ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

梅雨に入って 雨が続きます・・。

2015年06月12日 | 自然 花 写真

     ( 紅い山法師(やまぼうし)

前回 中村桂子さんを紹介しましたが 彼女の先達に レイチェル・カーソンという
女性がいます。アメリカの生物学者で 1960年代 沈黙の春という本を書いて
DDTの薬害について告発し 以降環境問題の先がけとなった人です。 日本でも
同じ頃 水俣の水銀中毒事件が起こり 大きな問題となりました。 化学薬品の持つ
毒性 副作用を知らないで使う危険について 最初に警鐘をならした人です。

毎年DDTが散布され 鳥が姿を消し 渡り鳥がやって来なくなり 木々も枯れていった・・。
『春なのに 鳥の声が聞こえない。 リンゴの花が咲いても ミツバチの羽音が聞こえない。
鳥や虫はどこへ行ったの? これでは 花粉は運ばれず 実を付けないだろう・・。
道ばたの草木は枯れはて 小川から生命が消えた。新しい生命の誕生を告げる声はない・・。』
こんな寓話があって DDTがもたらした自然破壊が データをもって様々に語られていく・・。

新潮文庫で 『沈黙の春』 として翻訳されています。 生物学者の 勇気ある告発の書。
女性の日常の感覚で 生活者として 身のまわりに起きている出来事を おかしい?と感じ 
農薬の使い方に疑問を持ち 当時の政府や農薬会社 使用者である大規模農家を恐れず 
世に問うたのです。 全ての生命を愛おしむ気持ちから 農薬の行き過ぎを正そうとしました。

DDTと言えば 戦後ノミ シラミ退治の為に 占領軍が国民の頭に 白い粉を撒いた・・。
覚えておられる方も多いでしょう。 確かに効果はあった しかし一方で 害虫だけでなく
益虫も 魚も鳥も殺していき 蓄積・濃縮され 人間にも襲いかかった。水銀中毒と同様です。 
2,3の昆虫を殺す為に 余りにも大きな犠牲・・。豊かになる為の交換条件で 原発や
農薬 地球温暖化など負の部分(乱用の恐ろしさ)に敢えて目をつむって来たのは 日本も
アメリカも同じ。 その結果 かけがえのない地球が悲鳴を上げてきています・・。



白い山法師(やまぼうし)。 とうに季節が過ぎた・・と思っていたら 富士五湖では今が盛り !


ようやく空木(うつぎ)の季節。 これは箱根空木・・?


最初 白く 少しづつ 赤くなっていく・・。 二色空木かも・・?


既に紅葉 ? イエ 葉は緑の鉄則に反しますが これは葉に赤紫の色素があるせい・・?


錫杖草(しゃくじょうそう)色の抜けた? 花、 イエ きのこ ?。 目を入れると ヒツジの顔・・?


雑草の中で咲く アヤメ。 これが本来の姿かも・・。


黄色いアヤメ ?  黄ショウブかも・・? 


野原一杯に咲く マーガレット。 マーガレットは庭で咲くイメージですが・・?




花はタンポポですが 細く長い茎は タビラコかも・・。よく似た花が多く 困ります・・。 


虫取撫子(むしとりなでしこ) 枝のベトベト部分に 虫がくっつく・・。



これは 唐楓(トウカエデ) 無残に切り落とされた枝から 新しい葉が生えてきました。


ほんのこの間まで咲いていたサクラ(ソメイヨシノ)も 今は濃い緑に。


カラ松も 重いほど 葉を付けました。植物の成長スピードは スゴい!


コメント (1)
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