ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

勘三郎荒ぶる~小松成美

2015-09-29 05:05:05 | 本の少し
勘三郎、荒ぶる (幻冬舎文庫)
クリエーター情報なし
幻冬舎

☆☆☆☆

読めば読むほど、勘三郎(勘九郎)さんの早すぎる死が惜しまれます。

伝統の古典芸能でありながら、、
平成中村座、NY公演、コクーン歌舞伎と次々、と「時代の遺物にしてはならぬと、
常に「今」を考え生きた演劇とチャレンジし続けた勘三郎さん。

時代物、江戸の世話狂言、上方狂言、新歌舞伎、そして舞踊と、
多彩に各分野で圧倒的な芸の力をみせる。



歌舞伎役者には爆発的な瞬発力とともに、それを押しとどめる静かな力が必要だと・・。

「観ている方は不思議に思うかしょうが、激しく見える立ち役より、
穏やかな女形の方が筋肉を必要とします。中腰の姿勢をとりながら、
なめらかに流れるように動かなければならない。力を込めて一瞬見せる大きな動きより、
ゆっくりとでも低い姿勢をとりながら持続する動きの方が筋肉への負担をしいる」

このまえ、文楽劇場で花柳の踊りをみたところなので、
「鏡獅子」同様、可憐で優美な「娘道成寺」の舞も過酷な運動量が必要なんだと、納得。

人脈の広さというか、芸を究めたいという一心で、歌舞伎以外の人でも、
良い舞台を創りたいと思えば、垣根隔てなく一緒にやろうと、お声掛けする。

演出家の串田和美さん、野田秀樹さん、現代役者の笹野高史さん、大竹しのぶさん、
、藤山直美さん、柄本明さん、舞台はご一緒してないが、談志さんに鶴瓶さん、
襲名の襖絵を書いた金子國義さん、どんどん思いの大きさだけ人の輪が繋がっていく。



一度も観ずして終わってしまった、勘三郎さんの舞台。

同じ時代に生きながらと、大いに後悔致しております。



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「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」

2015-09-28 22:15:35 | ラジ関寄席



一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「色事根問い」

よろしいな、呂好さん。

「いちミエ、にオトコ、さんカネ、しゲェ、ごセェ、ろくオボコ、
ひちゼリフ、やジカラ、きゅ~キモ、とヒョ~バン」。

このうち、一つでも、二つでも、そなえていたら、おなごにモテると。

呂好さん、まさに、六つも七つも兼ね備えているような好青年。

更に、しゲェを磨けば、とヒョーバン、
ついには、さんカネが後から付いてきてがっぽり。

ますます、二升半でおますな。



二、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・「時うどん」

これまた、よろしいな、喬介さん。

はじけた、喬介さんの「時うどん」、「道具屋」、「狸賽」、「牛ほめ」
どれをとっても、愉しさ満載・・・・。

落語の愉しさ、おもしろさの原点、ここにありですな・・・・。


三、笑福亭学光・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」

前回の「夢八」に続き、大当たり、学光さんの「佐々木裁き」。

四郎吉の無邪気さと、学光さんのほのぼの感が相まって、
一休さんの頓智問答のような、ほんわかとした居心地良い噺に。

次回は、どんな噺に出会えるのか、楽しみですな。


四、桂福車・・・・・・・・・・・・・・・・・「無いもん買い」

一緒に行った連れが、恐そうな噺家さんやな・・・と。

一癖も二癖もありそうながら、そのアクにに嵌ってしまう今日この頃。
ああ、癖になる・・・・・・クワバラ、クワバラ。

普段でも、ほんとに店で冷かしなぶって楽しんでいるような、
福車さんの「無いもん買い」でおますな。


五、森乃福郎・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

京の噺家、福郎さんだけに、茶金さんがピッタリ。

大阪人のギトギトしたとこもなく、いらちでもなく、
おっとりと構えながら、考えた末に言葉になってでてくる様な。

油屋よりも、茶金さんがメインの噺に。

福郎さんの、この何とも言えない独特の余韻は、京ならではどすえ。


「角座月夜はなしの会~大爆笑!ラジ関寄席」
2015年9月28日(月)午後7:00開宴
道頓堀・角座

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・・・・「色事根問い」
二、笑福亭喬介・・・・・・・・・・・・・「時うどん」
三、笑福亭学光・・・・・・・・・・・・・「佐々木裁き」
中入り
四、桂福車・・・・・・・・・・・・・・・・・「無いもん買い」
五、森乃福郎・・・・・・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」




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天王寺ふれあい落語会

2015-09-25 21:37:34 | 落語

天王寺ふれあい落語会

天王寺区商店会連盟主催の落語会。
今回で、19回目。


立見まででる大入り満員の会場。

初めに、連盟会長さんと、天王寺区長さんの、ご挨拶。
それと、進行役の司会は、確か、松喬師匠の奥さんがされていたようで・・・。



一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「時うどん」

良いなあ、呂好さんの落語、・・・・奇をてらったところもなければ、
正統派に淡々と進めていくが、良く出来た噺であればあるほど、
噺に含まれている、落語のおもしろさのエッセンスが直接伝わってくる。

十年後の呂好さん、どんな落語家さんになっておられるのか、
今から、わくわく、愉しみですな・・・・。


二、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・「二人癖」

お近くに住んで居られる遊喬さん、お知り合いも多くおられる地元での落語会。

今日は、6時開場にもかかわらず、4時半から並ばれて、314人のご来場、
座れない人も60人ほど、もっとゆっくり見れる落語会、近くにもありますのにと、
夕陽丘寄席(遊喬、鶴二、福矢、の三人会)の宣伝を・・・・
ほんま、近くでじっくり聴けまっせ。


応援の為に、頂いた夕陽丘寄席(遊喬、鶴二、福矢、の三人会)のチラシを。



噺は、一年に一度の間隔でよく聞く「二人癖」。

話にでてくる、将棋の“裸王”というのは
本当に勝てないものなのかどうなんでしょうか。

まあ、そんなことは解らなくても、愉しめる遊喬さんの「二人癖」でおました。



三、月亭八方・・・・・・・・・・・・「瘤弁慶」

この頃、よく聞く、ブラジル旅行のマクラ。
昔の旅行は人力車に馬に徒歩・・・・と、また、「胴乱の幸助」と思いきや、
伊勢参り、「七度狐」というてるうちに大津の宿、ええ「瘤弁慶」。

と、音曲入りで、珍しい噺を。

オチは定番の「夜のこぶは見逃しがならんわい」と難解なオチ。
(まあ、まえもって、説明するのも難しいですが)

八方さんの不思議なところは、途中での
「京都は綾小路麩屋町という、いたってあやふやな所に住んでおります。」
てな、台詞があたかも、八方さんがギャグとして差しこんだように聞こえることです。

すべてが八方風になっているのか、どっぷり落語の世界に入れてくれないのか、
答えは定かではありませんが、珍しい噺「瘤弁慶」久しぶりに聞かせて貰いましたで。



「上方落語まつりIN天王寺」
2015年9月25日(金)午後7:00開演
天王寺区役所 3階 講堂

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「時うどん」
二、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・「二人癖」
三、月亭八方・・・・・・・・・・・・「瘤弁慶」




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東京育ちの京町家暮らし~麻生圭子

2015-09-22 08:54:19 | 本の少し
東京育ちの京町家暮らし
クリエーター情報なし
文藝春秋

☆☆

著者の麻生圭子さんが、育った東京(出身は大分とか)から京都の町家に憧れて移住。

町家の良さに惚れて、物件探しに奔走・・・・。

こだわりの(あくまで自分たちのこだわりなんですが)物件を借りる、
手を入れて良いとの条件、改装ではなくあくまで改修・・・昔を残してきれいにするだけ。

実は、この本を買ったのは、
頭の10ページにあるカラーの麻生家の部屋のたたずまいの写真に惚れてですが。

例えば、茶室は夏の書斎兼、奥のうるし板を張った板の間は、冬の書斎兼。

季節によって、書斎の場所が替るなんて、素敵。
我家で一番居心地の良い場所を探しあてる猫のよう。

狭いながらも、必要限にものを大事に扱い、凛として背筋を伸ばして生活をする。

一本の花に、一枚の絵に、そよぐ風に季節を感じ・・・・・季節と共に生きる。

質素にして贅沢な暮らし・・・憧れますな。



(まずは、気に入ったものだけにと、再び「断捨離」決行でおます。)


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叟の会~花柳芳美・花柳吉叟を偲ぶ

2015-09-20 22:22:22 | 浪曲・講談・漫才

叟の会

初めての日本舞踊の会。
鶴二さんご縁の花柳旭叟のお師匠さんが出られるので、楽しみにして国立文楽劇場へ。

着物を着て行こうか迷ったが合せではまだ暑そうだし綿モノでは失礼だしと
迷いに迷った挙句、お洋服で・・・会場はお着物は一割程度、男の方はほぼ皆無。

三時間の長丁場だしと心配していたが、あっという間の三時間。

特に、後半の旭叟さんの優美にそして荒々しく獅子の狂いをみせる「石橋」
(しゃっきょう、というらしいですが)その素晴らしさ、力みなぎる感動でおました。


師匠花柳吉叟七回忌にあたり、更に芸を極め支えあうお弟子さんたち、
どの芸にも脈々と師匠から受継がれるものというのがあるんですな。


叟の会~花柳芳美・花柳吉叟を偲ぶ
2015年9月20日(日)午後2:00開演
国立文楽劇場

一、長唄「君が代松竹梅」・・・・・・・・・・・・花柳淳叟・花柳旭叟・花柳橘叟
二、長唄「娘道成寺」・・・・・・・・・・・・・・・・花柳禮叟
三、長唄「雪月花」・・・・・・・・・・・・・・・・・・花柳淳叟
四、長唄「静と知盛」・・・・・・・・・・・・・・・・花柳吉小叟
五、長唄「英執着獅子」・・・・・・・・・・・・・・花柳旭叟
六、長唄「橋弁慶」・・・・・・・・・・・・・・・・・・花柳橘叟・花柳淳叟




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日本婦道記~山本周五郎

2015-09-19 22:47:01 | 本の少し
小説日本婦道記 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆☆☆

この本も読書ログにおいて“課長代理”さんにお奨め頂いた本。

初めて時代小説を読んで感動した“蝉しぐれ”を超える感動、優れもの。


厳しい武士の家の掟の中で、夫のため、子供のために、
凛として、妻として、母として生きる女、
それは男以上に秘めた信念にもとづいたいきざまである。

すべてすばらしい11の連作短編集であるが、その中でもお気に入りは、

「不断草」、お家騒動に巻き込まれて妻に迷惑が掛かってはと、
夫と母が難癖をつけて離縁を・・・・。

そのあと、夫は目の見えぬ母を館山の知り合いの農家に預け、
自らは政治の改革を企てた者と罪人と、お国払いに。

実家に戻っていた菊枝(主人公)は、
「わたくしは一旦この家を出たもの、尼になるか、世にたよりないご老母をみとるか、
いずれにしても、義絶していただきます」と決意をもって再び家を出る。

そして、母が住むその庄屋のあるじにすっかり事情をはなし、
目の不自由な老母のみとりをさせて貰いたいと頼む。

「でも、不縁になったわたくしということがわかりましたら、
姑上さまはきっとご承知なさらないと存じます。
菊枝ということを内緒にしてどうぞよろしくおたのみ申します」と、

「あなたはこの老人をお泣かせなさる」

まだまだ話は続きますが、この物語、この一言につきますな。


たった24ページの物語ですが、ちょいとした脚本家のてにかかれば
NHKの大河ドラマにでもなって、一年間楽しめる、中身の濃い内容。

この他に、あと10編もあるなんて、山本周五郎さん、凄い。

この「日本婦道記」は、涙のコストパフォーマンス最高の本でおまっせ。


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イチロー262メッセージ

2015-09-17 05:43:21 | 本の少し
イチロー 262のメッセージ
クリエーター情報なし
ぴあ

☆☆☆

イチローが試合後のインタビューなどで、答えた言葉、262のメッセージ。

そこにあるのは、一見偏屈でへそまがったような答ばかりだが、
そこは、実績を残したアスリート。

勝負の世界で生き、結果を出したこそ、逆説的な考えながら
すべて、含蓄のある言葉として、聴こえてくる。


イチローの基本的考え・・・・・

「人と違うことをやるというのが、ぼくの基本ですから。」と。

周りを顧みず、我を信じ、わが道を行く。


政治家では許されませんが、即結果を問われるアスリートならでは言葉ですな。



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日日是好日~森下典子

2015-09-15 03:04:05 | 本の少し
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ
クリエーター情報なし
飛鳥新社

☆☆☆


お茶が教えてくれた15のしあわせと題した「日日是好日」。

エッセイストの著者、森下典子さんが20才の時から始めた「茶道」。

その25年間の体験ルポともいえる、成長の証し。



毎週のお稽古の茶室には、器にお道具、お茶菓子、お花に掛け軸、
すべてのものに先生が季節感をご用意なさってくださる。

あるとき、短い掛軸に大きく二文字・・・、「雨聴」。 (・・・「雨を聴く」)。

「雨の日は、雨を聴きなさい。心も体も、ここにいなさい。
あなたの五感を使って、今を一心に味わいなさい。
そうすればわかるはずだ。自由になる道は、いつでも今ここにある」

これって、先生が話された言葉ではなく、生徒の著者が心で聴いた言葉。

続けて

「過去や未来を思う限り、安心して生きることはできない。道は一つしかない。
今を味わうことだ。過去も未来もなく、ただこの一瞬に没頭できた時、
人間は自分がさえぎるもののない自由の中で生きていることに気づくのだ・・・。」




「茶道」、単にお茶のいれ方ではなく、その道、「茶道」というぐらいですから、
無数の多面性のもった教えである。

むかしの暮らしの究極美、日本の芸術の集大成、無をめざす美の宗教、
季節を扱う暮らしの知恵の結集、禅の一つのスタイル・・・と、
どんな解釈も許容。


芸能ごとでもそうだが、伝統を継いでいるようで、
最後にはすべて、自分自身を映しだしている。


自分と向き合えて、無になれる時、必要ですな。


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ふりむく~松尾たいこ(絵)・江國香織(文)

2015-09-12 05:55:55 | 本の少し
ふりむく (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆

松尾たいこさんの絵を見て、江國香織さんが感じたまま文章にする。


どちらかというと、江國さんの感性に感心。

例えば、南国的な女性の絵に、

「チンパンジーの飼育係になりたい、
と言ってケニアに旅立って行った女を、
牛乳をのみながら僕は見送った。」の文章、

なぜケニアまで飛んじゃうの、凄い。


コスモスの様な野草の絵に、

「なんの音もしない場所で、
手をひかれて立ったまま、
かちゃかちゃと歯にぶつけていたドロップの記憶」

まるで、短歌のようですな、風景やものを見てそれを歌に、
そこからはみ出て感じるものを文章に・・・・・

文筆家って、文章の前に、物事に対する感性が鋭どくなければならないのですな。


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深川澪通り木戸番小屋〜北原亜以子

2015-09-10 03:04:05 | 本の少し
深川澪通り木戸番小屋
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

まるで落語や浪曲の世界。

火消の噺で、「火事息子」「帯久」の雰囲気だったり、

花火の噺で、「両国夫婦花火」だったり

出稼ぎの亭主を待つ噺、これは直接似てるのは無くてこじつけで「不動坊」。

掏摸の噺で、「一文笛」。

読んで、その世界に、どっぷり。


木戸番夫婦の、笑兵衛とお捨、この仲の良さ。

どんなに亭主が事件に首を突っ込もうと、優しさに周りの女性が惚れようと、
一心に夫を信じる、女房の鑑・・・・・・羨ましい限りでおます。


これも、シリーズもの、あまりの多さに図書館利用ですな。



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一命〜滝口康彦

2015-09-08 07:06:05 | 本の少し
一命 (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

読書ログで“課長代理”さんにお薦め頂いた。滝口康彦さん。

ご推薦の「主家、滅ぶべし」ガ見つからないので、替りに求めた本。


「一命」・・・すべて、下級武士や奉公人の命。

仇討、上意討ち、追腹、殉死、切腹・・当時、上の者に盾を突くとは命を捨てること、
家を守る為には、命を捧げる・・・次男であっても、家来であっても、
人の命の尊さにには違いが無いはずなのに、命に替えて、と。


周りや他人よりも、我が身可愛さの現代、
男の美学というべき生きざまに、考えさせられますな。



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大阪クラシック~打楽器アンサンブル

2015-09-07 21:35:26 | 音楽

大植英次さんプロジュースの“大阪クラシック”

2007年より大阪の御堂筋を中心に、身近に楽しめる音楽会と、
これまでの9年間で、717回の公演、のべ38万人の一大イベントに。

私は今回、今週東京出張の為、本日のみの参加。


会場の、中央公会堂。(高校一年まで梅新育ちの為、懐かしおます。)


4階・中集会室、中の装飾の豪華なこと。

今回、嫁さんが寝てはダメだと、敢て“パーカッションの宴”に。


良かったですな。

あまりの迫力と、正確なリズムとアンサンブル。
めったに聴けないだけに、貴重な体験でおました。



9月6日(日)16:00開演~大阪市中央公開堂・中集会室

曲目は、

クリストファー・ハーディ・・・・・・・・「レッド・アース」
コペツキ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「蛇のうた」
アリス・ゴメス・・・・・・・・・・・・・・・・・・「レインボーズよりレインボードロップス」
クリストファー・ローズ・・・・・・・・・・「オグン・バダグリス」


私は、手と声でもリズムを刻み、原始的味を感じた「蛇のうた」と、
色々な楽器を使い各音色を駆使しながら、アンサンブルと迫力満点の「オグン・バダグリス」
がお気に入りですな・・・。

演奏者
久保田善則、中村巧美、堀内吉昌、茶屋克彦、堀内聖子、さんの五人。




楽譜を見ながらの演奏が、やはりクラシック。

でも、皆さん、一度曲が始まれば、叩き通し。

体力勝負で、皆さんスマートな体型と思っていたら
裾に下がる際、よく見ると、ご一名様だけが、お腹ぽっこり。
あれだけの運動量なのに、贅肉はつく所にはつくんですな。


今年は、9月6日~12日まで、81公演を予定。


大阪に居られる方、街にあふれる音楽をご堪能ください。



このあと、懐かしい西天満小学校を見ながら、老松町から梅新を通って、曽根崎へ。
歩き疲れて、やっと、美味しいお肴とお酒で、乾杯でおました。


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第25回・彦八まつり

2015-09-06 21:27:45 | 落語

第25回・彦八まつり~生國魂神社



雨模様で、いつもよりは人出は少なそう。



米澤彦八の碑、まずはご挨拶を。


朝から雨が降っていましたが、楽しみにしていたので、
嫁さんと生國魂神社の彦八まつりへ・・・・。

まずは、場内ぐるっと回ってから、鶴二さんの“万国島巡りinチャイナ”へあいにく不在。
ではと、松喬一門の“牛すじカレー”を、そのあと梅団治さんところで“鰻の串焼”を、
そして松枝さんところの“イカ焼き”、そして再び鶴二さんところへ戻って、
冷たいビールと角煮饅頭、そして学光さんところで“スダチ”を買って、
帰り間際に、塩鯛さんところの“塩鯛焼き”を・・まあ食べてばっかりですな。

ああ、米朝さんのアンドロイド、間近で見ましたが、ようできてましたな。


このあと、黒門市場通って、高島屋さん。

そして、中央公会堂へ。


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千住家の教育白書

2015-09-05 20:13:21 | 本の少し
千住家の教育白書 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社

☆☆☆☆

芸術家の三人を育て上げた千住家のお母さんのご本。


長男の博氏は日本画家、次男の明氏は作曲家、長女の真理子さんはヴァイオ二スト。
夫の鎮雄さんは経済性工学の専門で慶應義塾大学の名誉教授。



教育とは何か、家族とは何か。


そのやりたいことが見つかれば、真っ正面から突き進んで、
一生懸命生きるということだけ・・・・・・。

周りが何であろうと、家族が力合わせて、経済的にも、精神的にも
応援し続ける・・・・一番のファンになってあげる。


芸術でも、根源にあるのは人間性。

人への優しさは、芸術を豊かにしますな・・・・。



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むかつく二人〜三谷幸喜・清水ミチコ

2015-09-03 04:02:42 | 本の少し
むかつく二人
クリエーター情報なし
幻冬舎

☆☆☆

三谷幸喜さんと清水ミチコさんの対談というより、
放送分をまとめたもの。

でも、あの「やっぱり猫が好き」(あの番組大好きでした)ではないですが、
台本が無いようで、やっぱり最後の締めはきっちりある。

番組の台本作家がおられるのか、三谷さんが書いておられたりして・・・。

中で、三谷・・「今「蝉しぐれ」やってるじゃないですか」
清水・・「はい。時代劇ですよね」
三谷・・「あれ観にいくと、・・・・・・・・・・」と、

この前読んで久々に小説で感動した「蝉しぐれ」がでてくるなんて、

なにか、感性、じゅずつなぎ、みたいで嬉しくなりますな。


読書ログで、教えて頂いた、滝口康彦さん、北原亜以子さんにも挑戦でおます。

今年は、歴史時代小説、元年になるか・・・・乞うご期待でおます。


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