HOTなおちゃタイム

保護猫八匹、21歳のリンをはじめとした楽しい日記をお読みくださいね。

映画「沈まぬ太陽」に感激!

2009-10-27 21:40:21 | 映画
今日は朝から忙しいスケジュールでした。pcスクールに行き、後ネットで予約を入れておいた映画「沈まぬ太陽」を見に行きました。ナンセこの映画は長い。3時間半、インターーミッションがはいりました。
予約していってよかったです。30分前に行った時には、ほぼ満員でした。隣の映画館でもやっているのですが、人気のほどがわかります。全然ながいのが苦にならなかったです。


原作者の山崎豊子さんの本は「大地の子」を読みました。、「大地の子」も涙なくしては読めない胸に迫るものでした。
最初この映画は私は「沈まぬ太陽」すなわち、映画では国民航空になってしますが日本航空のシンボルは太陽なので、日航の物語化と思いました。企業に挑戦した男の信念というようなキャッチフレーズでしたから。

映画はジャンボ機墜落の御巣鷹山の話から始まります。あの時私はTV報道をリアルタイムでみてました。胸に迫るシーンの連続ですが、私にはいまいち入り込めません。
それは私のパリ滞在の時に、感じた日航の人たちに代表される方々に感じた違和感と同じものです。カラチ・ケニアなど後進国に、左遷されるという発想です。

企業としては支店の大きさなどで栄転とか左遷とかあるのでしょうが、、その国を蔑視することにつながっている気がしてすごくいやでした。
パリに駐在するのは、私のいる頃は、当時はエリートコースだったからです。


ですから、日航の人たちは特権意識が高かったのです。日航の現地運動会の景品に日本のねぎまで運ばせたと、うわさに聞いていました。

ですが、これは布石でした。、この映画の最後、主人公が再度ケニアに赴任することになったとき。

自分はなんてつまらにことで悩み喜んでいたのか、

このアフリカの大地で、あらゆる物を包み込んでくれる大きな沈まぬ太陽に安らぎと、生きることの意味を感じる。と主人公がいっていたとおもう。

アア!タイトルはこういう意味があったのか~そうか。
こういう大きな自然の前に、人間なんて本に小さな物。

それをアフリカの「沈まぬ太陽」はいろいろなものをひっくるめて包み込んでくれる。スケールの大きなお話なんですよね、こういうことをいいたかったのか~と感心した次第です。渡辺健さんの熱演はもとより、こころをうたれます。
私は邦画を余り見ません。理由はこういう感動が少ないからかもしれません。

今年一番の映画でしょう。
それは原作の名にこめられたメッセージ性が感動をもたらしてくれると思うのです。なんせ長いお話を三時間半で見せるのですから突込みが物足りないところもあります。

しかし、おどろおどろした政管癒着の世界はこれくらいでいいのではないかな^とも思ったりしました。
そして今、日航の問題がクローズアップされている時、組合がいくつかに分かれていて、かれらの年金の支払いが高額で、、ということが問題にされていたことも思い出しました。全然当事の問題は解決されず、先送りされていたのかと思ったりしました。
ナショナル・フラッグの御旗の元で、政治家の政索の具にされたのかしらね~

これは映画で作り事です。とエンディングにでますが、、、

久しぶりの邦画のヒット作と思います。おすすめ。
ほんとに蛇足ですが、渡辺健さんの英語には感心しました。さすが~と思いました!
コメント
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