ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

2019年・ごまめの落語・・・BEST30

2019-12-31 05:06:07 | 年間BEST・・・・
2019年・ごまめの落語・・・BEST30

今年もなかなか行けず、都合39回・170演目の落語などと出会い。
近くの落語会が多く、「呂好勉強会」「アーバン落語in堺筋本町」「ヴィアーレ」
「和泉ワンコイン」など・・・でも、東京の「圓朝祭」へ鶴二さん追いかけて、応援に。
今年は、松之丞さん、三回七演目、勢いのある芸はよろしおます
来年は、伯山襲名。

例年のごとく、一人の噺家さん、ベスト、一演目にしております。

1、笑福亭鶴二、「女の子別れ」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目

最高、最高、最高の高座。  東京の大舞台の高座。
緊張の分だけ、鶴二さんの落語は締って、爆発。
これほど本格的な落語やる噺家、大阪に、笑福亭におられるとは
東京の方、びっくりでおますやろ。

2、柳家権太楼、「心眼」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目
良かったですな、権太郎さんの「心眼」。
目が見えないとみえるもの、目が見えると逆にみえないもの。
人のこころとは、いかに卑しいものか・・・・・・。

3、神田松之丞、「安兵衛の掛け付け、婿入り」・・・(8・18)〜松之丞独演会

今年、たくさん聴いた中での一番はこれ。
安兵衛の掛け付けと婿入りをくっつけて長編に・・・勢いと笑いがあって好き。


4、笑福亭生喬、「百年目」・・・(5・6)〜リスペクト兄弟会

よろしおましたな、師匠のを彷彿させる生喬さんの「百年目」。
旦那の云われ、栴檀のくだりでキマリですな。


5、桂南天、「いたりきたり」・・・(5・4)〜南天・雀喜の奉天落語会

d大師匠、枝雀さんの作。「ねがったり、かなったり」
哲学的なこんなとこ、好きですな。

6、ナオユキ、「スタンダップ・コメディ」・・・(4・14)〜わもん寄席

あのナオユキさんの“つぶやき”を40分も聴けるなんて、幸せの限り・・・。

7、桂雀太、「代書」・・・(3・10)〜質屋寄席

今、「代書」といえば、雀太さん。三代目、枝雀さんとも違う。
上手な落語より笑える落語とは、雀太落語の真髄ですな。


8、柳家喬太郎、「紙入れ」・・・(6・9)〜柳家喬太郎独演会

喬太郎さんの女将さん、色っぽい。いやらしい妖艶さ。
これぐらいの官能さなければ・・・「ねぇ、新さん〜」。

9、柳家三三、「お血脈」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目

筋があって無いような噺。
噺家の実力、センスが発揮された三三さんの「お血脈」


10、桂九雀、「茶の湯」・・・(1・31)〜アーバン寄席in堺筋本町

良かったですな、九雀さんの「茶の湯」。古典を継承しながらモダンに味付け。
スマートに笑いのセンスを加えていく。

11、笑福亭松喬、「抜け雀」・・・(5・6)〜リスペクト兄弟会

先代松喬さんのDNAが形違えど随所に伝わってくる芸。

12、笑福亭呂好、「箒屋娘」・・・(12・21)〜呂好辞苑①

呂好さんのニンにあっている。登場人物のキャラが活き活きと輝いている。
呂好さんも、キラキラ輝いている。

13、桂吉弥、「試し酒」・・・(9・16)〜ヴィアーレ落語会

吉弥さんの権助さん、良かったですな。呑むところの仕草、
丁寧にやればやるほど、噺が締まりますな。


14、桂雀五郎、「けげんしゃ茶屋」・・・(11・27)〜船場で落語

この嫌味な噺。雀五郎さんならではの、さじ加減味加減、よろしいな。



15、桂文華、「井戸の茶碗」・・・(2・25)〜船場寄席

一本気な文華さんと相まって、気持ちよくできればこう生きたいと思う噺。
よろしいな文華さん。


16,桃月庵白酒、「馬の田楽」・・・(3・12)〜鈴本演芸場三月中席

声のメリハリ、言い回し、風格あるが滑稽さもたっぷり。


17、桂坊枝、「天王寺詣り」・・・(3・10)〜質屋寄席

よろしいな。天王寺さんのガイドブックでおます。お彼岸の一席。


18、柳亭市馬、「道具屋」・・・(7・11)

大看板の真打さんが、間の出番で。15分ですが、噺のおもしろさは凝縮。
こんな雰囲気が、定席寄席のおもしろさですな。


19、笑福亭呂鶴、「三人上戸」・・・(12・21)〜呂好辞苑①
弟子の晴れ舞台、ゲストの師匠も嬉しそう。
弟子には、まだまだ負けられんと元気いっぱいの高座。


20、桂千朝、「鹿政談」・・・(4・29)〜ヴィアーレ落語会

三都の名物、奈良の名所から奈良の早起きの長いマクラから、
米朝一門の格調高い「鹿政談」へ。



21、松旭斎天蝶、「浮かれの蝶」・・・(2・24)〜笑福亭鶴二独演会

手品の名門「婦天斎」のお家芸「浮かれの蝶」。
良いもの、本物は、感動を生みますな。


22、桂雀三郎、「野崎詣り」・・・(4・29)〜ビアーレ落語会

三代目とは違った、雀三郎さんの味付けたっぷりの「野崎詣り」
違うアングルで撮った映画みたいでおます。


23、笑福亭伯枝、「へっつい盗人」・・・(8.17)

泥棒に出るまでのくだり、たっぷりと。
病み上がりの伯枝さん、お身体、お大事に・・・・。


24、笑福亭銀瓶、「宿題」・・・(10・14)〜ロコウ・モーション

今や多くの方が手がける「宿題」。
銀瓶さんの十八番というべきおもしろさですな。


25、桂米團治、「稽古屋」・・・(4・29)〜ビアーレ落語会

日本舞踊の仕草たっぷり入っての見ごたえたっぷりの独特の「稽古屋」に。


26、音助、「権助の芝居」・・・(7・14)〜圓朝祭・二日目

圓朝祭の開口一番を任されるぐらいの上手さ、充実の高座。
初めての演者、初めての演目、との出会い、よろしいな。


27、林家菊丸、「湯屋番」・・・(7・29)

今年、話題の吉本興行所属の菊丸さん。この日も会社との面談があったそう。
吉本で一押しの落語家さん、実力発揮ですな。


28、英華、「女道楽」・・・(12・21)〜呂好辞苑①

どんと節から最後は踊りの「かっぽれ」を・・・。
色っぽいし、いつまでもお若く、お洒落ですな。


29、桂華紋、「ふぐ鍋」・・・(3・10)〜質屋寄席

華紋さんの十八番、上手いの一言。嫌味がなくさらりとしているが、
滋味のある味。  師匠の良いとこ、盗んでますな。


30、笑福亭智丸、「西行・鼓ヶ滝」・・・(12・21)〜呂好辞苑①

よろしおましたで。詩人疋田龍之介さんらしい、和歌にまつわる一席。

今年、一年、“ごまめ〜の〜いちょかみ”をご覧いただきありがとうございました。
来年も、いっちょかみ、らしく、“落語”、“読書”、“うどん”
そして“暇活”として、更に色んなものにいっちょかみしようと思っています。

来年の、初笑いは1月5日繁昌亭“らくごなう”の予定です。


皆様、良いお年をお迎えください。
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2019年・ごまめの本の少し・BEST30(下期)

2019-12-30 13:14:15 | 年間BEST・・・・

「短歌ください・vo3」・穂村弘
(2019.07.11)

「短歌ください」の最新版。短歌をかじりだしてから、
この本に掲載されてる歌の切り取り方に感心。
私との、次元の違いに、逆に打ちのめされる状態で・・・・・・。


「達人シングルが語る・ゴルフ上達の奥義」・山口信吾
(2019.07.01)

アマチュアのシングルプレイヤーのお話。
それも関西のゴルフ場をホームコースにされている方が多く親しみを感じる。
ブログには、13の気になること、実行したいことを書きましたが、読み返すと何一つ実行されていませんでした・・・・反省。


「つぎの物語がはじまるまで」・天野慶
(2019.08.10)

「ウタノタネ」で短歌づくりでたまに読み返している、天野慶さんの歌集。
牛隆佑さんと共に、NHK短歌のテキストの歌人紹介のコーナー担当。
身近に感じる、歌人さんのお一人です。


「ブとタのあいだ」・小泉吉宏
(2019.08.12)

小泉吉宏さんの本。人の心のあり方。「ブ」と「タ」の間に何があるか。
「表」と「裏」、「右」と「左」、「好き」と「嫌い」、の間に何が・・・
何も無いと言えば無いし、あると言えばあるし。
それを見極めるには、こうあるべき、こうすべき、と決めつけないこと。

「辺境ラジオ」・内田樹・名越康文・西靖
(2019.08.20)

ラジオの深夜番組「辺境ラジオを文字化したもの。
「この番組は、アメリカや中国ではなく日本、東京ではなく大阪、
テレビではなくラジオ、すなわち中心ではなく端っこだからこそ見える
ニュースの本質を語りあう番組です」。をコンセプトに作成。

立ち位置がはっきりしている分、清々しいです。

「きみの言い訳は最高の芸術」・最果タヒ
(2019.0917)

最果タヒさん、初めて知ったお方。  随所にはっとする言い回しフレーズがある。
もともと詩人さん。言葉を操る。・・・・・・言葉はきみの生中継。
刺激になるお方発見です。

「たとえる技術」・せきしろ
(2019.10.01)

「たとえる」と、一瞬にして、目の前の世界が変わる。
短歌をかじりはじめて、表現の幅、ボキャブラリィの無さに焦っている日々。
そんな悩みを解決してくれそうな、せきしろさんのこの本。
本棚に入れるのではなく、机の傍に置いて、辞書代わりに手垢がつく本に
なりそうです。

「妄想国語辞典」・野澤幸司
(2019.11.05)

言葉のもっている世界の拡がりを感じさせてくれる本。
短歌にも、落語にも、つながる、クスリと笑える本。
言葉の後に続く「意味」、これってまさにオチであります。

「たましいのふたりごと」・川上未映子・穂村弘
(2019.12.02)

このまえ、toibooksで買った本。
川上未映子さんと穂村弘さんが、78のお題について語りあう。
未映子さんの自由さが全編に凛とした風を起こす。


「コンビニに生まれかわってしまっても」・西村曜
(2019.12.08)

西村曜さんの歌集。
才能が満ち溢れている歌ばかり、すごく日常に寄り添いながら、
視点の違いでこれほどまでに、新鮮に風景が見えてくる。

“SHIGA TANKA”でお会いしました。
才能、センス、輝いておられる素敵な方でした。

「これはただの」・千原こはぎ
(2019.12.10)

大好きな歌人。・・・・・・千原こはぎさんの最初の歌集。
せつない恋の歌、それも受け身で、揺れ動く心の襞を詠う。

実際、ご本人さんに会って、思い通りのふわりとした女性、
ますます歌が染みてきます。

大好きなこはぎさんの歌
背伸びしてすべての窓にカーテンを掛けて始まるひとりの春は


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

明日は、「2019年・ごまめの落語・BEST30」でおます。




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2019年・ごまめの本の少し・BEST30(上期)

2019-12-30 06:07:08 | 年間BEST・・・・
「神様の住所」・九螺ささら
(2019.01.03)

“九螺ささら”さん、独特の感性と手法で、短歌にアプローチ。
一見難解にうつるが、足湯のごとくゆっくりと馴染んでくる。
不思議な短歌、オンパレードです。

「上方らくごの舞台裏」・小佐田定雄
(2019.01.10)

小佐田定雄さんの「裏舞台シリーズ」の枝雀、米朝、に続いての第三弾。
今回は演目は、精選38と定番の演目ではなく、ちょいと捻ったもの。
「お囃子さん列伝」では、歴代のお囃子さんから、現役のお囃子さんまで紹介。
師匠とお弟子さんの関係が解かって、スッキリ。

シリーズのなかでは、個人的には一番のお奨めですな。


「無私の日本人」・磯田道史
(2019.01.14)

「無私の日本人」、私利私欲の為ではなく、人の為に生きる。今も政治家さんには
是非読んで、爪の垢でも煎じて欲しい。

「正直」、「誠意」、「浄化」、「利他行」、「感謝」、「先他後私」などの我が国にあった
良き倫理道徳は何処へ・・・。「日本人の幸福」とは・・・・。

日々の暮しを考えさせられる本でおます。

「しびれる短歌」・東直子・穂村弘
(2019.02.06)

東直子さんと穂村弘さんの短歌について・・・。二人がお互いに真似をして相互に
歌を詠みあうのですが、穂村さんが東さんをまるっきり真似すると、当たり前だが本人のよりもずっと見劣りしてしまう。
30%味付けが入っているのがわかるけど、それを抜くと歌全体がダメになってしまう。
その30%がその人の味。歌風、作風、なんでしょうな。
私の歌には、その風、匂いが吹いているのかきになるとこです。
大事に、大事に、詠む時に読み返す本できましたな。


「神田松之丞・講談入門」・神田松之丞
(2019.02.16)

講談界の救世主の呼声高い、神田松之丞さんの本。
今回この本を読んで、漠然としていた講談の知識が気持ちよく整理されていく。
本の半ばに松之丞さんの持ちネタの解説があり、これから講談に接する度に、
この本を広げなければと、机の横の棚に・・・・・。


「家族の歌」・河野裕子・永田和宏・その家族
(2019.03.07)

歌人一家の本。元々は産経新聞の「お茶にしようか」に連載。
始まって、河野裕子さん、乳癌を再発、科学治療を行う。
家族の死を見つめながら、気遣いと思いやり、優しさが入混じっての歌が沢山。
短歌って、日頃言えない、思いが・・・・。  31文字にちらりとみえる。

「デザインのひきだし」
(2019.03.19)

編集者の津田淳子さんが紹介されているNHKの番組を見てこの本を知り、
ネットで、4200円の定価の倍以上で買った本。
ものづくりに携わる者としても、こだわり、創意工夫、挑戦、熱意などヒシヒシと伝わる本。
心の支え、バイブルの様な本でおます。

「あの人  この人  いい話」・文藝春秋編
(2019.03.25)

「オール読物」の連載で「ちょっといい話」を再編集したもの。
山川静夫さん、山根一眞さん、水口義明さん、矢野誠一さん、の四人が書かれており、芸談というか、人の魅力の良いばかり、昔の芸人さんって、粋でおましたな。

「藤田嗣治・異邦人の生涯」・近藤史人
(2019.04.23)

藤田が修行していた頃のパリは、ピカソ、モディリアニ、マチス、ルノアール、
世界の画家が集まる1920年代。
遠く離れたパリで、時代の寵児とモテはやされたが、日本の画壇からは決して良い評価は得られなかった。
「乳白色の肌」と評される嗣治の絵、是非見たいものですな。


「これから泳ぎにいきませんか」・穂村弘
(2019.04.15)

大好きな穂村弘さんの本。
なかなか買えなくて「きっとあの人は眠っているんだよ」と二冊一緒に。
読書感想、書評集ですが、凄いのは、本の粗筋を追いかけるのではなく、
その中の一カ所、ひとつのことについて、掘り下げて書いている。
フォーカスの当て方に感心して読んでいると、いつの間にか読了でおます。

「食う寝る座る 永平寺修行記」・野々村馨
(2019.05.07)

一般のサラリーマンが30才の時、突然出家し雲水として、曹洞宗大本山永平寺にて一年間の修行生活に・・・・。
日々繰りかえす単調で平凡なことこそ、人間が気づかなければいけない真理がひそんでいると・・・・・。

「寄席の世界」・小沢昭一
(2019.05.14)

あの小沢昭一さんが、落語家、講談師、浪曲師、漫才師、小屋の支配人と、
芸に関することを対談方式で掘り下げていく。


「牧水の恋」・俵万智
(2019.05.23)

牧水の時代は、こんな好き好きのストレートの恋歌、短歌で良かったのか。
牧水の歌・・・好きです、好きです、ヨシコさん(三平風)。
全編、ラブレターのごとく、のぼせあがった歌・・・一辺倒に思える。


「夜にあやまってくれ」・鈴木晴香
(2019.06.11)

あの短歌好きには堪らない“葉ね文庫”へ行って購入した本。
5月の「借り家」の歌会でご一緒した鈴木晴香さん。
一見クールに見える美人さんだが、どこかホットな心情が見え隠れする。

「イタリアン・カップチーノをどうぞ」・内田洋子
(2019.06.18)

大好きな内田洋子さんのデビュー、エッセイとも言える本。
今から25年前、その後25年間。その間の内田さんの充実度は凄い。
歴史、人間関係、その両方を経糸と横糸として紡いでいく・・・・・。



「イタリア発イタリア着」・内田洋子
(2018.06.18)

続いて、内田洋子さんの本、最新文庫出版本。
内田さんがイタリアでの生活の基盤を築いてこられたか、
細切れに紹介されている。

「四千文字ゴルフクラブ」・佐野洋
(2019.06.25)

ゴルフとは不思議なスポーツ。
この本には、ゴルフプレイヤーにまつわる、人生の機微のハナシが
27ホール分書かれている。
たかがゴルフというべからず、ゴルフはそのプレイに人柄そのものが出てきますから・・・おもしろおますな。









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ごまめ自家製蕎麦(15)〜2019.12.29

2019-12-29 13:13:13 | うどん・蕎麦・そうめん
ごまめ自家製蕎麦(15)〜2019.12.29

今日は、蕎麦を茹でて、ととろぶっかけに・・・。
昨日作った、きのこのソテー煮を載せて・・・・。
蕎麦となると、ぶっかけよりも、つけ汁のざるで食べた方が
出汁が効率よく味がしみて美味しいですな。

先人の知恵、食べ方はうまさ追求の結果ですな。

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2019年・ごまめの本の少し・BEST3

2019-12-28 17:32:21 | 年間BEST・・・・

2019年・ごまめの本の少し・BEST3

今年は、丁度100冊読了。

☆五つが、三冊。   ☆四つが、二十八冊。
☆四つは、ジャンルも違うし、本それぞれの感動も違うので、
今年から、順位づけはやめて、単に読了順に並べることにしました。

それぞれ、多いので、上期と下期に分けさしていただきました。

100冊の内29冊が短歌の本。
あと言葉に関する本、ジャンルがまるっきり違うのにゴルフの本。
そして一番は、原田マハさんや近藤史人さんの美術に関する本。
大阪の近代建物の本など、色んな拡がりをみせております。

会社の近くの“toibooks”さんとの出会いも、今年の大ヒット。
既に数人の新しい作家さんの本を購入、
セレクトショップとの繫がりで、新しい自分、発見です。

では、今年の、ごまめのBEST・3の発表です。

更に詳しく、ご覧になりたい方は、  blog.goo.ne.jp/momomeiai  へ。

BEST・1
「本の虫の本」〜林哲夫・能邨陽子・荻原魚雷。田中美穂・岡崎武志
(2019.1.22)

本好きの虫、5匹集まって、本の世界にまつわるキーワードをきままに解説。
本好きには、たまらない古本、新刊、書店、装幀、最後には古本にまつわる埃まで。

“犬耳”、“ショトン(書豚)”、“スピン”、“ゲタとイキ”、“スリップ”、“猫”、“面陳”
“せどり”、“ききめ”、“ツブシ”、“帯と函”、“ききめ”、“青木まり子現象”、
“ZINE”、“背表紙”、“古書組合未加入”、“古本の埃”、“ビニカバ”・・・
すべてお解りの方、正真正銘の「本の虫」認定です。

本好きの方には、たまらない本でございます。

BEST・2
「ジヴェルニーの食卓」・原田マハ
(2019.07.25)

今年数回、美術館へ。東京国立西洋美術館で買ったのがこの本。
画家の世界を、文学、言葉で描きながら、ここまで興味深く読ませるとは。
芸術を志す者、技術もセンスも、縁故も、後ろ盾も必要だろう。
志を同じくする仲間や経済的援助、発表する場も必要、でもほんとうのところは
芸術家自身の精神力がいちばん重要だと・・・・・・・。

原田ハマさん、令和元年、興味深い作者と出会いましたで・・・・。

BEST・3
「モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語」・内田洋子
(2019.03.05)

大好きな内田洋子さんの本。イタリア、トスカーナ洲のモンテレッジオという
山村から、本を担いで旅に出た人たちがいた。
1858年の村の人口が850人中、71人が職業は本屋と・・・・・。

「その人にあった、読んで心が豊かになる本を勧めるのが本屋の役目」
本が本を連れてくる。一冊の本が、次に手にする本を示してくれる・・・
無限の拡がり・・・・本を読むとの、原点を感じますなぁ。

残り、☆四つは明日、アップします・・・・・。
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ごまめ自家製うどん・(14)〜2019.12.28

2019-12-27 21:23:09 | うどん・蕎麦・そうめん

ごまめ自家製うどん・(14)〜2019.12.28

今日から、9連休。

大阪へも出ないので、家での食事が中心に、
ということは、ごまめ自家製うどんが沢山、登場しそう。

まずは、けいらんうどん。
具は、最小限に味付けお揚げとかまぼこを入れて、
片栗粉でとろみをつけて、そこへ溶き卵を・・・・。

おろし生姜だけは、たっぷりと載せました。
冬の寒い時には、イケますな・・・・・。


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KONA×MIZU×SHIO・南本町〜2019.12.26

2019-12-26 21:17:56 | うどん・蕎麦・そうめん
KONA×MIZU×SHIO

久しぶり友人を誘って、KONA×MIZU×SHIOさんへ。

カレーうどん

いつも、皆さんが美味しそうに食べておられたので、
“カレーうどん”を、もちろん“うパン”も一緒に・・・・。
サラサラ感のあるスープカレー風、でも食べるとスパイスの良く
効いていて、旨みのあるある出汁に途中で何度もお出汁をすする。

もちろん、うどんはもちもち・・・・うどんだけでも食べたくなる。
“うパン”を浸すと、また旨い・・・
リゾットというのもあって、ごはん入れるんでしょうね。

おみやげに買った“うパン”

この店の楽しみの一つ、帰ってからの“うパン”

イチジクと・・・・・のパン

ワインと一緒に、食べたくなる。
じっくり味う、大人の味。

甘栗のパン


まるで、カフェ・・・


KONA×MIZU×SHIO
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短歌の詰め合わせ〜東直子・若井麻奈美

2019-12-26 05:05:05 | 本の少し
 ☆☆☆

今年100冊目の本。
今年も、短歌絡みの本、たくさん読みました。
これも、東直子さんの厳選短歌集・・・この様なアンソロジー本は、
新しい歌人に出会うにはもってこい。

今一番大切にしているのは、
「短歌タイムカプセル」と「桜前線開架宣言」と「食器と食パンとペン」。
この様な、色んな歌人との出会いができる本、増やして欲しいですな。

途中にある、短歌の歴史は、明治、大正、昭和(初期)、昭和(中期)、昭和(後期)
と流れを改めて整理できたのですが、もうすぐ、令和、というジャンルが
できるんですな・・・・私好みでいうと、俵万智さん以降でないと
受け入れないようです。

来年は、自ら、課題を設定して詠んでみようかと・・・・・。
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丸万・阿波座〜2019.12.24

2019-12-24 20:18:30 | うどん・蕎麦・そうめん

肉うどん

でも、もやしに豆腐、揚げ餅にとろろ、そしてお肉
これが、豚肉・・・・大阪で豚とは稀でおます。

具沢山で、あの肉うどんのシンプルさは無し。
うどんも細もあるんですが、これは普通の太さ。
讃岐でもなく、大阪のつるつるでもなし、
一昔前の、おうどん・・・・あるめん、懐かしさを感じるうどんかも。

丸万・阿波座〜2019.12.24
玄関は、暖簾がかかっており、小料理屋の風情。


メニュ―の左半分

いたって、良心的なお値段。

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騎士たちの一番ホール~夏坂健

2019-12-24 05:06:07 | 本の少し
 ☆☆☆

たかがゴルフ、されどゴルフ。

単なる、ゴルフ物語なんですが、ゴルフ好きにはもちろんですが、
それ以上に、この本が引きつけるのは、ゴルフそのものが人間模様だからでしょう。

例えば、
「相手のスコアはたちまち忘れるが、相手の性格は生涯忘れない」
「このゲームには、二種類の人間しか存在しない。
また
一緒にプレイしたい人種と、もう二度と一緒に回りたくない人種だ」

いかに、隠そうとも、人柄は赤裸々に露呈される。
それだけに、紳士のスポーツと言われるだけあって、
ゴルフでの振る舞いは欲との闘い、自分を律するところからはじまるようです。

まあ、あと何年できるか解りませんが。
心穏やかに、闘争心をもちながら、
我との闘いにチャレンンジしたいものですな。

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ごまめ自家製うどん・(13)〜2019.12.22

2019-12-22 16:55:09 | うどん・蕎麦・そうめん

ごまめ自家製うどん・(13)〜2019.12.22

おでんうどん
昨夜のおでんを活かした、おでんうどん。
初めて作ったが、大成功。
具沢山で、食べごたえもあって・・・これはイケますな。
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呂好辞苑①〜2019.12.21

2019-12-21 21:21:21 | 笑福亭呂好
呂好辞苑①〜2019.12.21

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」

呂好辞苑とうたっているが、まさに独演会の様相。
客席は信者とも言えるファンの期待で二階席まで熱気ムンムン。

入門して、12年・・・ええ、噺家さんになりましたな。

季節柄、冬の噺「ふぐ鍋」を・・・。
大橋さんがでてくるなら、染丸系の流れか。

いたって、オーソドックスに演出、嫌味も何もなく、
それでいて、ほっこりと鍋の湯気が感じられる。

呂好さんの良さ、噺が真正面から入ってくる、
この生真面目さが、大好きでおます。

二、笑福亭智丸・・・・・・・・・・・・・「西行鼓ヶ滝」

よろしおましたで・・詩人疋田龍之介さんらしい、和歌にまつわる一席、
今迄聞いた、智丸さんの噺のなかで、飛びぬけて最高によろしおます。

伝え聞く鼓ヶ滝に来てみれば沢辺に咲きし白百合の

音に聞く鼓ヶ滝にうちみれば沢辺に咲きしたんぽぽの

さて、皆さんはどちらがよろしいですか・・・
夏井いつきさんになったつもりで

最後の、白百合とたんぽぽは鶴光さんのとは逆に入れ替えたようで、
智丸さん、一般の人に解り易いようにと詩人らしい気遣いですか。

智丸さん、詩人の視点で「道灌」や「ちはやふる」など和歌につながる落語、
新解釈でご披露していただきたいですな・・・・。

三、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「箒屋娘」

この噺、まことに呂好さんのニンに合っているというか、
若旦那の人の良さ、箒屋の娘、チョカの丁稚の定吉といい、
登場人物のキャラが活き活きと輝いている。

この噺を覚えようとする、その呂好さんの落語感、センスに大いに感心。
善人ばかりがでてくる噺、いつか「井戸の茶碗」を聴ける日が待ち遠しいですな。

四、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・・・・・「三人上戸」

ゲストででてきた、呂鶴さんも嬉しそう。
お酒のお噂をと、「三人上戸」を、大きな声で、老練さではなく、
元気の良さだけでも弟子には負けへんと・・・・元気いっぱいの高座。

呂竹、呂好、呂翔、三人のこれから成長、活躍、楽しみですな。

五、内海英華・・・・・・・・・・・・・・・「女道楽」

これまた、豪華な色物ゲストさんで、英華さん。

どんと節から、都々逸、最後は踊り「かっぽれ」を・・・・・。
色っぽいし、お洒落やし、かっこいい。

一度、英華さんのトロンボーン聞いてみたいですな。


六、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「だんじり狸」

小佐田定雄さんの作、だんじり好きの師匠へのお礼方々の一席か。

これもまた、子供の絵本を見ているような、ふんわりとした噺。

幕が降りてからも、しばらくだんじり囃子がなっていて、
お客様もせき立たずに聞いて、鳴りやんだら一斉に拍手。

この状況が生まれるどうかが、この噺の成功、不成功のバロメーターですな。
ということで、今夜は、大成功でおました・・・・・。

これからも続く、「呂好辞苑」、第一回目に立ち合えたのは幸せでおます。
次回が待ち遠しいですな・・・・・。

呂好辞苑①
2019年12月21日(土)午後6:00開演
天満天神繁昌亭

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「ふぐ鍋」
二、笑福亭智丸・・・・・・・・・・・・・「西行鼓ヶ滝」
三、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「箒屋娘」
四、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・・・・・「三人上戸」
仲入り
五、内海英華・・・・・・・・・・・・・・・「女道楽」
六、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「だんじり狸」
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ごまめ自家製うどん・(12)〜2019.12.21

2019-12-20 13:14:15 | うどん・蕎麦・そうめん
ごまめ自家製うどん・(12)〜2019.12.21
☆☆☆☆

カレーうどん

太めのうどんを別に茹でて、その上に朝のスープにレトルトの
カレーうどんの素を溶かし込んでかける。
九条ネギを最後に載せて完了・・・・・・・旨い。

カレーとスープカレーの丁度間ぐらいのとろみ感。
飲むカレーとすれば、これぐらいがうどんも食べ易い。

朝のスープの、サツマイモ、プチトマト、プチ角の大根に枝豆など
具だくさんんで、食べていて口のなかで微妙に食感と味が違うので
飽きることなく楽しめる・・・・・・ある面、贅沢な一品でおました。

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ひろひろ・堺筋本町〜2019.12.20

2019-12-19 13:13:13 | うどん・蕎麦・そうめん
ひろひろ・堺筋本町〜2019.12.20

昨日は、病院の帰り嫁さんんと元気づけに“明月館”で、
豪華に焼肉ランチを・・・・キムチを食べすぎ、胸焼けが・・・・。

そこで、今日はあっさり、うどんんで堺筋を越えて
“ひろひろ”さんへ。

肉きつねうどん

リーゾナブルな値段で、きつねと肉の両方が味わえる。
ここの、きつね、炊き具合といい、甘からず辛からず、
丁度好きな味付けですな。

こだわりの、ひろひろの“大阪だし”

お出汁は、天然素材のみで、あっさりした中に、深みのある味・・・・
そういえば、いつも、ここのお出汁は飲み干していますな。


案外、ビジュアルな、“ひろひろ”の店頭
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ボールのようなことば〜糸井重里

2019-12-19 05:05:05 | 本の少し
 ☆☆☆

糸井さんにはお世話になっていながら、本を読むのは初めて。

お世話になっていると言っても、“ほぼ日手帳”を
2009年から11年間、使い続けているだけなんですが・・・・。
その手
帳の欄外には、気になる言葉や、にやりとするいいまちがいの一言とか、
書かれていますが、この本、それの延長版みたいなもの。

コピーライター出の糸井さんらしく、言葉に対するこだわり、
感性の切り口には、つくづく感心・・・・すべて、常日頃から興味を
持ち続けている結果なんでしょうが・・・。

世の中にはね、
男と女とコロッケしかいないんだから、
仲良くしなきゃだめだよ。
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