃんが受付でお出迎え。
落語には丁度良い大きさの和室に、いっぱいの50人弱の大入。


一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・「餅屋問答」

マクラを話しておられたら、遊喬さんのオチビさんが
突然廊下側の襖を開けられ、鶴二さんびっくり。
あわてて閉められあと、襖越しに、「ごめんなさい」の声。

それを聞いた鶴二さん、襖越しで思いだしましたがと、
天神祭の船渡行の司会で汗をかいた時、
銭湯に入った時ですが、文福師匠の一門もご一緒で、
男湯は師匠とまめださんだったのですが、ぽんぽ娘さんは女湯で、
師匠が、「鶴二師匠もおられるで、挨拶せえ」と風呂屋の敷居越しに
大きな声で。ましてや「いま、どこ洗てんねや」と、
一般の方もおられて、恥ずかしいやら、・・・・。

今日は、松枝師匠のお弟子さん笑五くんが、裏方として
お手伝いに来てくれてます。

私が、最初に覚えたのが「平林」、次が松葉兄さんに教えてもろうた
「東の旅」。その時は、松鶴師匠に松葉兄さんとこへ稽古に行きますと
言うと、「「何をすんねん」と聞いてくれましたが。

松枝兄さんとこへ稽古に行くと言うても一言も何も無し。
ある日、食事の時、突然何を思うてか、「何を習てんねん」と聞かれる
ので、「餅屋問答です」と答えると・・。

「あほんだら、生意気な、十年早いわ」と言われたと、どうしたもんかと
悩んだ・思い出のネタ、「餅屋問答」。久しぶりさせて頂きますと。

いたって、オーソドックスに、でも餅屋のオッサンのお住職さん
腰を落としての表情、味があってオモシロイ。

声も大きく、響きわたり、落語家の良く通る声の持ち主は得ですな。
まあ、花緑さんの本にある「なぜ落語家は噺を忘れないか」では無いが
23年前の噺が、話せるとは、不思議ですな。
まだ、呆ける年でもありませんが。

でも、三人会のトップとなると、いつもと違う少し軽めのネタが
聴けるのは、これまた楽しみですな。

よせっぴいに原稿出す時には、「ネタ」を決めて書いて頂くと
楽しみも倍加するので、是非ご検討をお願いしたいですな。


二、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

マクラで、おんとし、35才。・・憂鬱ですと。
結婚、無性にしたいと・・・。なぜ、出来ないか。
真剣に悩むと。・・・子供が欲しい。
早く、春團冶師匠に、孫として抱いて貰いたい。

結構、真剣に、切実に、語られる。

私個人の意見で言うと、スキを見せた方が女性は寄ってきますと。

母性本能というか、私がついてんとアカンという夫婦善哉タイプ
は、結構ありまっせ。・・
まあ、お互い気使わんでもようなった時が、結婚どきですが。
まぁ、気使わんのはあんただけやと、嫁はんには、言われそうですが。

ネタは、「阿弥陀池」、
まあいつもの、ぶっきら棒で投げやりな口調に、はまってしまう。

随所に、福矢さんの台詞もちりばめ、楽しい高座。
春團冶師匠のオハコ、「高尾」、「親子茶屋」など
福矢さんで聴いてみたいですな。


三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・・・・・「池田の猪買い」

遊喬さんは、最近行った、「落し物市」の話。
本が50円。傘が100円。何十本と買う方がおられて
どうするのか、商売でもすんのと違いまっか。

でも、総論でいうと、行きなはんな。
ろくなもん、ありまへんで。・・・某百貨店、ゴメンなさい。

あと、今日、知合いの鉄砲打ちが来られているので、
「池田の猪買い」を・・・・新鮮な猪肉はほんま旨いでっせ。と

仁鶴師匠から続く、笑福亭の十八番。・・と私は信じているが。
途中、「綿をちぎって投げるような雪が、ちらちら」・・ここで
鳴物が入るのですが、どんどんどんどんと雪の効果音を口で言うが
様にならず、恥ずかしいわ、やめとけば良かったと。
でも、いつもある処で何もなしでいくのも、やはりなんですで。

味は保証つきの旨みたっぷりだが、骨太の「猪買い」でおました。

次回は、5月21日(木)の予定です。
7時開演は、平日ですが、まだ都合がつく時間ですな。


第五回・夕陽丘寄席
2009年2月19日(木)午後7;00開演
クレオ大阪中央3F和室

一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・・・「餅屋問答」
二、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・・・・・「池田の猪買い」

09-11-42
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アットホームな暖かさ~夕陽丘寄席

2008-11-20 01:25:18 | 夕陽丘寄席
ひさびさの鶴二さん、目当てに、夕陽丘寄席に。
開演時間に間に合うか・・・・・。

まずは最初に、三人揃ってのご挨拶。
座布団が33枚しか無く、満員御礼。
今回三回目とウタッテいますが実は四回目。
幻の一回目があり、その時はなんとお客様は7名とか。
回を増す毎に、じっくりとお客様は増えている。

特に鶴二さんからは、
12月6日の稲田観音落語会(観音禅寺)
12月8日の新鋭上方落語会(シアタードラマシティ)
1月14日のめざせ四天王の会(天満天神繁昌亭)
のメイン落語会のご案内・・・。

遊喬さんからは、12月26日の銀瓶・由瓶さんの会にでますが、
チラシの日付が、20008年になってますが、
誰も生きられないと思いますので、取りあえず
2008年にしますと、誤植の訂正。


一、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「みかん屋」

福矢さんの、いつも楽しい、マクラ。
本日は、TVショピングでの、マーフイ岡田の紹介。
深夜、ピラーという皮むきと穴あきで素材がくっ付かない包丁の
販売が、おもしろい。七五調でそれでいて、ベタ。
「ごぼう」、「キャベツ」、「大根のつま」、「大根のかつらむき」
包丁では、「鯖」、「サンドイッチ」・・・聞いていると
関西へ来て、実演販売の際は、是非見てみたいと。
まるで、福矢さん、「マーフィ岡田」自身の販売実演みたい。

商売のセールストークのマクラをたっぷりしてから、
本題の「みかん屋」へ。

福矢さんの投げやり口調が、主人公に妙にはまる。

今月は、25日も仕事が入って大忙しで、まあ疲れますと、
でも、みかん屋のごとく、
「上をみんと、女房、子供が、養えません」で。
仕事充実。マクラ充実。高座充実。の福矢さんでした。


二、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・・・「二人癖」

「つまらん」と、「一杯呑める」が口癖の二人が、
お互いの癖を金を賭けて、直そうと。

一見強面(こわおもて)の遊喬さん、
樽の漬物とか、詰め将棋を聞いた時の
主人公の笑顔の、チャーミングなこと。

どっしりとした芸風の中に、
ふっと、人の優しさ、暖かさがあらわれる。

気は優しくて力もち、金太郎さんみたいな、
人間味のある噺家、遊喬さん。

来月は、高津の富亭、質屋寄席と二日連続出会う予定。


三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「不動坊」

先の「みかん屋」が「かぼちゃ屋」
「二人癖」が「のめる」、この「不動坊」が「不動坊火焔」と
江戸へいくと、多少いい方変わると。

今日は、本来違うネタでしたが、冬らしく寒くなりましたので、
鳴り物の太鼓は無いのですが、あえて「不動坊」をと。

途中、屋根に上がって、太鼓を打つ時に、
「ああ、破れてしもた」と、「仕方ないなあ、もうええわ」と、
太鼓の無いのを、逆にクスグリに、
筋が解っているお客さんだけに、おおいにうける。

「鉄砲勇助」、「池田の鹿買い」、「河豚鍋」
「二番煎じ」、「うどん屋」、「替わり目」など、
冬の噺の季節がきましたな。

でもこの夕陽丘寄席には、もう既に
アットホームな心地良い暖房が、入っていましたで。



第四回・夕陽丘寄席
2008年11月20日(木)午後7;00
クレオ大阪中央 3F和室


一、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「みかん屋」
二、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・・・・・「二人癖」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・・・・・「不動坊」

08-67
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福矢さん「私マクラ」~第三回・夕陽丘寄席

2008-08-24 22:15:19 | 夕陽丘寄席
6時40分に仕事が終り、逸る気持ちで、夕陽丘ヘ
7時10分過ぎに、到着。
三人の話し声が聞こえてきて、揃っての挨拶中、一安心。

部屋に入るなり、「まってましたで」それに続いて、
「今日の打ち上げ、どうされます。」
勢いで即、参加しますと答えれば、「計22名ですな。」と、
バスツアーか、なにかみたい・・・。

会場は、50名弱の満員。

まずは各主催の落語会のご案内。

○三人会・福矢・文華・阿か枝
9月4日(木)午後6時半開演・繁昌亭

○遊喬であそぼ
10月5日(日)午後7時開演・ワッハ上方4階

○鶴二独演会
11月2日(日)午後2時開演・ワッハホール・(ワッハ上方5階)

福矢さんの来月繁昌亭、まだまだチケットあるとの事。
都合つけて、皆さんもどうぞ。


一、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・「看板の一」

マクラで、オリンピックの話し。

今日は「看板の一」で、バクチについて、ひとしきり。
サイコロ、二つでやるのが、丁半バクチ。
バクチ場では、左右に、丁と半に分れて坐っていたようで、
丁に坐った人は、その日は丁に張るか、おりるか、
決して、半に張ることは無かったとか。

その精算するのを、盆に載せて、即できるやつを「盆に明るい」と
反対に、できのわるいを「盆に暗い」、それが「ボンクラ」の語源と。

噺は、強面の遊喬さんにピッタリの遊び人の
バクチ場での、チョボイチの噺。

おやっさん、皆のか銭、取ったら後生にさわると銭返す。
かっこいいですな。

でも、六分の一を引き当てるとは、運がいいのか、悪いのか。
でも最近、ロト6、買うのですが、あたりまへんな。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」

まずは、来月の彦八まつりのはなし。
鶴二さん、毎年、中華料理店を開店。
舞台横で、メインから外れているので、是非ご贔屓に。

いつもの大阪のおばはんから、「船弁慶」のお松さんへ。
今年の夏、3度目の登場。
お松さん、上町のおっさん所ヘ行って、
食べて、寝て、食べて、寝て、の繰返し。

暑かないの・・・声がひびきわたる。
見え過ぎたオベンチャラに、清八も思わず苦笑。

でも、この喜六とお松のこんな夫婦、世間におりますなぁ。

まぁ、今年の船弁慶、これで終りで、まもなく、秋到来ですな。


三、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

福矢さんのマクラ、いつも実体験シリーズでおもしろい。
今日は、料理が好きでハンズか無印良品で買った
焼飯が「百倍美味しくなる」・・調味料のはなし。

作ればなるほど美味かったが、次使おうとすると固まって瓶からでず。
生活の知恵で、水分を飛ばそうと電子レンジヘいれる。

しばらくして、ボーンという音と共に、白い煙が、部屋中に充満。
ニンニクと香辛料の匂いが凄い為
玄関とベランダの窓をあけ、扇風機で外へ出す。

突然、非常ベルが鳴り、同じ階の人が、次々廊下に飛び出す。
しばらくして、消防車が2台、到着。・・・「3階」と言う声で、
シルバーの消防隊員が、廊下を走り回る。

電気を消して、・・・・息を殺して潜んでいると・・
インターフォン、そして扉を叩く音・・
「ドンドン」・・「居られますか」

あぁ・・あぁ・・それでという・・・・サゲのないはなしですが。

前の、彼女の話しといい、福矢さんのマクラ・・
「私マクラ」・・・「myマクラ」といつ聴いても
おもしろいでっせ。

噺は「はてなの茶碗」・・・春団冶一門では、はじめて・・。

油屋が、3両、あとで500両、茶金さんにもらうところで、
一旦、断わりながら、気持ちが揺れ、つらいなと言いながら
手を出すところ、前の70才のおっさんが大きな声で、
「こんなんアル。分かる。分かる。」と家でテレビ見てんのと違いまっせ。
常識が無いのか、それともボケてるのか。
まあ、色んな人がいてますな。

それとも、福矢さんが、上手すぎるのか。
いつものごとく、あっさり味で調理した、、茶金さんでした。

次回、第四回は、11月20日(木)です。
トリは、鶴二さん、乞う御期待・・・。


第三回・夕陽丘寄席
2008年8月22日(金)午後7:00~

一、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・「看板の一」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」
三、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」



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鶴二さん・写真は小さいが,芸は大きい~第2回夕陽丘寄席

2008-03-27 23:06:00 | 夕陽丘寄席
最初、鶴二、遊喬、福矢さんの3名
うだうだはなしで登場。

和室に、ほぼ満員の40名。
前回の第1回目は、10名にも満たず。
今回、大入り満員で大喜び。

何で知ったかと、前回の「巴の会」からのお客様も、5、6名。
チラシ効果、大いにあり。

売り込みもあり、応援方々、これからの落語会を紹介しときます。

4月3日(木)18:30・・「三人会」・・・・・・・・・・福矢・・・天満天神繁昌亭
4月5日(土)14:00・・「稲田観音落語会」・・鶴二・・・・観音禅時
4月6日(日)19;00・・「遊喬であそぼ」・・・・遊喬・・・・ワッハ上方
5月29日(木)18:30「きこんかい」・・・・・・・鶴二・・・・天満天神繁昌亭
6月2日(月)18:30・・「宵酔落語会」・・・・・・遊喬・・・・天満天神繁昌亭
6月10日(火)18:30「めざせ四天王の会」・鶴二・・・天満天神繁昌亭

どれも、聴きに行きたいですが、平日はなかなか予定が未定ですな。

一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「米揚げ笊」

なかなか、客が落着かないので、5分間・・うだうだと。
「笊」は「イカキ」では変換せず、「ザル」でと。

座布団には、前(継ぎ目無し)と横(継ぎ目あり)の部分があると
落語、雑学、勉強になります。

一番、前で、演者の鶴二さんが、2M前に、こんな近くで初めて。

大きな、そして、ええ、声でおます。
いつもあれだけの、声で、しゃべっているとは、体力勝負ですな。

「おおまめ、ちゅうまめ、こまめ、に、米揚げ笊」と、
まめは、「豆」ではなく、「間目」。ザルの網目の粗さの事と。
おおまめはザルの大きさでは無かった、今日初めて知る。

「アホ」が甚兵衛さんに紹介される場面
町中で、行きかたを尋ねる場面
笊屋での氏素性がわかると尋ねて行き、仕事を教わる。
堂島で、強気の主人に、上がる、上、高いと大いに気に入られる。

このはなし、よくきけば、落語によくでてくる基本が満載。
そして、たて弁に近い、上がる、高いの連発。

前座、二つ目、がよくかけるはず。

それを、鶴二さんが演じると、やはり、どの場面も、おもしろい。
こんな、近くでみると、迫力のある事、ある事。
顔の、動き、ひとつひとつが、素晴らしい。
鶴二さんの、高座、いつもながら、一切手抜きなし。

落語は、繁昌亭の200人そこそこが、MAX。
今日の50~60人ぐらいで聴くのが、BESTですな。


二、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」

マクラは、昔の憧れの、山本京子さんの話。
そして、いつもの、リカちゃんの話。
今度は、「楽しかった編」を、一度お聞かせください。

噺は、大師匠の春團冶師匠の十八番、「野崎詣り」

船に乗るとき、ともの頭を貼る時の、手拍子。
上手いですな。(変なもの誉めるな・・・)、必聴。

もっと喜六のアホさかげんが欲しいけど、
春團冶一門の噺。なんともいえず。よろしいな。


三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・「胴切り」

子供がいたので、「喋るさる」の小噺をひとつ。

「芋俵」、「看板の一」、「高津の富」に続いての「胴切り」。
聴くたび毎に納得。今回の「胴切り」で最高。

遊喬さんの話には、まっるきりの「アホ」は登場せず。
でも、「アホ」が登場しなくても、噺はおもしろい。
この噺の選び方にも、演者のセンスが。
聴く度に、癖になる、不思議な噺家、遊喬さん。

6日の「地上げ」、「風呂敷」も聞いた事が無い噺。
是非、都合をつけて馳せ参じよう。と、今は意気込んでいますが。

落語とは、話しの掛け合いだけではなく、
シチュエーション。胴が風呂屋の番台、足が麩屋の職人。
と言うだけで、・・・・・。はなしはオモシロク、すすむ。

この噺、「さくらんぼ(あたま山)」と双璧なる、SF的落語。
奇想天外なる筋立てに、マクラに「喋るサル」の話をもってきた。
計算づくか、恐るべき、遊喬さん。
はたまた、単なる、こちらの思いすごしか。

この会、アットホームで、なかなかよろしいな。
でも、畳でお座り、結構、西洋そだちの私、苦手。
じっくり、聴きたいので、「三人会」でずっと、末永く。
帰りの天王寺にも近いし、・・隔月でも、参加しまっせ。・・・。
第三回が、待遠しい、夕陽丘寄席でした。

第二回、夕陽丘寄席
2008年3月27日(木)午後7時開演
クレオ大阪中央3F

一、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「米揚げ笊」

二、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・「野崎詣り」

三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・「胴切り」



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