ジミーの自然ブログ (Jimmy's Nature blog )

花の美しさ 自然の素晴らしさを 伝えたい。 

  私たちにとって本当に良い環境とは? 

2017年08月04日 | 自然 花 写真

     (今日は百合特集です。6月から咲き出し 8月末まで楽しめます。)



私たち人類はこの地球に生まれ 他の生き物と共存しながら その有能な知識・知恵・技術で
自然の試練や困難を生き抜いて繁栄してきました。今や72億人という信じられない数になり
『地球を支配』するまでになっています。 
20世紀のハイテクの時代 もっと言えば 250年前の産業革命の時代 もっと言えば 
500年前の大航海時代 更に言えば1万年前の農耕開始の時 更にもっと言えば5万年前の
アフリカから出発し アジア ヨーロッパ 南アメリカの端にまで 進出していった あの頃から
ヒト族は 他の生物から異なっていました。

森に住んでいたころ チンパンジーと同じ祖先から別れたとはいえ まだまだ四足歩行で
森に守られ 木々の実を主に食べていた頃 人類は他の霊長類と余り異なることのない動物の
一員でした。気候の変動からか 森を離れ 草原に下りて生活を始めた頃 彼らは火を使って
他の生き物を避け 又攻撃し 固い肉や茎を柔らかく美味しく食べる工夫をし 石の道具で
切ったり、削ったり 投げたりして 他の生き物と差をつけ始めました。直立二足歩行を始める
ことにより 背骨の上に頭を乗せ 手を自由にして 道具を使い 食料を集め 他の生き物と
戦う術を得て来ました。脳の大きさが最初の人類の3倍にもなると 言葉 文字を覚え 絵を描き
祈り 葬儀まで行うようになりました。

それでも自然の脅威は 古いヒト族を死滅させ ホモ・サピエンス(賢い人)のみ地上に残り
1万年前には農耕を始め 牧畜も始め 生活に余裕が出来 人口を増やしてきました。これには
地球の気候が温暖化にチェンジしたのも大きな原因でした。イエこれが人類繁栄の最大理由だった
かも知れません・・。農耕が始まれば人々はその地に定着し 村をつくり リーダーを選びました。
収穫の多い人々は豊かになり そうでない人々と差が生まれることも自然の成り行きでした。
村から町へ そして5000人くらいで小さな国家(都市国家)が生まれました。そこに争いが
生じるのは人間の性として 当然のことです。一方で人類はますます知識を深め 知恵を得て
言葉も文字も話すことさえ出来ない他の霊長類とも自ら差別化して その支配地を広げました。

ソクラテス 仏陀 孔子のような哲人が生まれ 科学 学問 芸術も広がり 文明へと結晶して
いきます。キリストの言葉が聖書の形で残って 2000年後の私たちもその考え 思想 神への
思いを知ることが出来ます。聖徳太子や卑弥呼のはるか前の出来事を 私たちは文字で知ることが
出来ます。すごいことですね。象やライオンが生物的に人間より勝っていたとしても 火を持ち
武器を持つ人類にとてもかないません。神はそれを見越して 自ら汗して耕し 生活の糧を得る
ように この地上のよき管理者たれと命じられたのですが 神から離れた人間は 自己中心となり
欲望のままに 近世以降世界の海に乗りだし 世界の支配者たらんと 略奪と戦争を繰り返して
きました。

賢い人の筈の人類が 多くの生き物を殺し 地球を破滅させる危機まで起こしているのは どういう
ことでしょう? この世に平和共存が必要なように 生物界では 生態系を守ることが何より大事です。
人間は幾ら地球の支配者ぶっても この地球の大地 水 空気 光の中でしか生きていくことは出来ません。
あくまで 同じ細胞で作られた生き物だということを自覚して 生物多様性の中で 他の生物と共存
する道を求めなくてはなりません。それは 賢い人=ホモサピエンスの生きる道です。数万年前にいた
森林や草原の生活を思いおこし 便利で効率化した大都会の人口環境の前提に 自然の営みがあることを
自覚すべきだと思います。 前回の森里川海の恵みに支えられた生活こそ 人類が生き残れる持続可能な
環境であることを考え直してほしいものです。











これは 藪萱草(やぶかんぞう)ですね。やはり百合の仲間です。






先日高座山(たかざすやま)で見た 百合。 鬼百合に見えますね。


これはクレマチスの仲間 ?


マンションの庭のムクゲ


雨の合間に チラッと見えた富士山。


カラ松にも 陽が当たる。


神奈川県に 120mm降った時 忍野も激しい雨でした。


雨と言えば アジサイ

コメント
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