ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

上方落語競演会〜2021.09.23

2021-09-23 13:13:13 | ヴィアーレ落語会


上方落語競演会〜2021.09.23

今日は、コロナ禍で客席も飛ぼ飛びの市松模様で通常の半分、そこで11時と15時の二部構成。食事つきもあって、いつもと違ってゆったりと楽しめそうでおます。

一、桂弥太郎・・・・「転失気」

やはりプロの落語家さん、話っぷりに余裕が感じられますな。笑いをとれるというだけで尊敬致しますな。


ニ、桂ちょうば・・・「ふぐ鍋」

落語は季節の先食い、「青菜」の季節が終わったと思えばもう「ふぐ鍋」。冬の噺と言えば「池田の猪買い」に「かぜうどん」「掛取り」「尻餅」「二番煎じ」「不動坊」。豊竹屋ではないですが、落語をかじりだしてるごまめ、噺が上がる時を想定してネタ選びせんとあきまへんな。

噺にでてくるのは旦那と大橋さん、やはり染丸さん吉朝さんからの流れでおまっしゃろか・・・。


三、桂南光・・・・・「鴻池の犬」

南光さんの「鴻池の犬」は初めて、兄弟愛がしんみり泣かせどころですが、南光さん以外にあっさりと、でも「鯛の浜焼き」「う巻き」と次々ごちそうを。遠慮するシロに「わしゃ、こういうもん食いあきてんねん。今晩あたりあっさりと奈良漬けで茶漬けでも食いたいとおもうてんねん」この台詞よろしおますな、弟への思いが溢れてますな。

落語には、お気に入りの台詞というのがありますな・・・。

四、桂米左・・・・・「豊竹屋」

米左さんの声の大きさはやはりすごい。この噺、あの掛け声できまりですな。あそこで勢いつけとかんと、しりすぼみになる噺。今日は二回公演、続けて「豊竹屋」でしたら声潰れんかと心配しますな・・・。


五、桂文之助・・・・「紙入れ」

トリは文之助さん。女はしたたかと云うのでまた「星野屋」と思いきや、「紙入れ」、久しぶり文の助さんの「紙入れ」13年ぶり。この頃は艶っぽい「紙入れ」聞きなれているので、あっさりとNHK的に聞こえてしまう。時代によって客の好みも変化、落語一つとっても難しいもんですな。

 

上方落語競演会〜2021.09.23

上方落語競演会
2021年9月23日(木・祝)11時開演
ヴィアーレホール

一、桂弥太郎・・・・「転失気」
ニ、桂ちょうば・・・「ふぐ鍋」
三、桂南光・・・・・「鴻池の犬」
四、桂米左・・・・・「豊竹屋」
五、桂文之助・・・・「紙入れ」


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上方落語競演会

2019-09-16 16:16:16 | ヴィアーレ落語会

一、桂小鯛・・・・「動物園」
入門して、はや十年。
あの、とま都さんの匂いはまるっきり消えて、小鯛さんの顔。

落語の動物園も、期奇のてらったところも無く、淡淡と進む。
仕草ネタだけに、動きの派手さを期待してしまう。

やはり、南天病に侵されているんでしょうか。

二、桂米團治・・「掛け取り」

ちょっと早目の、年末のお話。
得意のクラッシック好きの借金取り、
歌舞伎好きに、最期は落語家づくしで・・・・・・・。

三、桂ざこば・・「笠碁」


笠碁、マッタ、マッタなしの碁の一盤。
つまりながらの台詞もこの噺にはピッタリ。
間の悪い間も、ざこばさんの味に・・・・・。

四、桂吉弥・・・・「試し酒」

本日の秀逸、塩鯛さんの十八番ですが、
今日は塩鯛さんが出て居られないので、
吉弥さんの「試し酒」、権助さん良かったですな。
呑むところの仕草、丁寧に演じれば演じるほど、
この噺、締まりますな・・・・・。

五、桂文之助・・「星野屋」

三割五分、野球でいえば首位打者狙える打率。
実は、文之助さんの落語で「星野屋」に出会う確率。
20分の7、結構高いですな・・・確か、このヴィアーレでも何度か。

「動乱の幸助」、「軒付け」、「片棒」、「猫の忠信」など、
文之助さんで、もう一度聴きたい噺、山ほどありまっせ・・

上方落語競演会
2019年9月16日(祝・月)午後2時開演
ヴィアーレホテル


一、桂小鯛・・・・「動物園」
二、桂米團治・・「掛け取り」
三、桂ざこば・・「笠碁」
四、桂吉弥・・・・「試し酒」
五、桂文之助・・「星野屋」


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桂米朝一門会・ヴィアーレ~2019.04.29

2019-04-29 17:05:05 | ヴィアーレ落語会
桂米朝一門会・ヴィアーレ~2019.04.29


本町・ヴィアーレホテル
GWの最中、オフィス街の本町、街自体静かです。


350人。大入満員。
後列四列目ですが、見やすい高座。


一、桂優々・・・・・・・・・・「平林」
二、桂歌之助・・・・・・・・「悋気の独楽」

うつらうつらのお二人の落語、聴きなれた落語だけに。
ところどころ飛んでも筋が解かっている分、寝ていることさえ気づかない。
「悋気の独楽」でいうと、袂から独楽をだしてくるところは聞いていたが、
独楽が追いかけ逃げていくところは聞いて無いような、オチだけは起きて
拍手を・・・・・失礼致しました。

三、桂南天・・・・・・・・・・「阿弥陀池」

ここからは、バッチリ。南天ワールド、全開、聞いてましたで・・・。
珍しく、かみかみの南天さん、でも、「阿弥陀池」ようできた落語ですな。

四、桂千朝・・・・・・・・・・「鹿政談」

三都の名物から、奈良の名物へ、奈良の早起き。
長いマクラから、米朝一門の格調高い「鹿政談」に。

千朝さん独特の言い回し、奈良町奉行が横領役人を凝らしめるところ、
いつ聞いても拍手喝采でおますな。

仲入り

五、桂米團治・・・・・・・・「稽古屋」

マクラは、いつものクドイぐらいの御曹司ネタですが・・・。
米團治さんの「稽古屋」、日本舞踊の仕草がたっぷり入って、
見ごたえたっぷり、独特の「稽古屋」に。

しかし、日本舞踊の素養がないとおいそれと、稽古つけてくださいと、
頼み難い仕上げになってますな。

三味線方も同じですな・・・でも、ええもん、見せて貰いましたで。

六、桂雀三郎・・・・・・・・「野崎詣り」

ヨーデル食べ放題のご紹介を、マクラに・・・。
15万枚売れたハナシです。

季節がらというか、五月の初旬の十日間、野崎観音の野崎詣り。
これまた、雀三郎さん、独特な味付けの「野崎詣り」。
「野崎詣り」といえば、三代目ですが・・・・・。

土手を歩いている参拝客よりも、
喜六、清八,のデコボココンビが際立った演出に・・・。

同じ噺でも、カメラアングルが違えば、これだけ匂いの違う噺に。

このヴィーアーレの米朝一門会はお値打ちでおます。
次回も楽しみでおます。

桂米朝一門会・ヴィアーレ
2019年4月29日(月・祝)午後2:00開演
本町・ヴィアーレホール

一、桂優々・・・・・・・・・・「平林」
二、桂歌之助・・・・・・・・「悋気の独楽」
三、桂南天・・・・・・・・・・「阿弥陀池」
四、桂千朝・・・・・・・・・・「鹿政談」
仲入り
五、桂米團治・・・・・・・・「稽古屋」
六、桂雀三郎・・・・・・・・「野崎詣り」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィアーレ・米朝一門落語会

2018-05-04 00:54:29 | ヴィアーレ落語会

今日は、連休中ですが会社のある本町へ、
でも仕事ではなく、嫁さんとヴィアーレでの落語会へ。

今回は7列目中央の見えやすいお席。

一、桂りょうば・・・「ろくろ首」

枝雀さんの息子、りょうばさん。

どこか仕草に、枝雀さんがチラチラ。
まだ、本格的にプロになって2年ですが、アマチュア時代が長く、
しゃべりは達者、まあ開口一番に「ろくろ首」をもってくるなんぞ、
なかなかのもん、是非お父さんの十八番、どれだけ彷彿させるのか
聴きたいもんですな。

二、桂ちょうば・・・「時うどん」

17年目のちょうばさんが、前座ネタの「時うどん」を、
それも、米朝一門がされるひとりでうどん屋をひやかす
東京からのバージョンではなく、喜六清八がひっぱりなで
繰り広げる二人バージョン。

東京でいう、真打前の油の乗りきった二つ目という位置のちょうばさん。
繰り広げる、前座噺は安定感があって、よろしおますな・・・・。


三、桂南天・・・・・・・・「粗忽長屋」

待ってました・・・南天さんの登場。

よろしいな、このおっちょこちょい、クレージーさ、ナンセンスさ、が満開、
息も継がさぬ展開、南天さんワールド全開。

何度も聴いてみたい南天さんの十八番に間違いない
「粗忽長屋」の登場です。


四、桂南光.・・・・・・「義眼」

今日のメンバーをみると、枝雀一門とざこば一門の落語家さん。

米朝一門でも、個性がでているお二人ですな。

この「義眼」三回目、この様な時間調整の為の短めで、
他の演者がまず演らない、十八番とも言えるネタ、便利ですな。

私があげる南光さんのベスト演目は「小言幸兵衛」でおます。
又、じっくり聴いてみたいですな。

五、桂ざこば・・・・・「ざっこばらん」

この頃、ようやく落語をされ始めたと聞いていて「笠碁」あたりかと
期待していたのですが、脳梗塞の病気のハナシを、それもなかなか言葉が
でてこず、リハビリ兼ねての高座・・・・・。

途中、自分でも困りはてて、舞台袖の塩鯛さんあたりに救いの目を・・・・。

結局、落語をせずに降板・・・・演目表をみると「ざっこばらん」と。


六、桂塩鯛・・・・・・・「天狗裁き」

ざこばさんの後は弟子の塩鯛さん、入れ替わってのトリ。

演目は「天狗裁き」、どっしりとした噺に。

リフレインのおもしろさ、
最後にでてくる天狗の人間離れした威厳に満ちた表情が好き、
最後に、「あんた、どんな夢見てるんや」で女房にゆり起こされる。

リフレインの極致ですな。


本日も、米朝一門の充実の落語会、じっくり楽しめましたで・・・・。


ヴィアーレ・米朝一門落語会
2018年5月3日(金・祝)午後2:00開演
本町・ヴィアーレ大阪

一、桂りょうば・・・「ろくろ首」
二、桂ちょうば・・・「時うどん」
三、桂南天・・・・・・・・「粗忽長屋」
四、桂南光.・・・・・・「義眼」
仲入り
五、桂ざこば・・・・・「ざっこばらん」
 六、桂塩鯛・・・・・・・「天狗裁き」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上方特選落語会・ヴィアーレ

2017-09-18 22:43:58 | ヴィアーレ落語会

本日は、ヴィアーレでの
落語会。
文珍さんの登場です。

一、桂團治郎・・・・・・「つる」

上手いし、若いし、元気はあるし。申し分なしの團治郎さんの高座、
米朝一門の最初の前座噺を100点満点で好演。

米朝一門の若手、恐るべしでおます。


二、桂米團治・・・・・・「稽古屋」

團治郎さんの師匠、米團治さん、まだ襲名の時の話をマクラに。
でも、春団治さんとのやりとりはよう出来たハナシですが・・・。

噺は「稽古屋」、師匠さんが稽古をつける演目が、小文枝さんで聴き慣れている
「狂乱の太鼓地」ではなく、「手習い」の踊りに「梅は咲いたか」を歌われる。

上手いのが下手なのか、下座さんとの間合いももうひとつで・・・・。

全体に、間延びのした、「稽古屋」でおました。



三、桂文珍・・・・・・・・「猫の忠信」


最後の出番と思っていたら、中トリで登場。
吉本の出番の間に抜けて来られたようで、また終わると吉本へ。
高座は、吉本の高座のごとく。ツカミ最高。笑いも最高。
さすがに、客席の心掴むのは長けていますな。

噺は「猫忠」、結構される方も少なく、私も聴いたのは、
枝雀、文之助、宗助さんのご三方だけ。

猫の告白が芝居がかっていて見どころですが、
案外、さらりとかわされ、肩透かし。

一度、吉坊あたりで聴いてみたい噺ですな。


四、桂鯛蔵・・・・・・・・「強情灸」

鯛蔵さんの十八番「強情灸」、よろしおましたな。
一直線の演出が心地よい、噺がストレートに伝わってくる。

この日、広島カープが阪神に勝ってリーグ優勝決定。
カープファンの鯛蔵さん、おめでとうございます。


五、桂米平・・・・・・・・「胴切り」

一緒に行った、お連れさんは本日の落語の中で一番おもしろかったのが、
米平さんとか、あのほのぼの感が最高に良いと。

嬉しいですな、ニンにあっているというか、人柄が出ている高座。
からだに優しい、米平さんの落語でおました。



上方特選落語会・ヴィアーレ
2017年9月18日(月・祝)午後2:00開演
本町・ヴィアーレホール

一、桂團治郎・・・・・・「つる」
二、桂米團治・・・・・・「稽古屋」
三、桂文珍・・・・・・・・「猫の忠信」
仲入り
四、桂鯛蔵・・・・・・・・「強情灸」
 五、桂米平・・・・・・・・「胴切り」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上方落語競演会・ヴィアーレ落語会

2016-09-19 20:21:22 | ヴィアーレ落語会

上方落語競演会・(ヴィアーレ)

一、桂弥太郎・・・・・・・・・・「時うどん」

上手いな、食べる仕草なんか、師匠の吉弥さんそっくり。

形は、一人で食べる、吉朝スタイル。

人が食べているのを、ずっと見ていて、
そのあと、お金を誤魔化しているのを気づくのは、
無理がありますな・・・・・・・・・・。

でも、完成度高い「時うどん」、新しいネタに、期待ですな。


二、桂米紫・・・・・・・・・・・・「大安売り」

久しぶりに、都んぼ、の名前時代のマクラ、からはじまったが。

もう、四代目米紫襲名から、8年。
ぼちぼち、先代の米紫の師匠達のハナシもして欲しいですな。

噺は、元気溌剌の高座、
でも米紫さんは、子供のでてくる「真田小僧」「佐々木裁き」
なんぞが好きですな・・・・・・・。

三、桂雀三郎・・・・・・・・・・「天王寺詣り」

知らない方も多いと思いますのでと、
「ヨーデル食べ放題」の大ヒット曲をもっている歌手、雀三郎と、紹介。
死んだ枝雀の二番弟子・・・と、プロフィール、全紹介。

お彼岸さんも近いので、「天王寺詣り」で、
天王寺さんの観光案内へ、縁日の風景、さらりとゆったり、
この雰囲気、雀三郎さんの良さですな。

四、桂文之助・・・・・・・・・・「星野屋」

連れの方に、文之助さんといえば「星野屋」、
出会った半分は、これ、今日も可能性高いで・・・・と、
話していたら、「おてかけさん,と、おめかけさん、の違い」
肘で突いて、これ・・・・。
(半分は大げさで、今回で、14回中4回、2割8分の確率でした)

でも、噺はさすが鉄板。
連れも、初めて聞いた噺やけど、本日の秀逸と。

まあ、昔は、おめかけさんとか、
堂々と囲うても良かった時代なんですな。


五、桂ざこば・・・・・・・・・・「月並丁稚」

何か、二日酔いか、終始歯切れの悪い、ざこばさんの高座。

いつもの勢いがなく、ざこばさんの味がでないままに終了。

こんな、日も、ありますわいな・・・・。

上方落語競演会・ヴィアーレ落語会
2016年9月19日(月、祝)午後2:00開演
大阪本町、ヴィアーレホール

一、桂弥太郎・・・・・・・・・・「時うどん」
二、桂米紫・・・・・・・・・・・・「大安売り」
三、桂雀三郎・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
仲入り
四、桂文之助・・・・・・・・・・「星野屋」
 五、桂ざこば・・・・・・・・・・「月並丁稚」


にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓







コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

米朝一門会~ヴィアーレ

2015-03-28 23:17:34 | ヴィアーレ落語会
米朝一門会、今回は大喜利付でおます。

一、桂二乗・・・・・・・・・・・「癪の合薬」

今、二乗さんの十八番らしい、「癪の合薬」。

林家以外で聴くのは初めて、といっても菊丸(染弥)さんが多いのですが。

すらーっとしている、二乗さんには合っているような、気もするが、

二乗さん、野だてに出かけた二人は姉妹で、その一方が癪をおこす
でも今まで聞いてきたように癪をおこすのがお家さんで、
その付き添いがおなごしで、主人を思って、手打ちを覚悟で願い出る方が
自然の様な気がするんですが・・・・。

変なところにこだわっているうちに、終わってしまった様な
二乗さんの、「癪の合薬」でおました。


二、桂ひろば・・・・・・・・・「上燗屋」

今までの、私が思っていたひろばさんと、ヘアスタイルが変わっていてびっくり。
2010年から、出会ってないので、髪型ぐらい変わるでしょうな。

「上燗屋、へいへいと逆らわず」・・・・・といわれながら、
上燗屋の顔が見えてこないのが、残念。

酒飲みの相手に、困りながらもあしらい上手な上燗屋の親父が見たい。


三、桂ざこば・・・・・・・・・「笠碁」

東京では市馬さん、こちらでは生喬さんで聴いている「笠碁」

ざこばさん流の、ざっくばらんの「笠碁」。
まるごと、登場人物になりきってしまう、ざこばさん。

強情、天災、などに、相通じるもんがおますな。


四、桂米團治・・・・・・・・・「地獄八景亡者の戯」

師匠米朝の、袴を履いてきましたと・・・・袴姿で登場。

演目は「地獄八景亡者の戯」、失礼ながらいつもは、あの世での落語会
米朝さん、近日来演が、本日来演と。

途中、米朝さんの声色がありましたが、斜めの顔といい、
よう似てましたな・・・・。

あの世では、「米朝・小さん、人間国宝二人会」とか
「米朝一門会・米朝、枝雀、吉朝、歌之助、喜丸」など、
早くも色んな催しが企画されてるんでしょうな。

あの世に、行けば、また違う愉しみがありそうですな。


五、大喜利・・・司会米紫、・・佐ん吉、紅雀、鯛蔵、ひろば

米紫さん、大活躍の、大喜利。

まずは、「なぞかけ」・・・お題は“北陸新幹線
次は「やりくり川柳」、お客様から貰った頭の五文字は「御曹司」とあと一つは?。

最後は、数え唄、今回は“相撲”で、すべて、五人の役割分担とキャラが決まっており、
分かっていても、愉しい展開・・・・・

たまの大喜利、大いに楽しませて貰いました・・で。



米朝一門会~ヴィアーレ
2015年3月28日(土)午後3:00開演
本町・ヴィアーレホール

一、桂二乗・・・・・・・・・・・「癪の合薬」
二、桂ひろば・・・・・・・・・「上燗屋」
三、桂ざこば・・・・・・・・・「笠碁」
仲入り
四、桂米團治・・・・・・・・・「地獄八景亡者の戯」
 五、大喜利・・・司会米紫、・・紅雀、ひろば、佐ん吉、鯛蔵



にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィアーレ落語会~米朝一門会

2014-09-23 23:10:37 | ヴィアーレ落語会
今日は、嫁さんと本町の落語会へ・・・・。


一、桂雀太・・・・・・・・「商売根問」

頼りない男が飛びこんで来て、
「さっきまで、お前んとこのおかん来て泣いてたで」で始まる。

「動物園」「道具屋」と思いきや、「鳥の取り方というのを色々と考えてまんねん」
ああ、「鷺トリ」・・・・珍しいもの「天狗刺し」か・・・・・

鳥の取り方からガタロ(河童)の取り方へ、ああ「商売根問」や
あの「茶っ栗柿、麩―っ」の物売りまでは、聴けなかったですが、

どっしりとした、雀太さんの噺、前回の「代書」と同様、ますます好きになりましたな。


二、桂歌之助・・・・・・「看板の一」

マクラはテッパンの電車に乗込む大阪のおばちゃん。
滅多に来ない嫁さんでも、二、三回、聞いたと・・おもしろいが、新鮮さに欠ける、
欲どおしいですが、新バージョン編、聞きたいですな。

噺は「看板の一」。

おやっさんの凄味が少ない分、薄味に。
上品路線、薄口ヒガシマル風の、歌之助さんの「看板の一」でおました。



三、桂文我・・・・・・・・「試し酒」

先代の三代目文我さんのはなしをマクラに・・・。
酒癖の悪さは天下一品ですが、私も高校時代に何度か生で聴いていますが、
ちょっと陰気でしたが、味のある噺家さんでした。

昔の時の枝雀さん、小米さん時代ですが、噺っぷぷりはネタにもよりますが
文我(当時の我太呂)さん、そっくりな噺もありました。

逆に、枝雀さんの「日和ちがい」を聴くと、我太呂さんを思いだします。


現在の文我さん。噺は「試し酒」

やはり主役は、権助さん。
人柄というか、素朴さが、この噺の決め手。

文我さん、IQが高すぎるのかその片鱗がチラチラみえて、
上手いだけに、噺のツボに、どっぷりハマりきらない。

フランス料理のシェフが作る田舎料理のように、お洒落過ぎて、
庶民派の私には居心地の悪い居酒屋に・・・・・。



四、桂団朝・・・・・・・・「秘伝書」

これまた、団朝さんのテッパンマクラ、昔話シリーズ
「桃太郎」、「花咲か爺さん」、「瘤取り爺さん」、「鶴の恩返し」、でも、おもしろい。

何度聞いても愉しい、するとマクラのおもしろさは聞いた聞いてないより、
完成度の問題なのか・・・・。
これでもかと、繰り返し、でてくる蓮作の強みか・・・。

噺は、期待通りの、何の期待か解りませんが、モタレの位置で
「短命」か「秘伝書」あたりと予想していたのですが、「秘伝書」。

昔、「秘伝書」では、可朝さんのもっといかがわしいのが,ありましたが
今の縁日ではこれぐらいの、スマートさか。



私の小さい時には、筒状の万華鏡なの様な形をしていて、そこから覗くと
物の中身が透けて見える、鉛筆なら芯がくっきり、指なら骨が・・・・・見える。

買って帰ると、見えるものと見えないものが・・・飽きて中をみると
レンズに、白い鳥の羽根が張りつけてあるだけ。

パチンコをして、入った数だけ、小さく丸めたコロッケを串にさせる「東京コロッケ」。
7とか8とか多く当てても、ソースに漬けると、コロッケが柔らかいのとソースの重みで、
途中からボトボトと下に落ちて、ああ結局、4~5個・・・・最後まで結果は解らない。

そうして、子供の時から、騙されても、何事もうまく騙された友達どおしで納得、
そのぶん、他の友達を引っかけてやれと、騙し騙されて、
駆け引きと愉しさを覚えて大きくなっていったんですな。
(今の世の中、直ぐに親がでてくるみたいですが・・・)

そんな、良き時代の団朝さんの「秘伝書」でおました。



五、桂南光・・・・・・・・「はてなの茶碗」

「鹿政談」が続いているので、違うものをと・・・・「はてなの茶碗」。

京の茶金さん、南光さんのダミ声の所為か言葉のかげんか、
大阪の商人のように聞こえる。

茶金さんが最初の3両、後での500両、を渡すところの
油屋のやり取りに、南光節・・・・・炸裂・・・・さすが、貫禄のおもしろさ。

五人五色の落語会・・・・おもしろおましたな。



ヴィアーレ落語会~米朝一門会
2014年9月23日(火・祝日)
ホテルヴィアーレ大阪

一、桂雀太・・・・・・・・「商売根問」
二、桂歌之助・・・・・・「看板の一」
三、桂文我・・・・・・・・「試し酒」
仲入り
四、桂団朝・・・・・・・・「秘伝書」
 五、桂南光・・・・・・・・「はてなの茶碗」



にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓

かたるかたり 志ん輔出世怪噺 (廣済堂モノノケ文庫)小石川の家落語教育委員会きものは、からだにとてもいい (講談社+α文庫)よなかの散歩


ごまめが最近読んだ本です。

レビューは“読書ログ”にて見ることができます。
気になる本を、クリックしてください・・・・。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィアーレ落語会

2014-03-23 22:13:05 | ヴィアーレ落語会
ヴィアーレ落語会

今日は、大阪本町での、米朝一門落語会へ嫁さんと、
帰りに美味しい食事をと思っていますが、日曜の本町界隈はお休みの店が多く
まだ、決まっておりません・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レビューが遅れて申し訳ございません。

落語仲間のⅠ氏より、「“ヴィアーレ”のプログの記入がありませんな」とご指摘。
書いたような気がするのですが・・・・調べてみると。

実は、落語会の帰りの電車の中で、チラシの裏に感想を下書きして、
そのあと、時間のある時にパソコンに入力するんですが・・・・。

前後して行った浅草を先に書いたので、てっきり入力したものと・・・・。
すると、あの時破ってゴミ箱に捨てたのは・・・・ヴィアーレの分。


南天さん、塩鯛さん、ざこばさんの高座、感動はよみがえるが・・・でおますが。


一、桂そうば・・・・・・・・・・「ろくろ首」

失礼ながら、いっこうに印象が残っていないのが、そうばさん。

いつも昼過ぎの落語会、嫁さんと昼前から出掛けて昼ごはんを食べて
そのあと百貨店をウロウロ、ようやく席に座れてホッとして、ウツラウツラ。

今後、寝ることがない様に、刺激的な高座、首を長くして待ってます。


二、桂まん我・・・・・・・・・・「桜ノ宮」

まん我さんとの最初の出会いが、この「桜ノ宮」。
松之助師匠の印象が強いこの噺。

桜の花見が舞台のこの噺、やはり今が旬ですな。

旬といえば、“造幣局の通り抜け”が丁度、4月11日(金)~17日(木)まで、

今年は是非、行ってみようと・・・・その時は是非ご報告をいたしあす。


三、桂塩鯛・・・・・・・・・・・・「試し酒」

今や、塩鯛さんの十八番中の十八番。

あの奉公人の権助さんの素朴さが塩鯛さんと相まって、好演。
朴訥な喋りながら、無作法と思えないのは、人柄の良さが出ているからか。

充実の高座が続く、塩鯛さん、「市助酒」「一人酒盛」「ねずみ」なんぞ
是非聴いてみたいもんですな・・・・。


四、桂南天・・・・・・・・・・・・「壺算」

前後して、東京でも聴いた「壺算」、やはり南天さんのは数段おもしろい。

せともん屋の番頭の、何となくあやしいけど、ハッキリと言えない況に
苛立つ、パニクル様子が、最高。

それは、聞いている私たちも同じ、3円と3円で6円。

はっきり言えなくなるのは、番頭と同じ。

この噺、きっちと騙されて何ぼの噺。

南天さん、最高の詐欺師、いやこの噺の名人でおますな。


五、桂ざこば・・・・・・・・・・「蜆売り」

最初のマクラで、ざこばさんが小さい時に、姉と二人でいろいろ苦労したと・・・。
冬の寒い早朝に、新聞を配達して回っていたことなど・・・を。

噺は「文七元結」「藪入り」に続いての人情噺「蜆売り」。

途中、姉のハナシをするとこ辺りから、詰まりながらの喋り。
ネタおろしで慣れてないないのか、そうではない様な
昔「一文笛」であったように、感情移入でこみあげてくるものが・・・・

そんな、幼い日のざこばさんとダブル、「蜆売り」でおました。


米朝一門落語会
2014年3月23日(日)午後3:00開演
本町・ヴィアーレホテル

一、桂そうば・・・・・・・・・・「ろくろ首」
二、桂まん我・・・・・・・・・・「桜ノ宮」
三、桂塩鯛・・・・・・・・・・・・「試し酒」
仲入り
四、桂南天・・・・・・・・・・・・「壺算」
 五、桂ざこば・・・・・・・・・・「蜆売り」


14-10-47

にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓


デザインのめざめゴルフ・100を切るツボもし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。口ごもるコンピュータちいさな言葉
家族依存症車掌きらきらひかる保険会社が知られたくない生保の話意味がなければスイングはない





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィアーレ米朝一門落語会

2013-09-15 22:11:35 | ヴィアーレ落語会
豪華な演者さんたち。

台風前日で、雨模様のヴィアーレホテル。

詳細は、後日

一、桂鯛蔵・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」

きっちりとした落語で、きっちりと笑いをひらう。

米朝一門で良くある、「普請ほめ」どまりでなく、「牛ほめ」まで、

ただし、尻を向けて“ムサイ物を”出してがなく、
大きな穴やな、ここへも秋葉はんのお札はっときなはれ・・・と。

何も悪いことしてないのに、お尻にお札貼られたら
たまったもんではありませんんな。


二、桂あさ吉・・・・・・・・・・「七段目」

いつもの、くちなしの花からドライフラワーの定番マクラでスタート。

でも、この会場の雰囲気と「七段目」なぜかデジャブ・・・・聴いたことがあるぞと、

我ブログを振り返ると
間違いなく去年の6月のこのヴィアーレの落語会でも同じ「七段目」

自分の記憶力に感心するやら、あさ吉さんに失望するやらで・・・おました。


三、桂南光・・・・・・・・・・・・「火焔太鼓」

南光さんの「火焔太鼓」。

東京のお殿様が気に入られたと言って、武家屋敷にお持ちするのではなく、
住友さんのお宅に持ちこむ、粗相があって斬られるというのは、
出入りの武士が来ていると、苦しい辻褄合わせ・・・。

でも、全編“養子”身で、頭の上がらない道具屋の亭主っぶりがおもしろい。

ぼろくそに云われながらの、仲の良い夫婦のほのぼの感・・・・・溢れる噺でおました。


四、桂文我・・・・・・・・・・・・「(古事記)」

これって、講談、落語・・・。

大学の、ちょっと楽しい古事記の授業を受けてるよう。

この様な落語会で演じる文我さんの意図や、いかに。

あらら・・・落語の高座が、講座に変身した、一席でおました・・・。



五、月亭八方・・・・・・・・・・「千両みかん」

トリの八方さん、マクラのお孫さんに買った9万円のランドセルはスンナリと腹に入ったが、
この噺は、ひとつのみかんが、なんと千両もするという噺でと、
ネタばらしを口が滑ったのかしてしまう。

これって、みかん屋が値を決めてと言われて、客も十両、二十両ぐらいと思っていると
「千両」・・・この法外な値段に、番頭共々びっくりするのが、次への展開のおもしろさなのに。

普段、みかんを美味しそうに食べる若旦那を見て、
千両のみかん、さぞ美味しいだろうやなと思うんですが

なぜか、八方さんが食べるみかん、いたって不味そうで、
たまにコンビニなんぞで売っている様なみかんの食べっぷり。

どうみても八方さん、「千両」ではなんく
「一両みかん」といえる、一席でおました・・・で。



ヴィアーレ米朝一門落語会
2013年9月15日(日)午後3:00開演
ホテル・ヴィアーレ

一、桂鯛蔵・・・・・・・・・・・・「牛ほめ」
二、桂あさ吉・・・・・・・・・・「七段目」
三、桂南光・・・・・・・・・・・・「火焔太鼓」
中入り
四、桂文我・・・・・・・・・・・・「(古事記)」
 五、月亭八方・・・・・・・・・・「千両みかん」



にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓・・・




読書ログ - 読んだ本を記録して共有する読書コミュニティ







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィアーレ落語会~米朝一門

2013-03-17 22:19:00 | ヴィアーレ落語会

ヴィアーレ落語会・今日は久し振りに、N地さんと・・・。

ざこばさんの「文七元結」、聴けましたで、
志ん朝さんとは違う、ざこば人情噺に、良かったでおます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お待たせしましたというか、普通一週間後には、ブログアップするんですが、
今回は出張が重なり最長の二週間遅れ、記憶も薄れた中で何を思いだすのか。

一、桂吉の丞・・・・・・・・・・・「時うどん」

形は、吉弥さんが演じる、一人でうどん屋を冷かすスタイル。
元々は師匠の吉朝さんが、志ん朝師匠の「時そば」に感動して移入されたとか。

堂々なるおもしろさ、ねぎの付いた割り箸、ギザギザのすり鉢の様な器
カンナで削った様な蒲鉾、病人食の様な麩、すべての小さなクスグリを
完璧に熟して、大きな笑いに。

落ち着きといい、ゆったりと流れる間といい、真打級が演じる様な趣き。
大ネタとの出会いが楽しみになる、吉の丞さんの「時うどん」でおました。


二、桂歌之助・・・・・・・・・・・「片棒」

実に軽やかなる歌之助さんの「片棒」。

長男の幸太郎は、公園で銅像まで造っての葬儀を
次男の作次郎は、道頓堀の中座で、芸子、役者の勢揃いで
文楽の使い手で鉾で町を練り歩く。

三男の徳三郎は、質素な葬儀で、屋根に置いて鳥葬をと・・・・。

ちぶちんの幸兵衛さん、一番気に入ったのは三男の質素な葬儀。

東京の花緑さんのは同じ囃子でも賑やかな囃子。
でも、この噺兄弟三人三様のおもしろさですが、
やはり次男の金に糸目をつけない豪快さには驚きますな。

今で云う、社葬でも会社によってその規模、派手さは微妙に違いますけど。
男兄弟がおって、会社の跡継ぎともなると、誰を選ぶかは悩ましいことですな。



三、桂南光・・・・・・・・・・・・・「小言幸兵衛」

CDでは聞いていたが、生では初の南光さんの「小言幸兵衛」。

最高なのは、借りにきた仕立て屋の息子が男前過ぎて、
古着屋の娘に手をつけて、嫁にするか婿にするかでもめ、
挙句の果てには心中騒ぎまでと、次々に起こる問題を語る、
妄想的展開・・・・・・。

幸兵衛さん、まさに人好きで、話好きで、ちょっとおなご好きで、
ガラガラ声の大家さん・・・・登場人物が、南光さんの生き写し。

そんな噺だけに、玄関の上がり間口で、南光大家から
直接長々突拍子もない話を聞いているような気に・・・・。

時間のあるときはまた遊びに行きたくなるキャラ。
そんな想いが、次の南光さんの落語会を探してしまう。

良い落語、良い登場人物に出会うと、また会いたくなる。
そんな気にさす、南光さんの「小言幸兵衛」でおました。


四、桂米二・・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」

今年は、桜の開花が例年より早くて、特に東京では三月末には
満開から散り始めているようで・・・。

例によって、貧乏長屋の連中が、釜底(蒲鉾)、こうこ、ながいなり、など
色んなものを持ち寄って、花見へ・・・・・。

凄いのは、女房連中のお腰を、垂れ幕代りに・・・。

帰りの串かつ屋で、連れのN氏が「おこし、って、何ですか」と、
「腰巻き、私も実物は見たことはないけれど、褌の大きい様な・・・」
と説明しましたが、50過ぎのおっさんが、お腰も知らんとは、
しまいに長屋も、貧乏も死語になりそうなハナシでんな。


五、桂ざこば・・・・・・・・・・・「文七元結」

志ん朝さんのCDで慣れ親しんだ「文七元結」。

途中の橋で五十両が無ければ死ぬという身投げの男に、
出そうか出そまいかと思案するが、投げつけるとこなんぞは、
ざこばさん、そのもの・・・。

次の日に、擦られたと思ったお金がでてきて金を返しにきた時、
そう言えば、衝立の後ろで隠れていた女房もお腰一枚。

N氏、どちらの話で疑問が湧いたのか・・・・聞いてみなければ。

最後は、このお久と文七が夫婦になり、元結屋を開業、
夫婦仲良く末永く繁盛した、文七元結の一席で・・と。
講談っぽく、終わった様な、そうで無いような、
記憶というのはあやふやなもんですな。

でも、湿っぽくなるのではなく、夫婦のやりとりで笑わせ、
十分関西風薄味に昇華した、ざこばさんの「文七元結」でおましたで。



ヴィアーレ落語会~米朝一門
2013年3月17日(日)午後3:00開演
本町・ヴィアーレ

一、桂吉の丞・・・・・・・・・・・「時うどん」
二、桂歌之助・・・・・・・・・・・「片棒」
三、桂南光・・・・・・・・・・・・・「小言幸兵衛」
仲入り
四、桂米二・・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」
 五、桂ざこば・・・・・・・・・・・「文七元結」


13-12-55


にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヴィアーレ・米朝一門チャリティ落語会

2011-03-19 06:48:19 | ヴィアーレ落語会

仕事に追われて、久しぶりの落語会・・・・
嫁さんと一緒に会社の近くのヴィアーレへ・・・
精選米朝一門会の趣き、楽しみですな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
東日本最大地震のチャリティ落語会として、開催。ヴィアーレの広報の責任者が
ご時勢だけに一番太鼓のの前に気をつかってのご挨拶。

一、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・「商売根問」

鳥とりで、雀、鶯でガタロがでてきて、「鷺とり」ではなく、「商売根問」。
でも、ガタロで終了・・・。吉坊で聴いた、野菜を売る売り声、
「茶っ栗柿、麩っー」のフレーズが忘れられない。

次節柄、遠慮がちにはじまった、佐ん吉さんでしたが、さすが米朝一門会の前座
緊張した会場をほぐすのに充分なる、安定感のある高座でおました。

二、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・「ちりとてちん」

今だ、TVの「ちりとてちん」のマクラで。そのあと朝ドラは良いのがありませんなと、
でもこのまえの「ゲゲゲの女房」と今の「てっぱん」は、結構人気があるみたいですが・・・。

演目は、マクラ続きでそのまま「ちりとてちん」へ。
口笛は出るし、外人のような大きなジャスチャーも入るし、
聴きなれただけに、食傷気味。

まさに、やり過ぎて、ご自分では「てっぱん」と思いきや
ぼちぼち賞味期限がきていると感じるのは、私だけでしょうか。


三、桂塩鯛・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

鯛襲名後、貫禄がついて、どっしりとしていながら、三両、五百両を貰う
油屋の表情で遊ぶ。でも、お天子さんのところでは、あまり縁がないので、
こんなもんですがと、断りをいれるなんぞは、塩鯛さんの良心が見える。

何か、笑福亭とだぶる、どっしりとした塩鯛さんの「はてなの茶碗」でおました。


四、桂九雀・・・・・・・・・・・・・・・「公家女房」

眼鏡をかけての登場。古典落語ではないなぁと、思いながらはじまったのが、
やもめに嫁さんを世話する、「持参金」、「延陽拍」、「ろくろ首」、「不動坊」か
いや、これが九雀さんの十八番「公家女房」か・・・。

さすがに「父は元京都の産にして・・・・・・たらちねの胎内を・・・・・成長ののち
これを改め延陽拍ともうすなり」はズボットなし・・・いうてしもたら延陽拍に
なってしまいますもんなぁ。でも、随所に改作のおもしろさが散りばめてあり、
後半の出入りの者が芝居がかって、嫁さんに絡むとこなんぞは楽しめる。

よね吉さんで出会う前に、本家本元の九雀さんで聴けたのは、
本日の大収穫でおました。


五、桂ざこば・・・・・・・・・・・・・「一文笛」

CDでは、たまに聴いているが、生のざこばさんの「一文笛」は初めて。
かつて、兄貴が秀を諭すところで、ざこばさん、何度も感極まって自分が泣いて
途中で下りたとか。

スリというのが、職人業として成り立っていたというのが
昭和の匂いを感じさせる。

「何で、銭出して買うてやらへんねん。」「それが、ぬっすっと根性というもんや」
私も年ですな、この辺あたりで、ジーンとしてしまう、今日この頃でおます。

「子は鎹」、「厩火事」に続く十八番「一文笛」、やはりよろしいな。


本日は、全員十八番と言えるネタのオンパレードで、
一緒に行った嫁さんも寝ることなく楽しんでいましたし、
久し振りの落語で、ちょっと元気を取り戻した、ごまめでございました。

ああ、それと、久しぶりに、「落語日記」さんに会えて、ほっとしましたが。
一月に奥さんを亡くさられ、先週喪が明けられたとことか、
普段も物静かな、Ⅰ氏ですが、いつもに増して言葉少なめ、
早くお元気になられるよう、「笑い」にお誘いして、
今度はじっくりお酒でも飲み交わそうと・・・・。



ヴィアーレ落語会~あづち亭
2011年3月19日(土)午後3:00開演

一、桂佐ん吉・・・・・・・・・・・・・「商売根問」
二、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・・・「ちりとてちん」
三、桂塩鯛・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」
仲入り
四、桂九雀・・・・・・・・・・・・・・・「公家女房」
五、桂ざこば・・・・・・・・・・・・・「一文笛」

11-09-38


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あれれ・今日はヴィアーレ落語会か

2010-09-26 23:05:11 | ヴィアーレ落語会
今日は、会社近くのヴィアーレホテルでの落語会ヘ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
大阪ヴィアーレホテルの外観。
秋の気配の日曜日、日頃の繊維の街もさわやかに静か。

350名の満員・・・・なんとお席は、抽選、ようできたシステム。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


一、桂二乗・・・・・・・・・・・・「子ほめ」

いつものキャッチフレーズ、「京都の二乗の、四畳半に住んでる二乗が、
・・・、本日はヴィアーレに、参上」と、バージョンアップ。

子ほめも、番頭さんとの出会い後は、カットして
家に寄ってから即、竹やんの子をほめに。
きっちりと時間内に、しっかりとまとめる。

今日は、髪型も変ったようで、羽織を着ての登場だけに、
舞台姿も、噺っぷりも、米朝一門の気品さが出てきましたで。


二、桂よね吉・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」

出てくるなり、携帯電話の注意を、再度・・促がす。
後で聞いた事だが、昼の高槻で、千朝さんの「一文笛」の最中に鳴り、
しばらく鳴り止まなかったとか・・・人情噺の最中は辛いですな。
(後で演じられた雀々さんの「代書」では、ご本人さんがうるさいので
さほど堪えませんが、
雀松さんの「星野屋」の難波橋への心中の道行きでは最悪でおますな)

マクラは、某大阪の廉価てっちり店の話しから、「ふぐ鍋」ヘ
昨年より、よね吉さん、350名の多くのお客様相手に、
いつもより、しぐさが大きめ、何か、兄弟子の吉弥さんとダブル。

よね吉さん、今秋冬、最初の「てっちり」、じっくり、味わせてもらいましたで。


三、桂雀松・・・・・・・・・・・・「星野屋」

雀松さんの、お手掛けさん、お花さんが、かわいい。

怪談噺にも、刃傷沙汰にも、なる噺だが、大旦那の懐の深さと、
憎めない女のしたたかさを、雀松さんのさらりとした優しさで、
ほんのりとした愛情に満ちたラブコミックに仕上げている。

でも、相手の気持を確かめようなんて、決してしてはあきまへん。
どちらの答えがでても、お互い、後味の悪いものでおます。


四、桂米左・・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」

大阪市互助会主催のこの舞台に、立つ資格があるのは唯一自分だけ。
と言うのは、大阪市在住は私だけで、最初の二人なんか、京都でっせ。

今週は、彼岸中で、繁昌亭でも、「天王寺詣り」の競演をしていましたが、
米左さんも、調度、昨日出番で、「天王寺詣り」を。
私は、聞いた中では、坊枝さんと、鶴志さんのんが好きですが。

天王寺さんの境内の縁日風景で、
円山公園の見世物小屋で覚えた、「親の因果が子に報い・・・・・」の口上を
いれる・・・・これが、言いたくて、今日、「天王寺詣り」をやりましたが、
目標達成しましたので、あとはおまけ、あとしばらく、3分の辛抱と・・・。

引導鐘をつくと、「クァーン」の、クロの声・・・、


五、桂雀々・・・・・・・・・・・・「代書」

四ツ橋線の「メンタムおばさん」、地下鉄梅田駅の「取り消しダッシュばばぁ」
梅田の歩道橋の「なぞなぞおじさん」のマクラで・・・雀々さんのエンジン全開。

中入りの休憩の時、今日は雀々さん、「代書」あたりかな・・・と言っていたら
大当たり。・・天王寺続きで無ければ、「鷺とり」もありと考えたが、・私は予言者か。
今週、宝くじ、買おう・・・っと。

雀々さん、もちろん、師匠枝雀さんの「代書」
「ポン・・・でーす」、「せいねんがっぴ(生年月日)」、「留めー」と
春團治師匠の「代書屋」とは、まるっきりべつもん。

でも、大爆笑、今上方で、笑いの大きさでは、雀々さんが一番でしょうな。
と言うことは、枝雀襲名の一番手は、芸風継承という点では
雀々さんで決まりでおますな。

本日の、落語会、演者も、演目も、季節感も、笑いの質も、
すべてが程よく、網羅された、完璧なる落語会・・・・誠に良ろしおましたで・・。
感謝・・感謝。


大阪ヴィアーレ落語会・あづち亭
2010年9月26日(日)午後3:30開演
本町・ホテルヴィアーレ

一、桂二乗・・・・・・・・・・・・「子ほめ」
二、桂よね吉・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」
三、桂雀松・・・・・・・・・・・・「星野屋」
仲入り
四、桂米左・・・・・・・・・・・・「天王寺詣り」
五、桂雀々・・・・・・・・・・・・「代書」

10-46-201


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする