ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

財布のつぶやき~群ようこ

2013-03-31 09:15:19 | 本の少し
財布のつぶやき     (角川文庫)
クリエーター情報なし
角川書店(角川グループパブリッシング)


群ようこさんの本、初めて読む。

おばさん独特のチマチマと節約、でもどっかでドカーンと散財。
結局、日頃のどんぶり勘定で貯まるものも貯まらない。

財布のつぶやきのところの最後のエッセイは、ブートキャンプ入隊。
そういえば、我家でも家内と娘が入隊したのは知っているが、除隊したのは聞いていない。
あの「こんな事もできないのか」「歯をくいしばれ」「無理をするな」「でも諦めるな」の
ビリーの叱咤の前で二人がエクササイズしているのが思いだされる。

まあ、最初から諦めている男どもは、賢明なのか現実的なのか。


食べるものも、B級というか、ひじき、黒ごま、白玉、水ようかんに栗、餃子に粕汁、
いつものごはんというだけあって、日頃食べているものばかり。

一流レストランも、有名店もでてこない。
東海林さだおさんの女性版みたい、気楽に寝転がって読める。


一カ所だけ、ミミを折ってあった箇所は、日本語なのにわからない、というエッセイ。

小唄と三味線を習っていて、そこでの二十代の妹弟子が「小唄の意味が解りません」
「左褄って何ですか」と、調べてみると
1 着物の左身頃(みごろ)の褄。 2 芸者の異称。→左褄を取るの意。

有名な小唄で「せかれ」、「せかれせかれてくよくよ暮らすえ・・・・」という唄いだし
この「せかれ」がわからない。「堰かれ」は、「堰」の水の流れを止める意味の動詞化。
男女の仲の深くなるのを心配して、お互い会わせないようにすること。

ようこさんといっしょで、「はあ―」と感心するしかない。
でも、この様に意味がわかると、小唄もよろしおますな・・・。

まあ、毎日の暮らしの中での、ちょっとしたつぶやきの寄せ集めでおます。


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さばの湯大学~立川談四楼

2013-03-25 23:27:02 | 江戸落語

こじんまりとした高座。

さばの湯大学で、福島へ。またまたまたまた立川談四楼さん、四回目の登場。
カレー屋さんの二階に、20人の落語通が集合、落語作家の小佐田さんのお顔も。


対談も打ち上げでの談四楼さんのお話し。
人柄と豊富な話題に、愉しいひとときを。

一、立川談四楼&東野ひろあき・・・・「対談」

席亭の東野さんと談四楼さんとの対談。

今回で四回目ですが、実は息子さんがプロボクサーで今関西で活躍、
昨日も住吉で試合があり、こうして翌日はここで独演会をのお決まりのパターン。

昨晩の試合は辛うじて小差での判定勝ち、今12勝6敗3引き分けだが、
関西へ移ってからは、8連勝中とか、遠慮がちに息子の話をする談四楼さん、
とっても嬉しそうで、親バカぶりがチラチラ・・・。

そして、豪華客船「飛鳥」のクルーズに乗ってのお仕事のハナシ。
この前は、オーストラリアまで行って乗船、そこから日本に向かっての帰り便で落語を・、
お客様は、ほとんど仕事を終え、人生をゆっくり愉しんでおられる方ばかりのご旅行。

船内は何でもあって、日本人はダンスや書道や色んなカルチャースクールに入って
ゆっくりする間も無いぐらい、一日中忙しく動き回っている。

ある方は、船がドックに入る以外はすべて乗船していて、ホテル替わりで年間契約とか
食事はついているし、部屋の掃除もOKだし、実際お住まいの処はないらしくて
談四楼さん曰く「日本一、リッチなホームレスだ」と、
三年以上乗られて、船だけに、既に千泊達成とか。

楽しい話題で、30分弱の対談終了。


二、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・・・・「巌流島」

船つながりではないが、船頭がでてきて「巌流島」へ。

今迄聴いたのは、諭すのは老侍であったが、
談四楼さんはキセルの雁首を落とした侍より更に若い侍。
果たしあいで決着をつけようとなり、思わぬ展開に顔面蒼白。

機転を利かすのは侍ではなく、船頭。

サゲは、飛びこんだ侍が、雁首を川底より持ち帰ってきて終わり。
このあたりのナンセンスさは、敢て落語的でおもしろい。

粋さのある「巌流島」でおましたで。


三、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・・・・「柳田格之進」

お馴染みの講談ネタ。

普通、娘は気が狂ったり、廃人のようになったり、
挙句のはて番頭と結婚までのハッピイエンドで終わる方もあるなか。

談四楼さんのは、娘を吉原に預けるとすぐに仕官の道がひらけ、娘が
お客の前にでることもなく戻って来たが、一歩でも廓に足を入れたことを恥じ、
水しか喉に通さず、痩せ衰えていく。

悲劇にもせず、と言ってハッピイエンドにもせず、
この中庸的扱いが、談四楼さんらしさか。

サゲも、碁盤を真っ二つ、散らばる碁石を見て「これで良いのだ」、
「ちゃんとこの様に白黒がついたではないか」、なまなましいのは苦手な談四楼さん。

さらりとした、大人味の「柳田格之進」でありました。

次の試合はいつと、スーパー・バンタム級、高田 小次郎選手の試合日程が気になる
談四楼さんの、さばのゆ独演会でおました。


さばの湯大学�・立川談四楼落語会
2013年3月25日(月)午後7時30分開演
福島、さばの湯

一、立川談四楼&東野ひろあき・・・・「対談」
二、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・・・・「巌流島」
三、立川談四楼・・・・・・・・・・・・・・・・・「柳田格之進」


13-13-57


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大相撲春場所~千秋楽

2013-03-24 11:43:33 | 街で

今年も大相撲初場所へ、千秋楽ですが既に白鵬が優勝決定。
でも、勝ち越し賭けての相撲と、表彰式も含めて楽しみですな。


賑やかに、相撲幟がいっぱい。


中入り前に入ると、協会ご挨拶。
千秋楽は、盛りだくさんでおます。
これで、優勝がもつれ込んでたらもっと湧くんでしょうな。


中入り前に行われた十枚目以下の優勝決定戦があり、
どの段か九名での決定戦、凄い戦いぶりで優勝者が決まる。









化粧回しは綺麗だけではなく、個性があっておもしろいですな。



東方、三役土俵入り。


西方、三役土俵入り。





白鵬の土俵入り。


東の正横綱、日馬富士の土俵入り。


優勝は決まっていたが、横綱同士の意地の掛けた勝負。
いい相撲でした。


祥鳳による、弓取式。


君が代斉唱のあとに行われた表彰式。
賜盃と優勝旗。


インタビューを受けた白鵬。
大鵬関を偲んで、黙祷を・・・じーんとしましたな。

去年に続いての大阪春場所の大相撲、
我家にとっても春の到来行事になりましたな。


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日本語ぽこりぽこり~アーサー・ビナート

2013-03-19 05:21:25 | 本の少し
日本語ぽこりぽこり
クリエーター情報なし
小学館


ようやく、アーサービナードさんの三冊目、読了。
エッセイ集三冊、同時進行で読んでいると、どれがどれか解らぬなってしまい
一番最初に読みはじめたこの「日本語ぽこりぽこり」が最期に。

その理由をと考えると、これだけが単行本で他の二冊は文庫本。
単に持って出ることもなく、ベットのおやすみ前のところに積まれていただけ。
寝る前の読書、目が疲れてこの頃一番進みませんな・・・。

中身を読みかえしてみると、ここにも落語、それも「一日前座」
三遊亭円窓師匠の弟子として、お稽古を含めて一通りの体験を、羨ましい限り。

まずは掃除から、そのあとお稽古が始まる・・・
「ここはきみと、あたしと、落語だけだ。よーく聴いて、よーく見てください」と、
円窓師匠の一席が始まる。・・・・・・・かっこいいですな。

この本の大部分は小学館の、「Web日本語」に書かれたものらしい。
このWeb、「その言葉江戸っこだってね」とか「共通語な方言」など、興味深いエッセイが満載。
さっそく、お気に入りに追加いたしました。

外国の方に教えられる日本語・・・・どんどん興味は広がります。

まずは、アーサービナードさんの本は、これにて一旦終了でおます。


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ヴィアーレ落語会~米朝一門

2013-03-17 22:19:00 | ヴィアーレ落語会

ヴィアーレ落語会・今日は久し振りに、N地さんと・・・。

ざこばさんの「文七元結」、聴けましたで、
志ん朝さんとは違う、ざこば人情噺に、良かったでおます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お待たせしましたというか、普通一週間後には、ブログアップするんですが、
今回は出張が重なり最長の二週間遅れ、記憶も薄れた中で何を思いだすのか。

一、桂吉の丞・・・・・・・・・・・「時うどん」

形は、吉弥さんが演じる、一人でうどん屋を冷かすスタイル。
元々は師匠の吉朝さんが、志ん朝師匠の「時そば」に感動して移入されたとか。

堂々なるおもしろさ、ねぎの付いた割り箸、ギザギザのすり鉢の様な器
カンナで削った様な蒲鉾、病人食の様な麩、すべての小さなクスグリを
完璧に熟して、大きな笑いに。

落ち着きといい、ゆったりと流れる間といい、真打級が演じる様な趣き。
大ネタとの出会いが楽しみになる、吉の丞さんの「時うどん」でおました。


二、桂歌之助・・・・・・・・・・・「片棒」

実に軽やかなる歌之助さんの「片棒」。

長男の幸太郎は、公園で銅像まで造っての葬儀を
次男の作次郎は、道頓堀の中座で、芸子、役者の勢揃いで
文楽の使い手で鉾で町を練り歩く。

三男の徳三郎は、質素な葬儀で、屋根に置いて鳥葬をと・・・・。

ちぶちんの幸兵衛さん、一番気に入ったのは三男の質素な葬儀。

東京の花緑さんのは同じ囃子でも賑やかな囃子。
でも、この噺兄弟三人三様のおもしろさですが、
やはり次男の金に糸目をつけない豪快さには驚きますな。

今で云う、社葬でも会社によってその規模、派手さは微妙に違いますけど。
男兄弟がおって、会社の跡継ぎともなると、誰を選ぶかは悩ましいことですな。



三、桂南光・・・・・・・・・・・・・「小言幸兵衛」

CDでは聞いていたが、生では初の南光さんの「小言幸兵衛」。

最高なのは、借りにきた仕立て屋の息子が男前過ぎて、
古着屋の娘に手をつけて、嫁にするか婿にするかでもめ、
挙句の果てには心中騒ぎまでと、次々に起こる問題を語る、
妄想的展開・・・・・・。

幸兵衛さん、まさに人好きで、話好きで、ちょっとおなご好きで、
ガラガラ声の大家さん・・・・登場人物が、南光さんの生き写し。

そんな噺だけに、玄関の上がり間口で、南光大家から
直接長々突拍子もない話を聞いているような気に・・・・。

時間のあるときはまた遊びに行きたくなるキャラ。
そんな想いが、次の南光さんの落語会を探してしまう。

良い落語、良い登場人物に出会うと、また会いたくなる。
そんな気にさす、南光さんの「小言幸兵衛」でおました。


四、桂米二・・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」

今年は、桜の開花が例年より早くて、特に東京では三月末には
満開から散り始めているようで・・・。

例によって、貧乏長屋の連中が、釜底(蒲鉾)、こうこ、ながいなり、など
色んなものを持ち寄って、花見へ・・・・・。

凄いのは、女房連中のお腰を、垂れ幕代りに・・・。

帰りの串かつ屋で、連れのN氏が「おこし、って、何ですか」と、
「腰巻き、私も実物は見たことはないけれど、褌の大きい様な・・・」
と説明しましたが、50過ぎのおっさんが、お腰も知らんとは、
しまいに長屋も、貧乏も死語になりそうなハナシでんな。


五、桂ざこば・・・・・・・・・・・「文七元結」

志ん朝さんのCDで慣れ親しんだ「文七元結」。

途中の橋で五十両が無ければ死ぬという身投げの男に、
出そうか出そまいかと思案するが、投げつけるとこなんぞは、
ざこばさん、そのもの・・・。

次の日に、擦られたと思ったお金がでてきて金を返しにきた時、
そう言えば、衝立の後ろで隠れていた女房もお腰一枚。

N氏、どちらの話で疑問が湧いたのか・・・・聞いてみなければ。

最後は、このお久と文七が夫婦になり、元結屋を開業、
夫婦仲良く末永く繁盛した、文七元結の一席で・・と。
講談っぽく、終わった様な、そうで無いような、
記憶というのはあやふやなもんですな。

でも、湿っぽくなるのではなく、夫婦のやりとりで笑わせ、
十分関西風薄味に昇華した、ざこばさんの「文七元結」でおましたで。



ヴィアーレ落語会~米朝一門
2013年3月17日(日)午後3:00開演
本町・ヴィアーレ

一、桂吉の丞・・・・・・・・・・・「時うどん」
二、桂歌之助・・・・・・・・・・・「片棒」
三、桂南光・・・・・・・・・・・・・「小言幸兵衛」
仲入り
四、桂米二・・・・・・・・・・・・・「貧乏花見」
 五、桂ざこば・・・・・・・・・・・「文七元結」


13-12-55


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高安寄席~西尾亭で鉄瓶さんたっぷり

2013-03-16 23:40:02 | 落語

西尾亭での、第9回高安寄席。
今日は第50回なにわ芸術祭新人賞を受賞された、鉄瓶さんの会でおます。


今回から用意された、30席もの揃えのお洒落な椅子。


鉄瓶さんの新しい手拭い。


一、笑福亭鉄瓶・・・・・「おごろもち盗人」


Takeshi Masuda PhotoGrapheyよりの転載許可頂いております。

個人宅にこんな立派な落語亭があるなんて、
そして年二回ペースで既に今回、・・・・なんと第9回目継続だけではなく
噺家さんの顔ぶれを見ても錚錚たるメンバー、すべて席亭西尾さんの人柄ですな。

鉄瓶さん、一週間前から腰が痛くて、ぎっくり腰の一歩手前。
今日の日に備えて医者に行って来ましたが、
まだ痛くて見台を用意してもらいました、と。
腰痛、花粉症、そして忘れた頃になる顎関節症の、三重苦。

まあ、痛み忘れて精一杯頑張りますと・・・。

噺は、「おごろもち盗人」、見台使ってはいるが、盗人下から伸ばした手を
亭主に括られ引っぱりあげられて、「イタイタ、イタイ」・・・・
盗人の悲鳴か、鉄瓶さんの悲鳴か。

居直りも弱々しく、元気のない盗人に終始・・・・
窮屈な姿勢で、更に悪化したのではと鉄瓶さんと重なって
盗人に同情してしまう、本日の「おごろもち盗人」でおました。


二、キノピー・・・・・・・・「マジック」



ミナミでマジックバーを経営されてるキノピーさんのマジック。
四つのリングを繋いだり外したり、・・・・・1メートル先のほん目の前なのに解らない。

輪ゴムを使ってのマジックも、お客さんの指を使ってもするりと抜けてしまう。
日常使っているものだけに、できそうでできない
すぐに試したくなるキノピーさんのマジックでおますな。


三、笑福亭鉄瓶・・・・・「禁酒関所」



良かったですな、鉄瓶さんの「禁酒関所」。
袴を履いて登場したので「竹の水仙」かなと思っていると「禁酒関所」

目をつぶって聞いていると、松喬さんが語っているようなぐらい
重みがあって、過度に崩れる事もなく、かっこいい。

結構真面目な硬さのある噺が、裏に潜む鉄瓶さんの色なのか。
「抜け雀」「桜の宮」「癪の合薬」「宿屋仇」など、
名人、侍なんぞが登場する噺聴いてみたいですな。

なにわ芸術祭新人賞を受賞で更に飛躍の年に、充実の一席でおました。


第9回・高安寄席~笑福亭鉄瓶さんの会
2013年3月16日(土)午後3:00開演
高安・西尾亭

一、笑福亭鉄瓶・・・・・「おごろもち盗人」
二、キノピー・・・・・・・・「マジック」
三、笑福亭鉄瓶・・・・・「禁酒関所」


13-11-50


【打上げ】


席亭の西尾さんご一家。



美味しいおでん・・・・ほんとおいしいおまっせ。


今月の1日が西尾さんの奥さん、15日が息子さんの誕生日、Wでお祝い。


行く道すがら見つけた前の川でくつろいでいる鴨?、のどかですな。





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出世ミミズ~アーサー・ビナート

2013-03-14 05:47:50 | 本の少し
出世ミミズ (集英社文庫(日本))
クリエーター情報なし
集英社

☆☆

アーサー・ビナートさんの本。

講談社エッセイ賞受賞作品の「日本語ぽこりぽこり」を読もうと思って、
同時に読んでいて、先に読み終えたのが、この「出世ミミズ」。

中に「ラクゴに寄席て」という落語との出会いについてのエッセイがある。

落語とは習字を通じて出会う。
習字教室の先生のお父さんから「日本のはなしでおもしろいよ」と借りた
カセットがはじまり「目黒の秋刀魚」で初めて笑う。

そして、新宿とか上野だの寄席に足を運ぶようになって、
鈴本の楽屋裏まで御邪魔して、楽しそう。

そして、客席へ回って聴いていると、一朝さんが思い出の「目黒の秋刀魚」を演じ、
落語はやり生に限るなあ、と感じ入った。・・・と。


すべてこの調子、オチがついてくる。

中には、そのオチを言いたさにそのはなしができたのもあり、
ちょっとしたマクラ噺を聴いているような、オチの度にストーンと
心にはまる、アーサー・ビナートさんのエッセイ集でおます。

次は、なぜ「日本語ぽこりぽこり」は読み終えるのが最後になったのか、
を考えてみたいと思います。



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鉄道落語~駒次、小ゑん、しん吉、梅團治

2013-03-12 00:05:22 | 本の少し
鉄道落語―東西の噺家4人によるニューウェーブ宣言 (交通新聞社新書)
クリエーター情報なし
交通新聞社



朝日新聞の書評に載っていたので、梅團治さんの「鉄」の世界の本
買わなければといつもの本屋でさらりと見るが、見つけることできず。

東京の本屋で、ようやく見つける。その本が置かれていたのが、
交通新聞社新書のコーナー、初めて知った出版社と新書。


ほんとマニアックな本。マイナ―な落語とマイナーな鉄道がコラボ。
マイナーが二乗、更に奥深く沈む。

梅團治さんが撮り鉄で、落語の合間にあちらこちらと写真を撮りまくって、
しん吉さんとも「鉄」の世界という落語会を開催と聞いて知っていたが、
東京にも、駒次さん、小ゑんさんという劣らないアホ、いやマニアが居たとは・・・。

なにが凄いというと、各落語のあとにある(注)の多さ、
落語ファンには、鉄道の(注)を読まなければ解らないし、
鉄道ファンには、落語の(注)を読まなければ、なんのこっちゃで、
普通の本の倍もの注訳が並ぶ。

でも、江戸編、上方編の対談が愉しい。

楽屋であって、好きなことを語りあっている気安さと、
仲間を得たという喜び、自分の知っていることを語れる喜びが溢れる。

落語ファンも、鉄道ファンも、マニアックさを競いあってご覧あれでおます。



おまけですが、最後のページの交通新聞社新書の好評既刊の本のタイトルに唖然。

可愛い子には鉄道の旅を・・・・・6歳からのおとな講座
シネマの名匠と旅する「駅」・・・映画の中の駅と鉄道を見る
食堂車乗務員物語り・・・あの頃、ご飯は石炭レンジで炊いていた
鉄道時計ものがたり・・・・いつの時代も鉄道員の“相棒”
「鉄」道の妻たち・・・ツマだけが知っている、鉄ちゃん夫の真実
終着駅はこうなっている・・レールの果てにある、全70駅の「いま」を追う
東京駅の履歴書・・・・赤煉瓦に刻まれた一世紀
ご当地「駅そば」劇場・・・48杯の丼で味わう日本全国駅そば物語

ああ、趣味の世界は、奥が深いもんですな・・・・・・・。


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いつもの毎日~松浦弥太郎

2013-03-10 05:35:52 | 本の少し
いつもの毎日。 衣食住と仕事 (集英社文庫)
クリエーター情報なし
集英社



自分のベーシックを見つけようと、衣食住にわたって松浦弥太郎さんの毎日を紹介。

「衣」では、今流行っている大草直子さんの「おしゃれの練習帳」に通じる
シンプルだけど、素材が良くて、身体に優しい着心地の良い服。
色もシンプル、オフが基本でブルーかネイビー。

決して高価なものを持つ必要はないといいながら、靴とハンカチは高目。

靴は、ハンドメイドのものを履く。自分にぴたたりな靴なら、修理ができていつまでも
履き続けることができます、と・・・・・お勧めは、オールデンというアメリカ製のもの。
なんと、五万円・・・・高目ですな。

ハンカチは、毎日同じものを使う。
白いハンカチ、アイリッシュリネンかアイランドコットンのものを、20枚ほど。
一枚 4,5000円ほどするが、使い心地は最高と。

ハンカチにそこまでは、よう出せませんな。
そんなハンカチ買ったら、その時点で冷や汗が出てきそうですな。

半分ぐらいは、今の生活に通じるところもあるが、
家族バラバラの朝食など、異議を唱えたくなるところも多々あり、
でも、ものに溢れた生活から、いかにお気に入りの厳選されたものと共に
暮らすか、今毎日を心豊かに暮らすヒントがいっぱい。

松浦弥太郎さんのこだわりの毎日を垣間見る本でおます。


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上野鈴本演芸場~三月上席

2013-03-07 10:07:50 | 江戸落語

夕暮れ時の、鈴本演芸場。


一、春風亭正朝・・・・・・・・・・・・「そば清」

早い出番にベテランさんが登場。
この辺が、東京の寄席らしいところか。

噺は「そば清」、上方の蛇含草とは、食べ比べる動機がだいぶと違う。

上方では、ちょっとした口争いで意地の張りあいで餅を食べつくす羽目に、
東京では、食べるのを賭け事にして生業に・・そして食べるのはそば。

でも気になるのは、何倍食べれるかを仕事にしているなら、
手に入れた薬草がどれぐらい効果があるのかを試すのがプロ。
試すことなく、飲んだのはうかつでしたな・・・
でも、そうすると家で誰にも知れず溶けてしまって、神隠し物語・・・・・・
「そば清」の話はなりたたないのでおます。

どっしりと構えた、正朝さん江戸らしく、そばの喰いっぷりはかっこいい
餅でも、うどんでもやっぱりこちらでは似あわんのですな。


二、桂ひな太郎・・・・・・・・・・・・「締め込み」

これも、なかなか上方では聴かない話。
でも、筋書は「花色木綿」と似ているが・・・・ひな太郎さん、上品。

浮気していると勘違いする夫婦も、その大喧嘩に湯を浴びながら
飛び出してくる泥棒といい、心底悪人がいないのが落語の基本。

そう思うと、夫婦馴れ初めのはなしも聞きながら、
仲のいい夫婦だけに、ハッピィエンド間違いなしと安心して聴ける。

「締め込み」とは、戸締りのことか・・・ちょっと解らぬサゲで終了。


三、大空遊平・かほり・・・・・・・「漫才」

典型的夫婦漫才、こちらでいう大輔、花子。
嫁はんが一方的に喋くりまくり、旦那がポツリポツリと。

順子・ひろし、昔でいうと洋介・喜多代、捨丸・春代のスタイル。

解っていながら、かああ殿下、他人の嫁さんながら、
一方的に尻に引かれてるのが心地良い。

客席は、そんな中年のおっさんばかり・・・。
間に入る漫才、寄席ならではの楽しみですな。


四、三遊亭歌之介・・・・・・・・・・「漫談」

お目当ての歌之介さん、例のごとく小噺の連続。
でも最初に出会った「龍馬伝」の時の様な衝撃はなし。

慣れたのか、また「龍馬伝」のような元に戻れる筋書きがない分、
不安定飛行で、定まらない小噺に飽きてきたのか・・・。

歌之介さんの落語は、体力、気力、お互いの波長が合う時でないと、
聴くのは危険ですおますな・・・・。


五、宝井琴調・・・・・・・・・・・・・・「お民の度胸」

良かった、講談の宝井琴調さん。
声の張りといい、噺っぷりといい、講談に聞き惚れる。

笑いの少ない江戸の落語だったら、すぐそばに講談が鎮座していそう。

親しみやすさを感じて、他の噺も是非聴きたくなってしまった
琴調さんの清水次郎長伝からの「お民の度胸」でおました。


六、のだゆき・・・・・・・・・・・・・・「音楽」

これまった、素敵な色物との出会い。

アルト歌手(なぜかソプラノではない)と思うようなドレス姿で登場。
カスタネット、ピアニカ、リコーダー、を使っての音楽ショー。

なかなかのテクニックで、楽しませてくれる。
ピアニカなんぞ、アコーディオンの様な響きがして
ピアソラのタンゴの曲が聴きたくなってしまったぐらい。

じっくりと、三十分の高座、いや舞台を聴きたいもんですな。
大阪へも来てくださいな・・・・。

追加、パソコンで調べると、東京音楽大学大学院を首席で修了。
「ピアノ名曲集」CDまでリリースされてるとか、上手いはず。



七、橘家圓太郎・・・・・・・・・・・・「浮世床」

浮世床の読本、姉川の合戦のところを・・・。

読んでる者も、読ませてる者も、暇のもてあましてる者ばかり、
詰まりながらの読みっぷりを、ひやかし半分で楽しんでいる。

周りの微笑が伝わってくる、圓太郎さんのの「浮世床」でおました。


八、林家正楽・・・・・・・・・・・・・・「紙切り」

出会いも三度目ぐらいか、あの身体の揺れにも慣れてきましたで。
「長屋の花見」とか「梅に鶯」のリクエストに、揺ら揺らの中で仕上げてしまう。
お題をだしたお客さんには、その切り絵をプレゼントなんですよ。

こちらでは「愛宕山」「さくらんぼ」「つる」「天神山」「蛸芝居」に「抜け雀」あたりだったら
うまく、切り絵にしてもらえそう・・・・
次回は、リクエストする為にも一番前に座らなければ、といつも思う
正楽さんの「紙切り」でおました。


九、三遊亭金時・・・・・・・・・・・・「浜野矩随」

この十日間、「金時、長編落語」と銘打って特別企画公演。
初日から「二番煎じ、文七元結、ねずみ穴、紺屋高尾、鰍沢、中村仲蔵、浜野矩随、
一日休演があって、藪入り、百年目」と続く、おもしろい企画ですな。

三遊亭金時さん、あの金馬さんの息子さん、どこか面影似ている。

噺は上方ではまず聴くことのない「浜野矩随(のりゆき)」。
何か、教育的な指導が入った様な噺。

その晩、落語日記さんから、
「浜野矩随の登場人物の誰に感情移入します?主人公?、死んだ親父?、
店の大将?、自分自身は、母親が一番近いようで・・・。」の鋭い質問が。

「自分は正しいとその場限りの言葉を発し、良くも悪くも周りに色んな影響を与えてしまう!
感情移入ではないですが、店の店主が一番近いような・・・。」の返事をしましたが・・・。

じっくりと聴きいった、金時さんの「浜野矩随」でおました。


上野鈴本演芸場・夜の部
2013年3月7日(木)
上野鈴本演芸場

一、春風亭正朝・・・・・・・・・・・・「そば清」
二、桂ひな太郎・・・・・・・・・・・・「締め込み」
三、大空遊平・かほり・・・・・・・「漫才」
四、三遊亭歌之介・・・・・・・・・・「漫談」
五、宝井琴調・・・・・・・・・・・・・・「お民の度胸」
仲入り
六、のだゆき・・・・・・・・・・・・・・「音楽」
七、橘家圓太郎・・・・・・・・・・・・「浮世床」
八、林家正楽・・・・・・・・・・・・・・「紙切り」
九、三遊亭金時・・・・・・・・・・・・「浜野矩随」





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おいしいおしゃべり~阿川佐和子

2013-03-05 05:01:14 | 本の少し
おいしいおしゃべり (幻冬舎文庫)
クリエーター情報なし
幻冬舎


初刊が1996年、15年以上前の本。

そのなかで、既に「アガワさん」、インタビューが上手だね」と、
テレビ取材のディレクターに云われたことを紹介している。

「インタビューは鋭く相手に突っ込むだけがいいんじゃない。
相手に話したいという気持ちを持たせることが大事なんだから」とおほめの言葉。

世の中のことを知らない私が、さまざまな人々に会って話を伺うというなら、
知ったかぶりせず、最低限、その方の喋ってくださることを、心から聞こうという
態度だけは崩すまいと思っていると。

15年も前から、徹底して実践してきたことが、最近ヒットの「聞く力」の本に。

日ごろ喋り過ぎて他の人の話を聞く耳をなかなか持たなく、
ベストセラーの本もなぜか遠ざける、へそ曲がり傾向の私

素直になって、佐和子さんの「聞く力」を購入しようかと、そんな気にさせた
「おいしいおしゃべり」でございました・・・・・・・・・。



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文太・噺の世界in高津の富亭

2013-03-03 23:48:11 | 高津の富亭

高津神社の本殿


久しぶりのの高津の富亭。


しっかりとした高座。

この前の田辺寄席で、今回の招待券が当たる。
ただ券というより、御招待していただいているのに席を空ける訳には行かないので
差入れ持って出かけますわ・・・・・結構、律儀なんですよ・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時間繋ぎにでてきてくれた、天使さんの踊り「奴さん」、よろしおましたで。
芸は身を助けるとは云いますが、噺家さんにとっても裏芸は大事ですな。


開口0番のごとく、まず文太さんが出てきてご挨拶。

今日は三席しますが、最初の祝いのしは「さわぎ」、らくだは「ロバのパン屋」
最後の嵐雪抄伝は何ででまひょかと、客席へ出囃子のリクエストを・・・。

でてきたのが「どうぞ叶えて」、染雀さんが使われてるらしい。
マニアック的ながら、アットホームな雰囲気でスタート。


一、桂文太・・・・・・・・・・・・・「祝いのし」

春団治さんの十八番。
三代目の口調が頭にあるだけに、随所に違和感を感じる。

喜六が、大家のところで熨斗の根本スラスラ言えてしまって、
案外賢い喜六に変身・・・・。

たすきのしや杖つきのしなどのいわれまできっちりと、
でも最後は、わあわあ言うてますお馴染みの祝いのしで・・・終わったが。

最後のサゲまでというと、どんな形なんでしょうな。


二、月亭天使・・・・・・・・・・・踊り「奴さん」

本来、続けての文太さんの出番なのに「ロバのパン屋」とは違う出囃子がながれる。
盲導犬のデイリーが師匠を呼んでるので、急遽天使さんが舞台へ・・・。

小噺で繋ないでも何なので、踊りを、AKBの●●がいいか、商売根問いにでてくる
宇治のホタル踊りが良いか、拍手で挙手・・・女の子ですがそれは圧倒的にホタル踊り。
では、間をとって「奴さん」を、定番ですが、こんなやりとり嬉しいですな。

狭い舞台ながら、きっちりと踊りを披露。

やはり、唄、三味線、踊りとか落語に関する諸芸を身につけている落語家さんは、
ひと味もふた味も違いますな。

さすが師匠に、八天さん、文都さんを選ぶ天使さん。
落語の幅に期待できますな。


三、桂文太・・・・・・・・・・・・・「らくだ」

松鶴六代目のが、基盤になっているようだが、
紙屑屋が酔って主従逆転するところもあっさりめ、
兄貴分の熊が、ほかの人は酒の酔いが醒めていくのに、
文太さんのは、結構一緒に酔っていく。

また、紙屑屋も、本来酔っ払いというのは、誰もが
自分は酔っ払ってないという態度をとるもんですが、
紙屑屋と熊の酔い具合、立場、位置関係が今迄とはちと違う。

願人坊主を火屋へつれていく際、樽の中の坊主に熊が、
「おまえ、らくだと違うよな」と直接話しかける、斬新。

また、底が抜けた樽にもう一度入れるって、いつも疑問に思っていたが、
文太さん、紙屑屋に「蓋を上から押しこめ、それを底にせえ」と、
きめ細かい台詞で、説明してくれる・・・。

松福亭の豪快さとは違った、文太さんのさらりとした「らくだ」でおましたで。



四、月亭天使・・・・・・・・・・・「まんじゅうこわい」

天使さん、一年ぶりの出会い、一段と落ち着いていて好演。
時間の都合で、あちこち端折りながらの「まんじゅうこわい」。

「きゃぁ、バタバタ」「まんじゅうで、暗殺」の台詞とか、
まんじゅうを食べる際の細かい仕草とか、おいしいところを抜いて勿体ない。

あんこ無しの、ダイエット用のお饅頭みたいな、糖分控えめの一席でおました。



五、桂文太・・・・・・・・・・・・・「嵐雪抄伝」

講釈ネタを文太さんが落語に。
お守りが元の親が思いだす手だてに。

屏風に書かれた見返り美人というと、
昔切手集めしていた少年時代の憧れの一枚を思いだしますな。

噺の展開はおもしろく、どう進んでいくのかワクワクする。

蔵の中の暗さ、屏風の中の見返り美人といい、
幽霊がでてくるといっただけではなく、全篇薄暗い神秘な世界に引き込んでくれる。

でも、怪談噺なのか、人情噺なのか、名人芸の噺なのか・・・。
もりだくさん過ぎて、私には消化不良気味の噺に・・。

でも、文太さんの「贋作」シリーズは「本物」、違った味わいにはまりますな。



文太・噺の世界in高津の富亭
2013年3月3日(日)午後2:00開演
高津宮・高津の富亭

一、桂文太・・・・・・・・・・・・・「祝いのし」
二、月亭天使・・・・・・・・・・・踊り「奴さん」
三、桂文太・・・・・・・・・・・・・「らくだ」
四、月亭天使・・・・・・・・・・・「まんじゅうこわい」
五、桂文太・・・・・・・・・・・・・「嵐雪抄伝」


13-9-38



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コメント (2)
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