( 牧野植物園に行きました。このバイカオウレン( 梅花黄蓮 )を見る為です。)
自民党の裏金造りが問題になっています。私のブログは自然ブログなので 余りこういう問題には触れたくないのですが
選挙しか考えていない自民党議員が余りにも多く 私も怒りと失望の中にいます。ある調査では 国会議員への信頼は
『ある程度信頼』をいれても17%、政府への信頼は23%、1/4です。若い人程信頼性が薄い。特に若い女性の信頼度は
10%とうことです。議員への信頼が薄ければ 投票に行く気持ちも失われます。
私は最近 日本の或いは世界の民主主義について疑問を感じています。少し前まで 民主主義は人類が発見した最善のシステム
と思っていました。ギリシャで生まれ フランス革命で確立した政治制度です。ところが良い選挙システムを通して専制主義的
な政治家が登場してくるのです。又国民の権利であるべき選挙権を放棄する人々が増えてきています。最近の選挙は投票率が
ドンドン低下して 昨年秋の高知知事選の投票率は42%で過去最低 市長選では40%と選挙民の半数以上が投票しなかった
更に参議院の補選では徳島との合区の問題もあり 32%の投票率だった。選挙権は国民が勝ち取った権利だった筈ですが
自ら放棄する人々が増えています。私たちの意見を政治に反映させる機会を自ら閉じてしまう・・。
昨年春の高知県議選では無投票当選が9選挙区。これでは国民が主人公である民主主義の発揮のしようがありません。人口減少
過疎化の中で議員の成り手がおらず 黒潮町では立候補者が定員割れする事態・・。選挙は間接民主主義では最も大事な意思
表示の場です。今は18才迄年齢が引き下げられていますが 若い人ほど 投票意志が低いようです。少子高齢化社会にあって
若い世代の意見を政治に反映されていないことになります。もっと固く言えば 国民主権を自ら放棄していることになります。
投票しないことが 一つの意思表示ともいえますが・・、やはり権利の放棄、消極的ですね・・。
30%以下の投票率が低い場合 或いは最低得票数を決めて それ以下の場合は投票を無効にしてはどうかとも思います。一見
民主主義の自滅とも思えますが 元々日本では議員数が多すぎるのです。政党交付金など全く無意味でした。今回もパーティー
で裏金をつくり キックバックなど一切報告せず 自由に使える金を多くの議員が懐に入れていました。政治に金がかかると
言いますが 『選挙』に金がかかるのです。秘書を多く雇い 企業と団体に太いパイプをつくり 投票マシーンにする。当選
すれば派閥に入り 大臣ポストを待つ。大体カネとヒトの派閥を『政策集団』というのは如何なものか ? 私の若い頃に派閥
解消を決めたのに いつの間にか復活して 元の木阿弥 ?!
愚痴を言っても仕方がありありませんが 結局日本では民主主義制度が根付いていないと思います。明治維新以降欧米の文明
文化を取り上げ学んだ日本ですが 150年経っても民主主義が根付かない経緯を 次回高知が中心となった自由民権運動の
歴史をたどりながら考えてみようと思います。
自由民権運動は元々板垣退助らが中心になって 民撰議院設立建白書から始まりました。建白書は政府に民衆が直接意見を言う
唯一の手段でした。万機公論に決すべしの趣旨に基づいたものです。そこが江戸時代と異なる点で 1年で490件も建白書が
提出されたのは 国会が未だ無い中で 平民の政治参加とも言えます。 (続く)
バイカオウレンは牧野博士がこよなく愛した故郷の花。 白い花びらに見えるのはガクです。
昨年も見ましたが 今年は林の陰のようなところで 目一杯咲いていました。
やぶつばき。 椿のシーズンに入りました。
とびかずらの花。熱帯の花ですが マメ科のイメージ。 満開の時はすさまじい感じです。
ゴールデン ダッフォデル。( 黄水仙 ) 1輪ですが ひさし振りに会った感じ。
緑の葉の下に 真っ赤な実。 万両です。
コショウノキ。 始めて見た感じですが 沈丁花の仲間。 そういうと似ています。
春を感じさせる 菜の花(なのはな)。油菜とも言います。菜種油を取るんですね。
植物園ではさまざまな梅が咲いています。 近づくと梅の香りが甘く香ります。
鹿児島紅(かごしまこう)日当たりがいいせいか 植物園の梅は早いです。
10月桜。 少し小さめで 花びらも多い。
琉球緋寒桜(りゅうきゅうひかんざくら) 沖縄でもこの時期咲いていました。
教会の子供クラブで 餅つきです。 私も何十年ぶりに杵を持ちました。